国道251号
part2

R57雲仙西登山口交差点〜R57雲仙東登山口交差点
雲仙市→南島原市→島原市

49.側溝から温泉の湯けむりが上がっている 50.長崎r30交差点 51.シーサイドルートを走る
 雲仙西登山口交差点を通過してR57から分岐して単独区間となり、旧小浜町の中心部を通り抜ける。小浜温泉は湧出量が多いようで側溝のグレーチング部分などから湯けむりが立ち上がっている。市街地を通り過ぎると海岸線に沿った状態を走る。海面との高低差は小さく防波堤も低いため、乗用車でも海が見える場所がある。

52.雲仙市小浜町飛子 53.正面に見えるのは国崎半島だろうか 54.長崎r223交差点
 海岸沿いの集落を結びながら淡々とシーサイドルートを走る。旧南串山町に入ってから程なくして前方に国崎半島が見えてくる。長崎r223交差点を通過し、国崎半島の西側の付け根付近からは海岸線を離れて内陸に向かう。

55.旧南串山町役場の前を通過 56.旧南串山町の中心部付近はアップダウンあり 57.国崎半島の付け根を通過
 内陸部を走る区間はアップダウンしているが、こう見えても町役場(現在の雲仙市役所南串山総合支所)のあった、かつての南串山町の中心部である。その中心部を通り過ぎるとアップダウンは落ち着き、国崎半島の東の付け根からは再び海沿い区間となる。

58.南串山赤間第三ロックシェッド 59.南串山赤間第二ロックシェッドと奥に第一ロックシェッド 60.小津波見第一ロックシェッド
 海沿いになってからすぐに南串山赤間第三ロックシェッドを通過し、さらに南串山赤間第二ロックシェッドと南串山赤間第三ロックシェッドを相次いで通過する。第三と第二は数十メートルと非常に短いが、第一は約350mとやや長い。次いで小津波見第一ロックシェッドを通過するが、これは100m強と20m程度の2つのシェッドに分かれている。4.5mの制限高が設定されているが、南串山赤間ロックシェッドと比べて特に低いようには見えなかった。

61.小津波見第2ロックシェッド 62.小津波見第三ロックシェッドと第四ロックシェッド 63.南島原市に入る
 小津波見集落を通り過ぎると小津波見第二ロックシェッド、小津波見第三ロックシェッド、小津波見第四ロックシェッドを相次いで通過する。どれも数十メートル程度と非常に短いロックシェッドである。小津波見第四ロックシェッドを出た直後に市境を通過した南島原市に入る。

64.加佐津第一ロックシェッド 65.加佐津第二ロックシェッド 66.加佐津第2・2ロックシェッド
 南島原市に入ってからもロックシェッド地帯が続いており、加佐津第一ロックシェッド、加佐津第二ロックシェッド、加佐津第2・2ロックシェッドを通過する。第一ロックシェッドをと第二ロックシェッドの間には両子岩なる奇岩があるが、大正時代(1922年)の地震により一つが倒れたため、残りのひとつしか残っていない。

67.西平集落 68.加佐津第三ロックシェッド 69.加佐津第五ロックシェッド
 加佐津第2・2ロックシェッドを過ぎて西平集落を通り過ぎてから加佐津第三ロックシェッドと加佐津第四ロックシェッド、加佐津第五ロックシェッドを通過する。加佐津第五ロックシェッドが雲仙市と南島原市の境前後のロックシェッド地帯の最後のロックシェッドである。

70.加佐津道路公園 71.長崎r130交差点 72.
 串崎に加佐津道路公園という駐車スペースが設置されており、トイレと飲料の自動販売機が数台置かれている。展望所とは名乗っていないが、天草灘の向こうの天草下島を望む事ができる。道路公園からしばらくは海沿いを走り、沿線の家屋が増えてきた辺りからは少し内陸を走るため海が見えなくなる。旧加佐津町の中心部で長崎r130交差点を通過し、以降は緩やかな上りと下りがある。

73.旧口之津町の中心部を走る 74.口之津港を通過 75.R389交差点
 旧口之津町域に入ってから程なくして口之津港沿いを走って旧口之津町役場(現在の南島原市役所口之津庁舎)の前を通過する。そのすぐ先で口之津港〜鬼池港間のフェリーターミナルを通過する。このフェリー航路はR389の海上区間に該当する。案内標識もソトバもないがこの口之津港からはR389が重複している可能性がある。
 口之津港からも2車線道路が続いており、かつては町の中心部であってためか交通量は意外に多い。約200m走るとR389が雲仙方面に分岐する。R389は旧小浜町で分岐したR57と同様に島原半島の内陸を縦断し、別の場所で再び交差、重複する。

76. 77.海岸線沿いを走る 78.南島原市南有馬町甲
 R389との短い重複区間が終わってからも平坦な2車線道路が続いている。島原半島の南端に当たる場所を走っており、大都市から離れているが幹線道路として機能しているため交通量は少なくない。宮崎鼻付近には短い中央分離帯が設置されており、以降は海岸線に沿って走る。海沿い区間は沿線の家屋が少ないせいか交通量は幾分か少なくなる。浦上病院から先は少し内陸を走るがすぐに海が見え始めて緩やかな勾配を下る。

79.古野憩いの広場 80.旧南有馬町の中心部を走行 81.家屋が途切れる事なく続く
 海沿いの平地を走っていると古野憩いの広場というトイレのある駐車スペースを通過する。標高は低いものの南東方向の視界が開けており天草上島や大矢野島を望む事ができる。その後もしばらく海沿いを走るが、長崎r209交差点の手前から内陸に入り、旧南有馬町の市街地の北部を走り抜ける。町の中心部だけあって沿線には家屋が途切れる事なく建っている。

82.日野江の里広場 83.長崎r30交差点以降は海沿いを走る 84.長崎r47交差点
 新田橋を渡り右にカーブした先で跨線橋を通過するが、その下にあった島原鉄道は2008年4月1日に廃線となり線路も撤去されている。跨線橋からの勾配を下って平坦になった所で日野江の里広場という駐車帯を通過する。駐車帯の西端に天守閣タワーという城を模した建物が建っている。
 駐車帯を過ぎてすぐに長崎r30交差点を通過し、海に近い位置を東の方角に進む。海側には島原鉄道が敷設されていたが、線路が撤去されているためドライバー視点からはその痕跡は分からない。交通量は意外に多いが信号機付きの交差点が少ないせいか流れは比較的良好である。長崎r47交差点を過ぎると南島原市の中心部に入る。

85.「諫早59km 島原19km」 86.ごく緩やかなアップダウンを繰り返す 87.島原鉄道跡
 緩やかな勾配を上って右にカーブして南島原市役所の北を通過する。その先で有家橋を渡るが手前に島原鉄道跡を越える跨線橋がある。直線ながら緩やかにアップダウンしている2車線道路を走っていると左にカーブして島原鉄道の跨道橋の下をくぐる。線路は撤去された島原鉄道だが、駅舎やホーム等の諸設備は残っているものも多い。

88.南島原市布津町中通 89.漬物の里ふるさと館には海上自衛隊のヘリが展示(?)されている 90.旧深江町の中心部は渋滞していた
 島原鉄道の跨道橋跡からも緩やかなアップダウンを繰り返す2車線道路を走る。旧布津町の中心部付近を通過して左にカーブし勾配を下っていると右側に海上自衛隊と書かれたヘリコプターが止まっているのが見える。さすがに現役の機体ではないが、大村航空基地で実際に使用されていた本物のSH-60型シーホークのようである。
 長崎r133交差点付近からは旧深江町の中心部を通っているせいもあって流れが非常に悪く渋滞気味であった。これは通勤時間帯に重なったというだけでなくほとんどの交差点に右折車線が設置されていないのも要因と考えられる。

91.R251島原道路との交差点を直進 92.通行止規制の理由が土石流と火砕流 93.道の駅「みずなし本陣ふかえ」
 流れの悪い旧深江町中心部を通り過ぎるとR251のバイパスして供用されている島原道路との交差点を通過する。島原道路自体はこの交差点が南端で特にインターチェンジ名称もしくは交差点名称は付けられていない。また、南側に接続する島原天草長島道路という高規格道路が構想されている。実現すれば早崎瀬戸と長島海峡に長大橋が架けられる事になるが、長大な橋となる故に実現性は低いように思われる。
 島原道路との交差点で多くの車両が右折するため現道の交通量は少なくなる。これは島原道路が無料で通行できるためであろう。緩やかな勾配を上り始めると通行規制区間を示す標識が立てられているが、規制がかかる要因が悪天候ではなく土石流や火砕流となっている。なお、規制区間は南島原市深江町中原〜島原市秩父ヶ浦町の4.7kmである。
 緩やかな勾配から平坦な状態になり、島原道路の内陸側を走る。さらに少し内陸には島原鉄道跡がある。水無川の手前で道の駅「みずなし本陣ふかえ」を通過する。水無川は1991年に土石流が発生して大きな被害を出し、道の駅は被災した場所に建てられている。

94.島原市に入る 95.土石流が流れた場所は復興している 96.安徳大橋
 道の駅を通り過ぎた直後に水無川を渡るが、川が市境となっているため北詰は島原市である。前述の通り水無川流域が土石流の被害を受けた場所だが25年も経過しており家屋も建っており車窓からはその痕跡を見られない。その後われん川に架かる安徳大橋を渡るが、橋の中央部を最高にしてやや急な勾配となっている。おそらく土石流が発生した際にわれん川を流れるように意図されているのだと思われる。

97.R251島原道路との島原南IC 98.緩やかな勾配を上る 99.R57雲仙東登山口交差点を右折
 安徳大橋から程なくしてR251島原道路との島原南ICを通過する。インターを名乗っているものの普通の平面交差点である。島原南ICからは緩やかな勾配を上り、土石流・火砕流の規制区間の終点を通過してすぐにR57雲仙東登山口交差点に至り、右折してR57との重複区間を諫早・島原外港方面へ進む。島原西登山口交差点からの距離はR57経由で約31km、R251経由で約53kmである。

国道251号 part3