国道249号
part3

道の駅「赤神」〜石川r12すずなり西口交差点
輪島市→珠洲市

97.輪島市門前町藤浜 98.輪島市門前町黒島町 99.石川r265交差点
 道の駅「赤神」からも海岸線沿いの2車線道路が続いている。石川r222交差点と石川r264北川交差点を相次いで通過する。門前町黒島町の集落を通過すると右にカーブして石川r265交差点を通過して内陸に進む。海沿いはr265が走っているが、約900m先の潤トンネルからは市道になってしまう。その市道を経由する事で石川r266まで行く事も可能である。

100.旧門前町の中心部はバイパスで通過 101.石川r7本市交差点 102.石川r38交差点
 旧門前町の中心部はバイパスで通り抜けているため古い市街地特有の狭苦しい道路とは無縁である。市街地を通り過ぎて旧道と思われる道路との交差点のすぐ先で石川r7本市交差点を通過する。徐々に左にカーブして進行方角を東から北に変化させ、石川r38交差点を通過する。前述のr266と交差しており、海沿いのルートとしてはr265交差点からr265に進み市道→r266→r38の順に走る事になる。

103.普通の家の前にチェーン着脱場 104.中屋トンネル 105.中屋トンネル以北も積雪あり
 若狭川沿いの緩やかな上り勾配の2車線道路を走っているとr266浦上交差点を通過する。このr266の滝又集落以南の区間は中屋トンネルの旧道に当たる。浦上交差点のすぐ先でその中屋トンネルをくぐり、平成の大合併以前からの輪島市域に入る。標高は200m程度と高くないが日当たりが悪いせいか路肩には雪が残っていた。

106.カーブに注意を促されるが… 107.石川r51二俣町交差点 108.輪島市の市街地に近付く
 黒川に沿った集落を繋ぎながらカーブの連続する2車線道路を走る。カーブは多いが急なものは少なく、交通量が少ない事もあってそれなりに快適に走る事ができる。石川r51二俣町交差点付近からは鳳至川沿いを走る。川はかなり蛇行しているがR249の線形は比較的良好である。進むにつれて勾配がなくなり市街地に近付くと平坦になる。

109.石川r38漆芸美術館前交差点 110.市道との漆芸研修所前交差点を左折
 輪島市の市街地の西で海沿いを走ってきたr38との漆芸美術館前交差点を通過し、そのすぐ先の漆芸研修所前交差点を左折する。直進の市道に七尾・穴水と案内されているが、珠洲は左折のR249に案内されている。

111.漆芸研修所前交差点からは歩道なし 112.センターラインに従って右にカーブ 113.さらに左カーブ
 漆芸研修所前交差点からも2車線道路が続いているが、歩道がなく家屋が密集しているため若干の狭苦しさを感じる。200m弱進むと直角に近い右カーブを曲がる。センターラインは右方向に描かれているが、案内標識はなくおにぎり下の補助矢印だけが頼りである。その右カーブのすぐ先で今度は左の急カーブを通過する。東側に道路が接続しているが道なりに走れば国道をトレースできる。

114.石川r38稲荷町交差点を右折 115.輪島市の市街地を走る 116.石川r1河井中央交差点
 その後も歩道のない2車線道路を走っていると漆芸研修所前交差点から約500mでr38現道との稲荷町交差点に至り、右折して珠洲方面に進む。なお、漆芸美術館前交差点で交差したr38はバイパスである。
 稲荷町交差点からは輪島市の市街地を通っているため交通量はやや多い。歩道は設置されているものの狭苦しい2車線道路という印象は変わらない。河原田川を新橋で渡り、程なくして石川r1河井中央交差点を通過する。r1の路線名は七尾輪島線と言って、能登半島の北部の内陸を縦断して七尾湾沿いをR249との重複を経て七尾市に至る。海沿いを走るR249よりも距離が短いせいもあって河井中央交差点を右折する車両の方が多かった。なお、r1に進んですぐに道の駅「輪島」があるが、これは廃線になったのと鉄道輪島線の輪島駅の場所にある。

117.市街地を抜けると海沿いを走る 118.断続的に集落が現れる 119.意外にアップダウンが多い
 河井中央交差点からは交通量が少なくなった状態で市街地の東部を走り、塚田橋を渡ると市街地を抜けて道幅に余裕が出ると同時に沿線の建物も少なくなる。しばらく海岸沿いを走っていると上り勾配を走って標高を上げ、断続的に続く集落を通り抜けながらアップダウンとカーブの多い2車線道路を走る。

120.海面との高低差あり 121.深見橋 122.海を見下ろすシーサイドドライブコース
 左側を見れば海を見下ろせる場所が多くシーサイドドライブに適したルートと言える。アップダウンとカーブが多いものの交通量が少ない2車線道路のためさほど走りにくいとは感じない。それ故に国道としてはこれと言って特筆すべきものはなく、強いて何らかの特徴的なものを挙げるとすれば深見橋に中央分離帯がある事くらいだろうか。

123.道の駅「千枚田ポケットパーク」 124.白米の千枚田 125.波しぶき注意の「!」
 河井中央交差点から約10.0km走ると道の駅「千枚田ポケットパーク」の前を通過する。その名の通り小規模の道の駅だが周囲にコンビニ等がない場所のためありがたい休憩場所である。名称の由来となった白米の千枚田は道の駅から眺めると全体を俯瞰できる。ちなみに、白米とは地名を指している。道の駅からは下り勾配が多くなり海面の近くまで標高を下げて名舟漁港を通り抜ける。漁港の東で石川r40との交差点を通過する。

126.珠洲まで32km 127.アップダウンとカーブが連続 128.輪島塩の塩田
 r40交差点からも低地を走っているが集落を通り過ぎると上り勾配となって標高を上げる。その後は道の駅以西と同じようにアップダウンとカーブを繰り返しながら2車線道路を走る。三ッ子浜では塩田があり販売もしている模様。

129.巻坂 130.海が見える高台にある廃屋 131.石川r6曽々木交差点
 白崎の根元の巻坂を通過すると町野町大川集落までやや急な勾配を下る。左にカーブしながら町野川を渡り、石川r6曽々木交差点を通過する。r6は能登町の中心部付近でR249と交差しており、距離だけ見るとr6の方が短い。

132.窓岩 133.曽々木集落はやや狭い2車線 134.八世乃洞門新トンネル
 窓岩を通過すると曽々木集落に入るが2車線ながら家屋が密集しているため狭苦しく感じる。曽々木集落を抜けると八世乃洞門新トンネルをくぐる。“洞門”と“トンネル”を重ねる名称だが誤りではない。新トンネルの海側には八世乃洞門(と曽々木隧道)があるが、2007年3月25日発生した能登半島地震で被災しているため通行できない。

135.珠洲市に入る 136.逢坂トンネル 137.山肌にへばりつく道路はR249ではない
 八世乃洞門新トンネルを出た直後に市境を通過して珠洲市に入る。トンネルの中に市境があるのではなくトンネルの東側にある。市境付近に建物が3つ程あるが、これらは旅館である。しかし最初の集落もすぐに現れるが、バイパスとして海寄りに造られた道路を走るため道路に面した建物は少ない。真浦町集落を通り過ぎると逢坂トンネルをくぐる。東西どちらの坑口付近にも旧道が交差しているがどちらも封鎖されており進入できない。逢坂トンネルからは向山の山裾野狭い平地を走っているが、道路状況は走りやすい2車線道路である。

138.道の駅「すず塩田村」 139.新鞍崎トンネル 140.西部小前交差点
 珠洲市に入って約3.6kmで道の駅「すず塩田村」を通過する。「赤神」や「千枚田ポケットパーク」と同様に小規模な道の駅である。以降も海岸線に沿って2車線快走路を淡々と走る。規模の小さい集落を繋いでおり人里離れた場所ではないが交通量は非常に少ない。大谷町集落で石川r272交差点を通過するが、信号機付きの西部小前交差点ではなく珠洲大谷橋に架かる橋の西詰の信号機のない交差点がそれである。

141.石川r28交差点 142.鳥川大橋でループを形成 143.鳥川大橋
 大谷町集落を通り過ぎて程なくして石川r28との交差点を通過する。かつてはY字路だったが大谷道路が開通した事により道なりに直進すればR249をトレースできる形状に変化していた。なお、r28交差点からのR249は内陸を走るため、海沿いドライブはr28を走る必要がある。
 r28交差点からは上り勾配となり右にカーブするとループを形成している鳥川大橋の下を通過する。橋の下のすぐ先には旧道が分岐している。旧道は閉鎖されていないようだが手入れも管理の手も余り入っていないようで積雪時には通行できない可能性が高い。右カーブを走っていると鳥川大橋を渡る。橋の西詰には寄り道パーキング大谷という名の駐車スペースが用意されている。

144.大谷峠区間の旧道と交差 145.大谷トンネル 146.旧道と合流
 鳥川大橋からも上り勾配が続いているが、勾配は緩やかでバイパス化された区間とあって走りやすい。大谷峠旧道との交差点を通過して緩やかな右カーブの先で大谷トンネルに入る。緩やかな右カーブを描く大谷トンネルを出ると旧道と合流してやや急な勾配を下る。カーブもあるが曲線半径が大きく取られているため走りやすいと言える範疇である。

147.石川r40交差点 148.沿線の建物が増えていく 149.飯田町北交差点
 勾配が緩やかになって山間部を脱すると同時に石川r40交差点を通過する。その後は集落の中を2車線道路で走り抜ける。多少のアップダウンがあるが車であれば気にならない程度である。近くを流れている若山川はかなり蛇行しているが、R249は直線的で走りやすい線形である。珠洲市の市街地に差し掛かった所で市道との飯田町北交差点を通過するが、右折すると市街地外縁を走ってR249のバイパスに出られるとあって右折する車両も少なくない。

150.珠洲市の市街地を走る 151.石川r12すずなり西口交差点を右折
 飯田町北交差点からは沿線の建物が密集しているせいもあってやや狭苦しく感じる2車線道路を走る。2005年4月に廃線となったのと鉄道能登線のガード跡を通過した直後の石川r12すずなり西口交差点を右折する。交差点の名称になっている“すずなり”は道の駅「すずなり」を指しており、隣市の輪島市中心部にあった「輪島」と同様にのと鉄道の珠洲駅が転用されている。

国道249号 part4