国道239号
part4

R40西4条北1交差点〜R238交差点
名寄市→下川町→西興部村→興部町

153.「興部70km 下川18km」 154.北海道r939大通北1・大通南1交差点 155.名寄跨線橋
 西4条北1・西4条南1交差点からはR40から分岐して単独区間となって東に向かって走る。中央分離帯のない4車線道路だが交通量は少ない。北海道r939大通北1・大通南1交差点を過ぎると名寄跨線橋でJR宗谷本線を越える。少し南に名寄駅があり、かつてはJR深名線が西に、JR名寄本線が東に分岐していたが、前者は1995年に、後者は1989年に廃線となっている。名寄本線はR239に沿ったルートであった。

156.左側車線が減少 157.市道が交差している右直角カーブを曲がる 158.直線道路を南下
 名寄跨線橋を過ぎても4車線道路だが、左側車線が減少した直後に市道が交差している右直角カーブを曲がる。北海道r538東6条南9・東7条南9交差点の手前に緩やかなカーブがある他は直線道路であり、ほぼ真南の方角に走る。

159.左にカーブしながら勾配を下る 160.名寄川の左岸の平地を快走 161.「R239天北峠 夜間早朝 凍結の恐れ 走行注意」
 左にカーブしながら下り勾配を走った後に名寄川の南の平坦な場所を走る。中名寄神社付近ではJR名寄本線跡が近接していたが、国道からはその痕跡を確認するのは難しい。中名寄5線バス停に近くには中名寄駅があった。

162.狭すぎる駐車帯 163.下川町に入る 164.「興部58km 下川市街6km」
 市道の七線橋の南詰を通り過ぎた先に駐車帯が設置されているが、乗用車がかろうじて停められる幅しかないため、「ご自由にお休み下さい」とされていても落ち着いて休むのは難しい。右にカーブした後に中線跨線橋でJR名寄本線跡の上を通過して左カーブを曲がる。その後少し走ると下川町に入るが、道路状況と周辺の風景に特に変化はない。

165.中名寄跨線橋は撤去される予定 166.下川町中名寄 167.下川橋
 中名寄跨線橋の前後はやや急なS字カーブとなっているためか、北側に新たな道路を建設して線形改良を図る工事が行われていた。通行時は名寄方向は跨線橋を通っていたが、興部方向は新設の道路を走らされた。この道路が供用された後に跨線橋は撤去される予定である。跨線橋を過ぎると平坦な直線道路を走る。南側にはJR名寄本線跡があり、矢文駅と岐阜橋駅が置かれていた。下川橋を渡ると下川町の中心部に入る。

168.北海道r101交差点 169.北海道r60交差点 170.北海道r330交差点
 下川町の中心部は沿線の建物は多いものの車線幅が広く走りやすい道路状況である。北海道r101交差点と北海道r60交差点を通過するが、前者は南の愛別方面に、後者は北の幌内方面に延びている。北海道r330との交差点も通過するが、r330は下川停車場線である。下川駅は既に廃止となっているため存在せず、跡地は公園になっている。

171.三の橋 172.「興部70km 西興部27km」 173.二の橋
 下川町の市街地の東端で名寄川に架かる三の橋を渡る。橋の名称であると同時に地名でもあり、家屋が点在する三の橋集落を通り抜ける。さらに走っていると次の二の橋を渡って名寄川の左岸に移る。

174.二の橋跨線橋 175.下川町一の橋 176.農牧畜業用車両も北海道サイズ
 緩やかなS字カーブの中で二の橋跨線橋を通ってJR名寄本線跡の上を通過する。その後は二の橋集落を通り抜け、右カーブを曲がった先からは一の橋集落を通る。一の橋から三の橋まであり、それぞれ橋の名称としても使われている。

177.「興部まで42km」 178.天北峠区間に入る 179.一の橋
 一の橋集落を通り過ぎると集落が途切れて天北峠区間に入る。チェーン着脱場を兼ねた駐車帯を通過して少し走ると一の橋を渡る。その手前に閉鎖用のゲートが設置されている。

180.勾配は緩やか 181.カーブも少ない 182.西興部村に入る
 晩秋ともなれば夜間早朝の凍結が懸念される天北峠だが、標高は300mと高くなく峠に至るまでの道路も緩やかな勾配でほとんどカーブのない状況である。R40から分岐して以降は交通量も非常に少ない。
 天北峠を越えると西興部村に入る。この境は振興局の境でもあり、上川総合振興局からオホーツク総合振興局に入る。JR名寄本線跡も峠を越えており、R239のすぐ西にあったが痕跡はほとんど確認できない。なお、この天北峠はR239のほぼ中間地点に当たる。

183.峠の近くで右にカーブ 184.西興部村側の勾配も緩やか 185.閉鎖用ゲートを通過
 天北峠を越えてすぐにやや急な右カーブを曲がるが、それを除いて急カーブはなく勾配も緩やかなので非常に走りやすい。景色が開けた状態になった後に閉鎖用ゲートを通過するが、ゲート付近に転回用のスペースは設置されていない。

186.「興部32km 西興部9km」 187.上興橋 188.道の駅「にしおこっぺ花夢」
 ごく緩やかな下り勾配の2車線道路を走っていると興部川に架かっている上興橋を渡ってから道の駅「にしおこっぺ花夢」を通過する。道の駅の北側に隣接する位置にJR名寄本線が通っていた。

189.西興部村字上興部 190.牧草地の間を快走 191.西興部村字西興部
 道の駅を過ぎてすぐに上興部集落を通り抜ける。かつては上興部駅があったが、現在は資料館になっている。その後は名寄本線跡と興部川に挟まれた間を東に向かって走る。興部川は蛇行しているが、R239は直線基調で走りやすい道路状況である。

192.西興部村の中心部を走る 193.北海道r137交差点 194.「シカ注意」
 西興部村の中心部は車線幅が広くなっており、花壇の置かれた歩道が設置されている。村役場の北東で北海道r137交差点を通過する。交差点を北に向かうと西興部駅跡に至るが、r137は停車場線ではなく駅と逆方向に延びている。その後、村の中心部の東で緩やかな左カーブを曲がる。

195.「興部市街18km 中興部市街1km」 196.「16.5KP」 197.「紋別40km 興部16km」
 蛇行している興部川を落合橋と五興橋で渡った先で北海道r137との交差点を通過する。この先のr137は雄武町との間が未開通区間であり、約2.4km先までしか供用されていない。未開通区間を繋げるための工事は中止が決まっている。興部川の左岸を走っていると中興部集落を通過する。集落の規模は小さいが中興部駅が置かれていた。

198.興部町に入る 199.新喜興橋 200.友喜橋
 新興橋を渡って興部川の右岸に移った後に町村境を通過して興部町に入る。興部川に沿って走っていると左にカーブして新喜興橋を渡り、JR名寄本線跡とともに左岸を走った後に友喜橋を渡って右岸に戻る。

201.興部町字宇津 202.宇津橋は架け替え工事中 203.北海道r883交差点
 宇津集落で宇津駅跡の近くを通過した後に宇津川に架かる宇津橋を渡るが、走行した日は下流側で架け替え工事が行われていた。宇津橋を渡った先で北海道r883交差点を通過して緩やかな右カーブを曲がる。

204.一興橋 205.法面補修(災害復旧?)工事が跡が確認できる 206.町道(宮下北興間道路)との交差点
 興部川の左岸を少し走った後に右にカーブしている一興橋を渡り、アップダウンしながらカーブの少ない2車線道路を快走する。北興駅跡付近で町道(?)の宮下北興間道路との交差点を通過する。

207.天北跨線橋 208.道の駅「おこっぺ」 209.R238交差点を右折
 緩やかな左カーブを曲がりながら緩やかな勾配を上ってから天北跨線橋を通過して右にカーブしながら勾配を下る。跨線橋から東は興部町の中心部と言える場所に入るため周囲には多くの建物がある。車線幅の広い2車線道路を走っていると道の駅「おこっぺ」を通過する。厳密に言うとR239とは接しておらず、町道を50m程走らなければならない。なお、この道の駅は興部駅の跡地に造られたものである。
 道の駅から程なくしてR238との交差点に至る。ここまで走行してきてキロポストの数字がゼロに近付いているのを確認しているが、この交差点はR239の起点ではない。北海道の国道には起点から、もしくは起点までの距離を示すキロポストが設置されているが、その数字は起点付近の上位国道の重複区間を除いた、所謂“実質的な起点”との距離である。ことR239に関しては起点は網走市であり、ここから130km以上もR238との重複区間が続くというとんでもない状態である。

国道239号 part5