国道238号
part4

R275交差点〜北海道r1077交差点
浜頓別町→猿払村→稚内市

193.「稚内92km 浅茅野16km」 194.クッチャロ湖畔へはここを左折 195.「稚内市91km 宗谷岬60km 猿払村25km オホーツクライン」
 R275交差点を右折してからも浜頓別町の市街地と言える場所のため沿線の建物は多い。クッチャロ湖畔に向かう町道との交差点を通過するが、ここで言うクッチャロ湖畔とは湖の湖畔を指すのかクッチャロ湖畔という地名を指すのか…。クッチャロ川に架かるクッチャロ橋を渡ると市街地から離れるため沿線の建物は少なくなる。オホーツクラインの標識が設置されており、稚内市、宗谷岬、猿払村までの距離が記されており、それぞれのイラストが入っている。

196.オホーツク海とクッチャロ湖の間を快走 197.エサヌカ線の出入口 198.R238も快走路
 オホーツク海とクッチャロ湖の間を通っているが、平坦でカーブは少なく非常に走りやすい道路状況である。天北南部広域農道、通称エサヌカ線と呼ばれる道路との交差点を通過するが、このエサヌカ線は牧草地を貫く直線道路であり、電柱等もなく、地平線を見ながら走る事ができる好景観道路である(ただし、いくつか屈曲箇所がある)。並走しているR238も多少のアップダウンとカーブはあるが非常に走りやすい道路状況ではある。

199.猿払村に入る 200.駐車帯にだけ防雪柵が設置されている 201.牧草地を走り抜ける
 緩やかなアップダウンを繰り返す2車線道路を走っていると猿払村に入る。周辺には牧草地が広がっており、クッチャロ湖の一部である小沼の北東を走る。JR天北線跡は湖に近い場所を通っており、道の駅「北オホーツクはまとんべつ」から北の区間は北オホーツク自転車道という自転車道に転用されている。国鉄の湧網線跡が転用された北海道r1087とは異なり、道道には指定されていない。また、人家のない区間が多く途中には休憩施設もなく、熊の出没により通行止になる事もある。
 猿払村に入ってからもアップダウンしている直線的な2車線道路が続いており、程なくして北海道r710交差点を通過する。左折してr710を少し走った所に自転車道=天北線跡が交差しており、その近くに安別駅跡がある。

202.「稚内82km 浅茅野6km」 203.猿払村浅茅野台地 204.防風林もある
 牧草地の中を走り抜けていると飛行場前駅跡の傍で緩やかな右カーブを曲がる。飛行場とは陸軍の浅茅野第一飛行場を由来しており、1944年に建設されて翌年に廃止された飛行場である。なお、駅の開業は飛行場が廃された後の1955年であり、飛行場の最寄駅としての役割は担っていなかった。

205.北海道r732交差点 206.折り畳み式防雪柵設置区間 207.新浅茅野橋
 JR天北線跡とともに直線道路を走っていると浅茅野小学校付近で右にカーブして北海道r732交差点を通過する。その後は両側に防雪柵が設置された区間となるが、板は格納できるタイプである。猿払川に架かる新浅茅野橋を渡るが、上流には自転車道に転用された天北線の橋梁がある。新浅茅野橋を渡った先にも両側に防雪柵が設置されており、格納できないが背が低いタイプである。

208.「長い直線 速度注意」 209.直線区間の距離は1.5km程度 210.背の低い防雪柵が設置されている
 右カーブ付近でJR天北線跡は北北西の方角に向かっておりR238から離れて行く。そのカーブの先は長い直線道路となっており速度を出しすぎないように注意を促す標識が設置されている。両側が少し高くなっている場所以外は防雪柵が設置されている。約1.5km先の緩やかな左カーブで直線区間が終わるが、その先にも新たな直線区間が存在しており、背の低い格納タイプの防雪柵が設置されている。

211.新猿払橋 212.駐車帯(?)が舗装工事されていた 213.北海道r584交差点
 新猿払橋を渡って少し走ると左カーブを曲がってから北海道r584交差点を通過する。r584を3.9km程走った所に猿払駅跡があるが、村名を冠した駅ながら村の中心部には位置していない。また、天北線跡を転用した自転車道は猿払駅までであり、それより北は北海道r1089となっている。

214.富士見橋 215.新富士見橋 216.井の三猿払風力発電所
 浜猿払集落を走った後に富士見橋と新富士見橋を相次いで渡る。どちらも猿払川に架けられた橋だが、厳密に言えば富士見橋は猿払川の三日月湖に架かっている。新富士見橋を渡り終えるとオホーツク海とポン沼の間で左カーブを曲がる。カーブの近くに井の三猿払風力発電所があるが、風車は2基のみと規模は小さい。

217.猿払パーキングシェルター 218.「500m先中央分離帯あり」 219.猿骨橋
 平坦な直線道路を走っていると猿払スノーシェルターを通過する。上下線に設けられた駐車帯に覆いがかけられており、吹雪等の緊急時に避難できる施設である。公衆トイレと簡素な休憩所が設置されているが、稚内方面のみのため反対側車線との間を横断する歩行者がいる可能性があるので注意を要する。スノーシェルターからも直線道路が続いており、中央分離帯が現れた直後に猿骨橋を渡る。片側1車線なのは猿骨橋とその前後だけである。

220.「稚内65km 宗谷岬34km」 221.オホーツク海沿岸を走る 222.道の駅「さるふつ公園」
 オホーツク海を見ながら直線道路をひたすら走る。平日というせいもあるかもしれないが、交通量は非常に少なく擦れ違ったり追いついたり追い抜かれたりする車もほとんどいない。閉鎖用ゲートの直後に道の駅「さるふる公園」を通過する。駐車場と物産店、食事処の他にキャンプ場や入浴施設がある。また、国道の反対側にも駐車場があり展望スペースが設置されている。

223.浜鬼志別漁港を通過 224.北海道r1120交差点 225.北海道r138交差点
 道の駅から少し走ると浜鬼志別漁港の近くを走り、浜鬼志別港線という路線名の北海道r1120との交差点を通過する。案内標識は設置されているが、センターラインの切れ目がないため道道が交差しているようには見えない。浜鬼志別橋を渡った後に北海道r138交差点を通過する。猿払村の町役場はr138を西に4km程進んだ所にあり、かつてはJR天北線の鬼志別駅が置かれていた。

226.「稚内60km 宗谷岬29km」 227.小型の風車あり 228.快走路だが景色は単調
 北海道r138交差点付近の浜鬼志別集落を通り過ぎてからも平坦な2車線道路が続いており、右側にはオホーツク海が広がっている。交通量は少なく走りやすいが景色は単調である。

229.知来別集落 230.知来別集落以北は山が海に迫った場所を走る 231.「稚内50km 宗谷岬19km」
 知来別集落を走っていると知来別橋を渡る。その下を流れている河川の名称は知来別川だが支流に自衛隊川というものがある。これは陸上自衛隊の鬼志別演習場に因んでいると思われる。知来別集落を通り過ぎてからもオホーツク海沿いを走っているが、内陸側はちょっとした山になっており、これまでとは少し景色が異なる。

232.稚内市に入る 233.下苗太路川の向こうがオホーツク海 234.北海道r1077交差点
 下苗太路川に架かる第2下苗太路橋を渡って稚内市に入る。海岸に沿って流れている下苗太路川の左岸を走っていると上苗太路川に架かる第1苗太路橋を渡る。その後北海道r1077交差点を通過するが、r1077は稚内猿払線と言って宗谷岬を回らずに稚内市街に行く事ができる。案内標識にはR238とr1077の両方に稚内市街が表記されている。

国道238号 part5