国道238号
part2

R242交差点〜R239交差点
湧別町→紋別市→興部町

73.「稚内247km 興部54km 紋別30km」 74.平坦な直線道路を走る 75.北海道r204交差点を左折
 R239・R242・北海道r712交差点からはR239のみが重複している状態となるが、元々下位国道のおにぎりは設置されていないため表向きの変化は何もないと言える。平坦な直線道路を走っていると約1.7kmで北海道r204との交差点に至り、左折して枝幸・紋別方面に進む。右折の町道にサロマ湖が案内されているが、直進してr204を約1.1km先の交差点を右折して北海道r656を走るというルートもある。三里浜に行くにはどちらにせよr656を走る事になる。

76.「R238オホーツク国道 湧別町湧別」 77.「幅員減少」「制限高4.1m」 78.制限高の要因は湧別大橋
 北海道r204交差点から少し走ると右カーブを曲がり、その後左にカーブしながら緩やかな勾配を上る。幅員減少と4.1mの制限高を示す標識が設置されているが、それらの要因は湧別川に架けられた湧別大橋である。

79.交通量の少ない快走路 80.湧別町信部内 81.沼端橋の手前から中央分離帯あり
 湧別大橋を渡ってからもほぼ平坦な直線道路が続いており、交通量が少ない事もあって非常に走りやすいと感じる。川西橋という名称の橋を渡るが、橋は“かわにし”と読むがその下を流れている川は“せんさい”川である。1989年に廃止されたJR名寄本線跡と近接した状態で並走していた区間になる。ラバーポールによる中央分離帯が現れた直後に沼端橋を渡った後は高速道路の暫定2車線区間に設置されているようなワイヤー型の中央分離帯になる。

82.紋別市に入る 83.コムケ湖付近はカーブが多い 84.アップダウンのある快走路
 上下線が分離した信部内橋を渡ると紋別市に入る。紋別市と湧別町の境は未確定のため、とりあえずシブノツナイ川を境として標識を立てているといったところだろう。なお、欄干には転落防止用にしては高く間隔の粗い支柱とワイヤーが欄干に取り付けられている。これはシマフクロウが橋上を飛んで車両に衝突しないようにする目的で設置されている。
 コムケ湖の南はカーブしているものの曲線半径が大きく緩やかなので走りにくさは感じない。JR名寄本線跡と並走しながらアップダウンのある2車線道路を淡々と走る。オホーツク沿岸を走る数少ない道路ながら交通量は少ない。

85.S字カーブを通過 86.小向集落 87.北海道r873交差点
 S字状のカーブを曲がった後に小向集落を通り抜けるが、集落内も車線幅が広く走りやすい道路状況である。家屋が疎らになった所で北海道r873交差点を通過する。r873は概ねR238(R239重複)に並走しており、オホーツク紋別空港の内陸側を通っている。

88.北海道r1151交差点 89.紋別空港とオホーツク流氷公園の間を走る 90.オホーツク流氷公園のセンターゲートの前を通過
 北海道r1151交差点を通過するが、r1151は新紋別空港線という路線名で、その全長は50m程度と非常に短い。なお、路線名に“新”と付いている事からも分かるが、現在の紋別空港は1999年に開港している。旧空港はコムケ湖の東にあり、R239(実質R238)と空港との間は北海道r554が結んでいた(新空港開港後の2001年に道道の指定を外されている)。
 r1151交差点からは紋別空港とオホーツク流氷公園の間を走る。オホーツク流氷公園は国道沿いに3km近くに渡って続く広大な敷地の公園であり、その南端付近にもr1151交差点がある。

91.北海道r873交差点 92.藻別橋 93.北海道r305交差点
 植栽のある中央分離帯が現れて片側1車線道路になってから北海道r873交差点を通過する。r873は約70m先でr305との交差点があるためか、案内標識のヘキサはr305となっている。r873交差点から少し走ると上下線が分離している藻別橋を渡り、その後北海道r305交差点と北海道r304交差点を相次いで通過する。どちらも紋別市の市街地に向かう道道である。かつてはJR名寄本線がr305交差点付近で交差していたが、その痕跡を探すのは難しい。

94.織り橋と元丘川橋と彦橋 95.北海道r713交差点 96.紋別市の市街地の外縁を走る
 北海道r304交差点を過ぎると一旦上り勾配となった後に下り勾配となる。さらに上り勾配となった道路を走っていると北海道r713交差点を通過してまた下り勾配となる。緩やかな上り勾配となって大きく右にカーブして進行方角を変える。紋別市の市街地の南西の住宅地を通っており、沿線に住宅地が見える。

97.バイパス化されているため沿線の建物は少ない 98.「下り4.4%勾配」 99.市街地の北西には商業施設が多い
 紋別市の市街地の西を走っているが、バイパス化されているため沿線の家屋が途切れる箇所もある。紋別市営の大山スキー場の前を通過する。スキー場の反対側には公衆トイレのある駐車帯が設置されている。勾配を下っていると沿線の建物が増える。旧道と思われる市道との交差点付近は商業施設が多い。

100.新渚滑橋 101.渚滑こ道橋 102.R239・R273・北海道r305渚滑町5交差点を右折
 新渚滑橋と渚滑こ道橋を連続して通過する。新渚滑橋は渚滑古川と北海道r305、さらにはJR名寄本線跡の上を通っており、渚滑こ道橋は紋別自動車学校の出入口に当たる道路を跨いでいる。
 大きく左にカーブした先でR239・R273・北海道r305交差点となり、右折して枝幸・興部方面に進む。R273はこの交差点が終点であり、内陸部を通って帯広市まで伸びている。案内標識に表記されていないR239との重複は以降も続く。

103.おにぎりはR238のみ 104.渚滑橋 105.オムサロ原生花園
 渚滑町5交差点からは緩やかなカーブのある2車線道路を走って渚滑橋を渡る。新渚滑橋の下を流れているのは渚滑古川で、渚滑橋の下を流れているのは渚滑川である。渚滑橋から程なくしてオムサロ原生花園を通過するが、その近くで閉鎖用ゲートを通過する。

106.興部町に入る 107.湖畔橋 108.富丘駐車場
 オホーツク海沿いとなった所で市町境を通過して興部町に入り、少し走ると湖畔橋で思沙留川(オムシャリ沼)を渡る。その上流側にはJR名寄本線の湖畔橋梁が残っている。海岸線沿いを走っていると富丘駐車場を通過する。とるぱに指定されているが物産店どころかトイレも設置されていないただの駐車スペースである。

109.オホーツク海沿いを快走 110.北海道r492交差点 111.「稚内202km 枝幸81km 興部市街9km」
 オホーツク海に沿った見通しの良い2車線道路を走っていると右にカーブして沙留橋を渡る。沙留集落を走っていると北海道r492交差点を通過する。このr492は停車場線であり、JR名寄本線の沙留駅と国道とを繋いでいた。また、名寄本線はr492交差点の西で国道を横切っていた。r492交差点からは緩やかな勾配を上って沙留集落を離れる。

112.豊野駅跡付近を通過 113.北海道r334交差点 114.藻興部橋
 JR名寄線跡と並走しながら海岸線から少し内陸に入った場所を走る。概ね海沿いと言える場所だが、海岸線との距離は500m程度あって標高も低いため海は見えない。北海道r334交差点を通過した後に藻興部橋を渡るが、下流側には名寄本線の藻興部川橋梁が残っている。

115.興部町の市街地に差し掛かる 116.興部跨線橋 117.R239交差点
 緩やかな下り勾配の2車線道路を走っていると興部町に市街地に入る。市街地と言っても狭くなる事もなく走りやすい道路状況が続く。JRの名寄本線と国鉄の興浜南線を越えいていた興部跨線橋のすぐ先でR239交差点を通過する。起点の大曲1交差点から重複していたR239がこの交差点でようやく単独区間となって名寄方面に向かう。重複区間の距離は約133kmと非常に長い。なお、R239は日本海の沿岸を走る区間が存在するが、そちらにはR232が重複している。

国道238号 part3