国道230号
part1

R12北1西3・北1西4交差点〜R276公園前交差点
札幌市→喜茂別町

1.R12・R36・北海道r18北1西3・北1西4交差点 2.札幌市の市街地を走る 3.北海道r124・r452北1西11交差点を左折
 札幌駅の南に位置するR12・R36北海道r18北1西3・北1西4交差点がR230の起点である。R12、R36のどちらの国道もこの交差点が起点であり、R12は旭川市に、R36は室蘭市に至る。交差点に進入する全てにおいて7〜22時の間は右折が禁止されている。よってR230をトレースするにあたってr18から右折して走行を開始する事ができない。
 R36から左折して走行を開始すると片側2車線道路で西の方角に向かう。札幌駅だけでなく北海道庁や札幌市役所にも近く、沿線には高層ビルも多い。早朝にもかかわらず交通量は多い。約900m走ると北海道r124・r452北1西11交差点に至り、左折して中山峠・定山渓方面に進む。右折の道路がr452だが右折が禁止されているためヘキサも行き先も表記されていない。

4.北1西11交差点からは片側3車線道路 5.南6西10・南6西11交差点で左端車線が左折車線になる 6.南8西11・南9西10交差点
 北1西11交差点からは車線が増えて片側3車線道路になる。日本の道100選に選ばれている大通公園の南で地下鉄東西線の西11丁目駅の上を通り、そのすぐ先で札幌市電の中央区役所駅の間を通る。さらに南下していると南6西10・南6西11交差点で左端車線が左折専用車線となり、以降は中央分離帯もなくなって4車線道路になる。南6西10・南6西11交差点と少し南にある南8西11・南9西10交差点はまったくの直線ではなくS字状にカーブするように走らなければならない。

7.4車線道路を南下 8.北海道r89南19西10・南19西11交差点 9.北海道r453南22西10・南21西11交差点
 札幌市の中心部から離れていっているものの沿線には多くの建物が建っており交通量も多い。環状通と呼ばれる北海道r89との南19西10・南19西11交差点を通過してすぐに北海道r453南22西10・南21西11交差点を通過する。南22西10・南21西11交差点では札幌市電を横切っており、交差点を挟んで石山通駅がある。

10.陸上自衛隊の札幌駐屯地の西を通過 11.札幌市南区に入る 12.南33西10・南32西11交差点を道なりに進む
 陸上自衛隊の札幌駐屯地の西側を通り過ぎて山鼻川橋を渡ると札幌市南区に入る。起点から山鼻川橋までの区間は札幌市中央区域を通っている。南区に入ってすぐに南33西10・南32西11交差点を道なりに右にカーブして通過する。

13.南36西10・南35西11交差点 14.川沿アンダーパス 15.沿線には郊外型の商業施設が多い
 南36西10・南35西11交差点を通過するが、ここを左折して約600m進むとR453に行く事ができる。R453も札幌市の中心部から南に向かう国道で、支笏湖を経て伊達市に至るルートである。南36西10・南35西11交差点からは豊平川の左岸を走り、北海道r82との交差点の下を川沿アンダーパスで通過する。沿線には郊外型の商業施設が多く建っており、休日は交通量が多そうな区間である。

16.石山大橋 17.「定山渓まで約20分」 18.緩やかな上り勾配
 石山大橋を渡って豊平川の右岸に移り、緩やかなカーブをいくつか曲がって進行方角を西に変える。沿線には建物が途絶えることなく続いており、家屋と集合住宅、商業施設が混在している感じである。国道から離れた場所は住宅地となっている。藤野公園付近からは中央分離帯付きの片側2車線道路になる。

19.簾舞橋 20.中の沢橋 21.長い上り勾配が続く
 簾舞橋付近からは周囲の建物が少なくなるが、道路状況に変化はなく片側2車線道路が続く。簾舞橋の手前は下り勾配だが、橋を渡ってからは長い上り勾配である。豊滝除雪ステーションの前を通るが、公衆トイレと休憩所が設置された駐車場として利用できる。その後は複数の橋を渡りながら緩やかなカーブが連続している片側2車線道路を走る。風景の割に交通量は多く、上り勾配という事もあって若干流れが悪く感じる事がある。

22.錦隧道 23.対面2車線道路になる 24.白糸隧道
 緩やかな左カーブの先で錦隧道をくぐる。札幌市街方面の車線は新錦トンネルをくぐっており、錦隧道のみであったものが後に新たにトンネルが造られたのだと分かる。錦隧道を出て少し走ると左側車線が減少して対面2車線道路になり、白糸隧道をくぐる。豊平川寄りの北側でバイパスが建設中であり、完成すれば錦隧道と新錦トンネルのように片側2車線区間が延伸されるものと思われる。

25.バイパス接続予定地点 26.北海道r1定山渓温泉東3・定山渓温泉東2交差点 27.定山渓温泉を過ぎる
 白糸隧道を出た直後にバイパスが接続する予定地点を通り過ぎる。定山渓温泉と呼ばれる場所を通っており周辺の建物が増える。北海道r1定山渓温泉東3・定山渓温泉東2交差点を通過するが、右折車線がないせいかやや流れが悪かった。道路工事が行われているようで白糸隧道区間と併せて改良されているのだろう。定山渓温泉の西では既に4車線化されているが、距離が短く多車線化の恩恵は薄い。対面2車線道路に戻った後に定山渓温泉地区を出て、沿線に建物がほとんどない中を走る。

28.定山渓PA 29.道路通行規制区間に入る 30.新豊橋
 定山渓温泉を通り過ぎて少し走ると定山渓PAの前を通る。乗用車、大型車ともに10台程度停められるパーキングで公衆電話とトイレが設置されている。市道との定山渓交差点の直後から道路通行規制区間に入るが、付近に閉鎖用のゲートは設置されていない。また、距離は17.1kmとなっているので市町境の中山峠までが対象区間と考えられる。

31.交通量は少なくなる 32.薄別橋 33.白水橋
 道路通行規制区間に入ってからも道路状況には特に変化が見られず、比較的緩やかな上り勾配の2車線道路が続いている。定山渓温泉を過ぎると交通量はだいぶ少なくなっている。薄別川の左岸を走っており、それに注ぐ支流に架かる橋をいくつか渡りながら徐々に標高を上げる。

34.簡易パーキングを造っている? 35.車線幅が広くて走りやすい 36.無意根大橋と薄別トンネル
 勾配はそれほど急ではなくカーブも緩やかなものが多いが、追越しが禁止されている割合が多い。公衆電話のある無意根駐車場を過ぎた直後に無意根大橋を渡るが、橋上は大きく左にカーブしている。橋の直後に薄別トンネルがあるが、札幌市街寄りには覆道が接続している。

37.渓明大橋と渓明覆道 38.仙境覆道 39.定山渓トンネル
 薄別トンネルの直後にもみじ橋を渡り、次いでえんじゅ橋とかつら橋を渡る。さらに渓明大橋を渡った先で渓明覆道をくぐって仙境橋を渡る。その先の仙境覆道は谷側の柱がない片覆道となっている。仙境覆道を過ぎてすぐに定山渓トンネルをくぐる。札幌市と函館市を結ぶ最短ルートで交通量も少なくないが、トンネルには3.8mの制限高が設定されている。

40.定山渓トンネルからも上り勾配が続く 41.望岳橋 42.凌雲橋
 定山渓トンネルからも緩やかな上り勾配が続いている。カーブが連続しているが緩やかなものばかりなので走りにくさは感じない。望岳橋を渡った直後には「定山渓国道」と彫られた石碑が設置されており、その傍に湧き水らしきものも見える。ただし、飲用には向かないようで「飲料不適」という看板が立てられている。石碑付近の右カーブを曲がった後に凌雲橋を渡る。

43.簡易パーキング(?)の工事箇所は複数あった 44.標高800mを超える 45.勾配は緩やか
 小刻みなカーブが連続する2車線道路で勾配を上って行く。勾配はさほど急ではないが距離が長く登坂車線や譲り車線もないため前方に遅い車がいると延々と付き合わされる可能性がある。

46.「洞爺湖59km 喜茂別21km」 47.道の駅「望羊中山」 48.喜茂別町に入る
 緩やかな勾配のまま中山峠に到着する。峠には道の駅「望羊中山」があり、札幌市の市街地から適度な距離にあるせいか、多くの車両で賑わっている事が多い。また、峠は市町境かつ振興局の境でもあり、石狩振興局に属する札幌市から後志総合振興局に属する喜茂別町に入る。

49.反対側車線には登坂車線あり 50.中山大橋 51.「急カーブ注意」
 中山峠を越えると下りとなるが、札幌市側と同様に勾配は緩やかである。札幌市の市街地に向かう車線には登坂車線が設置されている。左カーブを曲がった後に中山大橋を渡りながら大きく右にカーブする。その後しばらくは緩やかなカーブをいくつか通過するだけだが、急カーブに注意を促す標識が立っており、その支柱には下り6%勾配の警戒標識が付けられている。

52.中山峠スノーシェルター 53.羊蹄山を望む 54.望羊橋
 6%勾配の急カーブを曲がっていると中山峠スノーシェルターをくぐる。シェルターを出て少し走るとガードレールの中央分離帯が現れる。片側1車線になって左カーブを曲がると前方に羊蹄山が見えるようになる。羊蹄山の別名は蝦夷富士といい、地域富士のひとつである。望羊橋という羊蹄山を望めそうな名称の橋があり、実際に羊蹄山を望めるが橋上及び周辺に車を停められるスペースも歩道もないため素通りするだけになってしまう。

55.長い下り勾配が続く 56.中央分離帯区間が終わる 57.譲り車線が付加される?
 中央分離帯のある下り勾配はかなりの距離に渡って続いており、区間内にはヘアピンカーブも複数存在している。このヘアピンカーブがあるからこそ中央分離帯を設置して追越しできないようにしているのではかなろうか。中央分離帯がなくなった直後に反対側車線の登坂車線もなくなって対面2車線道路に戻る。中央分離帯区間の距離は約5.4kmで登坂車線にいたっては8km強とかなり長い。対面2車線道路になった直後にも拡幅工事らしきものが行われており、登坂車線が延伸されるか喜茂別市街方面の車線に譲り車線が付加される可能性がある。

58.喜栄橋は架け替え工事中 59.2ヶ所目の片側1車線区間 60.チェーン着脱場
 喜茂別川の右岸を下っていると渓水橋と喜栄橋を相次いで渡るが、喜栄橋は架け替え工事中だったようで仮設橋を走らなければならなかった。喜栄橋は反対側車線に登坂車線が設置されていたが、工事に伴って橋より手前の区間ごと閉鎖されていた。その登坂車線がある区間には中央分離帯も設置されている。中央分離帯がなくなると同時に登坂車線も終わる。その付近にはどちら側の車線にも駐車帯が設置されている。

61.福島集落 62.正面に見えるのは尻別岳 63.右前方に見えるのは羊蹄山
 喜茂別川に沿って緩やかな勾配を下っていると福島集落を通り抜ける。家屋は疎らで廃屋も少なからず存在している。正面に尻別岳を望みながら緩やかな右カーブを曲がると羊蹄山も見えるようになる。

64.尻別岳と要諦禅を望む快走路 65.喜茂別町に市街地を走る 66.北海道r696交差点
 尻別岳と羊蹄山を望みながら直線的な2車線道路を走る。勾配は非常に緩やかで交通量も少ないため走りやすい。喜茂別町に中心部に近付くと周辺の家屋が増えて、同時に交通量も増える。市街地を走っていると北海道r696交差点を通過するが、その手前に郷の駅「ホッときもべつ」がある。“道”の駅ではなく“郷”の駅だが、物産店や食事処、トイレ、駐車場と機能や役割は道の駅と同等と思われる。なお、r696は喜茂別停車場線という路線名だが、喜茂別駅の属する胆振線は1986年に廃線となっている。

67.喜茂別橋 68.喜茂別神社の鳥居と尻別岳 69.R276公園前交差点
 北海道r696交差点を過ぎてすぐに喜茂別橋を渡り、緩やかな上り勾配の左カーブを曲がった先で中央分離帯が現れてR276公園前交差点を通過する。R276との重複区間が始まるが、案内標識におにぎりが表記されておりルートミスする可能性は低い。なお、今回の北海道遠征においてR230ではなくR276を走行しようと思っていたが、苫小牧市の緑跨線橋が架け替えに伴う通行止規制のため断念したという経緯がある(2019年11月30日に通行止が解除されている)。

国道230号 part2