国道229号
part1

R227交差点〜R276交差点
江差町→乙部町→八雲町

1.R227・R276・R277交差点 2.意外にもR277との串刺しおにぎりあり 3.柳崎橋
 渡島半島の西部の江差町のR227・R276・R277交差点がR229の終点であり、ここから渡島半島の西部の沿岸部を回って小樽市に向かう。この交差点は厚沢部町との境に近く、R227を函館方面に50m進んだ位置に町境がある。R229を走り始めてすぐにR277との串刺しおにぎりが確認できるが、実はR276も重複している。厚沢部川に架かる柳崎橋を渡り、平坦な直線道路を真北の方角に進む。

4.北海道r935水堀交差点 5.交通量は少ない 6.慶喜トンネル
 鯏川橋を渡って左カーブを曲がった後に北海道r935水堀交差点を通過する。水堀町集落を通り過ぎると慶喜トンネルをくぐる。トンネルの手前は意外にもほとんど勾配がなく直線的である。海側に旧道と思われる道路があるが、葬斎場があるため現在でも通行可能である。

7.江差町字五厘沢町 8.乙部町字滝瀬 9.掘割を走る
 慶喜トンネルからは標高10〜20mとやや高い場所を走る。五厘沢町集落を過ぎて五厘沢の上の町境を越えて乙部町に入る。アップダウンしておりカーブが多いもののバイパス化された走りやすい道路状況となっている。

10.乙部町の中心部を走る 11.北海道r460・r461緑町交差点 12.乙部漁港へは左折
 右急カーブ付近から乙部町の中心部と言える場所を走る。沿線には家屋が建ち並んでいるが、路側帯が広く走りやすい道路状況である。乙部町役場の前を通り、左にカーブしながら北海道r460・r461緑町交差点を通過する。その後、左にカーブしながら姫川橋を渡り、市街地の北部を走る。

13.館の岬トンネル 14.その他の危険の内容は不明 15.館の岬の大露頭
 沿線の家屋が途切れた所で館の岬トンネルをくぐる。トンネルの手前から旧道が分岐しているが、ガードレールなどによって塞がれており進入できない。旧トンネルも確認できるが、坑口がコンクリートで固められており進入できなくなっているのが分かる。また、トンネル付近は東洋のグランドキャニオンと呼ばれている館の岬の大露頭を見る事ができる。

16.閉鎖用ゲートを通過 17.来拝橋 18.乙部町字栄野
 閉鎖用のゲートを通り抜けた先で北海道r1061を通過する。千鳥橋と来拝橋を相次いで渡る。その間は旧道が海寄りを通っているが、現在の国道は切通を通っている。もしかしたらトンネルがあったのではと思わせる地形である。来拝橋を渡り終えると栄野集落を通り抜ける。この集落も路側帯が広くて走りやすい。

19.ただの簡易パーキングからの景色も良さそう 20.乙部町字元和 21.道の駅「ルート229元和台」
 集落が途切れた状態を走っていると簡易パーキングを通過する。駐車スペースだけの場所だが海に近い高台なので景色も良好と思われる。突符岬の根元を通過するが、その北に道の駅「ルート229元和台」がある。その近くに元和台海浜公園もあり、海の一角を囲ってプールにしたものがある。突符岬はちょうど北緯42度に当たるため北緯42度岬とも呼ばれているらしい。

22.集落がない区間も快走路 23.下り5%勾配 24.可笑内橋
 道の駅を過ぎてからも海に沿ったルートを走る。少し標高の高い場所を走っているため景色が良いのが特徴である。5%の勾配を下ってからは急カーブが連続している。その中で可笑内橋を渡る。

25.「追分ソーランライン」 26.琴平岬付近を通過 27.シーサイドルートを快走
 R229はそのほぼ全線が「追分ソーランライン」と呼ばれる道路の一部である。追分ソーランラインそのものは小樽市〜函館市の日本海側を通る区間であり、R229とR228が該当する。緩やかなアップダウンと急なものを含めてカーブの多い2車線道路を走る。集落を繋いでおり人里離れた場所ではないが、集落の規模は小さく交通量は非常に少ない。西側には日本海が広がっており、天気が良ければ奥尻島が見える。

28.「この先200m せたな方面 一方通行」 29.鮪ノ岬トンネル 30.乙部町字花磯
 鮪ノ岬の根元で鮪ノ岬トンネルをくぐるが、このトンネルは上下線が別々になっており、その手前の三ツ谷橋から分離している。トンネルの上には田畑のみならずしびの岬公園(の駐車場)がある。トンネルを出て上下線が合流する辺りの海寄りに展望所と駐車場がある。鮪ノ岬トンネルを出てからは比較的規模の大きな集落を通り抜ける。

31.「せたな55km 八雲(熊石)13km」 32.豊浜トンネル(左は旧道のトンネル) 33.八雲町に入る
 豊浜集落を通り過ぎて家屋のない状態を走っていると豊浜トンネルに入る。手前に短いトンネルが見えるが、内陸側にトンネルが造られた事によって旧道と化したものである。この豊浜トンネルを抜けると八雲町に入る。平成の大合併以前は熊石町だった場所で、案内標識に「八雲(熊石)」となっているのは、八雲町の中心部(=本体)が内浦湾沿岸にあり、混乱を避けるためだろう。

34.おにぎりはR229のみ 35.八雲町熊石相沼町 36.海沿いを走っている
 八雲町に入ってからも道路状況や周辺の風景に変化は見られない。異なる点を挙げるとすればこれまでの区間では設置されていたR229とR277の串刺しおにぎりが見られなく点だろう。これは江差町と乙部町が檜山振興局に、八雲町が渡島総合振興局に属している点に関連しているのかもしれない。ただし、平成の大合併以前の熊石町は檜山振興局に属しており、渡島総合振興局に属する八雲町と合併した際に振興局の変更が行われたという経緯もあるので、一概に振興局の変わり目が関係していると言えないかもしれない。なお、前述の通り、この区間はR277よりも格上のR276も重複している。

37.集落の外は海のすぐ傍を走る 38.補修痕が多い 39.八雲町熊石見石町
 いくつかの集落を通り抜けた後に鮎川海岸を通る。勾配もカーブもほとんどない走りやすい2車線道路だが、若干道路の補修痕が目立つ箇所もある。雪国特有の積雪や凍結を考えればやむを得ない事かもしれない。

40.見市橋 41.八雲町熊石鮎川町 42.R276・R277交差点
 見市橋を渡って熊石鮎川町集落を走っているとR276・R277との交差点を通過する。ここでR277が長万部方面に分岐する。R5が案内されている事からも分かるとおり、渡島半島を横断するルートである。終点のR227・R276・R277交差点からの距離は約28kmである。R229にとっては全体の1割に満たない距離だが、R277にとっては全体の半分近くを占める。なお、R276との重複はこの交差点以降も続いている。

国道229号 part2