国道226号
part3

R225町頭交差点〜鹿児島r267交差点
枕崎市→南さつま市

118.花渡橋 119.市街地もアップダウンあり 121.番屋山には複数の風車がある
 R225R270町頭交差点からは非常に緩やかな勾配を上った後に下り勾配に転じて左カーブを曲がる。以降も下りが続いているが、勾配は非常に緩やかである。花渡橋を渡ってすぐにやや急な左カーブを曲がり、市街地の南西部と言える場所を通行する。海に近い都市の市街地だが、意外にもアップダウンがある。
 周囲の家屋が少なくなってくると左側の歩道がなくなってから程なくして市境を通過して南さつま市に入る。市境付近からは右前方の番屋山の周辺に複数の風車が確認できる。歩道が片側だけとは言え、交通量が少ないせいもあって快走路と言える道路状況である。

122.風車に最接近 123.耳取峠展望所 124.カーブは多いが快走可能
 勾配はさほど急ではないがカーブの多い2車線道路を走っていると番屋山の南を通り、耳取峠を越える。峠の手前には耳取峠展望所が設置されている。とるぱに指定されており、枕崎市の市街地と晴れていれば開聞岳も遠望できる。峠を越えてからもカーブの多い状態が続くが、勾配は緩やかで交通量が少ないので走りにくさは感じない。

125.上之坊集落 126.坊トンネル 127.鹿児島r268交差点
 右ヘアピンカーブを曲がると直線基調となり、緩やかな勾配を上っていると上之坊集落を通過し、坊トンネルをくぐる。トンネルを出てすぐに鹿児島r268との交差点を通過するが、r268は坊トンネルの旧道と思われる。ただし、旧道のうち大半は市道になっている。

128.坊泊漁港の北を通過 129.泊トンネル 130.用地買収に失敗したか?
 鹿児島r268交差点からはアップダウンとカーブのある2車線道路を走る。海岸線に近く標高は10m強あり、左に視線を向けると海が見える。右にカーブして峰ヶ崎の根元を通って再び右にカーブすると海沿いに戻って泊トンネルをくぐる。海沿いの狭路が旧道だが沿線に少ないながらも家屋があり漁港の出入口でもあるので閉鎖されていないし、ウォッちずではまだ国道色に塗られたままである。
 旧道と合流して少し走ると幅員減少の警戒標識が立っている。2車線は維持されているものの歩道はなくS字状にカーブしている。家屋1軒分の距離なので用地買収がうまくいかず改良できなかったと思われる。

131.漁港を走る 132.鹿児島r269交差点 133.時折、海が見える
 坊泊漁港の海に沿って走っていると上り勾配となり、左にカーブしながら泊川に架かる清水橋を渡る。さらにカーブしている勾配を上った先で鹿児島r269交差点を通過する。その後、緩やかな右カーブを曲がるが、左側には海が広がっている。

134.丸木崎トンネル 135.改良された2車線道路 136.今村集落を遠望
 丸木崎トンネルをくぐり丸木半島の根元を走るが、改良された2車線道路が続いている。博多集落の手前で右の急カーブを曲がって勾配を下っていると左の急カーブを曲がる。集落は国道より一段低い場所にある。

137.がしたん鼻橋 138.大久志集落 139.旧坊津町の中心部からセンターラインがなくなる
 2017年に供用が開始されたがしたん鼻橋を渡り、海岸線に沿って北上する。旧坊津町の中心部と言える場所に差し掛かり、集落と海の間を走っているとセンターラインがなくなり、道幅も狭くなる。

140.道幅が狭くなる 141.鹿児島r270交差点を左方向へ進む 142.「野間岬7km」
 沿線の家屋が疎らになるのに前後して道幅がさらに狭くなるうえに勾配がきつくなる。家屋が途切れると山の斜面を走る1.5車線幅の狭路となり、道幅が広くなった直後に鹿児島r270交差点を左にカーブするような形で通過する。南さつま市街がr270に案内されているが、大型車(車長8m以上)は通行できない。r270交差点からも1.5車線幅の狭路が続いているが、勾配はやや緩やかになっている。

143.山の斜面にも集落がある 144.沿線の家屋が途切れると多少広くなる 145.カーブが多い
 鹿児島r270を過ぎてからも集落は続いており、山の斜面に建つ家屋の間を走る。右に左に連続する急カーブを曲がって集落が途切れると道幅が多少広がって1.8車線幅程度になる。等高線に沿っているため勾配はほとんど感じられないが、急なカーブが多く見通しの悪い状況が続く。

146.センターラインが復活 147.末柏集落に至る市道との交差点 148.池屋敷集落
 右急カーブを曲がるとセンターラインが復活して2車線道路に戻るが、相変わらず急カーブが多く車線幅が狭い箇所がいくつかある。末柏集落の出入口に当たる市道との交差点を通過した後に池屋敷集落を通り抜ける。池屋敷集落を通り過ぎると2.0車線幅と2車線を繰り返す状態を走る。

149.センターラインが復活 150.平崎集落 151.林道との交差点を通過
 今藤峠を越えると前方に海が見えてくる。海岸線に近い場所を走っているが、標高は150m近くと意外に高い。今藤峠から北も勾配はほとんどないがカーブの多い状態が続いている。広狭が混在しているが、交通量はほとんどないためさほど走りにくさは感じない。

152.センターラインのない箇所もある 153.鑑真記念館の前を通過 154.鹿児島r271交差点
 平崎集落を通り過ぎてから程なくして落水展望所を通過する。展望所と言っても崖に似たようなロケーションにある駐車帯である。しかし、とるぱに指定されているようである。展望所からしばらくは1.8〜2.0車線幅とやや狭いもののセンターラインが復活してからは2車線道路と走る。道幅がどうであれ急カーブが多いという点に変化はない。
 緩やかな勾配を下っていると鑑真記念館の前を通過する。その直後の海側に映画007の撮影地である事を記念した碑が立っている。さらに勾配を下ると秋目集落に入り、鹿児島r271交差点を通過し、海岸線に沿うように左にカーブする。

155.地すべり地帯に突入する 156.海岸沿いの狭路を走る 157.緩やかなアップダウンを繰り返す
 秋目集落が途切れるのと同時に通行注意の看板が立っているのが確認できる。その場所から4.7kmの区間は地すべり地帯のため計器により観測されており、異常時に警報機と回転灯が作動し、通行止となる。地すべり区間に入るとセンターラインがなくなって1.5車線幅狭路で海岸線に近い断崖を走る。とは言うものの断崖と呼べる場所を走っている距離は長くなく、景色が開けているせいもあって“落ちたら死ぬ”恐怖感は薄い。

158.「野間岬15km」 159.交通量は極めて少ない 160.一応はシーサイドルートと言える
 カーブとアップダウンを繰り返しながら広狭が混在した道路を走る。海に近い場所を通っているが、標高は50m前後と高い位置を走っている。また、その海岸沿いという条件のため枕崎市と南さつま市の往来は遠回りなせいか、交通量は非常に少ない。

161.後藤鼻展望所 162.展望所から見る沖秋目島 163.展望所以降は勾配が少し急になる
 後藤鼻付近には後藤鼻展望所が設置されている。駐車スペースの他には飲料の自販機が1台あるだけの展望所だが、前述の007の撮影地でもある沖秋目島を望む事ができる。展望所を過ぎてからも1.5〜1.8車線幅の狭路が続いており、アップダウン、カーブともに多い。

164.船(廻船?)を模した滑り台がある 165.笠沙美術館(の駐車場)もとるぱ 166.ガードレールの錆は潮風によるものだろうか
 カーブの多い1.8車線幅の道路を走っていると黒瀬集落の南端部で笠沙美術館の前を通過する。美術館(の駐車場?)はとるぱに指定されている。また、国道を挟んだ反対側には杜氏の里笠沙という焼酎づくりの展示館があり、試飲もできるようである。

167.シーサイド国道 168.離合できない道幅の箇所は少ない 169.姥集落
 海岸線から200m程度、標高200m前後の場所を走っており、海が見える場所もあるので一応はシーサイド国道と言える。ただし、険しい地形のため海に降りられる場所はない。馬取山集落や姥集落を通過する。国道沿線に建つ家屋が少ないので小さな集落に見えるが、後者は比較的大きな集落で多くの家屋が斜面に建っている。

170.「野間岬5km」 171.相変わらず交通量はほとんどない 172.野間池集落が見えてくる
 2車線道路と1.5車線道路を繰り返しながらほとんど勾配のない道路を走る。見通しの悪いカーブが多いが、交通量がほとんどないのでさほど走りにくさは感じない。左ヘアピンカーブの後に右カーブを曲がると下り勾配となり、前方に野間池集落が見えてくる。

173.野間池集落の手前は2車線道路 174.野間池漁港に向かって下る 175.鹿児島r267交差点を右折
 2車線道路を下っていると野間池集落に差し掛かり、勾配を下り切って岸壁の手前で鹿児島r267交差点に突き当たる。交差点の形状から枕崎方面のR226に一時停止の義務があるのは致し方ないだろう。R225・R270との町頭交差点からの距離は約38kmである。なお、おにぎり下の補助標識に距離が表示されていた野間岬は左折してr267を経て市道をさらに走った先にある。

国道226号 part4