国道217号
part3

R502土橋交差点〜R10番匠交差点
臼杵市→津久見市→佐伯市

87.「佐伯28km 津久見9km」 88.柳原交差点 89.海添トンネル
 R502・大分r33土橋交差点からはJR日豊本線に沿っている。上臼杵駅のすぐ傍を通っているが、国道側に出入口は設置されておらず市街地側に回り込まなければならない。上臼杵駅を過ぎるとJR日豊本線から離れていく。右、左とやや急なカーブを曲がると市道との柳原交差点を通過し、右カーブの先で海添トンネルをくぐる。

90.E10東九州道の海添川橋 91.谷筋を上って行く 92.新臼津トンネル
 海添トンネルからも上り勾配が続いており、左にカーブして海添川沿いになると同時にE10東九州道の海添川橋の下を通る。海添川の谷筋を上っていると新臼津トンネルをくぐって津久見市に入る。旧道の臼津隧道は直線で2.2km程離れた位置にあり、現在は大分r217となっている。臼津トンネルも存在しているが、E10九州道のトンネルであり国道とは直接の関係はない。

93.新臼津トンネル南坑口付近の市道に入るための転回場 94.正面の山は石灰の採掘場 95.原トンネル
 新臼津トンネルを出た直後に市道との交差点を通過するが、臼杵方面からの右折はできない。そのため約100m先に転回場が設けられており、そこで転回した後に左折して市道へ入る。第一原橋と第二原橋を渡ってから原トンネルをくぐって第三原橋を渡る。

96.蔵富橋 97.E10東九州道・津久見IC 98.津久見インター橋
 さらに蔵富橋を渡って富倉トンネルをくぐり、大きく右にカーブすると勾配が緩やかになる。E10東九州道の津久見ICを通過するが、厳密に言えば大分r217と大分r648の青江交差点であり、r648が津久見ICに直結している。交差点の直後にくぐる津久見インター橋も県道の一部と思われる。

99.大分r204交差点 100.太平洋セメントのベルトコンベヤをくぐる 101.2本のベルトコンベヤとE10九州道の豊後津久見橋をくぐる
 青江川に架かる上青江橋を渡った直後に大分r204交差点を通過して緩やかな左カーブを曲がる。カーブの上には送水管に見えるパイプ状の物が横断しているが、これは石灰の採掘場と工場を結ぶベルトコンベヤである。さらに先には2本のベルトコンベヤをくぐり、直後にE10東九州道の豊後津久見橋をくぐる。

102.大分r36交差点を左方向へ進む 103.市街地に差し掛かる 104.歩道のない2車線道路
 豊後津久見橋をくぐってすぐに大分r36との交差点となるが、R217は左側車線の上浦方面へ道なりに進む。直進のr36に終点の佐伯市が案内されている事からも分かる通り、沿岸部を通っているR217よりも内陸部を通るr36の方が距離が短く便利である。r36交差点からも対面2車線道路が続いている。始めは両側にあった歩道も片側がなくなりついには両側ともなくなる。

105.左直角カーブを曲がる 106.JR日豊本線の松崎踏切 107.R217平岩松崎バイパスとの交差点を右折
 緩やかな右カーブを曲がってすぐに左直角カーブを曲がる。直角に曲がらなければならないとは言えセンターラインに従えばよいだけなのでルートミスする可能性は低いだろう。直角カーブの直後にJR日豊本線の松崎踏切を通過し、その先の信号機のない交差点を右折する。左折の徳浦方面は平岩松崎バイパスであり、2022年8月時点では900m程度しか供用されていない。ただし、市道が接続しており徳浦や長目方面に行く事はできる。なお、直進の市道は大分r217の旧道であり、それ以前はR217だったと思われる。

108.津久見市セメント町 109.大分r507交差点 110.津久見湾沿いを走る
 平岩松崎バイパスとの交差点からは歩道付きの2車線道路になるため走りやすくなる。つくみん公園付近で緩やかなS字カーブを曲がった後に大分r507交差点を通過する。r507を200m強走るとJR日豊本線の津久見駅に至る。日豊本線と津久見湾の間を走っていると右カーブを曲がった後に海沿いを少しだけ走る。

111.清水橋 112.新日見トンネル 113.JR日豊本線と並走
 津久見湾(港)の最奥部から離れて内陸へと進む。千怒越トンネルを経て大分r36に至る市道との交差点を過ぎると緩やかな勾配を上って新日見トンネルをくぐる。東側坑口付近で交差している日見隧道を含む道路が旧道と思われる。

114.日代トンネル 115.網代トンネル 116.大分r611交差点
 日見集落の沿岸部を走っていると日代トンネルをくぐり、日代集落を走った後に網代トンネルをくぐる。日代集落にはJR日豊本線の日代駅がある。日代トンネルを出てからは海沿いを走り、右カーブを曲がって海から離れると大分r611交差点を通過する。r611は四浦半島の北側を通っており、南側を通っている大分r541と接続しているため半島を巡る事も可能である。

117.津井トンネル 118.佐伯市に入る 119.殿山トンネル
 大分r611交差点からの緩やかな勾配を上っていると津井トンネルをくぐって佐伯市に入る。旧上浦町の境標識の“町”が消されて残っている。津井トンネルからの緩やかな勾配を下っていると殿山トンネルをくぐる。

120.大分r541交差点を右折 121.旧上浦町の中心部を走る 122.佐伯湾とJR日豊本線の間を走る
 殿山トンネルを出てすぐに佐伯湾の手前で大分r541交差点に突き当たり、右折して佐伯方面に進む。上浦町が合併して佐伯市になったのが2005年なので案内標識は17年は変更されていない事になる。r541交差点からは旧上浦町の中心部を走り、沿線の家屋が途切れる所でJR日豊本線が隣接状態となる。

123.佐伯市上浦大字浅海井浦 124.特殊通行規制区間に入る 125.規制区間内にも集落がある
 注連縄で結ばれた男岩と女岩とのある豊後二見ヶ浦を通過して浅海井集落の沿岸部を通り抜ける。浅海井集落の南端で特殊通行規制区間に入る。聞き慣れない用語だが、落石や越波の可能性がある悪天候時に通行止になる、異常気象時通行規制区間の一種と言える。延長は2.6kmでその中に浪太集落がある。

126.防潮堤のせいで海が見えない 127.浪干隧道 128.晞干集落
 浪太鼻を右の急カーブで通過して防潮堤の内側を走っていると浪干隧道をくぐり、その先で特殊通行規制区間が終わる。右の急カーブを曲がった直後に晞干トンネルをくぐる。全長は15mと非常に短いトンネルながら急カーブに近接しているため見通しが非常に悪い。また、浪干隧道には3.8mの制限高が設定されている。晞干トンネルを出ると晞干集落、古江集落を通り抜ける。

129.風無トンネル 130.JR日豊本線と並走 131.宮の内集落
 海沿いを走っていると風無トンネルをくぐるが、浪干隧道よりも低い3.6mの制限高が設定されている。JR日豊本線に沿って走っていると狩生駅の前を通過する。下り松鼻が先端の半島の根元を通過すると日豊本線から少し離れる。

132.制限速度は30km/h 133.八幡トンネル 134.旧道との交差点を左折
 代後集落を通過して右カーブを曲がって緩やかな勾配を上ると八幡トンネルをくぐる。トンネル内もセンターライン付きの2車線道路だが、車線幅がやや狭い。また、風無トンネルよりもさらに低い3.4mの制限高が設けられている。
 八幡トンネルを出た直後に左カーブを曲がると視界が開けて緩やかな勾配を下った先の市道との交差点を左折して佐伯市街方面に進む。直進の海崎駅方面はR217の旧道である。

135.正面の工場は太平洋セメント 136.大分r605海崎駅南交差点 137.周辺には工場が多い
 太平洋セメントの工場を正面に見ながら走っていると右カーブを曲がって大分r605海崎駅南交差点を通過する。r605は旧道の一部であり、交差点以南は若干道路状況が悪くなる。と言ってもセンターライン付きの2車線道路であり走りにくく感じる事はない。

138.八坂トンネル 139.大分r219交差点 140.佐伯市の市街地に入る
 緩やかな勾配を上り海沿いを通っている旧道との交差点の先で八坂トンネルをくぐる。トンネルを出て旧道と合流した後に大分r219交差点を通過する。r219へ進むと佐伯市の中心部の西でR217に交差しておりショートカット路の機能を有している。佐伯トンネルをくぐると佐伯市の市街地に差し掛かり、沿線には商業施設も見られる。

141.R388佐伯駅前交差点 142.佐伯市常盤東町 143.右折するとR217佐伯弥生バイパス
 JR日豊本線の佐伯駅の真ん前、駅前ロータリーの入口の佐伯駅前交差点を通過する。この交差点はR388の起点であり、沿岸部にも山間部にも酷道区間を持つR388のスタート地点(終点から走ればゴール地点)である。
 佐伯駅前交差点からは日豊本線に沿った平坦な2車線道路を走り、常盤橋付近で線路から離れていく。佐伯市役所の近くでR217のバイパスと案内された道路との交差点を通過するが、ウオッちずでは交差点から臼坪跨線橋の北詰までの約600mは国道扱いされていない。そのため国道トレースであれば直進して現道を進むしかない。

144.佐伯市中村東 145.西谷交差点 146.城南中学校入口交差点
 R217佐伯弥生バイパス(?)との交差点からも平坦な2車線道路が続いている。市街地を通っており沿線には個人商店が多い。西谷交差点を右にカーブしながら通過すると少しだけ中江川沿いを走る。

147.平坦な直線道路を走る 148.大分r219星宮交差点 149.大分r36脇排水機場前交差点
 中江川から離れて平坦な直線道路を走っていると大分r219星宮交差点を通過する。八坂トンネルと佐伯トンネルの間の交差点と星宮交差点間の距離はR217の約4.9kmに対してr219は約3.2kmと若干短く、市街地を通っていないためr219の方が便利かもしれない。その後、脇橋を渡った西詰で大分r36脇排水機場前交差点を通過する。

150.大分r36の脇跨線橋をくぐる 151.大分r503上岡駅前交差点 152.E10東九州道の番匠川橋をくぐる
 脇排水機場前交差点を過ぎてすぐに大分r36の脇跨線橋をくぐる。番匠川とJR日豊本線の間を走っていると大分r503上岡駅前交差点を通過する。さらに川沿いを走るとE10東九州道の番匠川橋をくぐる。E10東九州道は佐伯ICから南は国土交通省の管轄であり無料で通行する事ができる。

153.「変則交差点あり」 154.JR日豊本線 155.旧弥生町に入る
 番匠川橋の下で市道の樫野橋に向かう道路との交差点がある。東側からの左折は可能だが西側からの右折はできない。そのため西側から来た場合は約400m西の交差点を右折する。これは堤防の内側のR217と堤防の上の橋の高低差を解消するための道路が直角に交差していないためであろう。西側の交差点は「変則交点あり」という警戒標識が設置されているが、国道を走る分には単純な直進で構わない。
 緩やかな右カーブを曲がってJR日豊本線の下をくぐって旧弥生町に入る。跨道橋には4.0mの制限高が設けられている。

156.番匠川の堤防の内側を快走 157.R10・R217佐伯弥生バイパスとの番匠交差点
 番匠川の堤防の内側の直線道路を走っていると緩やかな右カーブを描く緩やかな勾配を上ってR10・R217佐伯弥生バイパスとの番匠交差点に至る。直進がR10大分・臼杵方面、左折がR10宮崎・延岡方面で、右折がR217佐伯弥生バイパスである。起終点ともにR10の交差点となっているが、両交差点間の距離はR217が約87kmでR10が約54kmで当然ながら二桁国道のR10を走る方が便利である。付け加えるなら大分市〜佐伯市の往来はE10東九州道という選択肢もある。