国道212号
part1

R213豊陽交差点〜R496交差点
中津市

1.R213・大分r113豊陽交差点 2.対面2車線道路を走る 3.大分r1・r663新万田交差点
 大分県中津市の中心部に位置するR213・大分r113豊陽交差点がR212の起点である。R213とr113はそれぞれ宇佐方面と北九州方面に延びており、R10の旧道に当たる。R10が中津バイパスに一本化されるまではR10との交差点であった。
 豊陽交差点から中津駅や中津市役所を背にして対面2車線道路を南の方角に向かって走り始める。中津市の中心部とR10を繋ぐルートのため道路状況に比して昼間の交通量は多い。大分r1・r663新万田交差点を通過してすぐに大分r110交差点を通過する。r110は道幅が狭いせいもあってか、7〜19時の間の大型車両と大型特殊車両の右折は禁止されている。

4.大分r110交差点 5.山国川沿いを走る 6.大分r664交差点
 大分r110交差点を左にカーブしながら通過するとr110との短い重複区間が終わる。r110は山国川を渡って対岸の福岡県上毛町に続いており福岡r110でもある。大分r1も同様に福岡r1でもある。
 r110と分岐してから少し走ると山国川の右岸を走り、大分r664との交差点を通過する。左折してr664を約200m走るとR10との新山国大橋交差点に至り、R212とR10の連絡道路としての機能を持っている。

7.R10の新山国大橋をくぐる 8.引き続き山国川沿いを走る 9.E10東九州道の土田橋をくぐる
 大分r664交差点を通過してすぐにR10の新山国大橋をくぐる。県境の山国川の右岸を走っているとE10東九州道の土田橋をくぐるが、インターチェンジでは接続していない。中津ICそのものは存在しているが、R212の現道ではなくバイパスの中津日田道路に接続している。

10.大分r675交差点と大分r102交差点 11.下り勾配の先で大分r411の野路橋をくぐる 12.旧本耶馬渓町に入る
 山国川から離れた後に大分r675と大分r102の交差点を通過する。独立した交差点だが70m程度と近いためひとつの案内標識にまとめられている。r102交差点を過ぎると下り勾配となり赤い橋をくぐる。これは大分r411の野路橋であり、かつての大分交通耶馬渓線を転用した自転車道線である。野路橋の西に野路駅が置かれていた。
 下り勾配が終わって平坦になった所で山国川沿いとなる。鮎帰りバス停の直後にr411が合流し、以降は見た目は歩道のような感じでの並走となる。旧本耶馬渓町との境付近もr411が並走している。

13.大分r697交差点と渋見トンネル 14.屋形橋 15.大分r16・r44・r411交差点
 旧本耶馬渓町に入ってすぐに大分r697交差点を通過して渋見トンネルをくぐる。交差点付近のr697を横切っているのが大分r411で、自転車道を示す青色の薄層舗装が施されている。また、渋見トンネルに隣接したトンネルは耶馬渓線跡であり、トンネルを出ると歩道状態での並走が続く。旧道との交差点の直後に屋形橋を渡って大分r16・r44・r441交差点を通過する。r411はウオッちずでは南東から北西に移動しており4つのうちのいずれか2つの横断歩道を渡っているものを推測される。ただし、交差点の北西には歩道が設置されておらず、直進してカルバートらしきもので国道をくぐるルートが安全と思われる。

16.旧道との交差点 17.中津市本耶馬渓曽木 18.R500交差点
 歩道状態の大分r411と並走していると洞門橋の手前で旧道との交差点を通過する。旧道には青の洞門と呼ばれる素掘りのトンネルがあり、歩道部分は江戸時代後期に僧侶の手によって掘られたものである。車道として拡張されたものの1.0車線幅しかなく信号機による交互通行となっている。現在のR212は小国川の左岸の対面2車線道路で容易に走行できる。
 旧本耶馬渓町役場(現在の中津市役所本耶馬渓支所)の南でR500との交差点を通過する。交差点北の横断歩道はr411でもある。R500を約700m走った所に道の駅「耶馬とぴあ」があり、その先にR212中津日田道路の(仮称)青の洞門・羅漢寺ICが接続する予定である。

19.七仙橋 20.山国川沿いの断崖区間を走る 21.中津市本耶馬渓町多志田
 耶馬渓線跡の大分r411が離れた後に七仙橋を渡るとr411と山国川を挟んだ状態での並走となる。山が川に迫っている場所を通っているが、センターライン付きの2車線道路で勾配もほとんどないため走りにくさはあまり感じない。

22.法面の崩落痕らしきものが確認できる 23.中津市耶馬溪町大字戸原 24.大分r111交差点
 山国川の右岸を走っていると法面が崩落した痕が見られる。ここ数年は毎年のように台風でもない水害が発生しているためいつ崩れたものなのか判別し難い。土嚢が置かれているだけなので年月はさほど経過していないと思われる。耶馬溪平田駅の対岸の戸原集落を過ぎて大分r111交差点を通過する。r111の城井橋の北で大分r411が交差している。

25.山国川の右岸を快走 26.大分r2交差点 27.右の橋は第2山国川鉄橋
 大分r111交差点からも大分r411と山国川を挟んだ並走状態が続く。大分r2との交差点をやや急な左カーブを曲がって通過する。r2は豊前耶馬溪という路線名で、福岡県に跨る県道ながら県境付近が分断されている。山国川に沿って大きく右にカーブすると右前方に第2山国川鉄橋が見える。現在はr411という自転車道の橋でありかつては大分交通耶馬渓線の鉄道橋であった。2022年9月時点のウオッちずでは橋が表記されていないが、台風で被災して通行止になっていたためかもしれない。ただし、台風は2012年7月で補修が完了して通行できるようになったのは2014年5月である。

28.旧耶馬溪町の中心部を走る 29.メイプル耶馬サイクルライン(=大分r411)の中鶴入口 30.大分r28柿坂歩道橋交差点
 大分r411と山国川の右岸を走っているとやや急な左カーブを曲がって旧耶馬溪町の中心部に差し掛かる。メイプル耶馬サイクルライン=大分r411の案内が設置されているが、そのすぐ先の中鶴橋は大分交通耶馬渓線の橋梁ではなく後に架け替えられた橋と思われる。耶馬溪サイクリングターミナルの対岸で大分r28柿坂歩道橋交差点を通過する。

31.「日田28km 山国11km」 32.中津市耶馬溪町大字大島 33.大分r702下郷入口交差点
 柿坂歩道橋交差点を過ぎてすぐに祇園橋で山国川を渡って引き続き右岸を走る。かなり山間部に入り耶馬溪とも呼ばれている渓谷にもかかわらずカーブは多いものの勾配は非常に緩やかで道幅も2車線と整備されており走りやすい。金吉川橋を渡った先で大分r702下郷入口交差点を通過する。下郷地区の中心部や下郷駅跡はr702ではなく反対側の市道方向である。

34.R212中津日田道路との下郷交差点を右折 35.大分r411宮園交差点 36.大分r411への江渕入口
 下郷入口交差点からは緩やかな勾配を上ってR212日田中津道路との下郷交差点に突き当たって日田方面に右折する。左折の中津方面は日田中津道路でR212のバイパスの自動車専用道路である。2022年9月の時点では2つ西の本耶馬渓ICまでしか供用されておらず、本耶馬渓IC〜田口IC間は工事中である。
 下郷交差点からは中津日田道路から合流する車両があるため交通量がこれまでよりも増える。宮園橋で山国川の左岸に移ると大分r411との宮園交差点を通過する。自転車道線との交差点とあって横断歩道の他に青色の自転車横断帯がある。約500m先の市道との交差点はr411への江渕入口である。

37.山国川の左岸を走る 38.一ッ戸隧道 39.庄屋村集落
 江渕入口を過ぎると山国川沿いとなるが、カーブはあるもののほとんど勾配のない道路状況に変化はない。一ッ戸集落の西端で旧道との交差点を通過してから一ッ戸隧道をくぐって旧山国町に入る。山国町に入ってからも山国川沿いが続いており、対岸には大分r411が並走している。

40.大分r411の庄屋村入口 41.旧道との交差点 42.大分r646交差点
 山国川左岸の山裾を淡々と走っていると右カーブを曲がって旧道との交差点を通過する。左折して旧道に進んで中摩橋を渡ると大分r411に行く事ができる。その後、田野尾橋の手前で大分r646を通過する。

43.道の駅「やまくに」と大分r43交差点 44.大分r411への大勢入口 45.大分r411への守実温泉入口
 中摩橋を渡った先で大分r43交差点を通過する。r43の反対方向に右折すると道の駅「やまくに」がある。r43交差点を過ぎて少し走ると旧道と合流する。山国川の左岸を走っていると大分r411への守実温泉入口を通過する。朝陽吊橋を渡り200m弱先にr411の終点があるが、大分交通耶馬渓線の終着駅だった守実温泉駅と一致しておらず駅は400m程北西にあった。

46.山国川の対岸は旧山国町の中心部 47.中津市山国町平小野 48.R496・R500交差点
 旧山国町の中心部の対岸を走っていると左カーブを曲がって守実橋を渡った直後にR496・R500交差点を通過して日田方面に進む。ここでR500との重複区間が終わると同時にR496の重複が始まる。R500が重複している距離は約22kmである。

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