国道175号
part3

R9東堀交差点〜R27大手交差点
福知山市→舞鶴市

89.R9の高架橋の側道を走る 90.本線合流後は片側2車線 91.沿線には商業施設が多い
 R9R176・京都r55東堀交差点からはR9本線の高架道路の側道を走る。沿線には商業施設が多く寂しい雰囲気ではない。当然ながら本線高架橋を走っているとこれらの商業施設に立ち寄る事はできない。京都r8との西堀交差点を過ぎて勾配を上るとR9本線に合流し、その直後にJR福知山線をオーバーパスする。陸上自衛隊の福知山駐屯地付近からは下り勾配となり、沿線の商業施設が増えていく。福知山駅の南口に繋がっている市道との広峰交差点付近からは勾配がなくなって平坦になる。

92.市道との交差点で右側車線が右折専用車線になる 93.福知山市篠尾 94.R9・R176・R429新庄交差点
 商業施設の多い中を片側2車線の道路で走っていると市街地の南西の市道との交差点で右側車線が右折専用車線になり、以降は対面2車線道路になる。車線が減ってからも沿線の商業施設はそれなりに多い状態が続く。京都r523下篠尾交差点の上に鉄道の跨道橋が横切っているが、これは営業本線ではなく福知山電車基地用の線路である。
 下篠尾交差点からは沿線の建物が少なくなり緩やかな上り勾配となる。東堀交差点から約3.9km走るとR9・R176・R429新庄交差点を通過する。この交差点はR429の終点であり、起点は岡山県倉敷市からの延長は266kmとかなり長大な国道で、酷道区間を複数擁している。

95.家具屋の特徴的な看板がなくなっていた 96.イオン福知山店付近だけ4車線 97.右側車線が減少
 新庄交差点以降もR9・R175・R176の3国道重複状態が続いている。歩道が不完全な対面2車線と一桁国道にしてはやや貧弱な道路をアップダウンを繰り返しながら走る。車線が増えて4車線になるもイオン福知山店を過ぎた岩井交差点の先で右側車線が減少する。イオンだけでなく家電量販店のジョーシンや家具のニトリもあるため休日は流れが悪くなる場所である。

98.4車線になってもすぐに車線が減少 99.意外に交通量は多い 100.R9の異常気象時通行規制区間の予告
 広いゼブラゾーンのある2車線になったかと思った矢先に再び車線が増えて4車線道路になる。が、すぐに右側車線が減少してしまい、4車線というよりはただの追越車線と言った方が正確かもしれない。右にカーブしてJR山陰本線のトンネルの上を通り、アップダウンとカーブを繰り返しながら北上する。勾配を下っていると景色が開けて平坦になる。

101.R9・R176牧交差点を右折 102.おにぎりはR175のみ 103.京都丹後鉄道宮福線
 牧川橋を渡った直後の左カーブに牧交差点があり、右折してR9から分岐して宮津・舞鶴方面に進む。案内標識にあるようにR176との重複は続いている。東堀交差点からの3国道重複区間の距離は約7.5kmである。
 牧交差点からは牧集落を通りぬけ、右にカーブした先で京都丹後鉄道宮福線の高架下を通過する。元々は北近畿タンゴ鉄道(略称、KTR)だったが、2015年4月1日より高速乗り合いバス大手のウィラー社の傘下となり、京都丹後鉄道(略称、丹鉄)に変わっている。

104.由良川の左岸を走る 105.福知山市下天津 106.R176下天津交差点
 山裾に沿って左にカーブした後に上天津集落を通り過ぎると由良川の堤防の外側を走る。堤防のない場所も走っているが樹木で視界を遮られているため川面が見えない。下天津集落を通り過ぎるとR176下天津交差点を直進して舞鶴方面に進む。R176は左折して京丹後・宮津方面に進むが、兵庫県丹波市から続いた長い重複がようやく終わる。稲継交差点からの距離は約36kmである。

107.北丹鉄道のトンネルが歩道に転用されている 108.京都丹後鉄道 109.由良川寄りを京都丹後鉄道が並走
 下天津交差点を過ぎて完全な単独区間となってからも道路状況や風景にこれと言って変化がある訳ではない。由良川の左岸を京都丹後鉄道とともに北上するだけである。河口に近い場所とあって急なカーブもなく、また交通量も少ないため非常に走りやすい。下天津交差点から程近い場所に歩道にだけトンネルが造られているが、これは1974年に廃止された北丹鉄道の数少ない遺構である。現在は京都丹後鉄道があるが、これは北丹鉄道とは別のルートで敷設されており直接の繋がりはない。

110.京都r493交差点 111.京都丹後鉄道 112.金屋トンネル
 由良川から少し離れた所で周辺の建物が増える。旧大江町の中心部だった場所であり、福知山市役所大江支所や大江駅がある。旧大江町市街地の北で右にカーブして京都r9交差点を通過し、直後で京都丹後鉄道の跨道橋をくぐる。その後左にカーブしながら勾配を上り始めて金屋トンネルに入る。トンネルを出てしばらくは山の中を走っている。

113.改良工事が行われていた 114.由良川の堤防の外を走る 115.京都r9大雲橋北交差点
 景色が開けるとすぐに由良川が見えてくる。由良川の堤防の外側を走っていると左にカーブした後に京都r9大雲橋北交差点を通過する。以降は堤防の外側を走っているが、2004年の台風23号による由良川の氾濫以降に堤防の改良等が行われており、それに伴って道路も何ヶ所か改修されている。

116.堤防工事に伴って道路も工事中 117.由良川寄りに水田がある 118.京都r494三河橋北交差点
 堤防の外側を走る2車線快走路を北上していると工事現場をS字状にカーブして緩やかな勾配を下って堤防から離れていく。以降は家屋が点在する水田地帯を走っており、ほぼ平坦でカーブもほとんどないため非常に走りやすい。京都r532三河交差点と京都r494三河橋北交差点を相次いで通過するが、どちらにも信号機は設置されていない。また、r494は綾部市との境が分断されている。

119.R478京都縦貫道の舞鶴由良川大橋が見える 120.舞鶴市に入る 121.舞鶴由良川大橋の下を通過
 由良川の左岸を快走していると前方に薄い青色の橋が見えが、これはR478京都縦貫道の舞鶴由良川大橋である。緩やかな勾配を上ると舞鶴市に入り、その直後に地頭トンネルをくぐる。峠を越えているトンネルではなく市境もトンネルの南にあるので境標識の立っている位置に誤りはない。地頭トンネルを出るとすぐに舞鶴由良川大橋の下を通過する。

122.京都r533地頭交差点 123.舞鶴市地頭 124.「小浜54km 宮津24km」
 舞鶴由良川大橋からすぐに京都r533地頭交差点を通過するが、ここでr533に進めば約600m先で京都縦貫道の舞鶴大江ICに行く事ができる。約400m先の由良川橋北交差点までr533と重複し、さらに少し走ると京都r570岡田由里交差点を通過する。地頭交差点はともかく他の2ヶ所の交差点にも信号機が設置されている。

125.舞鶴市志高 126.直線区間もある 127.数少ない由良川の水面が見える場所
 再び堤防の外側を走るようになり、程なくして京都r66交差点を通過する。堤防の新設に伴って交差点の位置が少し福知山寄りに移動している。r66交差点を過ぎると平坦かつ直線的な2車線道路となる。100番台国道の割に交通量は少なく非常に走りやすいと言える。志高集落と大川集落の間は山が川に迫っている場所を通っており、由良川流域を走っているにも関わらず水面が見える数少ない場所である。

128.北海道行フェリー乗り場まで15km 129.京都r45大川交差点 130.R178八田交差点を右折
 家屋と水田が混在する大川集落を走っていると京都r45大川交差点を通過し、その先で緩やかな短い勾配を上ってR178八田交差点に至る。R175は右折して小浜・舞鶴市街方面に向かう。R178の起点はR175の終点と同じ大手交差点であり、八田交差点〜大手交差点の間はR175・R178重複区間である。ただし、R178は案内標識等に表記されておらず、八田交差点が実質的な起点として機能している。

131.大川橋 132.京都r55・r571藤津交差点 133.右側車線が減少
 由良川に架かる大川橋は片側2車線+両側歩道と前後の道路状況に比して非常に整備された橋である。カーブの多い溝尻峠区間の改良と併せて整備され、2009年11月に供用されている。以前の大川橋は2車線ながら車線幅が狭く、新橋の供用により撤去されている。
 大川橋の東詰で京都r55・r571藤津交差点を通過し、上り勾配になると同時に右側車線が減少する。旧大川橋は下流側に架けられており、r571を少し進むとその痕跡を見る事ができる。

134.旧道との交差点を通過 135.京都r568念仏峠交差点 136.家屋と商業施設が混在
 上り勾配の対面2車線道路を走っていると旧道との交差点を通過し、直後に滝尻峠を越える。峠と言っても標高は僅か47mしかなく、周囲に山があるため眺望は皆無である。峠を過ぎてからの勾配も非常に緩やかで、右にカーブしながら下っていると京都r598念仏峠交差点を通過する。この念仏峠はr598の峠で、こちらも標高は50mと低い。念仏峠交差点からも緩やかな勾配を下り、京都丹後鉄道の宮舞線を短い跨線橋でオーバーパスする。さらに下っていると京都r567四所駅前交差点を通過し、さらに進んで左カーブの先で京都r490上福井交差点を通過する。上福井交差点付近からは一般家屋に交じって商業施設も建っている。

137.京都r601下福井交差点 138.道の駅「舞鶴港とれとれセンター」 139.R27・R177・R178大手交差点
 上福井交差点からは平坦になる。沿線には商業施設が点在しており交通量も増えていく。道の駅「舞鶴港とれとれセンター」を通過し、東進を続けていると東向き車線が2車線に増える。2+1車線の道路を走っているとR27R177・R178大手交差点に着く。ここで右側車線はR27京都方面への右折車線と化す。なお、前述の通り、大手交差点から西はR175・R178の重複区間である。