国道173号
part1

R176西本町交差点〜大阪r54山辺口交差点
池田市→
→川西市→猪名川町→川西市→猪名川町→
→能勢町→
→猪名川町→
→能勢町

1.R176・R423・R477西本町交差点 2.反対側車線には長い右折車線あり 3.阪神高速の新猪名川大橋
 大阪府池田市の中心部の北西に位置するR176R423R477西本町交差点がR173の起点である。案内標識に表記されていないR423はR176豊中方面およびR173能勢方面に重複しており、R477はこの交差点が終点でR173に重複している。
 R173・R423・R477の3本の国道が重複している状態を北上する。北向きは1車線だが南向きは2車線と変則的な車線数となっている。ただし、南向きの右側車線は西本町交差点で右折車線になってしまうので大阪市・大阪空港方面に進む場合は要注意である。左側の建物がなくなり猪名川沿いになった所で阪神高速11号池田線の新猪名川大橋が見えてくる。R173は橋の下をくぐる事なく並走状態となる。

4.大阪r112絹延橋交差点 5.R423・R477木部町交差点を左折
 阪神高速とともに猪名川の左岸を走っていると大阪r112絹延橋交差点を通過する。r112は猪名川を渡った東詰で府県境を越えるのだが、兵庫県側の県道番号はr185であり統一されていない。絹延橋交差点を過ぎると南向き車線も1車線になる。対面2車線道路を少し進むとR423・R477木部町交差点に至り、左折して綾部・能勢方面に進む。ここでR423との重複は終わるが、R477との重複は続く。西本町交差点からの距離は約1.3kmである。

6.阪神高速の下をくぐる 7.阪神高速の池田木部第二出口に合流
 木部町交差点の直後に阪神高速池田線の高架をくぐり、池田木部第二ランプを挟んで上下線が分離した片側1車線道路を走る。ランプの流出路と合流する地点には信号機が設置されており、国道と阪神高速との合流は交互に行う事になる。

8.古江橋 9.片側2車線の直線道路 10.上下線で高さが異なる
 池田木部第二ランプが合流してからは片側2車線道路になる。反対方向への走行であれば右側車線が阪神高速、左側車線が国道に分れてしまう。府県境となっている猪名川の左岸を走っていると反対側車線との高低差が生じ、小刻みなカーブが連続するようになる。能勢電鉄妙見線のトンネルの上で横山峠を越えるが、元々の峠は少し東にある。

11.兵庫県川西市に入る 12.「綾部69km 瑞穂49km」 13.沿線の商業施設も交通量も多い
 上下線の分離が終わる直線で府県境を通過して兵庫県川西市に入り、多田桜木1交差点を通過する。交差しているのは市道だが、猪名川の対岸にある兵庫r12とを結んでいるため交通量が多く流れが悪くなりやすい交差点である。多田桜木1交差点からはゼブラゾーン付きのセンターラインの4車線道路が続いており、能勢電鉄妙見線が並走しているせいもあって沿線には多くの家屋と商業施設があり、自然と交通量も多くなっている。2車線だった当時は渋滞が頻発していたが、4車線化されてからは随分改善されたようである。

14.平野交差点からは上り勾配 15.新名神の塩川橋と能勢電鉄 16.R477一の鳥居交差点
 市道との平野交差点付近からは沿線の建物が少なくなると同時に上り勾配となる。緩やかな右カーブを曲がった先で新名神の塩川橋と能勢電鉄の橋梁の下を通過する。新名神の供用は2017年12月10日である(高槻JCT〜川西IC)。谷筋を通っているという地形が要因と思われるが、R173(R477重複)と接続するインターチェンジは設定されていない。
 さらに勾配を上って左カーブを曲がっているとR477一の鳥居交差点を通過する。ここでR477が園部方面に分岐して重複区間が終わる。西本町交差点からの距離は約6.3kmである。

17.峠部分を越えて下り勾配になる 18.兵庫r721東畦野交差点 19.川西市見野
 一の鳥居交差点からもしばらく上り勾配だが、能勢電鉄妙見線の畦野トンネル付近からは下りに転ずる。緩やかな勾配を下っていると兵庫r721東畦野交差点を通過する。r721は路線名を川西インター線といい、新名神の川西ICとR173や兵庫r12を繋ぐ県道であり、新設された県道でもある。東畦野交差点からも沿線の施設と交通量の多い状態が続いている。

20.兵庫r68(R173?)とのランプを通過 21.山下高架橋 22.向山トンネル
 一の鳥居交差点から約2.4kmで高架橋と側道とに別れる。案内標識には側道が兵庫r68と表記されているが、ウォッちずのみならずスーパーマップルでもR173とされている。今回は右側車線から高架橋へと進んでいる。山下高架橋でR173(?)と能勢電鉄日生線をオーバーパスしてから向山トンネルをくぐる。勾配はかなり急で山間部区間に入った事を実感できる。

23.一庫大橋 24.R173現道・兵庫r604井補野交差点 25.一庫トンネルと井補野トンネル
 向山トンネルを出ると一庫大橋を渡るが、北東に一庫ダムが見える。また、その下にはR173(?)が2回通っている。一庫大橋を渡り終えて右カーブを曲がっているとR173現道と兵庫r604との井補野交差点を通過する。R173の現道は左折の猪名川方面だが、池田方面から来た場合の北向きの案内標識には現道にR173のおにぎりは表記されていない一方で南向き車線のものには表記されている。設置されているソトバも左がR173、右がr604となっているため、やはり旧道に当たる区間はまだ国道の指定を受けたままなのかもしれない。
 井補野交差点を過ぎてすぐに一庫トンネルに入るが、すぐ隣にr604の井補野トンネルがある。兵庫r604は大阪r604でもあり、元々兵庫r318と大阪r107だったものが統一されている。

26.長原トンネル 27.市道との交差点を通過 28.越ノ山トンネル
 一庫トンネルを出ると一庫ダムによる知明湖の西を走っており、程なくして次の長原トンネルをくぐる。長原トンネルの手前には湖岸に沿っている市道(?)との交差点がある。長原トンネルを出て少し走ると市道との交差点を通過する。山間部のダム湖畔にある信号機も右折車線もない交差点だが、市道の行き先に住宅地があるため市道からもしくは市道への交通は意外に多い。市道との交差点の直後から長い深谷橋を走り、渡り終えた所で越ノ山トンネルをくぐる。

29.猪名川町に入る 30.円山大橋と龍化トンネル 31.龍化橋と民田トンネル
 越ノ山トンネルを出た直後に越野山橋を渡り、次いで川浦橋を渡るが、川浦橋は市町境の橋のため猪名川町に入る。もっともダム湖畔の集落のない場所なので風景に変化がある訳ではない。猪名川町に入ってすぐに新圓山トンネルをくぐる。トンネルの手前に知明湖および一庫大路次川の左岸を通っている市町道との交差点があるが、一方通行の出口のため市道に進む事はできない。また、旧道の近くに圓山隧道があるが現在は水没しておりダムの水量が少ない時にのみその姿を確認できる。
 新圓山トンネルを出た直後に円山大橋を渡り、龍化トンネルに入る。橋の下には知明湖(一庫大路次川)があり、市町境なので再び川西市に入るが、境標識は設置されていない。前述の川沿いの旧道に新龍化トンネルがあり、これは現在でも通行可能である。さらに古い龍化隧道もあるが水没する場所にあるため、容易に訪れる事はできない。
 龍化トンネルの北でまたしても市町境を通過して猪名川町に入る。龍化橋を渡って民田トンネルをくぐる。龍化橋の下には一庫大路次川の両岸を通っている道路をオーバーパスしている。

32.民田橋 33.谷筋を走る 34.能勢トンネル
 民田トンネルを出ると千軒橋と民田橋を相次いで渡って千軒キャンプ場の前を通過する。一庫大路次川の右岸を走っていると下山橋を渡って能勢トンネルをくぐる。トンネルの南側坑口付近に府県境があるが、トンネル内部および手前に境標識は設置されていない。

35.コケナシ橋 36.大阪府能勢町に入る 37.能勢第2トンネル
 能勢トンネルを出るとコケハシ橋で一庫大路次川を渡るが、ここも府県境でであり、橋を渡った先は兵庫県猪名川町である。にもかかわらず北詰に設置されているのは大阪府能勢町の境標識である。能勢トンネルと能勢第2トンネルの間でr104との交差点を通過するが、その前後は大阪府能勢町域であり、r104は兵庫県は通っていない。r104交差点を過ぎると鳥越橋を渡るが、橋上で府県境を2回通過しているため猪名川町域を掠めてから能勢町に入る。橋からの勾配を上っていると能勢第2トンネルをくぐる。

38.大阪r104下田交差点 39.道の駅「能勢(くりの郷)」 40.森上南交差点
 能勢第2トンネルからは左カーブを曲がりながら下田大橋を渡り、その北詰で大阪r104下田交差点を通過する。下田大橋は一庫大路次川だけでなくr104もオーバーパスしている。下田交差点からは緩やかなアップダウンを繰り返しながら2車線道路を北上して、道の駅「能勢(くりの郷)」を通過する。近くには大阪府が運営する府民牧場があり、道の駅とともに繁盛していたようだが、休止されているようである。道の駅からもアップダウンのある2車線道路が続いており、この辺りまで来ると交通量はだいぶ少なくなっている。

41.大阪r4・r602栗栖交差点 42.大阪r54山辺口交差点
 峠部分を越えて下り勾配を走っていると大阪r4・r602栗栖交差点を通過する。交差点の周辺には商業施設もあり賑わっているように見えるがその範囲は狭い。栗栖交差点から少し北上すると大阪r54山辺口交差点を左にカーブしながら通過する。能勢町の役場は右折してr54を東に進んだ所にある。

国道173号 part2