国道168号 |
part2 |
R425ワラビ尾交差点〜城門トンネル |
十津川村 |
59.蕨尾集落 | 60.集落間にロックシェッド | 61.熊野古道の大峯奥駈道・玉置神社は右折して猿飼橋を渡る |
R425ワラビ尾交差点からは蕨尾集落の中を通っているが、これまでに比べて規模の大きい集落である。道路両側に家屋が並んでいる箇所は2車線であっても狭苦しさが感じられ、またセンターラインが引かれていない箇所もある。ロックシェッドを通過すると左に右に急カーブを曲がった後に廣之前橋を渡る。廣之前橋の東は十津川温泉があるため旅館や商店等もある。 |
62.込野上集落 | 63.折立橋 | 64.折立集落 |
その後も断続的に続く集落を結びながら2.0〜2車線幅の道路を走る。特別狭い訳ではないが行楽シーズンの休日は交通量が増大する傾向があり、平日は大型ダンプが走っている事が多いので厄介と言えば厄介な区間である。山崎集落で左の急カーブを曲がって折立橋で熊野川を渡って左にカーブし、折立集落を通り抜ける。 |
65.折立ランプ(予定) | 66.右直角カーブを曲がる | 67.今戸トンネル |
折立集落の北で供用済みの十津川道路と現道との折立ランプに至る。この区間の開通は2011年9月19日だが、全線開通に至っていないせいなのか、熊野川沿いの現道も国道の指定を外れてない。しかし走行した日は崩落のため通行止規制が敷かれていた。折立ランプ付近には通行止である事を示す標識等が設置されていないので要注意である。 現道との交差点の直後に右直角カーブを通過するが、これは七色高架橋区間の二ッ野ランプと似たような感じである。今戸高架橋で現道を上を通過した直後に今戸トンネルに入る。 |
71.道の駅「十津川郷」 | 72.村役場以北は雨量通行規制区間 | 73.湯之原トンネル |
小原交差点から熊野川に沿って少し走ると道の駅「十津川郷」を通過する。村役場が隣接しており十津川村の中心と言える場所だが、行政関係の建物が主で一般の家屋は意外に少ない。役場前の右カーブを曲がった先で小原大橋を渡るが、手前で右側に交差している道路は熊野川に沿っている事からも旧道と思われる。1.5〜1.8車線の狭路ながら沿線に集落があるため閉鎖されておらず通行できる。小原大橋を渡ると右にカーブして湯之原トンネルをくぐり、出た所で湯之原橋を渡って旧道との交差点を通過する。 |
74.緩やかなカーブが連続している | 75.下番集落 | |
旧道との合流後もカーブは多いものの概ね走りやすいと言える2車線道路が続いている。下番集落で左カーブを通過するが、右側に交差している道路はこれまた川沿いを走っている事から旧道と思われる。 |
76.小井橋と小井トンネル | 77.池穴大橋と池穴トンネル | 78.山崎橋と山崎トンネル |
旧道との交差点を通過してすぐに小井橋を渡って小井トンネルをくぐり、次に池穴大橋と池穴トンネル、そしてさらに山崎橋と山崎トンネルを通過する。どのトンネルにも川沿いに旧道があり、それぞれ集落があるため閉鎖されていない。トンネルが最も長いイコール旧道が長いのは小井橋+トンネルだが、集落が南側の限られた範囲にしかないため全て通行できるか否かは不明確である。 |
79.十津川第一発電所の導水路 | 80.「国道一六八号五條新宮間の抜本的道路改良整備を!」 | 81.未改良区間が始まる |
熊野川の右岸の緩やかな上り勾配の2車線快走路を走っていると風屋ダムから十津川第一発電所への導水路の下を通過する。そこから少し進むとR168の改良整備を謳う看板が立てられているが、そのすぐ先の風屋ダムの真東に当たる場所で道幅が狭くなる。 |
82.乗用車同士の離合も厳しい | 83.幅員拡大に注意? | 84.風屋大橋と高原隧道 |
道幅が狭くなったと言っても紀伊半島の他の酷道に比べると広い。しかし100番台の幹線国道とあって場所や道路状況の割に交通量が多く、対向車との離合が頻繁なためそちらの方が厄介である。場所が場所のため砕石関係や道路工事関係の大型ダンプの走行も少なくない。ダンプどころか乗用車同士の離合もできない場所もあるが、その距離は短く数も少ない。やや急な右カーブの先で風屋大橋で熊野川の左岸に渡ってから高原隧道をくぐる。隧道内はセンターラインのない2.0車線幅と少々狭い。 |
85.高原隧道以降は上り勾配 | 86.風屋隧道 | 87.風屋集落 |
高原隧道を出ると滝川を渡り、しばらく右岸に沿って上り勾配を走っていると左のヘアピンカーブを通過し、さらに勾配を上る。新宮市の橋本交差点から随分山間部に入ってきたが、標高は300m程度とさほど高くない。津越瀬集落を通り過ぎて程なくして花園隧道を、さらに進み右カーブの直後に風屋隧道をくぐる。どちらのトンネルも1.8〜2.0車線とやや狭く、風屋隧道に関しては前後が急カーブのため対向車を確認しにくい。風屋隧道からは風屋貯水池の湖畔を走っているが、湖面がほとんど見えずダム湖畔を走っているという印象は薄い。 |
88.大瀬隧道 | 89.三里隧道 | 90.高時隧道 |
勾配がほとんどない2車線道路という点においてはダム湖畔を走る他の国道と同じだが、カーブとトンネルが多い点が異なる。風屋ダムに近い方から大瀬隧道、三里隧道、高時隧道と通過していく。3つともトンネル内部にセンターラインがなく、大型車同士の離合は不可能である。幅よりも厄介なのはトンネルの前後のカーブが急で反対側まで見通せない点である。 |
91.百徳隧道と川上隧道 | 92.助人隧道 | 93.カーブとアップダウンが多い |
さらに百徳隧道と川上隧道を連続してくぐり、少し離れた所の助人隧道をくぐる。百徳隧道と川上隧道はどちらも短く狭いながらもセンターラインが引かれているが、助人隧道は引かれていない。また、助人隧道の手前の左側には枯草が堆積した1.0車線幅の道路が接続しているが、これは旧道ではなく無線の中継局へのアプローチ道である。助人隧道を出ると左にカーブしてしばらく風屋貯水池に沿って走る。 |
94.奈良r733交差点と津越野隧道 | 95.川津トンネル | 96.川津トンネルの北に狭路が残っている |
津越野集落内で奈良r733交差点が交差している右カーブの直後に津越野隧道をくぐる。トンネルの前後どちらも急なカーブのため見通しが悪いのに加えて1.8車線幅しかないため大型車が絡んだ離合ができない。r733との交差は、土河原トンネル(県境)から35kmにして初めての県道との交差点である。津越野隧道から少し進むと川津トンネルをくぐるが、延長は36mと非常に短いがこれまでのトンネルとは異なり大型車同士の離合も可能である。しかしトンネルを出てすぐに1.5車線と道幅が狭くなってしまう。 |
97.丸瀬トンネル | 98.風屋貯水池の北端付近は快走路 | 99.高津トンネル |
短い狭路区間が終わるとカーブが少ない2車線快走路となる。丸瀬トンネル以降は見通しの悪いカーブが少なくなりさらに走りやすくなる。2015年に供用を開始した高津トンネルは歩道付きの2車線と改良されているが、元々あった高津隧道を拡幅したものと思われる。 |
100.開通直前の川津道路 | 101.河津大橋と国王トンネルの横を通過 | 102.川津大橋の下から北は1.5車線幅 |
高津トンネルを出てすぐに道路建設工事現場を右折させられる。案内標識が設置されてないのは川津道路と呼ばれるバイパスが開通するのが走行した日であったためである。開通する時間までまだ9時間程あったがすでに誘導員(?)等がいて開通式典の案内図を設置している作業員も見られた。さすがに9時間も待ってられないので河津大橋と国王トンネルを見ながら右折して現道に進む。 現道と言えども2車線道路で決して走りにくい道路状況ではない。と言いたいところだが、河津橋が1.5車線幅しかない。その後、バイパスの河津大橋の真下だけはセンターラインがあるが、以降は1.5車線狭路が続く。 |
103.国王トンネルの坑口脇を通過 | 104.川津道路以降は2車線 | 105.上野地トンネル |
熊野川に沿って約900m走ると国王トンネルの北側坑口の脇を通過してからバイパスに合流する。以降は改良された走りやすい2車線道路を北上する。谷瀬のつり橋で有名な観光地である上野地集落も上野地トンネルを含むバイパスが開通しており、集落を通り抜けていた道路は国道から降格している。 |
106.谷瀬のつり橋以北は快走路、という訳にはいかない | 107.「五條42km R42 42km」 | 108.田長瀬橋と岩原トンネル |
上野地トンネルを出て右にカーブしている小栗栖橋を渡るとセンターラインがなくなり道幅が狭くなる。小刻みにカーブしている1.5車線幅道路を300m程走るとセンターラインが復活して2車線道路になる。川沿いを少し走った後に新旭橋で熊野川の支流の旭川を渡ってから田長瀬トンネルをくぐる。その後、田長瀬橋で熊野川を渡って岩原トンネルをくぐり、さらに小休場橋で熊野川を渡る。橋梁とトンネルが連続している事からも元々川沿いの道路が旧道と分かる。 |
109.長殿発電所を通過 | 110.長殿集落 | 111.見通しの悪いカーブが多い |
小休場橋を渡って旧道との交差点を通過し、右にカーブするとセンターラインがなくなって1.5車線狭路となってしまう。乗用車同士なら多少減速すれば離合できる程度で強烈な狭さという訳ではないが、交通量が道路状況の割に多いうえに見通しの悪いカーブが多いので厄介である。場所柄工事関係と思われる大型ダンプの通行も少なくない。夏期や紅葉期にはこれらに観光客の車が加わる。 |
112.センターラインが復活 | 113.城門トンネル | |
約2.6kmに渡る狭路区間が終わるとセンターライン付きの2車線道路になる。右カーブを走っていると旧道との交差点を通過し、その先で城門トンネルに入る。十津川村と五條市(旧大塔村)との境に当たり、和歌山県田辺市(旧本宮町)との境の土河原トンネルからは50km弱の距離がある。 |
国道168号 part3 |