国道162号
part3

R27湯岡橋東詰交差点〜R8坂ノ下ランプ
小浜市→若狭町→美浜町→敦賀市

107.湯岡橋 108.R27湯岡交差点を右折
 湯岡橋東詰交差点を左折するとR27との重複区間となる。西向き1車線+東向き2車線(但し1本は湯岡橋東詰交差点の右折車線)の湯岡橋を渡り終えた直後の湯岡交差点を右折する事でR27から分岐する。重複区間の距離は約300mと非常に短い。

109.JR小浜線 110.「通行注意 R162全線」 111.小浜市の中心部を走る
 湯岡交差点を右折した直後から大きく左にカーブしてJR小浜線のガードをくぐる。市街地に近い100番台国道にしては急なカーブだが、これはJR小浜線と立体化させたためにこの形になったと思われる。小浜警察署の跡地付近からは小浜線の北側を西に向かって走る。市の中心部に近いため沿線には商業施設が多い。

112.福井r14小浜駅前交差点を右折 113.右折するのは駅前ロータリーの出口
 小浜駅の北で福井r14小浜駅前交差点を右折して阿納尻方面に進むが、右折するのは駅前ロータリーの出口が接続している方である。直進のr14が交差点の直近でカーブしており見通しが悪いので対向車の確認に注意を払う必要がある。

114.はまかぜ通り商店街 115.福井r24交差点 116.福井r24(旧道)との交差点
 小浜駅前交差点からははまかぜ商店街というアーケード街を走り、約150m北の小浜病院前交差点の手前でアーケードが終わる。小浜市役所の南西で福井r24交差点を通過する。北西で交差している市道はr24の旧道である。

117.市街地を北上 118.大手橋 119.西津橋
 小浜市の市街地を走っていると福井r24・r107小浜NTT前交差点を通過する。以降も平坦な直線道路が続いているが、沿線の建物は一般の家屋が中心となる。南川に架かる大手橋を渡り、次いで城内橋と西津橋で多田川と北川を渡る。城内橋を除いて若干車線幅が狭い事もあって西側に新しい橋を含むバイパスが建設中である。城内橋の南詰に県道が交差しているが、これは福井r802(小浜大飯高浜自転車道線)であり、厳密に言えば小浜NTT前交差点の西のr24と北のR162に重複している。

120.「矢代11km 阿納尻5km 甲ヶ崎3km」 121.福井r107西津公民館前交差点 122.福谷三差路交差点
 西津橋から北は歩道付きの2車線道路を走る。平坦な直線道路のため見通しが良く走りやすい。緩やかな左カーブを曲がりながら福井r107西津公民館前交差点を通過する。さらに北上していると海沿いの市道との福谷三差路交差点を通過する。

123.街路樹のある直線道路 124.小浜湾沿いを走る 125.福井r107阿納尻三差路交差点
 福谷三差路交差点からは小浜湾沿いを走っているが、標高が低いため直接海面が見える場所は少ない。湾に沿って大きく右にカーブした後に福井r107阿納尻三差路交差点を通過する。これより先のr107は二手に別れており、沿岸部を通るものと道路と内陸部を通るものとがある。後者は久須夜ヶ岳エンゼルラインという有料道路であったが、2002年に無料開放された際にr107に組み入れられている。なお、エンゼルライン区間は夜間(19時〜翌7時)及び冬期(12月〜3月)は閉鎖されるため通行できない。

126.阿納トンネル 127.阿納集落 128.小浜市犬熊
 阿納尻交差点からは海岸線から離れると同時に緩やかな勾配を上り、阿納尻集落を通り抜けて阿納トンネルをくぐる。緩やかな勾配を下って阿納集落を走っていると海岸線沿いとなって次の犬熊集落を通り抜ける。阿納トンネルは2002年に供用されており、旧道の阿納坂隧道は両側の坑口がフェンスで塞がれており通り抜けできない。また、阿納トンネルの上を通っている道路があるが、これは旧道ではなく広域基幹林道若狭幹線である。

129.日本海沿いを走る 130.志積トンネル 131.矢代第一トンネル
 海岸線沿いを走っていると志積集落を西から東にかけて回り込むように通り抜けて志積トンネル(1995年・214m)と矢代第一トンネル(1998年・387m)、奈胡崎トンネル(2009年・1027m)をくぐる。矢代“第一”トンネルとなっているからには“第二”トンネルがあってもおかしくないのだが、現地にはそれらしきトンネルはない。かと言って第一トンネルと第二トンネルがロックシェッド等で繋がっていて実質1本のトンネルになっている訳でもない。計画では2本のトンネルを造るつもりが最終的には1本になってしまったのだろうか。矢代第一トンネルと奈胡崎トンネルの間で左手の海側に旧道が走っているが、交差はしておらず車両での往来はできない。徒歩や自転車の場合は車止めの間を通る事で往来可能である。

132.かんにゃ橋 133.福井r22田烏交差点 134.田烏集落への市道との交差点
 奈胡崎トンネルを出るとかんにゃ橋、高橋谷橋、沖の石橋を次々に渡る。標高50m程度の場所を走っており北側が開けており日本海が良く見える。沖の石橋の東詰で福井r22田烏交差点を通過し、大きく左にカーブした後に田烏集落に向かう市道との交差点を通過する。田烏集落を通り抜けている海沿いの道路が旧道である。なお、集落の名称は田島でもなければ田鳥でもなく田烏(たがらす)である。

135.釣姫トンネル 136.谷及トンネル 137.須ノ浦トンネル
 釣姫トンネル(2000年・475m)と谷及トンネル(1997年・226m)をくぐり、右カーブの後に須ノ浦トンネル(1995年・425m)をくぐる。釣姫トンネルの旧道は通行可能だが、他の谷汲トンネルと須ノ浦トンネルの旧道は閉鎖もしくは廃道化しており通行できない。

138.福井r249須ノ浦交差点 139.食見トンネル 140.食見集落以東は急カーブが多い
 須ノ浦トンネルを出た直後に福井r249須ノ浦交差点を通過して右カーブの先で食見トンネル(1991年・981m)をくぐる。交差点の手前で須ノ浦1号橋、奥で須ノ浦2号橋の下を通っているが、どちらもr249の跨道橋である。食見トンネルは市町境のトンネルであり若狭町に入る。食見集落の東端で海浜自然センターの前を通り過ぎると集落が途切れ、カーブが連続する2車線道路を走る。

141.正面に見えるのは常神半島 142.市道が交差している右直角カーブを曲がる 143.世久見トンネルまで上り勾配
 世久見集落に向かって緩やかな勾配を下った後に市道が交差している右直角カーブを曲がる。集落手前の勾配部分は2015年前半に拡幅されたが、R162の海沿い区間において最後まで残っていた狭路箇所であった。拡幅される以前は直角カーブではなくT字路を右折であった(逆方向の走行であれば突き当りを一旦停止して左折)。直角カーブからは海岸線を離れて緩やかな勾配を上ってから世久見トンネル(1986年・715m)をくぐる。

144.世久津集落 145.福井r216世久津交差点を右折 146.若狭町成出
 世久津トンネルを出て世久津集落の中を下って行くが、センターライン付きの2車線道路ではあるが車線幅が若干狭い。勾配を下り切った所で福井r216世久津交差点に突き当たり、右折してR27・E27舞鶴若狭道方面に進む。r216は常神半島の西側沿岸部を走る県道で、半島の末端部で途切れているが、有料道路の三方五湖レインボーラインに進めば美浜町側に通り抜ける事も可能である。世久津交差点からは平坦な2車線道路を走る。

147.梅林を走り抜ける 148.道の駅「三方五湖」 149.E27舞鶴若狭道のはす川橋
 三方湖沿いになると沿線には集落に代わって梅林になる。やや急なカーブを曲がりながら湖畔を走っていると道の駅「三方五湖」を通過する。2015年に開業しているが、施設自体は以前からあり改修を加えて道の駅としている。道の駅に隣接する若狭三方縄文博物館を過ぎた直後にE27舞鶴若狭道のはす川橋の下を通る。道の駅の東にE27舞鶴若狭道の三方五湖PA/SICがあり、同じ名称ではあるが、直線で500m程離れておりハイウェイオアシスではない。

150.福井r217鳥浜交差点 151.若狭広域農道(若狭梅街道)との交差点 152.拡幅工事中
 はす川沿いを少し走ると福井r217鳥浜交差点を直角にカーブしてはす川橋を渡る。若狭広域農道(若狭梅街道)との交差点を通過して鳥浜集落を通り抜けるが、若干道幅が狭く交差点付近では改修工事が行われているところであった。

153.鳥浜集落 154.縄文の里大橋 155.R27三方交差点を左折
 鳥浜集落は若狭町の中心部の北西に位置する集落ながらセンターラインのない区間が残っている。R162の海沿い区間は狭路酷道であったが、トンネルを含むバイパスが次々に供用されて快走路になって酷道レベルを落としている。2021年8月時点で唯一残っているセンターラインなし区間がここである。とは言え狭路区間の距離は短く300mに満たない。
 センターラインが復活するとJR小浜線の手前で大きく左にカーブし、勾配を上って右にカーブして縄文の里大橋で線路の上を通る。小浜市の湯岡交差点と同様に小浜線を踏切なしで通過するため急なカーブを通過しなければならなくなっている。なお、縄文の里大橋は歩行者と軽車両は通行禁止であり、これらでのR162トレースは不可能となっている。
 橋を渡り終えた直後にR27三方交差点に至る。R27との2回目の交差点だがここはまだ終点の交差点ではなく、左折して敦賀方面に進む。ただし、ここから終点までは全てR27に重複しているため、三方交差点が実質的な終点の交差点と言える。

156.福井r144三方駅入口交差点 157.集落や線路より少し高い位置を走る 158.E27の気山高架橋と若狭三方IC
 三方交差点からR27との重複区間となってすぐに福井r144三方駅入口交差点を通過する。JR小浜線の東側を並走しながら北に向かって走る。西側は開けており集落や線路より少し高い位置を走っている事が分かる。E27舞鶴若狭道の気山高架橋をくぐった先で若狭三方ICを通過する。前述の三方五湖PA/SICからは3km程度と至近の位置にある。

159.福井r244気山交差点 160.美浜町に入る 161.福井r215金山交差点
 若狭三方ICを過ぎて少し走ると福井r244気山交差点を通過し、JR小浜線の気山駅の東を通り過ぎると町境を越えて美浜町に入る。線路から少し離れて平坦な2車線道路を走っていると福井r215金山交差点を通過する。

162.福井r214郷市交差点 163.福井r213河原市交差点 264.福井r255佐柿ランプ
 福井r215郷市交差点付近からは沿線の建物が多くなる。福井r233美浜駅交差点を通過した先で町道との役場前交差点を通過する。駅と役場の近くを通っている事から美浜町の中心部だと分かる。耳川を渡った後に福井r213河原市交差点を通過すると沿線の建物が少なくなる。
 緩やかな左カーブを曲がっていると福井r255との佐柿ランプを通過する。側道がr255だが案内標識にヘキサは表記されていない。r255はR27(とR162)の美浜東バイパスの旧道である。

165.国吉城トンネル 166.山上ランプ 167.E27舞鶴若狭道・若狭美浜IC
 S字状にカーブしながら勾配を上った先で国吉城トンネルをくぐる。トンネルを出てすぐに城山跨線橋でJR小浜線の上を通るが、跨線橋上から山上ランプの側道が分岐する。山上ランプの側道が合流すると片側2車線道路となってE27舞鶴若狭道の若狭美浜ICを通過する。

168.福井r118太田ランプ 169.佐田トンネル 170.旗護山トンネル
 若狭美浜ICから片側2車線道路となり、少し走ると福井r118との太田ランプを通過する。r118を南に向かうとJR小浜線の東美浜駅に、北に向かうとR162(実質R27)の旧道の福井r225に行く事ができる。太田ランプの側道が合流してから佐田トンネルをくぐる。
 敦賀方面としか接続していないr225との佐田ランプを通過した後に旗護山トンネルをくぐる。佐田トンネル、旗護山トンネルどちらも上下線が別々のトンネルであり4車線化以前は西向き車線のトンネルが対面通行であった。

171.敦賀市に入る 172.福井r143金山ランプ 173.福井r142・r210若葉交差点
 旗護山トンネルを抜けると敦賀市に入り、緩やかな勾配を下っていると福井r143との金山ランプを通過する。盛土から平面道路になった直後に福井r142・r210若葉交差点を通過する。敦賀市の市街地に近付いており、交通量だけでなく沿線の商業施設も増えている。

174.野神高架橋 175.敦賀市街地の南部を走る 176.R8・R27・R161岡山1交差点
 片側の2車線の野神高架橋を通過するが、その下を旧道である福井r225が通っている。野神高架橋以東は平面道路となっており市道との交差点が連続しているため流れが悪くなる。
 敦賀市の市街地の南でR8・R27・R161岡山1交差点に至る。案内標識では直進の左折方向の道路にR8のおにぎりが表記されているが、右折方向の道路もR8である。右左折方向は現道であり、直進方向は現道と敦賀バイパスを繋ぐ部分である。現道とは言え一桁国道との交差点なのでここが終点であっても違和感はないが、この先の坂ノ下ランプが終点のため直進しなければならない。なお、案内標識にR161のおにぎりが表記されていないが、R8福井・大津方面と右折方向の地名が案内されていない道路に重複している。なお、この岡山1交差点を東から進入するとR8・R27・R161・R162の4つ串刺しおにぎりを見る事ができる。

177.「!(大雨時浸水 注意)」 178.JR北陸本線とJR小浜線をアンダーパス 179.R8・R27・R161坂ノ下ランプ
 岡山1交差点からはR8・R27・R161との4国道重複区間になる。緩やかな勾配を下った後にJR北陸本線とJR小浜線の下をくぐる。かつてはJRの在来線のみのアンダーパスだったが、北陸新幹線(の車両基地)までの線路が東隣に加わっている。
 アンダーパスを出て市道との坂ノ下交差点を通過した先のR8・R27・R161坂ノ下ランプがR162の終点である。R27、R161はどちらもここが起点である。ランプの東に敦賀JCTがあり、E27舞鶴若狭道の終点である。