国道161号
part1

R1藤尾南ランプ〜滋賀r558北小松南交差点
大津市

1.R1・R8藤尾南ランプ 2.右側車線が減少 3.藤尾北ランプ
 京都府と滋賀県の府県境に近いR1R8藤尾南ランプがR161の終点であり、ここから琵琶湖の西側を通って日本海側の福井県敦賀市に向かう。かつては3kmほど東の逢坂1交差点が終点であったが、湖西道路が無料開放された後に県道に降格した際に終点の位置も変更されている。なお、R8はR1の両方向に重複しており、単独区間となるのは滋賀県栗東市からである。
 藤尾南ランプにR1(R8重複)京都市街方面もしくは京都r143から進入するとそれぞれ2車線のうちの左側車線がR161敦賀・高島方面、右側車線がR1四日市・草津方面となっている。変則的な交差の仕方のため信号の点灯タイミングも変則的である。他の車線との交差がないR1→R161及びr143→R1は常に進む事が可能である。なお、信号機は常に赤色が点灯しており矢印信号によって交通をコントロールしている。
 藤尾南ランプの直後に右側車線が減少して片側1車線道路になるが、大津市街方面からの車線が合流すると片側2車線道路になる。直後に藤尾北ランプを通過するが、歩行者や軽車両、原付はここで流出しなければならない。この規制はもともと存在しなかったが、2015年3月10日に最高速度規制が70km/hに引き上げられた際に通行禁止になったようである。

4.「敦賀88km 高島49km」 5.住宅地の間を通っている 6.藤尾奥町ランプ
 高い遮音壁に挟まれた片側2車線道路を走ってJR東海道本線の逢坂山トンネルとJR湖西線の長等山トンネルの上を通る。国道が低い場所を通っているため分かりにくいが住宅地に挟まれているため「静かに」標識が設置されている。なお、東側の住宅地は京都市に、西側のそれは大津市に属している。藤尾奥町ランプからは住宅地沿いではなくなる。

7.長等トンネル 8.山上トンネル 9.跨道橋は早尾神社への人道橋
 藤尾奥町ランプからも上り勾配の片側2車線道路を走っていると長等トンネルと山上トンネルを相次いでくぐる。山上トンネルの全長は125mとさほど長くないが、長等トンネルの全長は1312mと1kmを超えている。山上トンネルを出て少し走ると赤い欄干の跨道橋の下を通るが、この跨道橋は早尾神社に至る人道橋である。

10.皇子山ランプ 11.宇佐山トンネル 12.近江神宮ランプ
 皇子山古墳のすぐ傍で皇子山ランプを通過して宇佐山トンネルに入る。トンネルを出てすぐに跨道橋をくぐるが、これは滋賀r30である。r30とは南志賀ランプで接続しているが、南向きの入口のみである。さらに進むと近江神宮ランプが設置されている。近江神宮は宇佐山トンネルの東に位置している。

13.地形と遮音壁によって風景は見えない 14.滋賀r47滋賀里ランプ 15.下坂本ランプ以北は湖西道路区間
 近江神宮ランプからは複数の跨道橋の下をくぐる。擁壁と遮音壁に挟まれているため景色が見えない状態が続く。滋賀r47に接続している滋賀里ランプを通過した直後にr47の赤塚橋と京阪石山坂本線の下を通過する。

16.下坂本ランプ 17.京阪石山坂本線と並走 18.「1.5km先車線減少」
 下坂本ランプからは自動車専用道路となるため、西大津バイパスでは通行できた125cc以下の2輪車はランプで降りる必要がある。緩やかは左カーブを曲がっていると京阪石山坂本線が隣接した状態で並走するようになる。そのためか北向き車線側は遮音壁が設置されているが、南向き車線側には設置されていない。この先で車線が減少する旨を警告する路面ペイントがあるが、2.5kmとかなり手前から明示されている。

19.「湖西道路 起点」 20.最高速度が60km/hになる 21.左側車線が減少
 JR湖西線の比叡山坂本駅の少し南で湖西道路の起点を通過するが、近くにインターチェンジはなく実質的には下坂本ランプが起点と言える。最高速度規制が60km/hになる辺りで比叡山坂本駅の横を通る。R161と駅の下には滋賀r316が通っている。左側車線が減少した後に坂本北ICを通過するが、京都市街方面としか接続していないハーフインターチェンジである。この車線減少箇所は、以南の区間が信号機付きの交差点のない道路というせいもあって行楽シーズンを中心に渋滞しやすい。

22.「仰木雄琴2km 真野6km 敦賀77km」 23.大正寺川橋 24.東側に4車線化用地が確保されている
 対面2車線道路になってからも緩やかな上り勾配が続いており、これも流れが悪くなりやすい要因のひとつだろう。勾配はあるもののほとんどカーブしていないため速度は出しやすいが、両側に住宅地があるため速度を控えて「静かに」走行ように標識が設置されている。大正寺川橋の東側では4車線化工事が行われているが、2015年度に事業化された割に進捗は遅いように思われる。

25.滋賀r315仰木雄琴IC 26.雄琴川橋 27.ラバーポールの欠損率が高い
 勾配が上りから下りになった後に滋賀r315仰木雄琴ICを通過する。少し東にJR湖西線のおごと温泉駅がある。ここから北は再び住宅地の間を通っているが、これまでの住宅地区間と同様に低い位置を通っているため家屋はあまり見えない。高速道路などに見られる緑色の標識が設置されている事からも想像できるが、湖西道路はかつては有料道路であった。その割にセンターライン上はラバーポールしかなく、それも欠損しているものが非常に多い。

28.4車線化工事が行われている 29.天神川橋 30.舗装状態が悪い
 用地が確保されている箇所では4車線化工事が行われているものの天神川橋では橋脚の工事すら始まっていない様子であった。天神川橋を渡り終えると中央分離帯が設置されているが、北向きは1車線のままで変化はない。ラバーポールの欠損の他に交通量が増大したせいもあって舗装状況が非常に悪い。

31.南向き車線のゆずり車線は閉鎖中 32.R477真野IC 33.真野川橋
 中央分離帯区間は南向き車線にゆずり車線が設置されているが、おそらく4車線化工事に伴って閉鎖されている。中央分離帯がなくなって対面2車線道路に戻った後に緩やかな勾配を下っているとR477真野ICを通過する。酷道として有名なR477も琵琶湖付近は比較的普通の国道であり、行楽シーズンはかなりの交通量がある。真野ICの流出路が分岐した後に真野川橋で真野川や世渡川、R477の上を通過する。

34.真野ICの北にゆずり車線あり 35.和迩IC 36.「全線駐停車禁止」
 真野ICを過ぎてすぐの場所にゆずり車線が設置されている。延長は800m程度と決して長くはないが、R161では貴重な追越しポイントである。比叡山坂本駅付近で北向き1車線になってから約7.7km離れており、ここぞとばかりに追い抜こうとする車両が多く見られる。左側から追い越さないように警告する標識が設置されている事から、前方の車両がゆずり車線に入らないため左側のゆずり車線から追い越すケースも多いようである。
 ゆずり車線が終わると中央分離帯がガードレールからラバーポールに戻り、アップダウンのある対面2車線道路を北上する。和迩川橋で滋賀r311の上を通った後に和迩ICを通過する。湖西道路が有料であった当時はこのインターチェンジに本線料金所が設置されていた。インターチェンジの東に道の駅「妹子の郷」が設置されているが、北向きに走行していた場合は短距離ながら市道を経由しなければならない。インターチェンジの西側にも駐車場とトイレは設置されているため小休憩は可能である。

37.法面工事のため路肩規制中 38.福谷川橋 39.南向き車線にゆずり車線あり
 アップダウンしている2車線道路を北上して行く。これまでは沿線に住宅地もあったがそれもなくなり長閑な風景が広がっている。少し高い位置を走っているため琵琶湖が見える場所もある。多くの短い橋を渡るが、それだけ琵琶湖に注ぐ川が多い事を示している。びわ湖バレイの手前に中央分離帯区間があるが、反対の南向き車線にゆずり車線が設置されているためである。

40.「急な下り坂 速度注意 5.0%」 41.滋賀r345志賀IC 42.「湖西道路 終点」
 5%とやや急な勾配を下っていると滋賀r345との志賀ICを通過する。かつて有料道路であった湖西道路の終点であり、以北は志賀バイパスとなる。志賀バイパスは自動車専用道路ではないが、接続する湖西道路に規制を合わせており、歩行者・軽車両・原付・125cc以下の2輪車は通行できない。

43.制限速度は60km/h 44.大物高架橋 45.新しい舗装も確認できる
 湖西道路が終わってからも対面2車線道路が続いている。これまでの区間と同様にセンターライン上にラバーポールが設置されているが、そのほとんどが欠損している。舗装の状態は決して良くないが新しく直されている箇所もいくつかあった。

46.滋賀r322比良ランプ 47.「横風注意」 48.両側に遮音壁が設置された高架橋
 南比良第二高架橋を渡り終えた後に滋賀r322比良ランプを通過する。志賀ランプ〜比良ランプは2001年に供用されたが、比良ランプ以北の区間の供用は2012年と実に10年以上掛かっている。その間はr322や現道が渋滞する事も多かった。比良ランプを過ぎると4%の勾配を下る。遮音壁に挟まれた高架橋を通過するが、西側に家屋がない事から音を遮るよりも横風を弱くする方がメインかもしれない。

49.近江舞子ランプ 50.琵琶湖の向こうに伊吹山が見える 51.小松ランプ
 緩やかな勾配を上っていると近江舞子ランプを、次いで小松ランプを通過する。ランプ間の距離が短いため、近江舞子ランプの流入車線がそのまま小松ランプの流出車線となっている。逆方向も同様である。

52.「敦賀57km 高島16km」 53.滋賀r558北小松南交差点
 小松ランプからは長い下り勾配となっており、右カーブを曲がった先で滋賀r558北小松南交差点を通過する。ここで交差しているr558を南下するとR1との逢坂1交差点に行く事ができ、当該区間はR161の旧道である。

国道161号 part2