国道160号

R8四屋IC〜R159川原町交差点
高岡市→氷見市→
→七尾市

1.R8四屋IC 2.R8金沢方面からの道路と合流するまでは片側1車線 3.富山r57長慶寺南交差点
 富山県の北西、高岡市の市街地から見ても北西に位置するR8四屋ICがR160の終点であり、ここから概ね海沿いを北上して石川県七尾市に向かう。交差点の名称が示す通りインターチェンジ形式のため全ての方向において信号機は設置されてない。なお、四屋ICの金沢寄りにはR8・R156の四屋交差点が近接している。
 R8富山市方向からR160に進むとR8の上を通過し、勾配を下っているとR8金沢方面からの道路と合流する。合流後も車線は減らずに金沢方面からの道路が左側車線に、富山市方面からの道路が右側車線になる。緩やかなカーブを描きながら片側2車線道路を走ると富山r57長慶寺南交差点を通過し、小矢部川を守山橋で渡った後に富山r32西海老坂交差点を通過する。

4.西海老坂交差点以北は上り勾配 5.氷見市に入ると下り勾配になる 6.富山r299・r373下田子北交差点
 西海老坂交差点を過ぎると緩やかな上り勾配となり、名もない峠を越えて氷見市に入る。市境から北は緩やかな勾配を下り、平坦になった所で富山r296上田子交差点を通過する。さらに北上を続けると富山r299・r373下田子北交差点を通過する。すぐ東をr373が並走する形になるが、このr373はおそらく旧道に当たると思われる。市境付近から東を並走している市道も旧道だろう。

7. 8.富山r76朝日丘交差点 9.氷見トンネル
 富山r361窪交差点付近から沿線に商業施設が点在していているが、氷見市の中心部ではない。また、少し東にはR415が並走しているが、これもR160の旧道の一部と思われる。仏生寺川と万尾川を新八幡橋で一気に渡った先で富山r76朝日丘交差点を通過する。朝日丘交差点を過ぎて緩やかな勾配を上っていると上下線が分離した後に氷見トンネルをくぐる。上下線で別々のトンネルだが、北向きは240mで南向きは196mと長さがかなり異なる。

10.鞍川高架橋を下る 11.R415幸町交差点
 氷見トンネルを出た直後に富山r312鞍川高架橋交差点への側道が分岐し、鞍川高架橋を下り切った所でR415幸町交差点に至る。R160において起終点を除けば唯一の一般国道との交差点である。この幸町交差点の東に氷見市の市街地がある。

12.幸町交差点以北は交通量が少なくなる 13.左側車線が減少 14.氷見市稲積
 幸町交差点を過ぎてからも片側2車線という道路状況に変化はないが、交通量が目に見えて減っていくのが分かる。沿線には商業施設が点在しているが、田畑も多い。交通量の少ない片側2車線道路を走っていると左側車線が減少して対面2車線道路になった直後に富山r304稲積交差点を通過する。交差点を左折してr304を約400m走るとR470能越道の氷見北ICがある。能越道は概ねR160に対して内陸部を走っており、一部を除いて無料で通行できる地域高規格道路である。

15.名もなきトンネル(?)を通過 16.富山r18阿尾交差点 17.富山r373交差点
 山裾を走っていると名もなきトンネルを通過する。トンネルの上は山という感じではなく道路がありそうだが、空中写真を見る限りは何もなく掘割にしても問題なさそうな場所である。そのトンネルを出てすぐに富山r18阿尾交差点と富山r306海峰小学校口交差点を相次いで通過する。阿尾漁港を通り過ぎると信号機のない富山r373との交差点を通過する。氷見市の市街地の南でも交差したr373だが、一部はR415との重複もあり、そのルートからR160の旧道と思われる。

18.薮田トンネル 19.海岸線沿いを走る 20.複数の雨量通行規制区間がある
 富山r373交差点を通過して薮田集落を走っていると薮田トンネルに入る。トンネル手前で交差している道路は旧道だろうが、沿線に家屋があるため現在でも通行可能である。また、薮田トンネルから北に2.3kmの区間は連続雨量140mmを超えると通行止になる雨量通行規制区間に指定されている。薮田トンネルを出ると海岸線沿いを走っており、強風時には海水をかぶりそうな場所もある。旅館や民宿が点在する中を走っていると雨量通行規制区間が終わるが、さらに別の雨量通行規制区間が始まる。2ヶ所目の規制距離は5.7kmで連続雨量160mm超が規制値である。

21.氷見市宇波 22.富山r70交差点 23.灘浦トンネル
 狭いながらも砂浜のある宇波集落と脇方集落で宇波川を渡り、その直後に富山r70交差点を通過する。r70を約1.5km走るとR470能越道の灘浦ICに行く事ができる。r70交差点からの右カーブの先で灘浦トンネルをくぐる。

24.灘浦トンネルの直後には中央分離帯がある 25.「七尾25km 県境6km」 26.大境集落からは少し内陸を走る
 灘浦トンネルを出てすぐに海岸線に沿ってやや急な左カーブを曲がるが、そのカーブ部分にだけ中央分離帯が設置されている。左カーブが終わると小境集落を通過するが、海水浴場があるため集落内には民宿が多い。北隣の大境で左カーブを通過するが、そこからは緩やかな上り勾配となり海岸線を離れて内陸を走る。

27.姿集落 28.海沿いを快走 29.中波集落
 姿集落に差し掛かって右カーブを過ぎるとやや狭苦しい2車線道路になって集落の中心部を通り抜ける。姿集落の北端からは再び海岸線沿いを走る。中田集落を過ぎると山が海に迫った場所を通っており集落が途切れるがその距離は短い。その後は中波や脇といった集落を通過しながら海沿いを走る。カーブが多いものの交通量は多くないため快走する事ができる。

30.「輪島78km 穴水55km 七尾20km」 31.石川県・富山県境 32.県境の石碑(?)がある。
 シーサイド国道を走っているとやや急な左カーブを曲がるが、そのカーブに県境がある。峠でも河川でもない場所だが、イラストのある大きな県境標識が設置されており、海側には県境を示す石碑のようなものまで設置されている。なお、400m程内陸に設置されているR470能越道のパーキングが県境を跨ぐ形で設置されており、その名も「能越県境PA」という名称が付けられている。

33.「高波注意」 34.R470能越道との七尾大泊ic 35.石川県内もシーサイドルート
 県境を越えて石川県七尾市に入ってからも海岸線に沿った状態が続いている。高波に注意を促す標識が立てられている事からも分かるとおり、海面との高低差もほとんどない。県境から約1.6km走るとR470能越道の七尾大泊ICを通過する。概ねR160の内陸を並走しているR470能越道だが、R160と直結しているのはこの七尾大泊ICだけである。七尾大泊IC以北も海沿いの快走路が続いている。

36.七尾市東浜町から4.6kmは雨量通行規制区間 37.急カーブかつ急勾配 38.岡野大橋
 熊渕川を渡った先で上り勾配となるが、ここから北に4.6kmの区間は連続雨量160mm超で通行止となる雨量通行規制区間である。規制区間に入ってすぐに石川r245交差点を通過する。r245を走っても七尾市の市街地に行く事ができるが、狭路の割蒼が多くカーブの多い山道であり、R160の方がより早く安全に走れるものと思われる。

39.アップダウンしているが快走可能 40.七尾市佐々波町 41.歩道改良工事(?)
 適度なアップダウンとカーブを繰り返しながらシーサイド快走路を淡々と走る。前述の通り内陸のR470能越道が無料で通行できるとあって、R160の交通量は非常に少ない。ただ、海沿いのため夏季はそれなりの交通量があると思われる。佐々波集落付近で能越道はさらに内陸へと進みR160から離れた場所を走るようになる。

42.標高が10mを超える場所もある 43.道の駅「いおり」 44.石川r289交差点
 標高10m程度のシーサイドルートを走っていると道の駅「いおり」を通過する。簡易のパーキングは数ヶ所設置されているが、食事処や土産物店がほとんどないため貴重な休憩ポイントである。道の駅の北にある庵町集落で石川r289交差点を通過する。案内標識は設置されておらずソトバがある事でかろうじて県道が交差していると認識できる。r289を走っても七尾市の市街地に行く事ができるが、r245よりもさらに険しい県道である。

45.七尾市庵町 46.石川r246交差点 47.内陸部を走る
 海岸線に沿ったカーブの少ない2車線道路を走っていると石川r246が交差している左急カーブを通過する。このカーブを曲がる事で海から離れて内陸へと向かう。交差しているr246が海沿いを走っている。
 r246交差点からは緩やかな勾配を上る。歩道は設置されていないものの車線幅は余裕のある幅でありカーブも緩やかな事もあって走りにくさは全く感じない。交通量も非常に少ない。

48.沢野隧道 49.奥に見えるのが郷橋隧道 50.山間部区間にも集落あり
 緩やかな勾配を上っていると沢野隧道を通過する。延長は259mで直線なので反対側まで見通せるが、3.8m制限高と4.5m制限幅が設定されており、内部にはセンターラインが引かれていない。トンネルを出ると大きく左にカーブしながら中村集落の北を通過して郷橋隧道に入る。郷橋隧道には制限高、制限幅ともになくセンターラインも引かれている。郷橋隧道を出てからは農村風景の中を走り抜ける。

51.殿隧道 52.殿隧道以降は急勾配・急カーブ 53.下り8%勾配
 緩やかな上り勾配の緩やかな右カーブを曲がると殿隧道に入る。このトンネルには沢野隧道と同じ3.8m制限高と4.5m制限幅が設定されており、センターラインが引かれていない。殿隧道を出るとこれまでとは異なって勾配がきつく急カーブもある。トンネル直後から集落に差し掛かる直前まで8%勾配が続く。

54.通行止用ゲートを通過 55.石川r246大田交差点を左折
 通行止用のゲートを通り過ぎた直後に市道との交差点を通過するが、そこで勾配がなくなって平坦な状態になる。平坦になってすぐに石川r246大田交差点に突き当たり、左折して輪島・七尾市街方面に進む。r246との交差点は2ヶ所目で、前述の通り内陸をR160が、海沿いをr246が走っている。

56.平坦でカーブも少ない 57.七尾市佐味町 58.新大谷川橋
 大田交差点からは平坦かつ直線的な2車線道路を七尾市街地に向かって走る。沿線には家屋が途切れる事なく建っているが、交通量はさほど多くない。新大谷川橋を渡ると左にカーブした市街地に差し掛かる。

59.石川r289郡町交差点 60.市街地も車線幅が広い 61.R159・R249・石川r1川原町交差点
 市街地に入ると沿線の建物は店舗兼住宅が目立つようになるが、営業していない店舗も少なくない。海沿い区間で交差した石川r289との郡町交差点を通過して左にカーブした先でR159R249・石川r1川原町交差点に至る。七尾市役所と七尾駅の東にあるこの交差点がR160の起点であり、R159とR249の起点でもある。案内標識では輪島方面がR249と表記されているが、現在は石川r1に降格しており、R249はR159に重複している。