国道154号

R1白鳥橋西交差点〜名古屋港
名古屋市

1.R1白鳥橋西交差点 2.コンクリート舗装の片側3車線道路 3.市道との船方交差点
 名古屋市熱田区のR1白鳥橋西交差点がR154の終点であり、この交差点と名古屋港を結んでいる。約600m東にR1とR19R22R247が交差している熱田神宮南交差点があるが、R154はそこまで重複していないようである。名古屋市の国道交差点の重鎮と言える熱田神宮南交差点からは離れているが、R1は片側3車線と非常に整備されている。R154への左折車線も2本設けられている。なお、R1四日市方面からR154への右折は禁止されており、右折車線も設置されていない。
 白鳥橋西交差点からは片側3車線もあり、かつ舗装がコンクリートと港湾らしい道路状況と言える。とは言うものの沿線には大小の工場の他に集合住宅も見られる。白鳥橋西交差点から約400mで市道との船方交差点を通過する。前述の通り白鳥橋西交差点をR1四日市方面からの右折はできないため、その手前(西)にある一番1交差点を右折してこの船方交差点からR154に入るルートを走る事になる。そのため市道からR154に右折する車両や逆にR154から市道へ左折する車両が多い。また、南向きであれば右端車線は右直兼用車線だが、北向きであれば左端車線が左折専用車線になってしまう(ただし、交差点以北も片側3車線道路)。

4.東海道新幹線 5.名古屋市港区千年 6.名古屋高速4号東海線
 船方交差点を過ぎてからもコンクリート舗装の片側3車線道路が続いている。東海道新幹線の下を通過して少し進むと市道との千年交差点を通過するが、その手前に区境があり熱田区から港区に入る。UACJ(元、住友軽金属)の名古屋製造所の西側を走っているとその敷地南西端の先で名古屋高速4号東海線の下をくぐる。交通量の多いR154だが、名古屋高速とのインターチェンジは造られていない。

7.名古屋市港区港陽 8.R23港陽IC 9.R23の新港線跨線橋をくぐる
 集合住宅と一般家屋が混在する中を走っているとR23港陽ICを通過する。R154を南進していた場合はR23の豊橋・四日市の両方向に行く事ができるが、北進していた場合はどちら方向とも接続していない。また、R23からR154への接続は四日市方面からR154名古屋港方面のみとなっている。港陽ICの西にある築地口IC(R23四日市方面と接続)、東にある築地IC(R23豊橋方面と接続)を利用してそれぞれ往来する事が可能である。
 港陽ICでR23への側道が分岐した所で右端車線が減少して片側2車線になるが、R23四日市方面からの側道が合流するためすぐに片側3車線道路に戻る。そのままR23の新港線跨線橋の下を通過する。

10.市道との築地口東交差点を右折 11.愛知r227築地口交差点を左折
 R23の新港線跨線橋の直後に市道との築地口東交差点を右折する。左端車線(R23から合流した車線)は市道への左折車線になってしまう。なお、築地口東交差点を左折した先に前述のR23築地ICがある。
 築地口東交差点のすぐ先に愛知r227築地口交差点があり、R154は左折して名古屋港・ガーデンふ頭方面に進む。築地口東交差点と築地交差点は近接しており、R154をトレースするには築地口東交差点の時点で左側車線を走っていなければ築地口交差点を左折するのは難しい。なお、築地口交差点の下には地下鉄名港線の築地口駅がある。

12.築地口交差点からは片側2車線 13.港橋部分だけ盛り上がっている 14.ガーデンふ頭交差点
 築地口交差点からは片側2車線道路となるが両側に広い歩道と自転車通行帯が設置されている。また、舗装は普通のアスファルトである。大型車を始めとする多くの車両は築地口交差点を直進しており、R154の交通量は激減している。港に近いだけあって平坦だが、1ヶ所だけ盛り上がった場所がある。1・2号地間運河に架けられた港橋だが、現在は埋められて公園や名古屋港バスターミナルなどが設置されている。
 港橋の南の港橋交差点からは車線が増えて片側3車線になるが、約200m走った所でガーデンふ頭交差点に至る。この市道との交差点がR154の起点である。交差点の北には地下鉄名港線の名古屋港駅があり、交差点の南には公園や展望台、水族館といった観光施設が立地している。港湾に関連した施設は少ないが、交差点の西には名古屋税関があり、クルーズ船が着眼できる岸壁もある。