国道152号
part1

R1北島交差点〜R473大井橋交差点
浜松市

1.R1北島交差点は半立体交差点 2.R1磐田方面からr65への高架をくぐる 3.R152本線に合流
 東名の浜松ICから約1.7km南、浜松市街地の北西に位置するR1北島交差点がR152の終点である。起点交差点は元々市街地の中にあったのだがR1浜松バイパスの開通に合わせて旧R1が指定を外れたため、R152とR257の起終点も移動した訳である。半立体交差化された北島交差点を静岡r65からR152に入るためには右折ではなく左側の高架道路に上る必要がある。交差点の上で右にカーブして高架を降りて薬師東交差点でR152本線に合流する。なお、r65→R152の高架道路は県道の一部の模様。

4.政令指定都市らしく4車線で始まる 5.静岡r45宮竹交差点を左折
 薬師東交差点からは4車線道路で浜松市の中心部に向かう。早朝のため写真にはほとんど車が写っていないが、昼間であれば市街地と東名とを結ぶ道路なので交通量は多いであろう事は想像に難くない。約2.0km進むと静岡r45宮竹交差点となり左折する。直進する道路には地名が案内されていないが、片側2車線の整備された道路で市の中心部の北端を通ってR152中沢町交差点に至る。つまり、国道トレースをしているのでなければ直進しても問題ない。

6.子安北交差点では右車線が右折専用となる 7.静岡r312子安交差点を右折 8.子安交差点直後も4車線
 宮竹交差点で左折車線がひとつだけだったが交差点から先も4車線道路が続いている。約1.0km先の子安交差点を右折するので右車線を走っていたいところだが、その手前の子安北交差点で右車線が右折専用車線となるため左車線を走る必要がある。
 子安北交差点を過ぎると右車線に移動してから静岡r312子安交差点を右折する。子安交差点から先も4車線であるためか、本来直進と左折しかできない左車線からも右折する車両がいたので要注意である。これは路面に描かれた矢印にも原因があるかもしれない。右折の角度が甘くパッと見ただけでは右折に見えないし、直進矢印でも右折できそうな気にならなくもない。

9.R150相生町交差点 10.市街地は4車線になる 11.R257連尺交差点を右折
 浜松市東区から中区に入る辺りで右車線が減少して対面2車線となる。2車線となった所でR150相生町交差点を通過する。この相生町交差点はR150の終点である。番号の小さい国道との交差点が起終点だというのに違和感を覚えるかもしれないが、前述の通りこの区間は旧R1である事を考えるとおかしい話ではない。R152の終点が移動されたのに対してR150のそれは移動されなかったというだけである。
 馬込橋からは再び4車線となって浜松市の中心部を西進する。遠州鉄道のガード下をくぐって程なくしてR257連尺交差点となり右折して浜北方面に進む。北島交差点から連尺交差点までが旧R1に当たり、この先はR257豊橋方面が旧R1を引き継ぐ形となっている。

12.連尺交差点からは片側3車線 13.天林寺と墓地の間だけ片側2車線 14.中沢町交差点まで片側3車線
 連尺交差点からは片側4車線となって進行方角を北に転ずる。浜松市役所、中区役所の東側を通り抜けた先の下池川交差点で左車線がそのまま左折専用となり天林寺付近だけ片側2車線となる。その後片側3車線となるも中沢町交差点で左車線が左折専用となる。この中沢町交差点を右折すると宮竹交差点に、左折するとR257バイパスにそれぞれ至る。

15.新東名の浜松浜北ICの案内標識設置済み 16.東名とは接続なし 17.沿線風景が長閑になってくる
 中沢町交差点以北は片側2車線状態を維持したまま北上を続ける。右に緩やかにカーブした後に馬込大橋を渡って浜松市東区に入り、次に左に緩やかにカーブしてから東名の高架下をくぐる。東名のインターは浜松ICと浜松西ICがあるが、どちらも浜松環状線であるr65と接続しており、R152が通っているのはちょうどその中間辺りである。
 そのr65内野入口交差点から浜松市浜北区に入り、程なくして沿線の建物の数が一気に減り長閑なものへと変化する。早朝とあって交通量が少なく走りやすいと思ってしまうかもしれないが、意外に信号のタイミングが悪く道路状況は交通状況に反して快走できるとは言い難い。

18.R152BP新原東原北交差点を左折 19.バイパス開通に合わせて遠鉄も高架化 20.現道にもおにぎりあり
 片側2車線という道路状況に変化が訪れるのは遠州鉄道の手前にある新原東原北交差点である。直進すればバイパスで新東名の浜松浜北ICを経て旧天竜市街地の西に出るが、2012年5月時点では北端部分が開通しておらず盲腸線と言える状態である。新東名が開通しておりバイパスも開通して十字形状となっているのだが、案内標識はT字形状のままである。さらに細かく見ると「浜北市街」や「水窪 天竜」と地名も古いままである。
 新原東原北交差点からは遠州鉄道のすぐ東を北に向かう。これまでのバイパス然とした片側2車線と異なり対面2車線となって民家の間を走り抜ける。バイパスが全通していない事もあって当然ながら国道の指定を受けたままでおにぎりも設置されている。

21.新東名 22.天竜浜名湖鉄道 23.R362根堅交差点
 民家の密集する中を走っていると新東名の高架下をくぐる。R152とは浜松浜北ICで接続しているがバイパスとの接続のため現道は高架下をくぐるだけである。新東名の高架のすぐ先で天竜浜名湖鉄道のガード下をくぐる。名称で分かる通りこれまで並走していた遠州鉄道とは別の鉄道である。天竜浜名湖鉄道のガードから程なくしてR362根堅交差点となる。ここからはR362との重複区間となる。

24.R152・R362串刺しおにぎり 25.静岡r9鹿島橋交差点を右斜め前方へ進む 26.鳥羽山トンネル
 R362と重複しながら北東の方角に進む。串刺しおにぎりも設置されておりR362トレースであってもルートを見失いにくい配慮がなされている。浜松市天竜区に入ってすぐに天竜浜名湖鉄道の手前で左にカーブして静岡r45鹿島坂下交差点通過してから静岡r9鹿島橋交差点となる。R152は鹿島橋交差点を右斜め前方へ進んで鹿島橋を渡ってから鳥羽山トンネルをくぐって旧天竜市の市街地に入る。

27.「R473佐久間町 原田橋全面通行止」 28.静岡r40双竜橋交差点を左折
 鳥羽山トンネルを抜けると旧天竜市の市街地に差し掛かる。そこには電光掲示板が設置されているが、R152とは直接関係ない情報、「R473佐久間町 原田橋全面通行止」という内容が表示されていた。原田橋のメインケーブルに変状が見つかったため4月24日から通行止めとなっている。普通車や緊急車両は5月2日から27日かけては仮設道路で迂回が可能だが時間や天候などの制約を受ける。また28日以降どうなるのかは情報がない。場所が場所だけに仮設道路以外での迂回は70kmを超えてしまう。
 今回はR152トレースのため原田橋の通行止の影響は受けないため走行を続ける。右急カーブの先で静岡r40双竜橋交差点を左折する。案内標識にR362の記載はないが支柱におにぎりと補助矢印が付けられており、ここでも間違いなくR362をトレースできる。

29.二俣川右岸を快走 30.R362・R473山東交差点
 二俣川の右岸を北上し、静岡r297二光橋からは川から離れて右にカーブしながら天竜区役所の南側を通過する。区役所のほぼ真東で山東交差点となり、R362が春野方面に分岐するが同時にR473が重複するため完全な単独とはならない。R473に至ってはR152との重複が終わったと思ったらR362との重複が始まるという交差点である。

31.静岡県側最後のコンビニ 32.短距離ながらバイパスが開通していた 33.R152・R473串刺しおにぎり
 山東交差点からはR473と重複しながら引き続き北に向かって走る。山東交差点からすぐに所にコンビニがあるが、これが静岡県側最後のコンビニである。さらに付け加えると長野県に入っても相当の距離を走らないとコンビニはない。複数の酷道峠を越えるに当たって最終補給地と呼ぶに相応しいコンビニである。なお、行き先に観光地を抱えるため好天の週末には国道走破趣味者以外の利用も多く混雑している事が多い。
 谷筋のような場所を通るがそれを抜ければ意外なほど見通しの良い平地を走る。短いながらバイパスも開通しており快走度に拍車が掛かっている。静岡r360船明ダム東交差点を過ぎると天竜川の左岸に沿う形となる。

34.静岡r360交差点と船明トンネル 35.道の駅「天竜相津花桃の里」 36.船明ダム湖の東側を走る
 船明ダム東交差点を過ぎてさほど走らないうちに船明トンネルの手前でそのr360が分岐していく。左斜め前方のr360に進むと「月」に行ける。船明トンネルを抜けてすぐに大川トンネルをくぐり、大きく蛇行する天竜川に沿って進む。厳密に言えば先ほど近くを通った船明ダム湖なのだが幅がさほど広くなく蛇行しながらも複数の谷に跨っているいかにもダム湖という形状ではないため、水量豊かな川に見えなくもない。その船明ダム湖に斜めに掛かっているアーチ橋が視界に入るが、歩行者・自転車専用のため車の通行はできない。なぜこんな所にこんな立派な橋が、と思うが幻となった国鉄の佐久間線の橋梁と聞いて納得である。国鉄の未成線を流用した夢のかけ橋の北詰に道の駅「天竜相津花桃の里」がある。

37.静岡r295横山交差点を右方向に進む 38.横山トンネルの手前で旧道が交差 39.秋葉トンネルの手前も旧道が交差
 「天竜相津花桃の里」を過ぎてから右に大きくカーブしてからは緩やかなカーブで船明ダム湖の東側を走っていると右にカーブして横山橋を渡る。橋の手前、南詰には静岡r285が交差しており、R152とr285で天竜川を挟む形で並走している。天竜川を渡って右岸に移ったR152は横山橋の北詰で静岡r295横山交差点を道なりに右斜め前方へ進む。
 横山町集落を抜けると横山トンネルをくぐる。その脇に川に忠実に沿っている道路が旧道であろう。横山トンネルを出てすぐに左にカーブして静岡r286交差点を通過してからは急カーブは鳴りをひそめる。秋葉トンネルにも川沿いを走る旧道があるが、こちらは一部が静岡r285に指定されている。

40.旧龍山町の中心部で静岡r361と交差 41.白破線と橙実線を繰り返す 42.青谷ポケットパーク
 秋葉トンネルを出ると前方に秋葉ダムが見える。ダムの南で左にカーブして天竜川の支流の白倉川沿いになったかと思った矢先に右に大きくカーブして白倉川を渡ってから再び天竜川沿いに戻る。この白倉川合流地点付近は旧龍山町の中心部である。
 左直角カーブの直後で西川トンネルに入るが、トンネルの中ほどに秋葉ダムに繋がる道路が交差している。内部に交差点がある特異なトンネルである。西川トンネルの次は大瀬トンネルをくぐり、以降しばらくはトンネルのない川沿いの快走路を走る。天竜川の右岸左岸を問わず山肌にへばりつくように場所に建つ家屋が見える。

43.大輪橋を渡って天竜川の左岸に移る 44.大輪橋から先も快走路 45.R473大井橋交差点
 天竜川の右岸の2車線快走路と走っていると右に直角にカーブして大輪橋を渡って左岸に移る。するとこれまで左岸を走っていたr285と交差する。大輪橋以北は右岸を走る道路はない。大輪集落を通り抜けて天竜川左岸を走っていると右に急カーブした先で大井橋交差点となり、ここでようやくR473が分岐していく。R473の重複距離は28.1kmである。R152は右カーブ直後の交差点を直進して水窪方面に進む。なお、R473にある全面通行止の原田橋はここから約8.5km、旧佐久間町の中心部の西にある。

国道152号 part2