国道124号

R50三の丸1交差点〜R126銚子大橋前交差点
水戸市→大洗町→鉾田市→鹿嶋市→神栖市→
→銚子市

1.三の丸1交差点 2.三の丸2交差点を左折 3.右カーブが続く
 水戸駅前の三の丸1交差点がR124の終点である。茨城r232の案内標識には筑西・笠間方面のR50しか表記されていないが、R50R51・R124・R245R400と合計5本もの国道が交差している。R124は案内標識に表記されていないが、R51・R245と重複した状態で三の丸1交差点を西に進む。僅か60m先の三の丸2交差点を左折しなければならないが、ここの案内標識にはR51のおにぎりが描かれている。三の丸2交差点からは緩やかな上り勾配で右に緩やかに弧を描きながらJR水郡線を越えて、さらにJR常磐線と鹿島臨海鉄道の線路をオーバーパスする。

4.城南3交差点を左折 5.城南3交差点からは4車線 6.茨城r174東桜川交差点を右折
 3つの路線の線路を跨いで下り切った所の城南3交差点を左折する。城南3交差点から少し進むと4車線となるが茨城r174東桜川交差点を右折しなければならず、また右車線が右折車線となっているため、実質的には長い右折車線として認識しておいた方がいいかもしれない。

7.東桜川交差点からは2車線 8.R6・R51・R245渋井町交差点 9.渋井町交差点以東も2車線
 東桜川交差点からは対面2車線となって水戸市街地の東端付近を走る。約700m走るとR6水戸バイパス・R51・R245との渋井町交差点となる。一桁国道のバイパスと二桁国道との交差点だけあって立体交差化されている。渋井町交差点以東も2車線道路だが沿線の建物が少なく歩道もきちんと整備されているため走りやすくなったと感じる。

10.東水戸道 11.R51・R245・茨城r40塩崎交差点
 渋井町交差点から約3.8km走ると中央分離帯が現れて片側2車線となって、その直後に東水戸道路の水戸大洗ICを通過する。東水戸道路とは言うものの北関東道と直結しており料金所が別にある訳ではないため北関東道の一部として捉えても差し支えない。水戸市街地から友部JCTに向かう場合は水戸大洗ICよりもR50バイパスに直結している水戸南ICや茨城町東ICの方が便利である。
 東水戸道路本線の高架下をくぐり約1.1km走ると塩崎交差点となり、R245が左折して東海・ひたちなか方面に分岐する。しかしR51との重複は続くため単独区間にはならない。三の丸1交差点からの距離は約9.5kmである。

12.茨城r2が左に分岐 13.大洗町に入る 14.茨城r2・r16夏海IC入口交差点
 塩崎交差点の直後に茨城r2との交差点があるが立体交差化されており信号は設置されていない。r2の側道が合流すると片側2車線になる。そのまま片側2車線道路を走っていると涸沼川橋を渡って大洗町に入る。大洗町に入ってからは上り勾配となり大洗町の中心部を抜けてきたr2やr16との夏海IC入口交差点の手前から下り勾配となる。

15.左手に海が見えるようになる 16.おにぎりはR51のみ 17.大洗町南部で右側車線がなくなる
 夏海IC入口交差点を過ぎると緩やかな右カーブを曲がるがその際に海が見える。ここから銚子市までの区間は概ね海沿いを走っている。海面から見て20〜30m程高い位置を走っているが海がはっきりと見える場所は意外に少ない。高台故に国道は東日本大震災の津波の被害は受けていないが地盤が崩壊したため、震災からしばらくは南向き車線は通行できず北向き車線を対面通行になっていた。原子力機構と海とに挟まれた場所を走っていると右側車線が合流してくる。

18.鉾田市に入る 19.2車線になってからも走りやすい 20.子生郵便局付近はやや窮屈
 車線が減少した直後の原子力機構南門前交差点からは鉾田市に入る。市町境からは少し内陸に進むため海岸線からは1km程離れているが、元々海の見える場所が少なかったため内陸に入ったという印象はあまり感じない。途切れることなく続く集落を繋ぎながら平坦でカーブのほとんどない2車線道路を南下する。ほとんどは両側に広い歩道を備えた道路状況だが、一部にまだ狭い区間が残っている。

21.茨城r2が分岐する 22.北向き車線にゆずり車線 23.南向き車線にもゆずり車線あり
 左に大きくカーブして言える途中でr2が行方・鉾田市街方面に分岐する。案内標識やソトバによる標示はないが、夏海IC入口交差点から南はr2が重複している。r2交差点からは南東の方角に進み海に徐々に近づき鉾田市柏熊で右にカーブして、以降は海沿いを走る。もっとも海岸からは300〜500m程離れているため相変わらず海を見る事はできない。鹿島灘海浜公園を通り過ぎて程なくしてゆずり車線がまず北向き車線に、それが終わったら南向き車線に現れる。足の遅い車が前方にいる場合はここぞとばかりに多くの車が追い越すシーンがよく見られる。

24.幅員減少 25.R354旧道との汲上交差点 26.R354大洋総合支所入口交差点
 幅員減少の標識が現れるが歩道が狭くなるものの車道そのものは2車線のままである。家屋が密集している中を緩やかなカーブを描きながら走っているとR354の旧道との汲上交差点を通過し、その直後にR354大洋総合支所前交差点を通過する。なお、R354の鹿行大橋は東日本大震災により落橋したが、2012年4月に新たな鹿行大橋が開通している。

27.大洋総合支所前交差点の南にもゆずり車線あり 28.鹿嶋市に入る 29.平坦な直線道路を南下
 大洋総合支所前交差点から程なくして2ヶ所目のゆずり車線が設けられており、こちらも両方向にそれぞれある。この2ヶ所のゆずり車線で追い越せない場合はかなりの距離を遅い車両に付き合わなければならなくなる。特に脇道に逸れる可能性の低い大型トラックであればなおさらである。
 ゆずり車線が終わると対面2車線の道路を淡々と南下し、ハマナス自生南限地帯付近で鹿嶋市に入る。鹿嶋市に入ってからも平坦で直線的な2車線道路を走るだけなので特筆すべきものは何もない。

30.茨城r186市役所出張所入口交差点 31.R124(R51)沿線に3店舗あるにんたまラーメン 32.R51現道・BPとの清水交差点を左折して現道を走る
 長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅の東で茨城r186市役所出張所入口交差点を通過し、2車線道路を南下し続ける。大洋総合支所前交差点から約13.7kmで清水交差点に至るが、ここでR51が二手に別れる。直進の成田・香取方面は鹿嶋バイパスで左折の明石方面が現道である。逆方向とは言えバイパスはR51トレースの際に走行したため今回は現道へと車を進める。

33.対面2車線 34.茨城r255現道との明石交差点 35.二桁国道の現道なので酷道ではない
 清水交差点を左折して現道に進んでもこれまでと同じような対面2車線道路が続いている。バイパスも2車線だが中央分離帯や立体交差点があったりとそれなりに整備された状態に比べると見劣りはするが決して酷道ではない。茨城r255BPのスタジアム北交差点を通過すると緩やかな上り勾配となり、r255現道との明石交差点を通過した直後に右にカーブして緩やかな勾配を上り続ける。

36.バイパスと並走 37.R51BP神向寺南交差点を左折
 清水交差点から約2.6km程で右側にR51BPが並走するようになる。フェンスを隔てた状態で並走していると右カーブの直後の神向寺南交差点でバイパスと交差する。R124(実質R51)を銚子(千葉)千葉方面に走っているとアルファベットの“K”を左右反転させた形状をしている交差点だが、R124(R51)現道は鹿嶋市街と案内された鋭角に左折する道路である。R51と表記されている道路が鹿嶋バイパスである。なお、神向寺南交差点付近にJR鹿島線と鹿島臨海鉄道が走っているがトンネルのため鉄道があるという認識は持てない。

38.「千葉74km 成田45km 香取23km」 39.神武殿前交差点を左折
 神向寺南交差点からもR51現道と重複しながら対面2車線道路を走る。約500m走ると右にカーブしてR51現道との神武殿前交差点を左折する。この交差点付近にも鹿島線が走っているのだがこちらもトンネルで通っている。

40.初めてR124のおにぎりが現れる 41.R51現道との下津入口交差点
 神武殿前交差点を左折すると片側2車線と道路状況がいきなり良くなる。そして道路脇にはR124のおにぎりが初めて現れる。R51の現道を走っていたはずなのに、と思うかもしれないが、なぜかR51BP鹿嶋消防署南交差点以南はR124のバイパスとされているようだ。しかし、約800m南の下津入口交差点ではR51の現道が交差しているのでR51現道が重複している方が国道業界としては正しい認識と言えるような気がする。便宜上、格下の国道を標識している可能性も充分に考えられる。

42.R124単独区間 43.鹿嶋市街地から離れと勾配を下る 44.茨城r256掘割川交差点
 下津入口交差点からは完全にR51から分岐して単独区間となる。二桁国道からの分岐だが片側2車線と非常に良く整備されたバイパス然とした道路である。市役所に近く沿線にはショッピングセンターを郊外型の商業施設が多い事から曜日を問わず昼間は交通量が多いと思われる。商業施設群を通り過ぎると緩やかな勾配を下ってから茨城r238谷原交差点を通過する。谷原交差点からは沿線に商業施設が点在しており市の中心部でもないのに栄えている印象がある。その状態で市境を通過して神栖市に入る。
 神栖市も片側2車線道路が続いている。交通量は少なくないし、信号も多いのだが比較的スムースに流れている。なぜか中央分離帯がやたら広く高架道路の橋脚が建てられそうなくらいの幅がある。

45.茨城r40筒井北交差点 46.茨城r50平泉西交差点 47.神栖市木崎
 神栖市に入ってから約2.9kmで左急カーブに差し掛かる所で茨城r40筒井北交差点を通過し、すぐ先で茨城r50平泉西交差点を通過する。平泉西交差点を左折して鹿嶋方面に戻る道路は旧道なのだが、地図によっては国道色に塗られているためまだ国道に指定されている可能性もある。ただし、旧道の全ての区間ではなく茨城r239居切交差点以南の区間のみである。平泉交差点から進行方角を南西に転じて片側2車線の直線道路で神栖市役所付近を走り抜ける。

48.銚子まで23km 49.太田駐在所前交差点で右折する道路が旧道 50.茨城r198交差点の手前で車線が減少
 茨城r240知手交差点の手前で緩やかな右カーブがある他はほぼ直線の状態が続く。市の中心部や工場地帯から離れるため沿線の建物は普通の家屋が中心となり数も少なくなっていく。利根川と常陸利根川との合流地点の近くで茨城r260東宝山交差点を通過する。それから少し利根川の左岸を走り、太田駐在所前交差点を通過する。太田駐在所前交差点を右折する道路が旧道であり、多くの地図では国道色に塗られているが現地には案内標識すら設置されていない。集落内を通るやや狭い旧道とは異なりバイパスはこれまでと同じ片側2車線道路である。片側2車線状態は有料の利根かもめ大橋を含む茨城r198交差点の手前で左側車線がなくなるまで続く。

51.r198交差点を過ぎると片側2車線になる 52.旧道と合流するまで片側2車線 53.住宅地を走り抜ける幹線国道
 r198交差点で車線が減少したものの交差点を通過してすぐに片側2車線に戻る。交差点付近だけ用地が買収できていない訳でもなく車線を減少させる物理的な要因は見つからなかった。r198交差点以東の片側2車線は長く続かず、旧道と合流する交差点を過ぎた所で今度も左側車線がなくなる。以降は対面2車線だが場所が場所だけに信号は少なく走りやすい状況と言える。幹線国道のため交通量はやや多めである。

54.旧波崎町の中心部付近に右急カーブ 55.茨城r117銚子大橋北交差点
 利根川左岸の直線基調の2車線道路を走っていると旧波崎町の中心部の西で右急カーブを曲がる。カーブの先で知手交差点付近からやや距離はあるものの海側を並走していた茨城r117との銚子大橋北交差点を通過する。

56.銚子大橋 57.銚子大橋の南詰に県境標識がある 58.R126・R356・千葉r37銚子大橋前交差点
 利根川の最も河口寄りの銚子大橋を渡ると千葉県銚子市に入る。橋からの勾配を下り切った所でR126R356銚子大橋前交差点に至る。R124の千葉県内は僅か700m程度しかない。同様な例として香取市に起点を持つR125R355が挙げられる(しかも両方ともR51に重複している点においてR124よりも不遇と言える)。