国道120号
part2

R120二荒橋前交差点〜R401鎌田交差点
日光市→
→片品村

43.栃木r250立木観音入口交差点 44.民宿や土産物店が建ち並ぶ 45.二荒山神社の南を通過
 二荒橋前交差点を左折してすぐの中禅寺湖の東端で栃木r250立木観音入口交差点を通過する。交差点の西には二荒山神社の鳥居が国道を跨ぐ形で立っている。立木観音入口交差点からは中禅寺湖の湖畔を走る。標高1200mを超える山間部だが観光地化されているため、民宿や土産物店が軒を連ねている。とは言うものの冬期の平日の早朝はさすがに閑散としている。中禅寺湖を見渡せる半月山展望台もそこに至るr250が既に冬季閉鎖に入っている。

46.中禅寺湖の湖畔を快走 47.緩やかなカーブとアップダウンを繰り返す 48.中禅寺湖畔ボートハウス
 二荒山神社付近から西は沿線の建物が少なくなり、湖畔を走っている区間が多くなる。湖側には多くの樹木があり葉の落ちた冬期ですら湖面が見える場所はさほど多くない。冬期以外ならほとんど湖面は見えないだろう。

49.湖面とは高低差がある 50.「R120 沼田方面 積雪 チェーン必要」 51.竜頭の滝交差点
 中禅寺湖畔ボートハウス以降は湖面との高低差が生じるが、湖岸沿いである点に変化はない。遊覧船の菖蒲ヶ浜乗場付近で右の急カーブを曲がった先で竜頭の滝交差点を通過する。竜頭の滝へは右前方の旧道と思われる道路へ進む。

52.竜頭の滝交差点以降は上り勾配 53.男体山を西から望む 54.林道(管理用道路?)との交差点
 竜頭の滝交差点の直後に湯川を急カーブの橋で渡り、以降は上り勾配となる。右ヘアピンカーブを曲がると正面に男体山が見える。いくつかのカーブを曲がりながら勾配を上っていると再び湯川を渡るが、ここからも男体山を望む事ができる。橋の東には竜頭滝上駐車場が設置されており、その南側から竜頭の滝へ下りる徒歩道もある。
 竜頭滝上駐車場を過ぎると大きく左にカーブして進行方角を北に向ける。程なくして林道(管理用道路?)との交差点を通過するが、左右どちらの道路もゲートが設置されており、一般車両は進入できない。

55.赤沼茶屋 56.戦場ヶ原 57.三本松茶屋
 少しだけ下った先で赤沼茶屋を通過するが、その辺りから戦場ヶ原と呼ばれる高山湿地帯を通る。勾配は緩やかで直線的で非常に見通しが良く走りやすい道路状況である。近くに遮るものがないせいで地吹雪が発生する事があるようだ。

58.三本松茶屋以降も直線区間あり 59.逆川以降は上り勾配 60.湯滝へは左折
 三本松茶屋付近のカーブ以降も直線区間が存在している。奥鬼怒林道(山王林道)との交差点を通過するが、林道に入って2km程の場所に光徳温泉があるためバス路線にもなっている。また、林道を北上して川又温泉まで行く事も可能である。そこから先、群馬県側(尾瀬)まで繋がっているものの許可を取らないと通行する事はできない。
 逆川を渡って以降は勾配がややきつくなるが一般的に言えば緩やかと言える範疇である。湯滝の滝下に繋がる道路との交差点を通過するが、道路と言うより駐車場の入口のため交差点から少し進んだ所に料金出納員の詰所がある。

61.湯滝の傍は急カーブ 62.湯ノ湖の湖畔を走る 63.湯元ゲート
 湯の滝の傍で右の急カーブを曲がった先にも簡易駐車場があるがこちらは無料である。駐車場からは湯ノ湖の湖畔を走るが、中禅寺湖畔と同様に樹木に視界を遮られるため湖面が見える場所は少ない。湯ノ湖の中ほどで湯元温泉に至る市道との交差点を通過するが、交差点の奥に閉鎖用のゲートが設置されている。冬季閉鎖されるのはこのゲートである。

64.「上り10%勾配」 65.除雪車両基地を通過 66.「上り8%勾配」
 湯元ゲート通過して湯ノ湖の北西端付近から勾配が10%と急になる。湯元温泉の源泉の東で除雪車両の基地を通過するが、ゲートよりも奥にある事から冬季閉鎖期間中であってもここまでは簡易ながら除雪はされていると思われる。湯元集落の北で進行方角を西に向けるが、勾配は8%とやや穏やかになっている。

67.カーブは緩やか 68.石楠花平駐車場 69.金精山を望む
 しばらくは勾配は急なもののカーブは緩やかな2車線道路が続いている。石楠花平駐車場を過ぎて少し走るとカーブ自体も少なくなる。積雪がなければそれなりに走りやすい山道と言える。

70.「霧に注意」 71.スノーシェッドからはヘアピンカーブ区間 72.視界の開ける場所もある
 霧に注意を促す警戒標識の直後に左の急カーブを曲がり、その先でスノーシェッドが設置された右カーブを曲がる。以降はヘアピンカーブを含む急勾配で標高を上げる。湯元ゲート付近の標高は1500m程度だが、ヘアピンカーブ区間で1800mを超える。

73.金精山が近くなる 74.金精トンネル 75.群馬県片品村に入る
 時折視界に入る金精山を見ながらやや急な勾配を上っていると金精トンネルをくぐって群馬県片品村に入る。二荒橋前交差点から約17.3km、湯元ゲートから約5.2kmの距離である。峠の標高は1880mと結構な高さである。

76.「この先急坂路 エンジンブレーキ併用」 77.群馬県側も急カーブが多い 78.菅沼キャンプ場
 金精トンネルを抜けると下り勾配となり、距離が長いためエンジンブレーキを利用するようにとの警告がある。勾配もややきつく急カーブも多い。急カーブが落ち着くと直線道路を下って菅沼キャンプ場の前で緩やかな右カーブを曲がる。冬季閉鎖区間の中にあるキャンプ場のため冬期は営業していない。

79.日本ロマンチック街道の一部を構成している 80.群馬県側よりも積雪量が多い 81.菅沼の湖面は見えない
 日本ロマンチック街道の一部を構成しているが、R120に関しては全線がその中に含まれている。菅沼キャンプ場以降は菅沼の南岸を通っているが、高低差はあるものの湖岸とは少し離れており樹木があるため湖面は見えない。

82.菅沼以降は急カーブが増える 83.右の積雪箇所は丸沼高原のスキー場の一部と思われる 84.群馬県側の交通量も極めて少ない
 菅沼の西端付近からは沼から離れて南西に向かって進み、勾配に変化はないが急カーブが多くなる。丸沼高原スキー場の北ではヘアピンカーブが連続しており、西を向いている場所ではゲレンデと思われるものも見える。栃木県側と同様に群馬県側の交通量も非常に少ないが、これは冬季閉鎖直前で積雪しているためであろう。

85.おにぎりではなくカーブまでの距離と曲線半径の標識 86.「落石のおそれあり(ここから200m)」 87.丸沼湖畔はここを鋭角に右折
 丸沼に近付くと急カーブが増える。おにぎり形状の標識が設置されているが、国道の番号標識ではなくカーブまでの距離と曲線半径を示した標識である。左のヘアピンカーブの先に丸山湖畔に至る道路との交差点を通過する。道路(丸沼)の北端に丸沼温泉があるが、ここも冬季閉鎖区間内のため冬期は営業していない。

88.「落石のおそれあり(ここから600m)」 89.「落石のおそれあり(ここから1000m)」 90.大尻沼もほとんど見えない
 金精峠の群馬県側の特徴して、落石のおそれのある区間の延長を示した補助標識が取り付けられている点が挙げられる。ただし、起点は標識で確認できるが、終点の標識はさすがに設置されていない。勘の良い人なら対向車線の標識をみえてだいたい分かるかもしれないが。丸沼堰堤を挟んで丸沼と大尻沼の湖畔を通っているが、菅沼と同様にほとんど湖畔は見えない。

91.丸沼公園スキー場、日光白根山ロープウェーの入口 92.スキー場以降は積雪が少なくなる 93.ロックシェッドを通過
 金精トンネルの出口から約11.6kmで丸沼公園スキー場と日光白根山ロープウェーの入口に至るが、その手前に閉鎖用ゲートが設置されている。栃木県日光市に湯元ゲートからここまでの約17.5kmが冬季閉鎖区間である。冬季閉鎖の期間は年によって多少異なるが、概ね12月下旬〜翌年4月下旬である(2021〜22年は12月27日正午〜4月25日正午)。
 冬季閉鎖区間が終わると路面の積雪量が減少するが、これは降雪が少なくなった事に加えて除雪の回数も異なる可能性がある。勾配は多少緩やかになっているがカーブは多い。右急カーブの直後にロックシェッドをくぐり、滝見橋上でヘアピンカーブを曲がって2つ目のロックシェッドをくぐる。

94.一ノ瀬トンネル 95.「落石のおそれあり(このさき200m)」 96.通常よりも低いおにぎりがある
 3つ目と4つ目のロックシェッドの間に一ノ瀬トンネルがあるが、トンネルよりもロックシェッドの方が長い。左ヘアピンカーブの直後には6つ目のロックシェッドをくぐる。延長の補助標識のある落石のおそれあり区間を2ヶ所過ぎた後に左のヘアピンカーブを曲がり、次いで右のヘアピンカーブを曲がる。右ヘアピンカーブには一ノ瀬発電所に至る道路が接続している。

97.白根魚苑も冬期休業中 98.短いロックシェッドを4つ通過 99.白根温泉
 白根魚苑という釣場の入口を通過するが、冬季閉鎖の区間外ではあるものの冬期休業中のため看板はブルーシートが覆われていた。短いロックシェッドを4つくぐってやや急な左カーブを曲がった後に白根温泉の前を通り、引き続き小川沿いの谷筋を走る。

100.上小川集落 101.旅館や民宿が多い 102.東小川集落
 白根発電所の前からは集落を通り抜ける。観光地の入口に当たる場所とあって旅館や民宿が多い。他にもとうもろこしの産地らしく直売所も見られる。ただし、時代の流れか、廃業しているものもいくつか確認できる。道路状況は緩やかな勾配でカーブも少なく走りやすい。

103.室石橋 104.片品村の中心部に入る 105.R401鎌田交差点
 大滝川に架かる室石橋を渡って片品村の中心部に差し掛かるが道路状況に変化はなく2車線道路のままである。役場の手前でR401鎌田交差点を通過する。右折すると尾瀬に行く事ができる。福島県檜枝岐村との間が分断されており、国道を通す計画は尾瀬を挟んでいるが故に既に破棄されている。

国道120号 part3