国道119号
part2

栃木r295交差点〜R120神橋交差点
日光市

46.現道との交差点 47.栃木r22交差点 48.R119現道・栃木r110大沢交差点
 栃木r295山口交差点を過ぎてすぐに緩やかな左カーブを曲がるが、そこに接続している道路はR119の現道である。路面に矢印が描かれており右折が禁止されているように見えるが、カーブを示す矢印であって右折禁止の標識が確認できない事から旧道へ右折できるものと思われる。ただし、案内標識は設置されていないため余程意識していない限りはバイパスへ進まされる。
 現道との交差点を過ぎると開けた場所を通る走りやすい2車線道路に変わり、緩やかな右カーブの先で栃木r22交差点を通過する。さらに走るとR119現道と栃木r110との大沢交差点を通過する。約900mの現道区間にはR119のおにぎりが残されており、ウォっちずでも現役の国道として扱われている(2025年3月時点)。なお、国の天然記念物として登録されている日光杉並木は現道の途中から西の区間である。

49.大沢小・中前歩道橋 50.栃木r279旧道との交差点 51.左の杉並木の中に旧道がある
 大沢小学校・大沢中学校の前を通り過ぎた後に日光杉並木の中を通り抜けている現道との交差点を通過する。ここの現道もウォっちずでは現役扱いされているものの一部区間の車両の進入が禁止されているため通り抜ける事ができない。ウォっちずで県道と表記されている栃木r279の旧道との交差点を通過して現道との並走区間を北西の方角に向かって走る。

52.栃木r279水無交差点 53.シドミ原北交差点 54.日光連山を望む
 栃木r279との水無交差点を左にカーブしながら通過する。前述の現道の車両通行禁止区間は概ねr279旧道との交差点〜水無交差点付近の区間である。水無交差点から先は比較的遅くに供用された区間であり、沿線の建物が少ない。市道とのシドミ原北交差点を過ぎるとさらに見通しが良くなり、前方に日光連山の山容を望む事ができる。シドミ原北交差点の手前の現道も車両通行禁止区間となっている。

55.下森友北交差点 56.杉林に穿たれたバイパス 57.森友北交差点を左折
 市道との下森友北交差点を通過してバイパスを通すために伐採されたと思われる杉林を通り抜ける。その先の市道との森友北交差点は左折して鹿沼・日光市街方面に進む。直進に鬼怒川だけでなく日光の社寺と案内されている事からも分かるように、国道に指定されていない道路ながらR119のバイパスとしての機能を持っている。R121との川原町交差点までは片側2車線とR119よりも整備されている。

58.4車線道路 59.R119現道・R121板橋バイパスとの森友交差点を右折
 森友北交差点からは中央分離帯のない4車線道路を走り、緩やかな右カーブを曲がった先でR119現道・R121板橋バイパスとの森友交差点を右折して日光市街方面に進む。以降はR121が重複していると言いたいところだが、ウォっちずにR121のおにぎりは表記されておらず、盲腸線ような状態になっている可能性を否定できない。ただし、現道に日光杉並木が重なっており、一部区間が車両通行禁止となっており現道のみで国道をトレースする事が不可能になっている。よって森友交差点から日光市街方面はR119・R120重複区間としている。

60.日光杉並木の外を走る 61.日光市森友 62.R121・R461七本桜交差点
 森友交差点からは対面2車線道路を走る。宇都宮向き車線の隣に日光杉並木を含む旧道が並走しているが、この区間は国道の指定を外れている。旧道は約1.0kmに渡っては宇都宮方向の一方通行であり、対面通行になってからも道幅が狭いままである。
 緩やかな左カーブの先でR121・R461七本桜交差点を通過する。この交差点はR461の起点である。かつてはR119・R121・R352との春日町交差点が起点であったが、2016年5月にバイパスに一本化された際に起点も変更されている。なお、ウォっちずでは2025年3月時点も旧道は国道として扱われている。また、案内標識に表記されている車両通行止標識は杉並木保護のための車両通行禁止区間を示している。

63.東武日光線 64.日光市役所の出入口に当たる交差点 65.小倉歩道橋交差点
 七本桜交差点を過ぎてすぐに東武日光線のガードをくぐる。桁下制限高は4.3mと特別低い訳ではないが、若干幅が狭いため大型貨物車同士の離合は不可能と思われる。北隣の杉並木旧道は七本桜交差点から100m西の地点以西は東向き一方通行ながら車両での走行が可能である。
 下今市駅の南でらせん状の階段を備えた特徴的な歩道橋が架けられた小倉町交差点を通過する。左折の国道352号方面はR121もしくはR352を南に向かってトレースする際の迂回路である。

66.R121・R352交差点と栃木r62・r229小倉町交差点 67.道の駅「日光」 68.R121・R352春日町交差点
 R121・R352交差点の直後に栃木r62・r229小倉町交差点を通過する。信号機付きの交差点の手前を鋭角に左折する道路がR121・R352の現道だが、大型貨物車両の左折は禁止されている。普通車の左折は禁止されていないはずだが、案内標識に車両進入禁止の標識が表記されているため左折しづらい。日光市街方面からであれば鈍角の右折になるため曲がり切れないという事はないが、7〜20時の間は右折が禁止されている。よって国道トレースにおいてその時間帯にここを通る場合は小倉歩道橋交差点を右折して迂回するか、Uターンしてきて左折する必要がある。ただし、ここから進入したとしても板橋バイパスに接続する手前に杉並木保護のための車両進入禁止区間があるため、現道を利用して位の完全トレースは不可能になってしまっている。
 R121だけでなくR352とも重複して3国道重複区間になる。串刺しおにぎりの設置に定評のある栃木県内だが、この区間には設置されていない。道の駅「日光」を通過してアーケードが撤去されて無電柱化された2車線道路を走っているとR121・R352春日町交差点を通過する。ここでR121とR352が川治方面に分岐して単独区間に戻る。左折の小来川方面もR121となっているが、これはE81日光宇都宮道路の今市ICまで支線である。

69.「沼田96km 中禅寺湖26km 日光の社寺7km」 70.杉並木公園 71.日光杉並木から離れる
 旧今市市の中心部の西部、今市小前歩道橋をくぐった直後に日光杉並木の旧道が分岐する。R121・R352交差点付近から今市小前歩道橋にかけては市街地という事もあって杉並木は失われている。今市浄水場の向かいに杉並木公園が設置されており、公衆トイレを備えた駐車場もある。杉並木公園を過ぎると一時的にではあるが杉並木から離れる。

72.東武日光線、日光杉並木と並走 73.時折日光連山が見える 74.「R119 日光街道 中禅寺湖23km」
 日光杉並木と隣り合う状態に戻ってからも対面2車線という道路状況は変わらない。杉並木の向こうには東武日光線が並走しており、さらに北には栃木r248とそれに接続する市道が並走している。南側にはJR日光線が並走している。

75.旧道と合流 76.杉林の中は薄暗い 77.日光市七里
 北側を並走している東武日光線に加えて南にJR日光線、E81日光宇都宮道路が接近してきた辺りで北側を並走している日光杉並木旧道が合流してくる。200mに満たない中に東武日光線、R119、JR日光線、E81日光宇都宮道路が近接しているが、杉並木や家屋で視界が遮られるせいかR119からは見えにくい。

78.宝殿交差点 79.JR日光線と東武日光線の間を走る 80.宝殿アンダー
 旧日光市の市街地の手前で市道との宝殿交差点を通過する。左折して市道を300m弱進んだ所にE81日光宇都宮道路の日光ICが接続している。E81日光宇都宮道路はこの日光ICを境に宇都宮寄りがR119のバイパス、中禅寺湖寄りがR120のバイパスに別れる。
 宝殿交差点からもJR日光線と東武日光線の間を走る。東武日光線に近接した後にJR日光線の宝殿アンダーをS字状にカーブしながら通過する。旧今市市街志の東にあった東武日光線のガードに比べると高くて幅も広い。

81.栃木r203相生町交差点 82.栃木r14東武日光駅前交差点 83.栃木r169交差点
 宝殿アンダーを過ぎてすぐに東和町交差点を通過する。交差している道路は市道だが、約100m先の日光IC入口西交差点以南は栃木r14である。東和町交差点を過ぎると杉並木の中を走り、栃木r203との相生町交差点を通過する。r203は日光停車場線であり、55m北にJR日光駅がある。
 相生町交差点から約200m走ると栃木r14東武日光駅前交差点を通過する。こちらは交差点の名称から東武日光駅の出入口だと分かるが、駅に向かう道路は県道に指定されておらず、南に接続している道路がr14である。さらに100m強走った所で栃木r169交差点を通過する。

84.旧日光市街地は無電柱化されている 85.御幸町交差点 86.無電柱化工事(?)
 緩やかな上り勾配の2車線道路で旧日光市の市街地を走る。以前は店舗兼住宅が建ち並んでおり、若干の狭苦しさを感じる対面2車線道路であったが、拡幅されたうえに無電柱化されている。日光の社寺の他に中禅寺湖等を擁している観光地であり、車道よりも歩道をメインに拡幅されている。旧日光市役所付近は電柱がまだ残っているが、工事が行われた板ため無電柱区間がさらに増えるものと思われる。

87.旧日光市の市街地の西部は上り勾配 88.R120・R122・栃木r247神橋交差点
 工事区間が終わると勾配がややきつくなるものの走りにくさを感じる程ではない。旧日光市街地の西端、日光東照宮のすぐ近くでR120R122・栃木r247神橋交差点に至る。この交差点がR119、R120、R122の起点である。交差点の手前で大谷川に架かる橋を渡っているが、この橋は日光橋である。交差点の名称の由来の神橋は数十メートル上流側に架けられた朱塗りの橋である。車両の通行は禁止されている歩行者用の橋ではあるが、観光名所のひとつであり通行料金を払う必要がある。料金を払って渡ったとしても対岸の左岸側が閉鎖されており通り抜けて日光東照宮に行く事はできない。なお、料金は大人一人300円である。