国道119号
part1

R4西原交差点〜栃木r295山口交差点
宇都宮市→日光市

1.R4西原交差点 2.眼鏡橋 3.不動前交差点
 栃木県宇都宮市の中心部から見て南に位置するR4西原交差点がR119の終点である。起点は北西の方角の日光市にあり、都心から遠い方が起点となっている珍しい例である。南から交差点に進入すると右カーブを描くR4に対してR119は直進で宇都宮市街地に向かう。これはR119がR4の旧道である事の証左である。
 西原交差点からR119に入ると中央分離帯のない4車線道路を北上する。左側車線は日曜と休日を除く7:30〜9:00と17:00〜18:00の時間帯はバス優先車線となる。約400mで眼鏡橋を渡るが、その下は河川ではなくJR日光線が通っている。前後の勾配がほとんどないため跨線橋というイメージは持ちにくい。そのすぐ先で市道との不動前交差点を通過する。右折して4車線の市道を走るとJRの宇都宮駅に行く事ができる。

4.花房アンダー 5.松ヶ峰1交差点 6.栃木r10池上町交差点を左折
 眼鏡橋から約800m走ると東武宇都宮線を花房アンダーで通過する。平成通りやいちょう通りといった幹線市道との交差点は右折車線が設置されているが、小さな交差点は右折車線が設置されていなかったり、右折が禁止されていたりする。
 東武宇都宮駅の西隣を通り過ぎた直後に栃木r10池上町交差点に突き当たり、左折して日光・大谷方面に進む。R4の旧道区間はこの交差点までであり、かつては右折のJR宇都宮駅方面がR4に指定されていた。そのせいか、2車線ある内の右側は右折専用で左側は右左折車線となっている。

7.池上町交差点の直後の西向き車線は2車線 8.片側3車線道路 9.栃木r2・r70桜2交差点を右折
 池上町交差点の直後の西向き車線は2車線だが、50mも走れば右側に車線が増えて片側3車線道路になる。JRの宇都宮駅や東武宇都宮駅から離れる方向に走っていると約1.2kmで栃木r2・r70桜2交差点を右折して日光方面に進む。3車線のうちの右端車線が右折専用車線になるだけでなく左端車線がr2への左折専用車線になり、r70に直進できるのは真ん中の1車線のみである。

10.「日光26km さくら23km 宇都宮IC8km」 11.自転車通行帯あり 12.競馬場通りとの松原3交差点は道なりに左方向へ進む
 桜2交差点からは北向き車線は1車線になる。南向き車線は2車線あるが、左側車線は桜2交差点の左折車線である。約300m北の市道との交差点を過ぎると対面2車線道路になり、両方向に自転車通行帯が設置されている。
 自転車通行帯が終わると北向き車線だけが増え、直後に栃木r22松原2交差点を通過する。さらにそのすぐ先で競馬場通りという市道との松原3交差点を左方向へ進む。日光方面に向かう場合は道なりに左へ進む感じだが、宇都宮市街地に向かう場合は右折車線を右折しなければならない。

13.松原3交差点以北は4車線道路 14.右折車線のない交差点が多い 15.R119豊里バイパス・栃木r3宮環上戸祭町交差点
 松原3交差点以北は4車線道路になる。中央分離帯はなく比較的交通量の多そうな市道との交差点であっても右折専用車線は設置されておらず、さらには沿線の商業施設も多いため、交通量の多い時間帯は走りにくいと感じる。
 宇都宮市の中心部と宇都宮ICのほぼ中間地点でR119豊里バイパス・栃木r3との宮環上戸祭町交差点を通過する。R119バイパス、r3ともに宇都宮環状道路を構成している道路であり、前者はR4と交差している(R4も宇都宮環状道路の一部)。

16.宮環上戸祭町交差点以北は対面2車線道路 17.「倒木注意」 18.「R119 日光街道 日光21km」
 宮環上戸祭町交差点を過ぎると車線が減って対面2車線道路になり、同時に杉並木の中を通るようになる。所謂、“日光杉並木”の保存区間には指定されていない場所ではあるが、樹高からしてかなりの年月が経過しているものと思われる。倒木に注意を促す看板が設置されているが、さすがに幹ではなく折れた枝が落ちてくる(落ちている)程度だろう。

19.杉並木が途切れる場所もある 20.晴れの日でも薄暗く感じる 21.R119宇都宮北バイパス並走区間
 杉並木が途切れる場所もあり、沿線には少なからず家屋が建っているのが確認できる。杉並木区間も同様だが樹木に視界を遮られて沿線の建物は視認しにくい。杉の根元が少し高くなっているため見通しも良くない。また、杉の木によって日差しが遮られるため、夏季は多少涼しく感じられるだろうが、雨天どころか少しの曇天でも薄暗くなってしまう。

22.R119宇都宮北バイパスとの宇都宮IC入口交差点 23.「鬼怒川32km 日光19km 国道293号3km」 24.「R119 日光街道 日光19km」
 宮環上戸祭町交差点から約3.9kmでR119宇都宮北バイパスとの宇都宮IC入口交差点を通過する。案内標識では現道とバイパスのランプであるかのように描かれているが、ウォっちずでは側道部分は国道を示す赤色に塗られていない。宇都宮北バイパスはE81日光宇都宮道路に直結しているが、宇都宮ICの手前に平面の交差点が存在している。
 宇都宮IC入口交差点以降も対面2車線道路が続いており、東西は入れ替わったもののR119宇都宮北バイパスとの並走状態も続いている。宇都宮ICの近くとは言え市街地からは若干離れているため周辺の建物は多くない。

25.並木区間が続く 26.E4東北道の徳次郎第二橋 27.杉以外の樹木も多い
 杉と桜、その他の樹木が入り混じった並木の中を走る。ほぼ平坦な直線道路ではあるが、前述のとおり両側が少し高くなっているため脇道の見通しが良いとは言い難い。E4東北道の徳次郎第二橋をくぐってからも道路状況に変化はない。

28.宇都宮市徳次郎町 29.歩道が設置されていた 30.R293徳次郎交差点
 宇都宮市の富屋地区市民センター付近からは並木が一旦途切れる。歩道が新設されたと思われる区間は北向き車線のみ路側帯が広くなっている。緩やかな左カーブが終わって狭い歩道と車線幅の2車線道路に戻った後にR293徳次郎交差点を通過する。約600m西にR119宇都宮北バイパス・E81日光宇都宮道路が接続する徳次郎ICがある。なお、徳次郎は“とくじら”と読む。

31.家屋密集地を通る 32.智賀都神社の脇を通る 33.六本杉跡は分離帯のみ残っている
 徳次郎交差点からもやや狭苦しい対面2車線道路が続く。智賀都神社の西側を走っていると短い中央分離帯が現れる。かつてはその中に6本の杉が植わっており、六本杉と呼ばれていたが、伐採されたのか1本も残っていない。

34.剪定痕?枝折れ処理痕? 35.上町集落 36.栃木r77船生街道入口交差点
 短い桜並木を通り抜けると緩やかながら小刻みなカーブが連続する区間を走る。E81日光宇都宮道路が接近している辺りで左にカーブし、その先で栃木r77船生街道入口交差点を通過する。

37.「鬼怒川26km 日光13km」 38.「!」 39.栃木r149猪倉街道入口交差点
 船生街道入口交差点からはE81日光宇都宮道路と田川の間を走る。その他の危険を表す「!」の警戒標識が確認できるが、補助標識はなく本当の意味で“その他”の危険となっている。標識の直後に脇道が接続している事から「┤形道路交差点あり」の意味と考えられるが、それならその標識を設置すれば良いのにと思う。
 E81日光宇都宮道路から離れ始める辺りで栃木r149猪倉街道入口交差点を通過する。r149には篠井ICが接続しているが、宇都宮IC方面とのみ接続しているハーフインターチェンジである。

40.制限速度は50km/h 41.副道(?)は自転車・歩行者優先 42.「R119 日光街道 日光11km」
 E81日光宇都宮道路から距離を置いてからもカーブと勾配の少ない対面2車線道路を走る。西向き車線側には副道のような道路が設置されており、自転車と歩行者が優先とされている。幅は狭く車両では進入できないと思われるが、歩行者のみならず自転車も優先としている事から2輪車も走行できるのではと推測する。また、並木区間が続いており、杉の割合が増えているように感じられる。

43.日光市に入る 44.「鬼怒川21km 日光の社寺18km 日光市街10km」 45.栃木r295山口交差点
 杉並木の間を走っていると市境を越えて日光市に入る。日光の社寺まで18km、日光市街まで10kmと案内されているが、R119の起点は前者に近く後者とは若干離れた位置にある。家屋が点在する山口集落を走っていると栃木r295山口交差点を通過する。r295は今市スポーツセンター線といい、約2.5km北の今市青少年スポーツセンターの出入口に当たる交差点ではあるが、杉並木があるせいか右折車線は設置されていない。

国道119号 part2