国道108号
part3

R47新屋敷交差点〜鬼首トンネル
大崎市

91.鳴子大橋 92.「路面凍結 スリップ注意」 93.おにぎりが残っている
 R47・宮城r170新屋敷交差点を右折した直後に鳴子大橋を渡って江合川の左岸に移る。橋の北詰で左直角カーブを曲がり、家屋が建ち並ぶ間を上って行く。集落が途切れてからは勾配が急になるが、センターライン付きの2車線道路のため特別走りにくいという事もない。

94.チェーン着脱場は閉鎖されている 95.スノーシェッドあり 96.左は鳴子ダム駐車場
 江合川沿いの山腹を徐々に上って行く。勾配がきつくカーブが多いものの100番代国道とあってそれなりに整備されている。チェーン着脱場も複数設置されているが、簡易ゲートによって閉鎖されていた。バイパスの開通に伴い閉鎖されたのか、冬季以外は閉鎖されているのかは分からない。鋼鉄製のスノーシェッドを抜けた直後に鳴子ダムの駐車場への道が分岐する。鳴子ダムは日本初の純国産アーチダムとの事で、案内標識等にも記載されている。

97.本山廃隧道 98.幅員減少 99.カーブが多い
 左前方に鳴子ダムが見えてきた所で1.0車線幅の狭いトンネルが確認できる。本山隧道という名称のトンネルで、フェンス状のゲートが設置されており進入できない事がすぐに分かるが、かつてはR108のトンネルとして利用されていた。トンネルを過ぎると幅員減少の警戒標識が現れ、ダム管理所の前後は1.5車線幅と狭くなる。狭いだけでなくカーブが多く走りにくいと感じる道路状況である。短い狭路区間が終わるとセンターライン付きの2車線道路に戻るが、カーブが多い点に変化はない。

100.水無橋 101.ロックシェッド 102.見手野原集落
 荒雄湖の東岸を北上していると徐行標識が現れ、その先で水無橋を渡る。徐行標識が立っているが、橋上も橋の前後も狭い訳でもカーブで見通しが悪い訳でもない。国土交通省の防災用の臨時ヘリポートを通過した後にコンクリート製のロックシェッドをくぐる。さらに北上を続けると見手野原集落を通過する。集落と言っても人の手が入っているのは1軒程度で廃屋もある。

103.「県境21.0km」 104.蟹沢橋 105.冠雪している山は禿岳か
 勾配は緩やかながらカーブの多い2車線道路を走っていると左にカーブしながら蟹沢橋を渡る。橋から先は少し開けた場所を走っており沿線に家屋が点在する集落がある。前方には冠雪した山が見えるが、方向からして禿岳と思われる。

106.上蟹沢集落 107.R108花渕山バイパスとの交差点を右折
 神滝温泉のある上蟹沢集落を通り過ぎて神滝橋を渡った先でR108花渕山バイパスとのT字路に突き当たり、右折して由利本荘・湯沢方面に進む。バイパスの方が優先となっている形状で、普通に走っていれば現道を意識する事なくバイパスを走る事になるだろう。そのため、新屋敷交差点からの現道区間の交通量は非常に少なかった。

108.花渕山バイパス合流後も2車線道路 109.荒雄湖の北端付近はカーブが多い 110.「県境17.0km」
 花渕山バイパスと合流してからも2車線道路が続いているが、バイパス並走区間の現道に比べると空が開けて明るくカーブも少ない。荒雄湖の北端付近ではカーブが多いものの、緩やかなものばかりなので総じて走りやすい道路状況である。荒雄湖畔公園の敷地に沿って大きく左にカーブする。

111.宮城r63交差点を右折 112.江合川の左岸を走る 113.宮城r171交差点
 荒雄湖畔公園を通り過ぎてすぐに宮城r63との交差点を右折する。r63に湯沢が案内されており、直進する車両も多いのでそれについて行かないように注意しなければならない。r63交差点からは江合川の左岸を少し走り、轟集落に差し掛かり宮城r171交差点を道なりに左にカーブして通過する。

114.荒雄川橋 115.八幡原集落 116.宮城r63交差点
 宮城r171交差点からすぐに荒雄川橋で江合川を渡る。橋の名称と河川の名称が一致していないように思えるが、源流近くの荒雄岳にちなんで荒雄川とも呼ばれているらしいので誤りではない。荒雄川橋を渡り終えると集落内を通り抜けている。集落の中ほどで宮城r63との交差点を通過する。

117.宮城r63交差点以降は家屋が密集している 118.左側には宮城r248が並走 119.宮城r248交差点を右折
 宮城r63交差点からは沿線に家屋が密集しており、2車線道路ではあるもののやや狭苦しく感じる。かつての鬼頭村の中心部だった場所と思われるが、鬼首村が合併により鳴子町になったのは平成ではなく昭和の大合併(1954年)である。その中心部だった場所を過ぎると歩道はないものの見通しが良く走りやすくなる。
 2車線快走路を走っていると左にカーブした直後に宮城r248との交差点に突き当たり、右折して秋田・湯沢方面に進む。荒雄湖畔公園の北西の宮城r63交差点を直進すればr248を経てこの交差点に至る。r63&r248の方が道なりに走っていればよいので、鳴子〜湯沢の往来にはR108よりも県道が利用されている。

120.田野原集落 121.山間部ながら平坦な快走路 122.センターラインが消えているが2車線道路
 宮城r248交差点を過ぎて田野原集落を通り過ぎると急カーブの多い区間を走る。とは言え勾配は緩やかなアップダウン程度で交通量が少ない事もあってさほど走りにくさは感じない。江合川の右岸の山裾を走っているが、下軍沢集落付近からは支流の軍沢川沿いとなる。

123.軍沢橋の前後で大きく右にカーブ 124.宮城r248交差点 125.大森平集落
 勾配を下りながら右にカーブしていると軍沢橋を渡り、北詰で宮城r248が分岐する。r248交差点からは緩やかな勾配を上り、左カーブを曲がると景色が開ける。家屋は少ないが水田が広がっている場所を2車線道路で走り抜ける。

126.旧道との交差点 127.旧道との交差点以降は上り勾配 128.大森トンネル(覆道あり)
 緩やかな左カーブを走っていると旧道との交差点を通過する。わざわざ案内標識が設置されて旧道と案内されているも、交差点のすぐ先のゲートが閉ざされており進入できない。5月という時期を考えると単に冬季閉鎖期間中だけの可能性もある。
 旧道との交差点からは上り勾配となって左に右にと大きくカーブする。カーブが終わって直線になった先で大森トンネルに入る。トンネルの手前には覆道があるため坑口を直接見る事はできない。

129.大森沢そよかぜ橋とオシドリトンネル 130.片倉青空橋と片倉森であいトンネル 131.片倉森やすらぎトンネル
 大森トンネルを出てすぐに大森沢そよかぜ橋を渡って次のオシドリトンネルに入る。それを出ると片倉青空橋を渡って片倉森であいトンネルに入る。片倉森であいトンネルを出ると片倉めんこい橋を渡った後に片倉森やすらぎトンネルをくぐり、出ると片倉木もれび橋を渡る。旧道は等高線に沿ったカーブの多い状態だったが、鬼首バイパスは山を貫き谷を渡りと直線的な道路となっている。

132.片倉森かがやきトンネル 133.長い上り勾配が続く 134.ほたる橋と丸森トンネル
 片倉木もれび橋を渡ると少しだけ山腹を走った後に片倉森かがやきトンネルに入り、出た所で片倉紅葉橋を渡る。公衆電話のある狭い駐車スペースの直後にほたる橋を渡り、丸森トンネルをくぐる。鬼首バイパスでは県境の鬼首トンネルに次いで長いトンネルである。

135.葉巻沢夕焼け橋 136.県境の手前に簡易パーキングあり 137.夫婦滝橋と鬼首トンネル
 丸森トンネルを出ると滝見橋や恋殿橋を相次いで渡り、少し離れて葉巻夕焼け橋、大鏑山びこ橋を渡る。公衆電話のある比較的広い簡易パーキングを過ぎると夫婦滝橋を渡り、その先で鬼首トンネルに入る。県境の鬼首峠の下を貫く、全長3527mとかなり長いトンネルである。供用開始は1996年と20年前で、旧道が通行不可能になっていてもおかしくない年数が経過している。

 中途半端な場所だが、このまま続けるとpartが長くなってしまうためここで次partに譲る。

国道108号 part4