国道101号
part4

R7大曲交差点〜R7臨海十字路交差点
三種町→男鹿市→潟上市→秋田市→潟上市→秋田市

121.単独分岐後すぐに狭くなる訳ではない 122.秋田r42交差点を右折
 大曲交差点を右折してR7から分岐してすぐに酷道になる、という展開はなく走りやすい2車線道路となっている。三種町の役場が近くにあるが家屋は疎らで町の中心部という印象は薄い。大曲交差点から約1.3km走ると秋田r42との交差点に至るがここは右折しなければならない。案内標識には直進のr42に男鹿と大潟が表記されており、国道たるR101には芦崎と釜谷浜海水浴場とローカル度の高い地名が記されている。

123.八郎潟の北端外側を走る 124.町道との交差点を左折 125.町道交差点後もしばらくは快走路
 r42交差点からも水田の間を走り抜ける2車線快走路が続いている。南側には八郎潟があるせいか、かなり見通しが良い。約1.9km走ると町道との交差点を左折しなければならない。直進の町道も走りやすい2車線道路なので案内標識がなければ間違いなく直進してしまうだろう。町道交差点後も2車線道路であり、短距離で右左折したもののそれを除けば走りやすいと言える。

126.三種町芦崎からは1.5車線狭路 127.家屋密集地でなければ拡幅済み 128.大谷地集落
 三種町芦崎からはセンターラインのない1.5車線幅と酷道の様相を帯びてくる。狭路区間は家屋が密集する部分だけですぐに消えかけたセンターラインのある2車線道路に戻るが、次の大谷地集落やさらに次の追泊集落も同様に集落内は狭い。

129.ここは道なりに左カーブ 130.男鹿市に入る 131.市道との交差点を道なりに右にカーブ
 追泊集落の南端=三種町の南端に町道が交差しているが、ここは道なりに左にカーブしている道路がR101である。案内標識もなくセンターラインがない事からどちらが優先道路か分からないため進むべき道を誤ってしまうかもしれない。
 左カーブからすぐに市町境を越えて男鹿市に入る。その直後に急な右カーブに市道が交差しているが、ここも道なりに右にカーブしている道路がR101である。市境の手前に案内標識が設置されているが、直進と左折した先の地名と距離しか表記されていないうえに、交差点が急カーブとなっているため、町道交差点よりもこちらの方が進むべき道を誤り易いかもしれない。

132.男鹿市に入ると集落内も2車線 133.市道の行き先にR101 134.補助矢印標識だけ残っている
 男鹿市内に入ってしばらくは集落内であっても2車線道路となっている。海沿いを走る広域農道(メロンロード)とをつなぐ市道との交差点に設置された案内標識には国道のはずの道路におにぎりが消されており、右折の市道の行き先にR101が付け加えられている。まるで今走っている道路がR101でないかのような扱いにメロンロードが国道に昇格したのだろうかと思ったが、バイパスとの交差点を見逃した訳ではない。

135.釜谷地集落 136.狭いうえにシケインがある 137.秋田r54交差点を右折
 メロンロードとの交差点を過ぎて宮沢集落に入ると1.5車線幅と狭いうえに集落のほぼ真ん中にシケインがある。道幅が1.8車線とやや広くなった所で秋田r54との交差点に至る。ここの案内標識も道路の線にR101のおにぎりが表記されておらず、右折の道路の行き先として表記されている。直進と左折はr54となっているのは明らかでおにぎりが消されたと思しき右折がR101である。

138.r54交差点以降は快走路 139.南側の交差点では海沿いの道路が国道と表記されている 140.バイパス(?)との交差点からは快走路
 r54交差点からは海に近付いているにもかかわらず上り勾配の快走路を走る。約1.8kmで緩やかな左カーブに能代・三種方面に行ける道路が交差しているが、案内標識にはこの道路におにぎりが表記されている。これまで通ってきた道路は降格していた可能性もあるが、メロンロードを含む海沿いの道路を国道と表記している地図がないため集落内を走った道路を国道として扱う。バイパスとの交差点からは適度なアップダウンとカーブが織りなす2車線快走路を走る。申川集落内においても2車線を保っている。

141.男鹿市五里合箱井の酷道区間は降格した模様 142.旧道の海側を快走 143.アスファルトから察するに開通して間もないという感じではない
 申川油田を通り過ぎて程なくして案内標識に細く描かれた狭路が左手に分岐する。この案内標識がなければ単なる家屋への出入口にしか思えないような道路がかつてR101だった道路である。案内標識があるおかげではっきりと集落内を通る道路が降格していると分かる。現在の国道に指定されている道路はつい最近開通したものではなく、市道として建設された道路を後付けで国道に指定したものと思われる。そうなるとメロンロードが国道に格上げされている可能性が濃くなるが、この五里合区間は複数の地図で現在のルートが国道色になっている。

144.旧道の南側は秋田r304になっている 145.そこまで急な勾配でもないが標識では9% 146.八峰町以来の海沿い区間
 五里合のバイパスは約3.4kmでその全てが走りやすい2車線である。旧道は秋田r304となっている。この五里合区間の旧道は狭いうえに案内なしの右左折があるなど、R101を代表する酷道区間だったのだが、それも過去の話として語られる時が来たようだ。
 五里合のバイパスから先も2車線道路が続いている。9%の下り勾配の標識があり琴川に向かって勾配を下るが、本当に9%も勾配があるのか疑問を持ってしまう。琴川を渡ってからは緩やかなアップダウンとカーブも2車線快走路を走る。間口浜に近付くと前方に海が見えてくる。

147.海岸線沿いを走る 148.中浜間口集落に狭路が残っている 149.秋田r55牧野交差点を左折
 海沿いを走っていると中浜間口集落に入るが、その区間だけセンターラインのない狭路となっている。中浜間口集落を抜けると2車線になるが、次の牧野集落で再び狭くなる。センターラインのない右カーブを曲がった先で秋田r55牧野交差点となり、左折して男鹿市街地・秋田市方面に進む。右折のr55はr59とセットで男鹿半島を一周するルートを形成している。

150.山田集落にも狭路が残っている 151.杉下集落は2車線 152.秋田r55交差点を道なりに右へ進む
 牧野交差点からしばらくは上り勾配の2車線道路となっている。山田集落に急カーブと狭路区間が残っているが、交通量が少ないためさほど気にならない。男鹿中郵便局に隣接しているr55交差点の直後も1.5車線幅になるが、センターラインが復活するのが見える程の短い距離である。

153.「秋田41km 男鹿駅7km」 154.なまはげラインとの船川港仁井山交差点 155.船川港仁井山交差点からは交通量が一気に増える
 r55と分岐してからは緩やかな上り勾配となる。カーブも多いが緩やかなものなので気持ち良く走る事ができる。緩やかな勾配を下り切った所で広域農道のなまはげラインとの船川港仁井山交差点を通過する。なまはげラインが男鹿半島西部とと寒風山を結ぶルートであり、夏休み真っただ中とあって、この交差点を境に交通量が増大する。交通量の増大に対応しているのか、両側に歩道が設けられているなど道路状況も良くなる。

156.JR男鹿線を跨線橋で越える 157.旧道の秋田r59交差点を直進 158.海沿い区間は片側2車線
 羽立駅の西でJR男鹿線を跨線橋で越えて緩やかな勾配を下っていると秋田r59との交差点を通過する。かつては交差点を左折して茶臼峠を越える道路がR101だが、現在はr59に降格している。r59交差点の次の交差点を通過すると海岸線に沿って大きく左にカーブする。同時に車線が増えて片側2車線となって海沿いを走る。男鹿市の中心部はこれより西に位置しており、また男鹿半島の観光地と秋田市内を結ぶルートのため行楽シーズンとあって交通量は多い。

159.旧道のr59・r226交差点 160.男鹿大橋 161.「秋田26km 潟上2km」
 生鼻崎第二トンネルを出て程なくして秋田r59・r226交差点を通過するが、ここで旧道と合流する事になる。その後も片側2車線道路が続いており、やや信号の繋がりの悪い状態を東に向かって走る。八郎潟が唯一海と繋がっている船越水道に架かる男鹿大橋を渡って少し走ると潟上市に入る。

162.秋田r56棒沼台交差点を左折 163.くらかけ跨線橋 164.野村橋
 片側2車線になってから約14.6km走り、秋田r56棒沼台交差点を左折する。直進のr56に秋田と案内されている事からも想像できるが、秋田市街地に向かうのであればわざわざR101を走らずともr56で海沿いを走った方が距離が短く容易に市街地に行ける。とは言うものの棒沼台交差点からのR101も秋田r104との交差点を除いて立体交差化されており、盛土部がメインの有料道路の様な構造をしている。その現道に絡みつくように走っているのが旧道であるが既に市道に降格したようである。

165.阿弥陀堂橋 166.盛土のため有料道路のような印象を受ける 167.R7・R285高速入口交差点を右折
 阿弥陀堂橋でJR奥羽本線と旧道でもあるr104をオーバーパスする。その後緩やかに下っていると秋田市に入り、すぐ先でR7・R285・秋田道の昭和男鹿半島ICとの高速入口交差点に至る。秋田市に位置するR7との交差点だが、ここも終点の交差点ではない。R101は右折してR7と重複して秋田市街地に向かう。なお、ここより南は全てR7との重複区間なので実質的にな終点と言えなくもない。案内標識にもソトバにも出ていないがR7の能代・秋田両方面にR285が重複している。

168.秋田市に入る 169.左(東)側は秋田市で右(西)側は潟上市 170.徐々に沿線の建物が増えてくる
 高速入口交差点を右折してすぐに潟上市に入るが、秋田r8昭和8交差点を通過した先で再び秋田市に入る。R101の旧道でもある秋田r303大清水交差点からは左に緩やかにカーブしてから直線になった所で国道上に市境があり、東側は秋田市で西側は潟上市となっている。秋田r124県立博物館入口交差点の南の跨線橋付近で僅かな距離ながら完全に秋田市に入る箇所もあるが、追分駅西の追分交差点まで市境上を走る状態が続く。

171.追分交差点からは4車線 172.左に分岐する道路は旧道だろう 173.相染跨線橋
 追分交差点からは4車線となって秋田市街地に向かう。交通量は交差点を通過するたびに増加していく。JR奥羽本線の西側を並走しながら交通量が多く信号のタイミングが悪く流れは悪い。秋田r56北港入口交差点からは沿線には商業施設が目立つようになり、交通量はさらに増える。相染跨線橋で貨物線である秋田臨海鉄道の線路をオーバーパスする。

174.土崎臨海十字路交差点から南は片側2車線 175.秋田r65港大橋前交差点 176.R7・R13・R46・R285臨海十字路交差点
 秋田r56土崎臨海十字路交差点からは中央分離帯付きの片側2車線道路になる。西側には先ほど越えた秋田臨海鉄道の南線が並走しているが、それも秋田r65港大橋前交差点までである。港大橋前交差点からは右に左に緩やかにカーブしてから終点の臨海十字路交差点に至る。一見するとR7とR13の交差点に見えるが、それらに加えてR46・R101・R285と合計5本の国道が交差している。交差点の北にR7・R101・R285、南にR13・R46、西にR7となっている。

 起点、終点共にR7と交差しているR101だが、両者を比較するとR7は204km・4時間17分、R101は254km・5時間18分となっている。能代市以北は快適なシーサイドドライブが楽しめるが以南の単独区間はややトリッキーなルーティングをしているので100番代国道ながら幹線道路とは言えない。ただ、2007年に走った時よりもバイパス区間が増えており酷道としてのレベルは下がってしまったのが残念である。