国道101号
part1

R4青い森公園前交差点〜R339交差点
青森市→五所川原市

1.青い森公園前交差点 2.上下合わせて6車線 3.古川跨線橋
 R4・R7・R45との青い森公園前交差点がR101の起点だが、R7に重複しているため案内標識に表記されていないしソトバ等も立てられていない。交差点の名称に“青い森公園”とあるが、青い森公園ではなく青森県庁に隣接しており、むしろ県庁前交差点を名乗った方がしっくりくる。
 R7と重複しながら中央分離帯のない6車線道路で弘前方面に進む。青森県・青森市の中心部のため昼間であれば交通量が非常に多い場所である。青森r44古川交差点を過ぎてすぐに古川跨線橋で青い森鉄道とJR東北本線をオーバーパスする。

4.R7・R280上古川交差点 5.JR津軽線を越える跨線橋から車線が減少 6.跨線橋ではJRと川を越える
 古川跨線橋を下りた直後にR7・R280上古川交差点を通過する。この上古川交差点がR280の起点であり青い森公園前交差点から重複していたという訳ではない。上古川交差点から程なくして左側車線が側道(=青森r247)となり右側の2車線が相野橋となって国道として進む事ができる。相野橋はそのまま跨線橋としてJR津軽線をオーバーパスする。沖館川に加えて津軽線+車両センターの線路があるため思いのほか長い跨線橋で緩やかにカーブを描いている。

7.商業施設が建ち並ぶ 8.東北新幹線(の車両センター支線) 9.R7・R280BP油川バイパス新城入口交差点
 津軽線の跨線橋を下りると沿線には規模の大きな商業施設が建ち並んでいる中を走る。商業施設ゾーンの西端で東北新幹線の車両センターへの支線の高架下を通過する。新幹線が八戸駅から新青森駅に延伸されたのは2012年12月とまだ1年も経過していない。さらにはこの新青森駅を起点に北海道新幹線が建設中である。新幹線の高架のすぐ西にはR280内真部バイパスとの油川バイパス新城入口交差点を通過する。R280の現道とバイパスが並走している距離は25km程と意外に長い。

10.青森r234新城交差点は立体交差 11.側道に進むとR7青森環状バイパス 12.西バイパス環状線入口交差点からは鶴ヶ坂バイパス区間
 油川バイパス新城入口交差点からも片側2車線のバイパス然とした道路が続いている。青森r234新城交差点を跨道橋でパスすると沿線の建物は少なくなる。しかし国道からは見えないもののすぐ南側には住宅地が広がっている。緩やかな上り勾配を左にカーブを描きながら走っていると直進もR7で側道もR7という立体交差を通過する。側道に入る方がR7青森環状バイパスであり、東北道と並走してから青森市街地の東部でR4と交差している。これまで走ってきたR7は青森西バイパスと呼ばれているもので、交差点の名称はそれらを繋げた西バイパス環状線入口交差点となっている。

13.旧道のr247との戸門交差点 14.r247戸門交差点以降は対面2車線 15.車線が減っても走りやすい
 西バイパス環状線入口交差点からも片側2車線の青森西バイパスが続いており、緩やかにアップダウンしながら南西の方角に進む。古川跨線橋の東で分岐する形で交差していた青森r247との戸門交差点を過ぎると右側車線がなくなり以降は対面2車線になる。この戸門交差点を境に市街地寄り(つまり青い森公園前交差点方面)は青森西バイパス、弘前寄りは鶴ヶ坂バイパスと呼ばれている。
 鶴ヶ坂バイパスは車線こそ減って2車線になったものの、緩やかなカーブと勾配の走りやすい道路状況は続いている。鶴ヶ坂3号橋から1号橋で谷筋を渡っており走りにくさは感じない。

16.大釈迦峠 17.R7沢田交差点を左折
 西バイパス環状線入口交差点から約9.1kmで大釈迦峠を越えてその直後の沢田交差点を左折する。ここがR7から分岐して単独区間になる交差点で、青い森公園前交差点方面からは約12.4kmである。案内標識にある津軽道はR101のバイパスという位置付けであり、約1.5km先を右折する事でこちらを走行して五所川原方面に行く事もできる。津軽道が無料で通行できるため、単に移動するだけなら津軽道を利用する人が多いだろう。

18.意外に整備された2車線道路 19.東北道の浪岡ICまでR101は続かない
 沢田交差点を左折して単独区間に入っても意外な事に走りやすい2車線道路となっている。この区間はR7の旧道である事も無関係ではない。緩やかな勾配を下っていくと北大集落を通過する。東北道の浪岡ICまで2kmという案内標識が立っているが、接続しているのはR101ではなく青森r285である。

20.青森r285大釈迦交差点を右折 21.奥の交差点がR7大釈迦西交差点 22.R7大釈迦西交差点
 沢田交差点から約1.6kmで青森r285大釈迦交差点に至る。前述の浪岡ICは大釈迦交差点を直進すると行く事ができる。R101は大釈迦交差点を右折して鰺ヶ沢・五所川原方面に進むが、交差点を曲がると奥の方にR7との大釈迦西交差点が見えている。これは鶴ヶ坂バイパスに対する現道区間ではなく、沢田交差点で分岐したR7との交差点である。単に青森市街地から鰺ヶ沢や五所川原に向かうに当たって、沢田交差点〜大釈迦西交差点間のR101は通行する必要のない区間と言える。道路状況は悪くないものの実用性の低い単独区間がR101からのジャブのようなものである。

23.青森r231交差点 24.青森・五所川原市境はスノーシェッド 25.市境からは下り勾配
 大釈迦西交差点からは上り勾配になる。集落が途切れると勾配が変化するが急勾配と言える程ではない。スノーシェッドで覆われた峠部分を越えると五所川原市に入る。市境から先は下りになるが勾配が緩やかという点は共通している。

26.青森r35交差点 27.東向き車線には登坂車線あり 28.五所川原市豊成
 青森r35交差点を通過して前田野目川流域にある前田野目集落を通り抜ける。勾配は緩やかだが反対側の東向き車線には登坂車線が設けられている区間がある。青森r34交差点付近からは平坦になり、家屋が疎らに立っている間を走り抜ける。

29.津軽道・五所川原東IC 30.歩道はないが走りやすい 31.青森r38交差点
 大釈迦西交差点から約8.1kmでR101のバイパスでもある津軽道の五所川原東ICを通過する。道路名称の津軽道からは津軽半島を縦断するルートが想像されるが、計画では浪岡ICと鰺ヶ沢町を結ぶ、まさにR101のバイパスと言わんばかりのルートである。なお、2013年8月時点では浪岡IC〜五所川原北ICと鰺ヶ沢バイパス区間しか開通していない。
 津軽道の本線高架下を通過した直後の青森r156との交差点を通り、五所川原市街地に向かって片側2車線の平坦な道路を走る。歩道は設置されていないが家屋密集地では路側帯が広く取られているためさほど神経を遣わずに走る事ができる。青森r38交差点付近から沿線には家屋以外の建物の割合が増えてくる。

32.R339BPとの姥萢交差点 33.湊大橋の下にはJR五能線 34.R339現道との交差点
 大釈迦西交差点から約12.8kmでR339五所川原北バイパスとの姥萢交差点を通過する。単純な十字路ではなく五差路であるうえにR101は交差点奥で右にカーブしているので通行時には進むべき道を把握しておいた方が良いだろう。R339に指定されているのは南側だけで北側の区間は市道となっている。ただし、右折して市道を走っていると市街地の北部でR339と交差している。
 姥萢交差点からの緩やかな右カーブを曲がっているとJR五能線を湊大橋でオーバーパスする。跨線橋を下り切った所でこんどはR339の現道と交差する。なお、R339とは階段国道として知られており、テレビや雑誌で取り上げられる事があるため国道マニアだけでなく一般人にもある程度の知名がある国道である。

国道101号 part2