国道56号
part7

R197下分甲交差点〜R32県庁前交差点
須崎市→土佐市→高知市

353.かわうそトンネル 354.E56高知道・須崎中央IC/高知r310交差点 355.高知r388交差点
 下分甲交差点からはR381の重複が終わってR197の重複が始まるが、道路状況や風景に変化が現れる訳ではない。緩やかな勾配を上ってかわうそトンネルをくぐり、トンネルからの勾配を下った後にE56高知道の須崎中央IC/高知r310交差点を通過する。200m手前の案内標識には右折した後に左折してE56高知道に入るかのように描かれているが、実際は交差点を右斜め前方に進む形である。なお、須崎“中央”ICを名乗っているものの、高知方面としか接続していないハーフインターチェンジである。
 左にカーブして高知r388交差点付近でE56高知道から少し離れ、右にカーブしながらr388交差点を通過する。r388は旧道と思われ、左折して少し進んだ所に市役所がある。市名を冠した須崎駅は市役所と反対方向にある。

356.城山トンネル 357.御手洗大橋 358.高知r284交差点
 高知r381との短い重複区間が終わると緩やかな勾配を上って城山トンネルをくぐる。東にはE56高知道のお馬トンネルがあり、北側の坑口は隣接している。城山トンネルを出ると御手洗川大橋で高知r313とJR土讃線、御手洗川の上を通る。橋を渡り終えて平面道路に戻ってから高知r284交差点を通過し、S字状にカーブしてE56高知道の多ノ郷橋の下をくぐる。

359.高知r23の土ア高架橋 360.E56高知道・須崎東IC 361.JR土讃線
 E56高知道の南東側を並走していると高知r23の土ア高架橋の下をくぐる。高架橋の手前の道路を経由してr23と接続しているが、その道路は県道に指定されていないようである。
 JR土讃線、E56高知道と並走しながら左カーブを曲がっていると高知r314交差点を通過してから須崎東ICを通過する。この須崎ICも須崎中央ICと同様に高知方面としか接続していない。須崎東ICを境に高知寄りは有料で四万十寄りは無料だが、中土佐ICで進入した場合は須崎西IC、須崎中央IC、須崎東ICで降りられないため、上り線の有料無料の実質的な境は中土佐ICと言える。須崎東ICを過ぎてすぐにE56高知道の桜川橋と土讃線の橋梁をくぐる。

362.高知r388交差点 363.高知r388交差点以降は中央分離帯がある 364.R197・R494斗賀野分岐交差点
 JR土讃線、E56高知道から少し離れて桜川沿いを走ると須崎市の市街地を通り抜けてきた高知r388との交差点を通過する。以降は中央分離帯が設置されているが車線は増えない。長い左折車線の先にR197・R494斗賀野分岐交差点がある。R494は松山市役所前交差点が起点で、この交差点が終点である。両交差点間の距離はR56が約258kmでR494が約122kmと2倍以上の差がある。所要時間はR56が7時間弱でR494が4時間弱である。距離も時間もR494が有利に思えるが、酷道区間を有しておりわざわざR494だけをルートにする必要はないだろう。

365.吾桑トンネル 366.吾桑駅へは旧道へ進む 367.新名古屋トンネル
 斗賀野分岐交差点からもR197の重複は続いているが、これまでと変わらずおにぎり等は表記されておらず重複している事実が分かりにくい。笹野橋を渡って吾桑トンネルをくぐった後に旧道と思われる市道との交差点を通過する。旧道を吾桑駅方面に走ってJR予讃線を越えた所から高知r309となってR494に至り、さらに道なりに進んでR494を走ると斗賀野分岐交差点にも至り、このルートが旧道である。
 旧道との交差点からは千々川の谷筋を走っており、緩やかなカーブが連続している上り勾配の2車線道路を走る。勾配の頂点で新名古屋トンネルをくぐる。右側に名古屋隧道が視認できるが閉鎖されているため進入はできない。1.0車線幅狭路の旧々道に名古屋隧道があるが、こちらはどちら側の坑口付近にも家屋があるためか現在も通行可能のようである。

368.土佐市に入る 369.長い下り勾配 370.E56高知道の純信橋をくぐる
 新名古屋トンネルからは土佐市に入り、波介川の谷筋を下って行く。よさこいトンネルから出てきたR56高知道と並走した後に緩やかな右カーブを曲がって純信橋の下を通過する。鷹ノ巣橋で波介川を渡った直後に高知r47交差点を通過する。

371.「高知25km」 372.E56高知道の家俊橋 373.土佐市東鴨地
 直線的で走りやすい2車線道路を走っていると高知r287家俊交差点を通過し、緩やかな上り勾配の先でE56高知道の家俊橋の下をくぐり、その後は緩やかな勾配を下る。高知市に近付いているせいもあって交通量は徐々に増えているが、渋滞が発生したり流れが悪くなるほどではない。

374.右折すると土佐SICに行ける 375.土佐市北地 376.徐々に交通量が増える
 土佐SICに至る市道との交差点を通過する。土佐SICは土佐PA内に設置されているが、接続しているのは高知方面だけである。高知r53甲原交差点や高知r290北地交差点を通過しながら緩やかにアップダウンしている2車線道路を走る。E56の宇都木橋の下を通ってからは土佐市の市街地に近付いている事もあって交通量が増え始める。

377.高知r39交差点 378.E56高知道・土佐IC 379.高知r39交差点
 土佐市の市街地の西で車線が増え、その直後に高知r39交差点を通過する。r39が土佐市バイパスの旧道に当たる。バイパスに入って少し走るとE56高知道の土佐ICを通過する。中土佐IC以来の上下両方向に接続しているインターチェンジである。土佐ICからは緩やかな右カーブとなり高知r39交差点を通過する。さらに右カーブを曲がっているとまたr39交差点を通過する。最初のr39交差点と3ヶ所目のr39交差点の間がR56の旧道であり、2ヶ所目のr39交差点は以前から指定されていた本来のr39である。その後さらにr39交差点を通過して宇佐方面に分岐する。

380.仁淀川大橋 381.高知r279の上を通過 382.高知市春野町弘岡上
 高知r282交差点を通過して大きく左にカーブして仁淀川大橋を渡って高知市に入る。反対側車線とは別の橋となっておりそちらは新仁淀川大橋という名称である。橋を渡り終えた直後に跨道橋で高知r279の上を通過してから勾配を下って平面道路に戻る。

383.高知r36交差点 384.「県庁11km」 385.上り勾配の片側2車線道路
 高知r14交差点の直後に高知r36交差点を通過する。交差点間の距離が短いせいか流れが若干悪かった。r36交差点のすぐ先に県庁まで11kmという距離を表示した案内標識が設置されている。R56の起点は県庁前交差点だが、残りの距離は11kmより長いため別の道路を経由した数字であろう。緩やかながら距離の長い勾配を上り続ける。

386.新荒倉トンネル 387.荒倉交差点 388.「R32高松146km 高知県庁7km」
 新荒倉トンネルをくぐって下り勾配に転ずる。反対側車線とは別々のトンネルとなっており名称も荒倉トンネルと異なる。トンネルを出てすぐに市道との荒倉交差点を通過するが、この市道は土佐バイパスが開通するまでR56だった道路である。新荒倉トンネルからは緩やかな勾配を下って行く。

389.沿線には商業施設が目立つ 390.高知r274能茶山交差点 391.高知r37石立交差点
 勾配がほぼなくなった辺りから沿線に商業施設が目立つようになり、交通量も増加する。高知r274能茶山交差点を通過して鏡川の右岸を走り、程なくして高知r37石立交差点を通過する。左折して北上するとR33(R194重複)に行く事ができ、県庁に行くにはその方がより短い距離で行ける。

392.河ノ瀬高架橋は対面2車線 393.「R32高松142km R55室戸78km E32/E56高知道6km」 394.高知r274交差点
 市道の河ノ瀬町交差点の上を越える河ノ瀬高架橋は対面2車線であり、そのため左側車線がそのまま側道になってしまう。高架橋が終わると合流してくる側道がそのまま左側車線になって片側2車線道路に戻る。津波浸水想定区間に入った後に高知市総合運動場の南で高知r274との交差点を通過する。

395.新筆山トンネル 396.高知r36交差点 397.高知r34交差点
 高知r274交差点からは上り勾配となり新筆山トンネルをくぐる。新トンネルができるまでの筆山トンネルは須崎方面への車線として利用されている。新筆山トンネルを出て平坦な片側2車線道路を走っていると左にカーブしながら高知r36交差点を通過し、次いで高知r34交差点を通過する。r36もr34も片側2車線道路であり、後者には路面電車のとさでん交通桟橋線が中央を通っている。また、左折してr34を北上するとはりまや交差点を経て高知駅に至る。

398.左端車線が減少 399.鏡川大橋 400.R32・R55・R195・R197・R493中宝永町交差点を左折
 高知r34交差点付近からは車線が増えて片側3車線道路になり、交通量もかなり多くなる。緩やかな左カーブの先で左端車線が減少して片側2車線道路に戻った後に勾配を上って鏡川大橋を渡る。橋からのやや急な勾配を下って高知r35交差点を通過し、そのすぐ先でR32R55R195・R197・R493中宝永交差点に至る。格上の二桁国道との交差点ではあるが、近くに高知県庁はなく左折してR32重複区間をはりまや橋方面に進む。なお、これまで重複していたR197を除いた国道は全てR32の両方面に重複している。よって、中宝永交差点から西はR32・R55・R56・R195・R197・R493の合計6本もの国道が重複している。

401.とさでん交通後免線と並走 402.高知r249はりまや町1交差点 403.バスターミナル付近にS字カーブ
 中宝永交差点からは路面電車のとさでん交通後免線に上下線を分離された片側2車線道路になる。路面電車区間でありながら線路の両側にはゼブラゾーンがあり大きな交差点には右折車線があるため走りにくさはあまり感じない。バスターミナル付近でS字カーブを曲がってデンテツターミナルビル前電停を通過する。

404.R32・R55・R195・R197・R493・高知r34はりまや交差点を直進 405.「松山121km 県庁1km」 406.高層ビルが多い
 S字カーブのすぐ先でR32・R55・R195・R197・R493・高知r34はりまや交差点を通過する。直進方向と右折方向がR32となっているが、右折は高知駅の南までの盲腸線のような道路である。R32高知駅方面とr34にはとさでん交通桟橋線が通っており、交差点内で後免線及び伊野線と交差している。なお、はりまや橋は交差点の北にある短い橋である。
 はりまや交差点を過ぎると中央の路面電車が伊野線に代わり、左側に車線が増えて片側3車線道路になる。はりまや交差点から約1.0km、県庁前電停の間の交差点が起点の県庁前交差点である。国道が交差点を境に入れ替わるタイプのため、国道を走っている場合は案内標識が設置されていない。なお、県庁前交差点は重複していたR32・R55・R195・R197・R493に加えて松山方面にR33R194が交差しており、R56を含めて合計8本の国道が交差しており、どれも起点もしくは終点となっている。なお、R33に関しては起点及び終点が同じだが、R33の総延長は120km弱に対してR56は300km弱と2倍以上の差がある。