国道51号
part1

R14広小路交差点〜R125佐原跨道橋交差点
千葉市→四街道市→佐倉市→酒々井町→成田市→香取市

1.千葉市の中心に近い広小路交差点が起点 2.広小路交差点直後の交差点を左折 3.二桁国道とは思えない雰囲気
 千葉県の県庁所在地で政令指定都市でもある千葉市の中でも中心部と言える場所に位置するR14R126R128広小路交差点がR51の起点であり、ここから終点の茨城県水戸市に向かって走り始める。その広小路交差点からR51に入った直後の市道との交差点を左折しなければならず、その先も住宅地の中の狭苦しい2車線道路なので二桁国道としては頼りない印象を持たざるを得ない。

4.千葉r64四街道入口交差点 5.カーブが多い 6.R16貝塚交差点
 道場坂下交差点をS字カーブ状に通過してからは緩やかな上り勾配となり、千葉市中央区と若葉区の区境を走る。道路右手(南)が中央区で左手(北)が若葉区である。区境を走る状態はR16貝塚交差点まで続く。貝塚交差点の案内標識にはR51に対して「幅員狭し」とわざわざ付け加えられているのが気になる。

7.幅員狭しと警告される程ではない 8.桜木町交差点を左折 9.幅員減少は桜木町交差点以降を指しているのか
 警告とは裏腹に貝塚交差点以降もこれまでと同じような住宅地の中の2車線道路が続いている。貝塚交差点から約400m走ると桜木町交差点に至るが、R51は直進ではなく左折である。ちなみに右折して千葉市街方面に進むと広小路交差点直後に左折した交差点に至る。つまり広小路交差点から道なりに走っていても同じ場所に行き着くのだが、むしろ交通の流れの割合からすれば市道の方がメインとして使われているとすら言える。
 桜木町交差点からは住宅地密集地を走っており一応は2車線だが乗用車ならともかく大型貨物車両にとっては充分な幅とは言えないだろう。幅員狭しという警告はあながち間違ってはいない。

10.千葉市若葉区桜木 11.千葉都市モノレール下を通る 12.R51BPと合流
 上り勾配を走っていると沿線の建物の密集度が低くなるため気分的には幾分か広く感じられるようになる。千葉都市モノレールの下を通る辺りから下り勾配となり、下り切った所でR51の北千葉バイパスとの交差点がある。案内標識のないこの交差点を鈍角に右折する。なお、左折すると片側2車線のバイパスでR16・京葉道路の貝塚ICに行く事ができ、大型貨物車両は現道よりもバイパスを利用するだろう事は明らかである。

13.バイパスとの合流とは片側2車線 14.千葉市を出る直前で車線が減少 15.四街道市からは2車線
 バイパスとの合流後は片側2車線とまだバイパスの余韻を残した道路状況となっている。沿線にはカーディーラーやガソリンスタンドと言った商業施設も点在しており周辺の雰囲気も現道区間と異なる。しかし若松町交差点からは中央分離帯がなくなり、川野辺交差点の先で右車線がなくなる。車線減少の直後に市境を越えて四街道市に入るため、4車線の区間は千葉市限定と言える。
 四街道市は市街地から離れた場所を走っているため沿線の建物は多くない。幹線国道とあって一般の住宅よりも運送会社の営業所が多いのも特徴のひとつである。対面2車線とは言え平日であれば大型貨物車両の走行が多い事は想像に難くない。

16.千葉r22坂戸交差点が四街道市と佐倉市の市境 17.佐倉市馬渡 18.千葉r65・r277神門交差点
 千葉r22坂戸交差点からは佐倉市に入るが、道路状況や周辺の様子は四街道市と似たような感じである。集落の中を通る箇所もあるが乗用車であれば特に走りにくいと感じるレベルではない。千葉r65・r277神門交差点の近くには佐倉第三工業団地があり、また東関東道の佐倉ICも近い事から大型貨物車両の通行も多い。

19.佐倉ICへは右に分岐する 20.東関東道の上を通過 21.ローカル幹線国道
 佐倉ICは直接繋がっているのではなくr65との間を結ぶ市道を経由しており、その市道に入るには右斜め前方に分岐する道路に進まなければならない。左側の道路を進めばインター入口の交差点をパスでき、その先でインターからの北上する道路と合流する。その直後で東関東道の上を通過する。東関東道以北は沿線の建物は少なく見通しの良い走りやすい道路状況となっている。

22.JR総武本線と成田線をオーバーパス 23.千葉r76上本佐倉交差点 24.R296酒々井交差点
 高崎川に架かる長熊大橋を渡った直後にJR総武本線と成田線をオーバーパスする。跨線橋ではあるが前後の勾配はなく跨線橋である事は意識しにくい。跨線橋からは成田線と並走するような形になり、程なくして酒々井町に入る。
 酒々井町に入ってすぐに車線が増えて4車線となり、千葉r76上本佐倉交差点の直後にR296酒々井交差点を通過する。沿線には商業施設も多く千葉市を出て以来の賑わいを感じられる。R51の沿線ではないが2013年4月19日に酒々井プレミアムアウトレットが開業しており、それに先んじた4月10日には東関東道に酒々井ICが供用を開始している。

25.周囲より低い位置を走る 26.町の中心部を抜けると車線が減少 27.ローカル国道の雰囲気
 酒々井交差点から先は酒々井町役場を含む町の中心部を通っているが、周囲より一段低い位置を走っているため町の中心部というイメージはない。そんな状態ではあるが中心部を抜ける際に右車線が合流してきて以降は対面2車線となる。車線が減ってからは緩やかにアップダウンしながら2車線快走路を走る。交通量は多くないように見えるが早朝という時間帯のせいであって昼間であれば交通量は多い。

28.成田市に入る 29.成田市に入ると片側2車線
 JR成田線の西側を並走するようにして2車線道路を走っていると成田市に入る。そして旧道と思われる道路との交差点からは片側2車線になって成田市の中心部に向かって走る。沿線には商業施設が多く、早朝と言える時間帯にもかかわらず交通量は多い。

30.R409並木交差点 31.R464不動橋交差点
 並木交差点で僅かな距離ながら並走していたR409と交差する。この並木交差点がR409の終点であり、起点の神奈川県川崎市から東京湾アクアラインを経てこの成田市とを結んでいる。そんなR409との交差点から300m程走るとR464不動橋交差点となる。この不動橋交差点もR464の終点であり、同じ千葉県の松戸市とを結んでいる。このように終点もしくは起点の交差点が近接しているのは珍しいと言えよう。

32.市役所まで片側2車線 33.市役所以北は4車線 34.R295・R408寺台IC
 片側2車線道路をアップダウンしながら走っていると成田市役所付近を通過する。市役所の近くにはJRと京成電鉄の駅があり、成田市の中心部と言える場所であり交通量も多い。市役所の裏手を通り過ぎてからは中央分離帯がなくなり4車線となるが、交通量は変わらず多いままである。
 一部は富里市との境になっている根木名川に沿って走っているとR295R408寺台ICに至る。R295の終点かつR408の起点の交差点である。寺台ICを通過する際にまずR408が左へ分岐し、次いで高架の下でR295も左へ分岐する。最終的には右側車線のみがR51として直進できる。

35.ローカル国道の雰囲気が出ている 36.十余三トンネル 37.東関東道をオーバーパス
 寺台ICから先は車線とともに交通量も減少する。アップダウンを繰り返しながら走っていると成田線と成田スカイアクセスの高架下をくぐる。その後はさらにアップダウンがきつくなる。道路や周辺の状況からはローカル国道の雰囲気を感じる事ができるが、空港近くとあって大型貨物車両の通行が多く単なるローカル国道ではない。東関東道をオーバーパスして程なくして成田空港の滑走路の下を十余三トンネルでくぐる。その後再び東関東道をオーバーパスする。

38.水戸まで89km 39.やや狭い箇所もある 40.旧大栄町役場の前を通過
 大栄PAの北西では建設中の圏央道を横切る。2013年6月の時点では一部の橋脚ができているだけなので、高速道路ができるという実感は薄いかもしれない。その後もアップダウンとカーブを繰り返しながら断続的に続く集落を結びながら2車線道路を淡々と走る。一部狭苦しく感じられる箇所もあるが距離は短い。旧大栄町役場を通り過ぎるとこれまでになく急な勾配を下る。逆方向であれば大型貨物車両の通行が多い事もあって登坂車線が欲しいところである。

41.東関東道の大栄IC 42.千葉r70東総有料入口交差点 43.香取市に入る
 これまで並走していた東関東道と初のインターは成田市北東部に位置する大栄ICである。大栄ICから程なくして千葉r113桜田権現前交差点を通過するが、左にカーブしているうえに右折車両が多い割に右折車線がなく混雑しやすい交差点である。桜田権現前交差点からさほど走らないうちに千葉r70との東総有料入口交差点となる。交差点の名称が示す通り千葉県道路公社が管理する有料道路であり、r70の表記はされていない。また、有料区間内に信号やら住宅があり、一般的に想像する有料道路とは少々異なる。
 東総有料入口交差点からも対面2車線道路が続いている。沿線の建物も途切れる事なく続いており、交通量が多い昼間は流れが悪い事が多い。大栄ICから約2.3kmで香取市に入る。

44.沿線には住宅よりも商業施設が目立つ 45.片側2車線区間あり
 香取市に入ってからもカーブはほとんどないという感じだが、意外にきついアップダウンがある。香取市の市街地に近付くと車線が増えて片側2車線になる。車線が増えてからもアップダウンがある。

46.R356現道をオーバーパス 47.R356BPもオーバーパス
 香取市の市街地の西でR356との交差点を2ヶ所通過する。南の方はR356の現道と、北の方はR356のバイパスである。前者の現道とはR51の南向きとしか接続していないため、R356に降りてしまうと交差点を直進してR51に復帰する事ができない。バイパスは両方向とも接続している。なお、バイパスとの佐原跨道橋交差点はR51とR356だけでなく、R125R355も交差しておりそれぞれ起点となっている。そのR125とR355はどちらもR51に重複しており、佐原跨道橋交差点以北は3国道が重複している。

国道51号 part2