国道46号
part1

R4盛岡南IC入口交差点〜R341野中交差点
盛岡市→滝沢市→雫石町→
→仙北市

1.R4・岩手r36盛岡南IC入口交差点 2.片側2車線道路 3.東北新幹線とJR東北本線
 岩手県盛岡市の中心部の南に位置するR4・岩手r36盛岡南IC入口交差点がR46の起点である。かつてはR4・R281R282NHK前交差点が起点であったが、盛岡西バイパスに一本化された際に起点も移動されている。交差点からr36を東に進むと北上川の右岸でR396R456との都南大橋東交差点があるが、そこにはR106にも指定されている地域高規格道路の宮古盛岡横断道路の手代森ICも接続している。盛岡市と秋田市を結ぶR46と盛岡市と宮古市を結ぶR106を併せると東北地方を横断するルートが形成される。
 盛岡南IC入口交差点から東に進んでR46を走り始めると二桁国道らしく片側2車線道路で始まる。盛岡市の中心部からはやや離れているため早朝であれば交通量は少ない。岩手r120に向かう側道が分岐して永井跨線橋でJR東北本線の上を通ると同時に東北新幹線の下をくぐる。

4.早朝であれば交通量は少ない 5.岩手r36西バイパス南口交差点を右折
 盛岡南IC入口交差点から約2.4kmで岩手r36西バイパス南口交差点に至り、右折して西バイパスを北に向かう。起点の交差点の名称にあった盛岡南ICはR46ではなくr36に接続している。

6.「秋田121km 田沢湖47km 盛岡駅5km」 7.両車線とも副道あり 8.本宮交差点を左折
 西バイパス南口交差点からも片側2車線道路が続いており、ほぼ真北の方角に向かって走る。盛土区間が終わると沿線に商業施設が目立つようになる。南北両車線とも副道が設置されており、沿線店舗の出入りは本線からではなく一旦副道を利用しなければならない。ただし、副道は大きな交差点の前後は設置されておらず、目的地よりも手前の副道に入ってしまうと交差点の手前で本線に戻らなければならなくなってしまう。
 西バイパス南口交差点から約3.0km走ると市道との本宮交差点に至る。R46は左折して秋田方面に向かうが、直進の盛岡駅方面、右折のR4北上・花巻方面どちらも片側2車線と整備された市道である。

9.本宮交差点以降も片側2車線道路 10.岩手r293稲荷交差点 11.岩手r13小幅交差点
 本宮交差点で左折車線が2本設置されていた事からも想像できるが、以降も片側2車線道路が続いている。商業施設に囲まれた場所で岩手r293稲荷交差点を通過するが、ウオッちずでは岩手r16以南は県道とは表記されていない。稲荷交差点から緩やかな右カーブとなりその途中で岩手r13小幅交差点を通過する。

12.岩手r16深持交差点 13.左側車線が減少 14.西大橋
 小幅交差点から程なくして岩手r16深持交差点を通過する。r16は交差点の前後にそれぞれS字状にカーブしているが、R46西バイパスが供用される際に交差する角度を直角に近づけるための措置だろう。
 深持交差点を過ぎると左側車線が減少して対面2車線道路になるが、左側では多車線化工事が進行している最中であった。ただし、雫石川に架かる西大橋は新たな橋の架橋工事が行われておらず、多車線区間が延伸されても当分の間は橋の南までと思われる。

15.岩手r1西バイパス北口交差点を左折 16.E4東北道の厨川橋 17.E4東北道・盛岡IC
 西大橋の北で岩手r502の上を通るが、これは盛岡矢巾自転車道線という自転車道である。橋を渡り終えると多車線化工事箇所を下って岩手r1西バイパス北口交差点を左折して秋田・田沢湖方面に進む。右折の盛岡駅方面はR46西バイパスの旧道に当たり、約1.2km先の稲荷町交差点から市道に進むとかつての起点のNHK前交差点に至る。
 西バイパス北口交差点からは片側2車線道路となり、E4東北道の厨川橋をくぐった先で盛岡ICを通過する。西バイパス北口交差点と盛岡ICの間にはショッピングセンターがあり、昼間は結構な交通量がある。

18.滝沢市に入る 19.岩手r16盛岡環状線口交差点 20.岩手r130大釜駅入口交差点
 盛岡ICを過ぎて少し走ると市境を越えて滝沢市に入る。雫石川の堤防の内側を走っていると岩手r16盛岡環状線口交差点と岩手r130大釜駅入口交差点を通過する。盛岡環状線口交差点の案内標識で表記されている“滝沢分れ”はR282がR4から分岐して単独区間になる交差点である。

21.岩手r16滝太郎橋北交差点 22.滝太郎橋北交差点からは上り勾配 23.仁沢瀬橋
 岩手r16滝太郎橋北交差点を通過する。盛岡環状線口交差点からここまではr16が重複しており、左折してr16を走ると深持交差点に戻ってしまう。滝太郎橋北交差点からは上り勾配となるる。一旦下って仁沢瀬橋を渡ると上り勾配に戻る。仁沢瀬橋付近からは滝沢市と雫石町の境付近を通っている。

24.岩手r131・r258繋十字路交差点 25.左側車線が減少 26.雫石町に入る
 御所ダム付近からも市町境上を走っているが、南側は滝沢市域から盛岡市域に変わる。緩やかな勾配を下っていると岩手r131・r258繋十字路交差点を通過する。案内標識では左側車線が左折専用車線になってしまうように見えるが、直進する事も可能である。ただし、交差点の直後で左側車線がなくなるため、右側車線に移っておいた方が無難だろう。対面2車線道路になって緩やかな勾配を下っていると雫石町に入る。市町境上を走っている区間の距離は約2.9kmである。

27.生森と松森山の間を通り抜ける 28.「この先4.2Km間 分離帯 走行注意」 29.岩手r1雫石バイパス東口交差点
 生森と松森山の間を通るが、線形が改良されており走りやすくなっている。供用から10年ほど経過しているようだが、未だにウオッちずでは旧道も国道扱いされている。雫石町の中心部の手前で岩手r1雫石バイパス東口交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、ここから先は雫石バイパスとなりr1が旧道である。

30.雫石バイパスは交差点前後に中央分離帯がある 31.JR田沢湖線(秋田新幹線) 32.千刈田交差点
 雫石バイパス東口交差点付近の中央分離帯がなくなって対面2車線道路を走っていると緩やかな勾配を上ってJR田沢湖線(秋田新幹線)をオーバーパスする。跨線橋から平面道路に戻ると中央分離帯が復活するが交差点の前後だけである。町道との千刈田交差点を通過するが、左折すると雫石町役場や雫石駅に行く事ができる。

33.県境の山々を望む 34.岩手r212谷地交差点 35.新葛根田橋
 千刈田交差点から大きくカーブした先で岩手r212谷地交差点を通過する。交差点の手前から中央分離帯が設置されているが、簡易的なラバーポールのみの箇所も含めて片側1車線道路状態が続く。中央分離帯がなくなった後に新葛根田橋を渡る。西詰にはランプが接続しているが、盛岡方面からの出口及び盛岡方面への入口のみのハーフランプである。

36.新葛根田橋以西は中央分離帯なし 37.盛岡方面とのみ接続するハーフランプがある 38.JR田沢湖線(秋田新幹線)をオーバーパス
 対面2車線道路を走っていると左カーブを曲がると2ヶ所目のランプを通過するが、ここも盛岡方面のみ接続している。緩やかな右カーブを曲がりながらJR田沢湖線(秋田新幹線)の上を通る。

39.旧道と合流 40.JR田沢湖線(秋田新幹線)と並走 41.JR田沢湖線(秋田新幹線)
 跨線橋からの緩やかな勾配を下ると旧道と合流するが、こちらは岩手r1ではなく町道である。以降も走りやすい2車線道路が続いており、雫石川とJR田沢湖線(秋田新幹線)の間を走る。赤渕駅の前を通り過ぎた後に右カーブを曲がって線路の上を通る。

42.竜川の流域を快走 43.明神下橋 44.道の駅「雫石あねっこ」
 赤渕駅の西の跨線橋からはJR田沢湖線(秋田新幹線)から離れて竜河の流域を北西に向かって走る。県境に向かっているが勾配は比較的緩やかで線形も良いため概ね走りやすい道路状況と言える。舟原橋と明神下橋で蛇行している竜川を渡るが、左岸に確認できるロックシェッドはR46の旧道であろう。竜川を渡って右カーブを曲がると道の駅「雫石あねっこ」の前を通過する。温泉施設のある道の駅で、盛岡寄りに国土交通省の防災センターが隣接している。

45.長い上り勾配が続く 46.所々にもしもしピットが設置されている 47.標識ほど急なカーブではない
 道の駅からも上り勾配の2車線道路が続いている。竜川に沿って左カーブを曲がり、しばらく右岸を走る。もしもしピットを通り過ぎた後に大平橋で左岸に移る。急カーブに注意を促す巨大な標識が設置されているが、その中の矢印ほど急なカーブではない。

48.早朝であれば交通量は少ない 49.竜川側には防雪柵あり 50.「高さ4.5m」
 竜川の左岸を上って行くが、高低差が大きいため川面は一切見えない。反対側車線に設置された駐車帯を過ぎると高さ4.5mの制限バーをくぐるが、その直後には制限の要因のトンネル等は存在していない。直前に駐車帯がある事を考えると規制要因は仙岩トンネルで、駐車帯で転回させるために設置されているのではなかろうか。

51.下竜川橋 52.西向き車線で唯一の登坂車線 53.県境の手前にスノーシェッドあり
 岩手r266との国見温泉入口交差点を通過して曲線半径の大きなヘアピンカーブを曲がる。竜川を2回渡って一時的に右岸に移るもすぐに左岸に戻る。延長200m弱の登坂車線が終わった後に短いスノーシェッドをくぐる。

54.仙岩トンネル 55.秋田県仙北市に入る 56.大平沢橋と大平トンネル
 下晩鳥橋を渡って少し走ると全長2544mの仙岩トンネルをくぐって秋田県仙北市に入る。トンネルは直線だが勾配が変化しているため向こう側の坑口まで見通す事ができない。トンネルを出てすぐにスノーシェッドをくぐり、大平沢橋を渡って次の大平トンネルをくぐる。

57.木滝沢橋と生保内トンネル 58.板谷橋と板谷トンネル 59.秋田県側にも駐車帯あり
 大きく右にカーブして木滝沢川を渡って生保内トンネルをくぐり、次いで板谷橋を渡って板谷トンネルをくぐる。さらに猿倉橋を渡るが、その前後には駐車帯が設置されている。

60.蛇沢橋と堀木トンネル 61.堀木橋と桂巣トンネル 62.桂巣橋と須神トンネル
 さらに蛇沢橋を渡って堀木トンネルをくぐり、堀木橋、桂巣トンネル、桂巣橋、須神トンネルと次々に通過していく。堀木橋だけは他とは異なるアーチ式である。トンネルと橋梁が連続している事からも分かる通り、仙岩トンネルを含むバイパスとして整備されたものと推測される。

63.須神橋と湖山トンネル 64.仙岩峠の茶屋 65.宝風橋
 須神橋を渡って湖山トンネルを抜けると左側に仙岩峠の茶屋が建っている。コンビニや道の駅の増加でこの手のドライブイン的な店は廃業している事もあるが、ここは現役である。峠の茶屋の向かいに交差している道路は旧道だが閉鎖されており進入できない。仙岩道路が供用されたのは1973年頃のため、峠の茶屋は元々は旧道にあったものと思われる。最後の橋梁の宝風橋を渡るが、その下を通っている道路も旧道の一部だろう。

66.秋田県側の制限高バーも麓にある 67.仙岩情報ステーション 68.生保内こ線橋
 反対側車線の登坂車線が終わる(始点)にも制限高バーがあり、秋田県側もトンネルの直近には設置されていない。旧道らしき道路との交差点の直後に仙岩情報ステーションがあり、資料館は9時から17時までしか利用できないがトイレは24時間利用できるようである。
 仙岩トンネル付近では離れていたJR田沢湖線(秋田新幹線)が接近してきて生保内こ線橋でオーバーパスする。跨線橋の西には仙北市の市役所(=旧田沢湖町役場)があり、さらに西には田沢湖駅もある。

69.生保内こ道橋 70.R341の旧道(?)との交差点 71.R341野中交差点
 市道とのランプを通過して右にカーブしながら下ると平坦な状態になる。市街地の南で市道との交差点を通過するが、北上するとR341に繋がっている事からおそらくR341の旧道と思われる。その旧道から田沢湖駅に延びていた道路が秋田r182(田沢湖停車場線)の指定を受けていたが、2006年に仙北市道に移管されている。
 コンクリート舗装の2車線の直線道路を走っているとR341野中交差点を通過する。右折してR341を北上すると田沢湖や宝仙湖、田沢湖高原等があるため、休日は右折する車両も多い。案内標識に表記されていないが、ここから西はR341が重複している。

国道46号 part2