国道45号
part3

R398五日町交差点〜R284松川IC
南三陸町→気仙沼市

105.元々R398だった区間? 106.旧R45・R398十日町交差点(?)を左折 107.新井田川の右岸に付け替えられていた
 R398五日町交差点からすぐに八幡川に架かる橋を渡るが、手前の西詰にはかつてR398が交差していたが。現在は嵩上げ工事に伴って道路そのものが存在しない状態になっている。橋を渡った先ではR398は右にカーブしていたがそれも嵩上げ工事のため痕跡すら確認できなくなっている。R45は右にカーブした後に志津川漁港に至る町道(?)との交差点を左折する。既に道路は存在しないがこの交差点を右折する方が震災前のR45のルートである。はっきりとは分からないが、位置的にはR45とR398の十日町交差点だった場所と考えられる。
 町道との交差点からは大きく左にカーブしながら上り勾配を走る。元々のルートは新井田川の左岸を通っていたが、嵩上げ工事に関連して右岸に付替えらえれている。元の道路は今後嵩上げ工事が行われるのだろう。

108.BRT化された気仙沼線 109.宮城r206交差点と磯の沢橋 110.松井田集落の北西端付近から津波浸水区間が始まる
 新井田川左岸の旧道と交差(と言っても旧道は閉鎖されている)してからは下りになり、右にカーブしながらJR気仙沼線のガードをくぐる。志津川駅付近はBRT走行路化されていなかったが、R398の八幡川対岸以東の区間はBRT走行路化されている。気仙沼線のガードから程なくして宮城r206交差点を通過し、直後に磯の沢橋を渡る。内陸の緩やかなカーブが連続する2車線道路を走っていると勾配を下り津波浸水区間に入る。

111.清水浜駅の東の跨道橋は前後BRT走行路になっていない 112.「過去の津波浸水区間 R45ここまで」 113.「過去の津波浸水区間 R45ここまで」
 桜川の流域を走っていると標高が10mを下回り津波の被害を受けた場所を走る。BRTの清水浜駅を通過してすぐにJR気仙沼線の橋梁の下をくぐるが、前後の盛り土部分が被災しているためBRT走行路化されていない。橋梁から左にカーブしながら勾配を上り、宮城r221交差点の直後に気仙沼線跡の上を通過する。細浦集落の出入口に当たる町道との交差点で津波浸水区間が終わる。
 細浦集落の北を大きく右にカーブしながら通過した後で下り勾配となるため津波浸水区間に入る。JR気仙沼線跡の跨道橋を通過して蛇王川を渡ると上り勾配になるが、そこで津波浸水区間が終わる。

114.緩やかなアップダウンが続く 115.旧歌津町の中心部も津波浸水区間 116.歌津大橋の落橋に伴って迂回路が設定されている
 JR気仙沼線が白山トンネルで地中を進んでいる一方でR45は地上を走っており、急なものはないがカーブが多くアップダウンが連続している。標高は2〜30m程度のため津波の被害は受けていないように見える。白山トンネルの坑口付近で旧歌津町の中心部を含む津波浸水区間に入る。標高が10mを下回った所で左の直角カーブを曲がる。かつては直進がR45であったが、東日本大震災の津波で歌津大橋が落橋したため、迂回路として設定された県道と町道が国道に編入されている。

117.伊里前橋までは県道だった区間 118.大型トラックの離合は厳しい2.0車線幅 119.旧歌津町中心部以東はカーブが連続
 迂回路に入ってすぐに伊里前橋を渡るが、北詰までは宮城r236だった区間である。r236交差点を道なりに右カーブしながら通過してからは町道だった区間となる。橋から150m程はセンターラインのある2車線道路だが、2.0車線幅と少々狭くなってしまう。乗用車同士なら問題ない道幅だが、大型トラック同士の離合には難がある。歌津駅付近を通過すると道幅が若干狭くなるうえにカーブが連続している状態を走る。勾配もあるため大型トラックには厳しい道路状況だろう。

120.歌津大橋の東側は道なりに進む 121.宮城r225管の浜交差点以降は内陸を走る 122.高台に新築の家屋が並んでいる
 センターライン付きの2車線になると歌津大橋のあった道路との交差点を道なりに左にカーブしながら通過する。町の中心部の東端で宮城r225管の浜交差点を通過し、その後は上り勾配となるため津波浸水区間から出る。海沿いを走っているr225に対してR45は内陸を走っており、カーブとアップダウンが続くものの走りにくいと言える程ではない。

123.「過去の津波浸水区間 R45ここまで」 124.「過去の津波浸水区間 R45ここから」 125.「大船渡65km 気仙沼27km」
 宮城r225田の浦交差点の前後は標高10mを下回っているため津波浸水区間に含まれている。長羽集落を通り過ぎるとまた港川に向かって下るため津波浸水区間に入る。港川を渡った直後に陸前港駅があったが、現在はBRTの駅が置かれている。JR気仙沼線は港川を渡る橋梁を含めてBRTの走行路に転用されている。陸前港駅からはやや急な勾配を上る。

126.下り6%勾配 127.気仙沼市に入る 128.気仙沼市内にも津波浸水区間がある
 6%の下り勾配を走っていると市町境を通過して気仙沼市に入る。市境を過ぎても6%の下り勾配が続いており、津波浸水区間に入る。BRT走行路化された気仙沼線の上を通過してからは勾配が緩やかになる。

129.蔵内港 130.津波浸水区間が終わったと思ったら… 131.次の津波浸水区間が始まる
 標高が10m程度になった所で海が見えるようになる。蔵内港を通り過ぎると上り勾配となって津波浸水区間が終わるが、歌生集落を通り過ぎる前に次の津波浸水区間が始まる。海沿いを走っているとは言え海岸線に忠実に沿っている訳ではなく少し内陸を走っているせいもあってアップダウンが多い。

132.二十一浜橋は復旧済みか 133.標高40m程度の峠は津波浸水区間の外 134.R45のバイパス工事だろうか
 二十一浜橋も落橋したが、走行した時点では下流側に隣接した場所に新たな道路が共用されていた。ガードレールはH型鋼を土台にした工事現場にあるようなものだったが、歩道の外側には常設タイプの柵があった事から仮設道路なのか否かよく分からなかった。二十一浜橋を渡るとBRT走行路と交差し、その後は上り勾配となり津波浸水区間を出るが、名もなき峠を越えるとまた別の津波浸水区間に入る。JR気仙沼線の陸前小泉駅があった場所のすぐ近くのR45沿いにBRTの陸前小泉駅が置かれており、それを通り過ぎると建設中の橋脚の傍を通る。三陸道の橋梁かと思ったが、三陸道は1km程上陸に造られているためR45現道の橋梁の可能性の方が高い。

135.JR気仙沼線跡 136.小泉大橋は仮設橋 137.R346・R456交差点
 橋梁の工事現場を通り過ぎると右にカーブして気仙沼線の下を通過する。コンクリートの部分は流されていないが盛土部分が流されているため、この区間はBRT走行路化されていない。その後すぐに小泉大橋を渡るが、2016年4月時点でも仮設橋であった。とは言え歩道は下流側に別の橋が架けられており、センターラインも引かれた2車線なので通行には全く問題ない。
 小泉大橋以降は上り勾配となって津波浸水区間を出る。右に左にカーブしながら2車線道路を走っているとR346・R456との交差点を通過する。これは本吉バイパスと呼ばれるバイパスで、市販の地図はネット上の地図にさえ描かれていない。それもそのはず、供用されたのは1週間前の2016年4月24日である。

138.津谷高架橋 139.R346・R456津谷長根交差点
 R346本吉バイパスとの交差点からは下り勾配となるが、その後上りに転じて津谷高架橋でBRT走行路化された気仙沼線の上を通過した後にR346現道・R456との津谷長根交差点に至る。この交差点はR456の終点の交差点だが、R346本吉バイパスの供用開始に伴って今後終点が移動する可能性もある。走行した時点ではR346現道も・R456も変更されていないようであった。なお、R346の終点は気仙沼市の市街地に近い松川交差点であり、津谷長根交差点(もしくはR45と本吉バイパスの交差点)の間はR45に重複している。

140.標高30m程度の地点でも津波浸水区間に入る 141.アップダウンの度に津波浸水区間を通る 142.大谷海岸を望む
 津谷長根交差点からはBRT走行路化された気仙沼線に沿って平坦な状態を走る。約700m走るとBRT走行路と交差するが、その手前から津波浸水区間に入る。小金沢駅の周辺は集落自体は標高20m前後の場所にあったため家屋の流出は免れているが、それより低い位置にあった気仙沼線が被災しておりいくつかの橋が失われておりBRT走行路には転用されていない。大谷海岸駅付近も同様である。

143.道の駅「大谷海岸」 144.気仙沼市本吉町大谷 145.沖の田川付近は津波浸水区間
 大谷海岸駅には道の駅「大谷海岸」が隣接している。東日本大震災の津波により鉄道駅、道の駅ともに建物が流出したが、2013年には再建され、鉄道駅は道の駅内にBRTの駅として存在している。
 明神崎の根元を左にカーブして勾配を上ると消防団の倉庫付近からは津波の被害が軽かったのか東日本大震災以前からの家屋が建ち並んでいる。しかし海寄りの低い位置にあったJR気仙沼線は被災しておりBRT走行路としても使われていない。沖の田川に向かって下っていると津波浸水区間に入り、橋を渡った先でBRT走行路との交差点を通過する。

146.岩井崎入口交差点 147.宮城r26交差点 148.気仙沼バイパスを走る
 BRT化された陸前階上駅の手前で岩井崎入口交差点を通過し、建物が建ち並ぶ中を走る。緩やかな勾配を下っていると宮城r26との交差点を通過する。r26は旧道と思われるが、気仙沼市の中心部を通り抜けている道路のため右折する車両が多く、長い右折車線が設置されている。r26交差点からは気仙沼バイパス区間となり緩やかな勾配を上る。。バイパスとして造られているだけあって沿線の建物は少なめである。

149.神山川を渡る 150.宮城r65交差点 151.田中トンネル
 峠部分を越えて下りに転ずるが勾配は緩やかである。神山川を渡ってからも下り続けており、宮城r65交差点からは上りとなる田中トンネルに入る。r65交差点を右折すると気仙沼市の市街地に行けるせいもあって交通量が多く流れが悪くなっていた。

152.田中トンネル以降も走りやすい2車線道路 153.R284・R346松川IC
 田中トンネルを出て市道との交差点を通過し、緩やかな上り勾配の右カーブの2車線道路を走っているとR284・R346の松川ICを通過する。前述の通りR346の終点であり重複区間が解消される。もっとも重複区間内においてR45にR346が重複している事を示すおにぎりや標識等は存在しない。そして、R284の起点は岩手県陸前高田市にあり、松川ICから北はR45に重複している。

国道45号 part4