国道34号
part3

R205江頭交差点〜R57江戸町交差点
東彼杵町→大村市→諫早市→長崎市

127.大村湾沿いを走る 128.前方に見えるのはE34長崎道の千綿川橋 129.長崎r190八反田郷交差点
 R205江頭交差点/E34長崎道・東そのぎICからも対面2車線道路が続いている。比較的交通量の多いR205と交差しているためか交通量が増えるが混雑する程ではない。大村湾に沿っており、海側の一段低い場所にJR大村線が並走している。千綿川に向かって下っていると正面にE34長崎道の千綿川橋が見える。下り勾配が終わった所で長崎r190八反田郷交差点を通過する。

130.千綿駅の前を通過 131.江の串橋 132.複数の簡易パーキングあり
 千綿橋を渡ると上り勾配となり、千綿駅の前を通過して左カーブを曲がる。断続的に続く集落と繋ぎながらアップダウンとカーブの多い2車線道路を走る。才貫田川を渡ると大村市に入るが道路状況に変化はない。

133.長崎r6野岳入口交差点 134.松原橋 135.長崎r126松原本町交差点
 松原駅の東で長崎r6野岳入口交差点を通過する。佐賀県嬉野市の中心部付近で交差したr6と同一の県道であり、県境を越えて繋がっているものの一部の区間は山岳狭路険道である。野岳入口交差点過ぎるとS字状にカーブしながら松原橋でJR大村線の上を通過する。橋からの勾配を下り切って平坦になった後に長崎r126松原本町交差点を通過する。r126は松原駅を結ぶ停車場線ながら道なりに走ると松原港に着いてしまう。

136.空港入口交差点 137.長崎r257沖田町交差点 138.大村市宮小路
 松原本町交差点のすぐ南で市道との空港入口交差点を通過する。サンセット通りと呼ばれる市道であり、大村湾寄りを南北に通っているためバイパスとしても利用できる。R34は沿線に家屋が途切れる事なく建っている場所を通っており、交通量が多い事もあって走りやすいとは言い難い。緩やかに下りながらS字状のカーブを曲がって長崎r257沖田町交差点を通過する。R34とr257に挟まれた場所に西九州新幹線の車両基地がある。

139.長崎r127大川田町交差点 140.4車線道路 141.R444・長崎r38桜馬場交差点
 長崎r127大川田町交差点を通過して建物が密集する中を走っていると竹松駅入口交差点を通過する。r127は竹松駅の停車場線であるが、R34と駅の往来であれば竹松駅入口交差点で交差する竹松中央通りを利用する方が分かりやすいだろう。
 竹松駅入口交差点からは中央分離帯のない4車線道路になり、程なくしてR444・長崎r38桜馬場交差点を通過する。R444はこの交差点が終点のため重複はしない。R444にはE34長崎道の大村ICが接続しており、新たに開業した西九州新幹線の新大村駅が隣接している。

142.西大村本町交差点 143.大村市の中心部を走る 144.市役所前交差点
 桜馬場交差点を過ぎてすぐに市道が交差している西大村本町交差点を右にカーブしながら通過する。さらに進むと長崎r17との交差点を通過する。r17は大村停車場線ではあるが、アーケード区間があり10〜19時は車両の通行は禁止であり、車両では並走している夏越夢通りという市道を通行する事になる。
 シーハット前交差点を通過すると中央分離帯が現れて片側2車線道路になる。大村市役所の裏手にはショッピングモールや野球場や陸上競技場のある大村公園、大村競艇場があり、平日だけでなく休日も混雑するものと思われる。

145.大村市役所以南は片側2車線道路 146.諫早(三浦経由)は左側車線、島原・諫早は右側車線 147.長崎r37与崎交差点
 市役所の前を通り過ぎて緩やかな左カーブを曲がると沿線の建物が少なくなる。久原跨線橋でJR大村線の上を越えると右カーブを曲がりながら緩やかに下る。さらに左カーブを曲がった後に長崎r37与崎交差点を通過する。ここで左側車線がr37への左折専用車線になる。また、与崎交差点から約200m北で長崎r257が交差しており、JR大村線の東側を東側を通って大川田町交差点に至るバイパスを形成している。

148.長崎r37の三鈴大橋をくぐる 149.E34長崎道の鈴田橋 150.中里橋
 与崎交差点からは対面2車線道路を走り、程なくして長崎r37の三鈴大橋をくぐる。江頭交差点以南は概ね大村湾に沿っていたが、与崎交差点以南は内陸へと進み海沿いはr37が担っている。JR大村線と並走しながら鈴田川の流域を東進しているとE34長崎道の鈴田橋をくぐる。6%とやや急な勾配になった所で中里橋で大村線の上を通過する。

151.鈴田峠簡易パーキング 152.道の駅「長崎街道鈴田峠」 153.諫早市に入ってからは下り勾配
 中里橋の直後に鈴田峠簡易パーキングを通過し、直後に道の駅「長崎街道鈴田峠」を通過する。両者は200m強しか離れていない。道の駅を過ぎてすぐに鈴田峠を越えて諫早市に入って緩やかな勾配を下る。

154.長崎r212本野入口交差点 155.下大渡野高架橋 156.沿線の建物なし
 車線が増えて片側2車線道路になった直後に長崎r212本野入口交差点を通過する。そのすぐ先で市道とのランプがあるが、左側車線が市道への側道となり右側車線のみが本線としてR34をトレースできる。上り勾配が始まった後に下大渡野高架橋を通過する。周辺に集落は存在しているが沿線には建物がなくスムースに走る事ができる。

157.諫早市西栄田町 158.真崎町交差点 159.「長崎23km」
 緩やかな上り勾配の2車線道路を南下していると造成住宅地の北端付近の市道との交差点を過ぎて下りに転ずる。真崎町交差点からは中央分離帯が現れるものの車線は増えずに片側1車線道路になる。

160.R57・R207・R251小船越トンネル交差点 161.小船越トンネル 162.R57・R207・R251小船越トンネル交差点
 勾配が落ち着いた所でR57・R207R251小船越トンネル交差点となり、R57島原方面とR207諫早市街方面が分岐する。案内標識には表記されていないが、小船越町交差点まではR251も重複している。R34は直進して右カーブを曲がりながら小船越トンネルをくぐり、島原・諫早市街方面からのR57・R207・R251と並走した後に小船越トンネル交差点で合流する。最初の分岐で側道に進み損ねてもトンネルの先の交差点からUターンして島原方面に行く事が可能である。また、R57・R207・R251からもUターンして大村・島原方面に行く事もできる。3方向のみだが複雑な交差点形状となっているのはJR長崎本線が隣接している事と無関係ではないと思われる。

163.長崎r125の小船越ICランプ橋と小船越IC橋をくぐる 164.片側3車線道路 165.長崎r37貝津町交差点
 長崎r125との小船越ICの小船越ICランプ橋と小船越IC橋をくぐった先で島原方面からのR57・R207が合流するが、そのまま右端車線になるため車線を変更する必要はない。小船越トンネル交差点以降はR57及びR207が重複しているが、R251は小船越トンネル交差点が終点のため重複はしない。
 小船越ICの側道も合流して交通量の多い片側3車線道路を走っていると長崎r37貝津町交差点を通過する。左折して片側2車線の市道を約400m進んだ所に諫早トラックステーションがある。

166.E34長崎道・諫早IC 167.R34・R207串刺しおにぎり 168.長崎r138久山交差点
 貝津町交差点を過ぎてすぐにE34長崎道の諫早ICとなるが、左端車線がインターチェンジに向かうランプになってしまう。諫早ICの流出路が合流しても車線は増えず、以降は片側2車線道路を走る。大きく左にカーブした後に右にカーブして長崎r138久山交差点を通過する。複数の串刺しおにぎりが設置されているもののR34とR207のみでR57は取り付けられていない。これはR57の終点がR34と同じ江戸町交差点であり、そこまでの全てがR34に重複しているためであろう。

169.長い右折車線 170.R57・R207喜々津駅入口交差点 171.片側2車線道路が続く
 R57・R207喜々津駅入口交差点を通過するとR207が時津方面に分岐する。時津町の間に狭路が残っているR207であるが、かなり長い右折車線が設置されている。緩やかな左カーブを曲がって化屋交差点を通過する。喜々津駅入口交差点〜化屋交差点のR207と市道はR34(とR57)の旧道である。

172.R34/E96長崎バイパスとの市布名ICは左側車線を走行 173.市布交差点 174.E34長崎道・長崎多良見IC
 市道との塚原交差点の直後にR34/E96長崎バイパスとの市布名ICを通過するが、右側車線がバイパスに入ってしまうため左側車線を走る必要がある。長崎バイパスを挟んだ片側1車線道路になり、市布交差点を過ぎるとE34長崎道の長崎多良見ICを通過する。料金所の少し西を境に国道と長崎バイパスとの接続部は諫早市(旧多良見町)域で高速本線側は長崎市域である。

175.市布名IC以降は対面2車線道路 176.古賀友優橋 177.西九州新幹線
 長崎多良見ICの藤ノ峯橋をくぐると対面2車線道路となり、長崎多良見IC出口交差点の直後に市境を越えて長崎市に入る。中心部から離れた場所ではあるが沿線には少なからず商業施設があり北西側の高台には造成された住宅地もある。
 八郎川の流域を下っていると左にカーブしながら西九州新幹線の高架橋をくぐる。その真下に長崎r45滝の観音入口交差点がある。左カーブが終わるとE34長崎道の平間橋をくぐる。

178.R251旧道との矢上交差点 179.沿線には商業施設が多い 180.R57・R251切通交差点を右折
 周辺の建物が増えてきた所で矢上交差点を通過する。案内標識にR251のおにぎりが表記されているが、矢上交差点〜戸石小学校前交差点間は2020年3月31日に国道の指定を解除されて矢上バイパスに一本化されている。
 矢上交差点からも対面2車線道路が続いており、ごく緩やかな下り勾配となっている。交通量も沿線の商業施設も多く、流れが良いとは言い難い。緩やかな右カーブを曲がった後にR57・R251切通交差点を右折して長崎市街方面に進む。

181.長崎r34網場入口交差点 182.急勾配を上る 183.急勾配区間だが店舗もある
 切通交差点からは再びR251が重複しており、R57を含めて3国道重複区間となる。長崎r34網場入口交差点を通過して片側2車線道路を上っているとヘアピンカーブを曲がる。ヘアピンカーブと言っても片側2車線なので普通に曲がる事ができる。

184.長崎r116日見バイパス東口交差点 185.新日見トンネル 186.本河内トンネル
 E34長崎道の日見夢大橋の手前で長崎r116日見バイパス東口交差点を通過する。r116のランプの芒塚跨道橋をくぐった直後に新日見トンネルに入る。上下線で別々のトンネルだが、反対側車線も新日見トンネルという名称である。日見隧道は旧道であるr116のトンネルとして残っている。下り勾配の新日見トンネルを出てから市道との奥山交差点を通過し、新妙相寺2号橋を渡って本河内トンネルをくぐる。

187.本河内橋 188.長崎r116日見バイパス西口交差点 189.東向き車線のみ橋梁が架けられている
 本河内トンネルを出ると5%勾配の本河内橋を渡り切った所で長崎r116日見バイパス西口交差点を通過する。本河内低部水源池沿いを通っており、東向き車線だけ新番所橋で池の上を越えている。本河内低部ダムの脇を過ぎると右にカーブしながらさらに下る。

190.長崎電気軌道を挟んだ片側2車線道路 191.新中川橋電停 192.長崎r235馬町交差点
 矢の平交差点を通過すると長崎電気軌道の蛍茶屋車庫の南を通過し、以降は路面電車を間に挟んだ片側2車線道路になる。新大工町電停を過ぎると長崎r235馬町交差点を通過する。ここで長崎電気軌道が左に進路を変えて公会堂前通りという市道とともに南西に向かう。

193.馬町交差点以降は4車線道路 194.おにぎりはR34のみ 195.R57・R202・R206・R251・R324江戸町交差点
 馬町交差点からは路面電車どころか中央分離帯もなくなって4車線道路になる。左側車線が若干狭く、歩道も狭いため市街地の二桁国道としては貧弱な道路状況と言える。櫻橋交差点では右側車線が右折専用車線となり、右折する車両も多いため流れが悪くなりやすい。なお、櫻橋交差点の下に長崎電気軌道が通っている。
 桜町交差点を左にカーブしながら通過すると広めの中央分離帯のある片側2車線道路になる。長崎市の中心部と言える場所でR57・R202R206・R251・R324江戸町交差点に至る。この交差点がR34の終点である。かつては交差点の南にあった長崎県庁に因んで県庁前交差点という名称だったが、県庁が移転したため改称されている。なお、交差しているすべての国道も起点もしくは終点であり、諫早・多良見方面はR34・R57・R251の3国道重複区間、長崎港方面はR202・R206の重複区間、茂木方面はR324の単独区間である。