国道31号

R2大正交差点〜R185本通2交差点
海田町→広島市→坂町→呉市

1.R2・広島r164大正交差点 2.対面2車線道路 3.R2の高架道路が横切り合流してくる
 広島市安芸区に挟まれた海田町の西部に位置するR2・広島r164大正交差点がR31の起点であり、ここから概ね海沿いを走って呉市に向かう。幹線国道であるR2と交差しているためか近くにイオンがあるなど賑やかな雰囲気が感じ取られる。そんな中にあってR31はごく普通の対面2車線道路で始まる。約200mで頭上を横切る高架道路とカーブして並走してくる高架道路があるが、どちらもR2のバイパスである。

4.広島r276東部流通団地北口交差点 5.R2からの高架道路が合流すると同時に左側車線がなくなる 6.R2合流後は片側2車線
 R2の合流する方の高架道路が上下線の間に挟み込むような状態で広島r276東部流通団地北口交差点を通過する。交差点からは片側2車線になるが、高架道路が合流すると同時に左側車線がなくなってしまう。その後は片側2車線道路を南下して広島市安芸区に入る。

7.広島r34熊野別れ交差点 8.JR呉線の矢野駅 9.「三原88km 竹原60km 呉18km」
 片側2車線になってから約600m走ると広島r34熊野別れ交差点を通過するが、ここで右側車線がr34への右折車線になってしまう。r34はR31に対して西に向かうがすぐに180度方角を変えてしてR8とJR呉線をアンダーパスして南東に向かう。
 対面2車線道路になって呉線に沿って右にカーブしていると矢野駅の裏手を通過する。駅前ロータリーはR31の反対側にあるが、徒歩であれば自由通路で国道側からも出入りできる。矢野駅から少し進むとR31と呉線の上を横切っている高架橋があるが、これは広島r34の矢野陸橋で、バイパスだけあって片側2車線の橋梁である。

10.広島r34細越交差点 11.坂町北新地 12.広島r275坂駅北口交差点
 広島r34との交差点は矢野陸橋から600m西の細越交差点である。広島市安芸区と坂町に跨る東部流通団地の出入口に当たる交差点である。細越交差点を過ぎて坂町に入ると左にカーブして少しだけ片側1車線道路を走る。一瞬だけ海沿いを走った後に、坂町役場の南を通過して広島r275坂駅北口交差点を通過する。坂駅北口交差点付近も駅や役場の他に商業施設が多い。

13.R31広島呉道路の坂北IC 14.東側に行くには踏切を通る必要がある 15.坂南インター入口交差点
 坂駅北口交差点からは片側2車線道路になる。R31と呉線の上を通過する高架道路をくぐるが、その下の坂インター交差点はR31のバイパスである広島呉道路の坂北ICに接続している。ただし、坂北ICは仁保JCT方面としか接続していない。呉方面と接続しているのは約800m南の坂南インター入口交差点から入る坂南ICである。

16.右側車線が減少 17.海岸線沿いを走る 18.水尻踏切西交差点
 坂南インター入口交差点から約400mで右側車線がなくなり、以降は対面2車線道路になって海岸線沿いを走る。水尻駅付近にベイサイドビーチ坂という海水浴場があり、道路と砂浜の間に細長い駐車場が造られている。海水浴シーズンになればこの駐車場も車でいっぱいになるのだろう。通行したのは6月11日と海水浴シーズンが始まる前だっため駐車車両は少なかった。

19.観音崎の根元を通過 20.呉線には複数のトンネルがある 21.広島r275小屋浦橋交差点
 海水浴場を通り過ぎるとやや急な左カーブを曲がってからごみ焼却場とマツダの部品庫群、ショッピングセンターを次々に通過する。それらの反対側にはJR呉線が走っているが、山が迫っているため住宅はほとんど存在しない。海に突き出た広島r275うらら橋の手前で小屋浦橋交差点を通過する。立派な橋が架かっている割にr275の行き先は表記されていないのは、坂町駅北口交差点までの区間が未成線だからであろう。

22.JR呉線を走る車両 23.呉市に入る 24.呉ポートピア駅の前は片側2車線
 JR呉線に沿って走り、小屋浦駅前とその周辺の集落を左にカーブしながら通過する。集落が途切れて海沿いを走っていると市町境を通過して呉市に入る。その後程なくして片側2車線になって呉ポートピア駅を通過する。駅の反対側の海寄りにポートピアがあり、駅から徒歩数分である。

25.福山・呉市街地へは左側車線を走行 26.R31支線の高架により上下線が分離 27.広島r66大屋橋北詰交差点
 呉ポートピア駅を通り過ぎると高架に上る右側車線とそのまま平面を走る左車線とに別れる。高架道路は呉線を越えて広島呉道路の天応西IC(仁保JCT方面)と天応東IC(呉市街方面)に接続しており、ウォッちずでは国道色に塗られている事からR31の支線という位置付けだろう。国道トレースであれば左側の現道を走る。支線が分岐して以降も呉線に沿って走っており、天応集落の北部で広島r66大屋橋北詰交差点を通過する。

28.天応隧道 29.猪山隧道 30.海の向こうに見える陸地は江田島
 家屋が密集して中を走っていると天応隧道をくぐり、天応駅の裏手を通過する。さらに進むと広島r275のうらら橋と似た構造の市道の橋梁が接続する梅木町南交差点を過ぎると集落が途切れて海沿いの狭い平地を走る。大きく右にカーブした先で猪山隧道をくぐるが、内陸側には呉線の猪山トンネルが隣接している。反対側の海の向こうの江田島を見ながら海岸線に沿って走る。

31.吉浦隧道 32.吉浦駅が海寄りにある 33.魚見山隧道
 かるが浜駅付近からは海岸線から離れて内陸に入り、吉浦隧道をくぐる。天応、猪山隧道とは異なり両側に狭いながらも実用に耐える歩道が設置されている。吉浦隧道を出た直後で呉線のトンネルの上を通過しており、海寄りに鉄道が並走している。広島r278吉浦駅前交差点を通過してから非常に緩やかな上り勾配の右カーブを曲がると魚見山隧道をくぐる。全長は860mとR31では最も長いトンネルで、開通したのは1947(昭和47)年とかなりの年月が経過している。ちなみに天応、猪山、吉浦隧道はさらに10年程度古いトンネルである。

34.JR呉線 35.魚見山トンネル交差点を左折
 魚見山隧道を出ると市道の跨道橋とJR呉線の跨道橋を連続してくぐり、その直後の市道との魚見山トンネル交差点を左折する。右折の市道が旧道と思われるが、魚見山隧道の開通から70年以上経過している事から旧道といってもR31に指定される以前の旧道と言った方が正確だろう。

36.中高層の建物が増えてくる 37.海岸1交差点を左折
 魚見山トンネル交差点からも対面2車線道路が続いており、川原石港のすぐ近くを走っているが両側に建物が建ち並んでいるため海に沿っている印象は薄い。二河河の河口付近の手前まで来ると市道との海岸1交差点を左折する。直進して市道を進むと呉市の中心部を通らずにR487に行く事ができる。

38.海岸1交差点の直後は2車線 39.呉陸橋は4車線 40.広島r31(?)三条3交差点を右折
 海岸1交差点からも対面2車線道路だが、呉陸橋南詰交差点を過ぎて跨線橋に差し掛かると4車線道路になる。平面道路が2車線で陸橋(跨線橋)が4車線というのは珍しいパターンに思える。跨線橋を下り切った先で広島r31との三条3交差点を右折する。左折車線と直進車線がそれぞれ1本に対して、右折車線は2本設置されている。案内標識ではr31とされているが、ウォッちずをはじめ複数の地図で県道扱いされていない。案内標識のヘキサがシールである事を考えると、比較的最近認定されたのだろうか。

41.広島r31二河大橋東詰交差点 42.呉駅公園前交差点 43.昭和橋
 三条3交差点からは4車線道路を走り、二河大橋を渡った先で広島r31二河大橋東詰交差点を通過する。こちらに接続するr31はウォッちず等で県道として扱われている。西中央1交差点の手前で車線が増えて片側3車線になるが、ひとつ先の呉駅公園前交差点で左端車線が左折車線になってしまう。交差点を過ぎても片側3車線道路が続いているが、左端車線はバス・タクシー・二輪専用車線(7-9)である。

44.片側3車線 45.R487本通1交差点を左折 46.R185・R487本通2交差点
 昭和橋を渡り片側3車線道路を南東に向かって走っているとR487本通1交差点に至る。案内標識には左折の竹原方面がR185とされており、R31の終点の交差点に思えるが、真の終点は左折して2つ目の交差点の本通2交差点である。この本通2交差点がR31の終点、R185とR487の起点の交差点である。国道が3方向に延びており、見た目的に分かりやすい本通1交差点に比べると本通2交差点は分かりにくいが、交差点にはきちんとR31の終点とR185がここからである事を示す串刺しおにぎりが設置されている。裏側には逆にR185の終点とR31がここからである事が示されている。R487はおにぎりそのものが付けられていない。