国道16号
part2

千葉r255富津交差点〜R126穴川IC
富津市→君津市→木更津市→袖ケ浦市→市原市→千葉市

48.千葉r255富津交差点 49.「20t超車始点」 50.R465新井交差点
 神奈川r209走水交差点から約2時間で千葉県側の端点の千葉r255富津交差点に到着。ここから改めて起点の高島町交差点に向かって走る。走水交差点同様に国道の端点というイメージは薄く、幹線国道のR16しか知らなければここもR16と言われても信じられないかもしれない。それほど普通の集落の中に佇む普通の交差点である。しかし交差点からR16に進んですぐに20t超車始点の標識があり、幹線道路である事を見せつけられる。もっとも周りを見渡す限り20t超車両が気軽に走れる道路状況、雰囲気ではないのも否定できない。
 富津交差点から約400mでR465新井交差点に至る。R16は案内標識通り千葉・木更津方面に直進する。左折の千葉r90には館山道の木更津南ICしか表記されていないが、道路状況はR16<r90である事を最初に言っておく。

51.引き続き対面2車線 52.制限速度は30km/h 53.人見橋
 新井交差点を左折してからも対面2車線道路が続いている。沿線には住宅が密集しており決して広いとは言えない2車線で、大型車両の通行にはやや難がある。しかし、それに対して新井交差点を左折して進むr90は片側2車線であり、大型車両はむしろこちらを走る事が多いだろう。JR内房線の青堀駅に近付くと沿線の建物の密度はさらに高くなる。千葉r157大堀中央交差点を通過して緩やかなカーブを曲がると君津市に入ってから小糸川に架かる人見橋を渡る。

54.君津市人見 55.r90大和田交差点を左折 56.新日鉄君津製鉄所前のr90交差点を右折
 君津市に入ってからも住宅密集地を走り抜けているが、程なくして沿線の建物が少なくなる。そしてその状態でr90大和田交差点を左折する。片側2車線を約150m走り、新日鉄君津製鉄所の前のr90交差点を右折する。これまで海側を走っていたr90が内陸になり、R16が海側を走るようになる。

57.r90交差点からは片側2車線 58.左側は臨海工業地 59.下水処理場手前の交差点を右折
 r90交差点からは片側2車線になる。新井交差点でr90に進んでいれば右左折する事なく片側2車線道路を走り続ける形になる。左側は新日鉄、広い中央分離帯を挟んだ反対車線の向こう側は鳥田川で普通の家屋は見当たらず工業地帯の雰囲気が漂っている。市境を越えて木更津市に入っても同様の状況が続き、館山道の支線でもある木更津南ICを通過する。
 木更津市に入ってから約3.0kmで市道との交差点を右折しなければならない。二桁国道だから2車線とも右折できる、という事はなく右側車線のみが右折車線となって右折できる。

60.右折後も片側2車線 61.r90潮見交差点 62.R127桜井交差点を左折
 右折車線は1本しかなかったもののその後は片側2車線が続いている。先ほど海側内陸側を入れ替えたr90との潮見交差点を通過し、JR内房線を跨線橋で越えて勾配を下り切った所でR127桜井交差点となる。交差点の上を高架道路が走っているが、これはR16千葉市方面とR127館山市方面を走る場合に走行するもので、R16のトレースであれば走行しない。

63.高架道路に上る 64.本線と合流後は片側2車線 65.平面交差もあり
 桜井交差点を左折すると高架を挟んで片側2車線となっているが、R16をトレースするには高架道路に上る必要があり、そのためには右側車線を走っていなければならない。平面道路もR16には違いないが、交差点を通らなければならず高架道路に上る方が普通であろう。二桁幹線国道のバイパス区間だが主だった交差点は立体交差化されていても、全ての交差点が立体化されている訳ではなく信号機付きの平面交差点も少なからずある。交通量が多い事もあって昼間であれば流れが悪い事が多い。

66.R410・16号長須賀交差点は跨道橋で越える 67.平面区間も多い 68.袖ケ浦交差点・アクア連絡道袖ケ浦IC
 桜井交差点から約2.8kmでR410との16号長須賀交差点となるが、これは跨道橋で交差点をオーバーパスできる。R410の直後にJR久留里線の線路もオーバーパスして高架を下りるとと周辺は水田が目立つようになる。木更津大橋を渡り終えた所で袖ケ浦市に入り、直後にR409袖ケ浦交差点を通過する。案内標識では右折の茂原方面の道路がR410と表記されている。16号長須賀交差点の方が現道でこちらがバイパスと考えられなくもないが、それにしてもR409の方が番号が若いのでそちらが優先されるのではないだろうか。なお、R410のトレースの際は現道とバイパス(?)との接続がまずくどの方向からの走行であっても単純にトレースできない。またこの袖ケ浦交差点にはアクア連絡道の袖ケ浦ICがあり、アクアライン経由川崎方面は左折、木更津JCT経由館山道方面へは右折である。なお、アクラライン及びアクア連絡道はR409でもあるが、公にはそういった表記はされていない。

69.ロードサイド店が多い 70.千葉r87・r287とJR内房線を一気にオーバーパス 71.再び臨海工業地帯の内陸側を走る
 袖ケ浦交差点からは袖ケ浦市の中心部の西部を走っており沿線にはロードサイド店が建ち並んでいる。相変わらず交通量も多く流れは良くない。千葉r87・r287とJR内房線の線路を一気にオーバーパスして、緩やかに下りながら右カーブを曲がる。ここからしばらくは再び臨海工業地帯の内陸側を走っている。また中央分離帯が広く盛土になっている場所もあって反対側車線や沿線の様子は見えにくい。

72.千葉r300袖ケ浦IC 73.市原市に入る 74.中央分離帯のおかげで反対車線が見えない
 内房線の長浦駅の北を通過してからは道路左側に千葉臨海鉄道が並走するようになる。住友化学千葉工場の前に袖ケ浦ICがあるが、これは千葉r300との立体交差であってアクア連絡道のものとは別物である。R16の北進・千葉市方面とr300との往来には信号機はないが千葉臨海鉄道の踏切があり、立体交差点に踏切があるとは普通は思わないので要注意である。
 境橋を渡ると市原市に入るが、道路状況と周辺の様子の変化はない。交通量の多い片側2車線の道路を走るだけである。臨港部の道路ではあるが意外に信号付きの交差点が多く青信号の接続が悪く信号待ちが多く発生する。直線の速度を出しやすい道路状況なので敢えて信号の接続タイミングを悪くしているのかもしれない。

75.R297BP五井南海岸交差点 76.汐見橋付近は車線変更禁止 77.京葉臨海鉄道の看板がある
 袖ケ浦交差点から約16.0kmでR297市原バイパスとの五井南海岸交差点を通過する。千葉臨海鉄道を並走しながら右に大きくカーブして養老大橋を渡り、その後の汐見橋付近では左にカーブしている。この臨海工業地帯の内陸部を走る区間の特徴として、特に千葉市方面に向かう北向き車線には沿線は大手企業の大規模な工場が多く、臨海鉄道が隣接して走っているせいもあった、コンビニやガソリンスタンドといった施設が一切見られない点にある。反対側の南行き車線にはそれらは点在している。また、ほとんどの交差点は内陸側との道路の接続のみで左折すれば(西側に行けば)すぐに工場の敷地(門)になっている事が多いため、不用意に左折しない方が無難である。

78.R297市原埠頭入口交差点 79.道路沿いに家屋はない 80.R357村田町交差点を右折
 五井南海岸交差点から約5.6kmでR297現道との市原埠頭入口交差点を通過する。現道との交差点ではあるが、バイパスに劣らない程の交通量の多さである。市原埠頭入口交差点から程なくして海側を並走していた千葉臨海鉄道が西の方に向かうため並走状態ではなくなる。
 小さな村田川に架かる上下合計6車線の五十谷橋を渡って千葉市中央区に入り、その先でR357村田町交差点に至る。ここでR16は右折しなければならないため、元の片側2車線の際には右側車線を走っている方が良い。先ほどの合計6車線とは南進の2車線と北進のR357直進2車線と北進R16右折2車線である。なお、この村田町交差点はR357の起点であり、東京湾沿岸を通って神奈川県横須賀市の終点に向かう国道である。R16と同様に首都圏を(不完全ながら)環状に結ぶ国道だが、全線開通には至っていない。

81.JR内房線をアンダーパス 82.上下線の間には館山道 83.蘇我IC
 村田町交差点を右折してからも片側2車線道路が続いており、JR内房線をアンダーパスして左に大きくカーブして千葉r14古市場交差点を通過する。そのすぐ先で高架道路に上り、上下線の間に館山道を挟むようになり反対側車線が見えなくなる。高速道路が走っているだけならその奥に反対車線が見えなくもないのだろうが、遮音壁により視界はゼロである。千葉r66生実交差点を過ぎてから蘇我ICの流出路、流入路が接続している。この蘇我ICを境に南は館山道だが、北は京葉道路でR16バイパス区間である。

84.遮音壁に挟まれている 85.松ヶ丘IC 86.松ヶ丘ICから北は京葉道路より低い位置を走る
 右側には京葉道路の、左側にはR16自身の遮音壁が設けられており騒音だけでなく視界も遮られている。一部は金属ではなく樹脂製の遮音壁なので外の景色が見えなくもないが、やはり遮音壁越しではよく見えるとは言い難い。蘇我ICから約3.2kmで松ヶ丘ICを通過するが、流出路と流入路の間には千葉r20大網街道入口交差点がある。松ヶ丘ICの流入路が分岐してから先は下り勾配となって京葉道路よりも低い位置を走るようになる。

87.R126・R128加曽利交差点 88.加曽利交差点からは上り勾配 89.R51貝塚交差点
 道路左側の遮音壁がない状態を走り、京葉道路と千葉東金道路との千葉東JCTをの北でR126R128加曽利交差点を通過する。案内標識にはR126しか表記されていないが、R128が重複している。100番代国道との交差点だがR16は南北でそれぞれ別のタイミングで青信号となり、結果としてR128・R128側の青信号の方が長く渋滞しやすい交差点である。この加曽利交差点の前後は千葉市若葉区を掠めるように通っている。
 加曽利交差点からは上り勾配となって遮音壁に挟まれるようになる。約1.1km走り勾配を上り切った所でR51貝塚交差点に至る。R51の成田方面は道幅が狭いとの事で大型車は直進してR51BPを通行するように促す標識が取り付けられている。ただし、幅員狭しと言っても対面2車線で大型車にとっては狭いというだけで乗用車であれば問題なく通行できるレベルであって酷道ではない。掠めるように通った千葉市若葉区を出て千葉市中央区に入ったもののこちらも端を掠める程度なので貝塚交差点から再びきちんと千葉市若葉区に入る。

90.貝塚トンネル 91.意外にアップダウンがある 92.千葉市稲毛区に入る
 貝塚交差点を過ぎてすぐに貝塚トンネルをくぐり、出た所に貝塚ICがある。R51のバイパスはここに接続しているが、R16富津市方面とは直接接続しておらず、インター北隣りの市道との交差点でUターンしてからでないとR51との行き来はできない。千葉r64の跨道橋、次いでJR総武本線の高架下を通過し、穴川東ICからの流出路が合流した先で霞川を渡って千葉市稲毛区に入る。
 千葉市稲毛区に入ってからは遮音壁が道路上まで覆いかぶさった屋根形状になっている。沿線にはURの千草台団地がありそのための騒音対策だろう。なお、遮音壁が覆いかぶさっているのは団地のある柏方面車線だけである。

93.まずR126が分岐 94.次に京葉道・穴川ICが分岐 95.柏方面はループしてから交差
 遮音屋根区間を出るとR126と京葉道とが絡む穴川ICとなる。まずR126の千葉市街地方面が左に分岐し、R16本線の高架をくぐった直後に京葉道路の穴川ICの東京方面への流入路が分岐する。そしてR16柏方面は上り勾配の左ループで本線との高低差を解消してから合流する。R16柏方面は車線が減少する事がないためどちらの車線を走っていても行けるが、R126千葉市街方面が分岐した先の信号を先頭に渋滞している事が多いため、右側車線を走っておいた方がスムースに走れる。

国道16号 part3