国道4号
part1

日本橋〜R50小田林西交差点
中央区→千代田区→台東区→荒川区→足立区→
→草加市→越谷市→春日部市→
→五霞町→古河市→境町→古河市→境町→古河市→
→小山市→
→結城市

1.起点の日本橋 2.三越の前を通過 3.R17室町3交差点を右折
 R1を始めとするR6R14R15、R17、R20の起点となっている日本橋から北に向かって延びているのがこのR4である。総延長は740kmと全ての国道の中で最長の陸上距離を誇る国道である。今回はこの日本橋から青森市を目指す。

 交通量もまばらな早朝の日本橋を渡ってR6・R14・R17と重複しながら北に向かう。東京駅や日本銀行、東京証券取引所等が近くにあり東京の中心のひとつと言える場所で沿線には高層ビルが林立している。老舗百貨店の三越の真ん前を通過し、約500m走るとR6・R14・R17との室町3交差点を右折する。ここでR17が分岐するがR6・R14は重複したままである。

4.室町3交差点の先もビルに挟まれている 5.R6本町3交差点を左折
 室町3交差点を右折してからも中高層のビルに挟まれた状態が続く。4車線の道路を約300m走ると首都高1号上野線の高架を挟んだ本町3交差点を左折する。ここで日本橋から重複していたR6・R14がともに直進するため、以降が完全な単独区間という事になる。わずか800mも間に2回も右左折して他の重複された国道が直進となっているため、R4という番号からすると不甲斐ない(?)気がするが、R4が本気を出すのはここからである。

6.首都高の上野線と並走 7.秋葉原駅を通過 8.高架の真下に右折車線というパターンが多い
 本町3交差点からは間に首都高上野線を挟む形となる。交差点直後こそ片側2車線の右車線がなくなり1車線となってしまうものの、すぐに片側3車線と車線数を増やす。首都高と並走しながら走っていると神田川を渡り、JR総武線のガードを通過する。この総武線のガードのすぐ西には秋葉原駅があり、国道の真下には東京メトロ日比谷線の秋葉原駅がある。
 R4は秋葉原駅通過後も片側3車線状態が続く。主な交差点では首都高の真下に右折車線を設けられている事が多く、交差点の手前から右折車線に移動しなければならない点に気を付けなければならない。大阪で言えばR423新御堂筋の側道と似ている。

9.東京r452交差点は真ん中の2車線を走行 10.東京r463駅交差点は左側2車線を走行 11.上野駅東側を通過
 総武線のガードから約1.5kmで上野駅の南側に至るが、東京r452との交差点は真ん中の2車線を選択しなければならず、直後の東京r463駅交差点は左側2車線を選択して走らなければならない。案内標識と路面のペイントがあるためさほど悩まずにトレースできるだろう。

12.入谷ランプで首都高との並走が終了する 13.東京r306大関横丁交差点を左斜め前方へ進む 14.千住大橋
 上野駅の東側を通過し、東京r319入谷交差点の手前で間を走っていた首都高が入谷ランプとなり平面の国道に合流する。首都高との並走区間が終わってからも片側2〜3車線と車線数は多く交通量も多い。入谷交差点から約1.4kmで東京r306大関横丁交差点となるが、ここは左斜め前方へ進む。こちらも案内標識がきちんと設置されており迷う事もないだろう。
 大関横丁交差点から先も片側2車線状態でJR常磐線のガードをくぐり、さらに走っていると反対車線が高架となる。北向き車線は平面道路のまま東京r464南千住交差点を通過して隅田川を千十大橋で渡って荒川区から足立区に入る。

15.京成本線の千住大橋駅東側を通過 16.宇都宮まで98km 17.千住新橋で荒川を渡る
 足立区に入ってすぐに京成本線のガードをくぐる。国道のすぐ西には千住大橋駅がある。京成本線ガードから先もほとんどカーブのない片側3車線という状況が続いている。GW中の平日の早朝とも言える5時過ぎなのだが、交通量はそこそこ多い。昼間ともなれば片側3車線でもさばき切れない交通量があるのだろう。
 千住大橋を渡ってから約2.2kmで千住新橋で荒川を渡る。千住新橋を渡り切る所で左車線が側道となって東京r308との交差点に下ろされてしまう。

18.足立区役所前 19.東京r318(環七)は立体交差 20.大貨・特定中型は右側車線を走行
 千住新橋を渡った余勢をかって東京r467梅田交差点をオーバーパスしてから平面道路となる。片側2車線と車線数が少なくなるが平坦な直線道路という状況には変化がない。東武伊勢崎線のガードをくぐり、足立区役所の前を通過し北上を続ける。環七と呼ばれている東京r318はR4をオーバーパスしており、信号で停められるのは国道の方である。
 足立区北部からは大型車と特定中型車は右側、つまり中央分離帯寄りの車線の通行を指定されている。おそらく沿線が住宅地であるため騒音や振動の原因となりやすい大型車両を建物から離れた車線を走らせる意図があるのだろう。

21.東京r49西保木間交差点以北は草加バイパスになる 22.埼玉県草加市に入る 23.交通量の多い片側2車線が続く
 北上を続けていると反対側車線が高架道路になり、その先の東京r49西保木間交差点を左斜め前方へ進む。r49が草加市と越谷市の中心部を通り抜ける旧道である。
 西保木間交差点から草加バイパスに入ってすぐに毛長川を渡り埼玉県草加市に入る。埼玉県に入ってからもカーブのほとんどない片側2車線が続いている。交通量は多く対面2車線の旧道では対応できないであろう事は明らかである。

24.R298新善町交差点 25.JR武蔵野線
 日本橋付近でR6・R14との本町3交差点から18.7kmで国道と交差する。R298との新善町交差点であり、間には東京外かく環状道路が走っている。新善町交差点から西に約4.5kmの位置に東北道の起点である川口JCTがある。
 新善町交差点交差点以北も片側2車線状態が続いている。交通量は時間帯の割にやや多く、大型のトレーラーの割合が多いのは幹線道路ならではの特徴と言える。

26.R463現道との神明町交差点 27.R463BPとの神明町北交差点 28.神明町北交差点以北は信号が少なくなる
 新善町交差点から約6.2kmでR463現道との神明町交差点、次いでバイパスとの神明町北交差点を通過する。R463バイパスに進めば東北道の最南端のインターである浦和ICに行く事ができる。神明町北交差点から北は信号の数がやや少なくなるため多少ではあるが流れが良くなるが、相変わらず大型トラックが多い。

29.埼玉r49下間久里交差点をオーバーパスしてバイパスへ 30.越谷春日部バイパスの片側2車線 31.福島まで244km
 東武伊勢崎線をオーバーパスし、神明町北交差点から約3.0kmで埼玉r49下間久里交差点となるが、ここでR4がバイパスと現道とに別れる。草加バイパスの旧道は都県道に降格しているが、下間久里交差点以北の越谷春日部バイパスは現道も国道の指定を外されていない。通常であればバイパスでない方を走る事を原則としているが、総延長740kmという距離を考えてバイパスへ進んでいる。
 越谷春日部バイパスも片側2車線と幹線道路らしい整備された状況で、そこを走っている車の数も多い。変化と言えば沿線の建物の数と種類だろうか。下間久里交差点以南には普通の家屋や商業施設が比較的多かったのに対して以北は物流倉庫や工場が中心となっている。

32.R4小山方面は右車線、R16さいたま・柏方面は左車線 33.右車線だけがR4 34.庄和ICを過ぎると片側2車線に戻る
 春日部市に入り東武野田線を過ぎると「R4小山方面は右車線へ」「R16さいたま・柏方面は左車線へ」という標識がいくつも立っており、路面にはペイントも施されている。そして庄和ICの手前で左車線は側道となってR16に、右車線だけが庄和ICを直進して小山方面に向かう。交差するR16の上を通過して庄和ICを過ぎると左からR16から来た車線が合流して再び片側2車線となって北上を続ける。

35.反対車線との間に高架道路でもできそうな土地がある 36.春日部市・杉戸町境手前で車線減少 37.東隣には拡幅用地あり
 庄和IC以北は反対車線とに間に高架道路でもできそうなくらいの幅の空き地が並走している。そのため反対車線との距離が離れており、交差点の右折や道路右側への建物への出入りは右折後に直進するという感じである。信号の少ないバイパス然とした道路を走っていると庄和ICから約4.5km北、春日部市と杉戸町との境の手前で右車線がなくなり以降は対面2車線となる。これまで多車線だったR4が初めて対面2車線となるが、信号が少ないせいか交通量の割に流れは比較的良かった。が、通勤時間帯を始めとする昼間にはよく渋滞が発生しているようだ。東隣には拡幅用の土地が取得されているのでそのうち多車線化されるものと思われる。

38.茨城県五霞町に入る 39.道の駅「ごか」を通過 40.新利根川橋で利根川を渡る
 杉戸町から幸手市に入り、さらに走っていると中川を渡って茨城県五霞町に入る。五霞町内も信号の少ない2車線道路が続いている。道の駅「ごか」の前を通過し、町役場の東で茨城268との五霞交差点をオーバーパスするなどハイペースで町内を走り抜け、新利根川橋を渡って古河市に入る。

41.R354塚崎交差(IC) 42.境町に入る 43.古河市に入る
 利根川を渡って古河市に入ったものの300m程で境町に入り、境町域内でR354との塚崎交差点をオーバーパスする。塚崎交差点を越えた直後で再び古河市に入るが、1.7km程先で境町に入り、500m程先で三度古河市に入る。全ての市町境に標識が設置されている訳ではなく塚崎交差点直後の境町、3度目の古河市のみとなっている。

44.左側に建設中の高架道路が見える 45.古河市内で片側2車線に戻る 46.R125上大野東交差点(IC)
 塚崎交差点から約2.9km進むと茨城r56柳橋交差点の南で車線が増えて片側2車線となる。信号の少ないバイパスに車線が増えるためハイペースで流れている。塚崎交差点から8.1km進むとR125上大野東交差点をこちらもオーバーパスする。国道を始めとする主だった交差点が立体交差になっているには幹線道路のバイパスらしい状況である。

47.栃木県小山市に入る 48.片側3車線かつ立体交差主体 49.茨城県結城市に入る
 上大野東交差点を過ぎるとR125から合流してきた車線がそのまま左車線となるため、以降は片側3車線となる。主な交差点が立体化されているのもこれまでと同様でカーブの少ない直線的な道路状況に加えて沿線の建物が少なくバイパス然としているのも相変わらずである。
 上大野東交差点から約3.3kmで栃木県小山市に入り、片側3車線の道路を約6.8km走ると茨城県結城市に入る。県境を複数回跨ぐ地域ではあるが、全て片側3車線で走り抜けられる。

50.R50小田林西交差点(IC)
 茨城県結城市の市街地の西側でR50との小田林西交差点となる。既に通過したR354、R125と同様にR50も立体交差となっており、左車線はそのままR50に向かってしまうため、R4を北上する場合は右側の2車線のどちらかを走らなければならない。
 新旧道が並走している区間の途中ではあるが、このまま並走区間終了まで引っ張ると余りに長くなってしまうためR50以北をpart2に譲る。

国道4号 part2