フェンダー爪折り


実施日 2004/02/22〜23
走行距離 77176km
取付品(メーカー) -
使用工具類 ソフトハンマー、糸鋸、ヤスリ、ドライバー、強力両面テープ等

デトマソのリアフェンダーの折返し量は他の車と比べて多い。インチアップすればフル乗車時やロール時なんかはタイヤとフェンダーが干渉することがある。インチアップしたデトマソ乗りの永遠の(?)悩みであり、デトマソの持病とも言われるこの症状の対策は、フェンダー折返しの処理しかない。

筆者のデトマソもインチアップしており、通常の走行は問題なくとも大きなギャップを乗り越える時にはガリッと擦ってしまう。ロールを抑えた走りが身に付くのは良いが、余計な神経を遣うので疲れてしまう。スタッドレスからナツタイヤに履き替えるに当たってフェンダー処理を実施することにした。
爪折り前の写真。黄色くした部分を処理しようという話である。当然ながらタイヤを外すことになるのだが、スタッドレス履き替えのついでに行ったのでどうせタイヤは外さなくてはならない。

タイヤ交換時の基本行為、ナットを軽く緩めてからジャッキアップする。タイヤ交換だけならジャッキのままでいいのだが、今回はウマをかませている。

ウマをかませたらナットを外してタイヤも外す。この作業はDIYをやる者にとっては基本中の基本の作業とも言える。
タイヤを外した状態でフェンダー折返し箇所を改めて確認する。写真に写っているのはフェンダーの折返しではなくモール(樹脂)。実際タイヤに当たっているのはこいつと思われる。
タイヤを外した状態。せっかくなのでブレーキクリーナーでもかけときましょう。

まずはモールを取り除きます。前後のネジ(青矢印)をプラスドライバーで外す。外すネジはこの2つだけでいいのだが、念のためサイドステップとリアバンパーのネジ(緑矢印)も緩めておいた。

モールはネジ以外にも両面テープで固定されているのでそれを無理矢理剥がす。内装剥がしがあると便利。
モールを外すといよいよフェンダーの処理となる。と言っても折返し部分をソフトハンマーで叩いていくという単純な行為。叩くと年式・走行距離相応の砂などが舞い散るので目に入らないように気をつけよう。あと叩きすぎると塗装が割れるので要注意。真夏の熱いにするのがいいかもしれない。
どこまで叩けば良いのか分からなかったが、モールを見た感じではそんなに干渉しているように思えなかった。という訳で適当な所でやめときました。

糸鋸を買い忘れていたので本日の作業はここまで。タイヤを付けてモールレスの状態で一晩放置します。
翌日、某100均にて糸鋸を購入。外は寒いので家の中でモールの処理を行った。これもテキトーです。大体目分量でカットラインを決めて糸鋸を走らせます。後方のネジ穴は干渉していないようなのでそのまま残し、前方はネジ穴をギリギリ残してカットしました。
カットし終えたら自動車外装用の強力両面テープをテキトーな大きさに切って貼り付ける。
モールと取り付けてフェンダー爪折り処理作業終了。パッと見は爪折りしたかどうかなんて分かりません。手でフェンダーの内側に触れてみて初めて分かるのです。
モールを上から見ると両面テープの白いのが見えるが、こんな事を気にしてはいけない。馴染んできたら目立たなくなるでしょう。ま、こんな所に目が行く人なんぞいないでしょうが。