国道499号 |
R202大波止交差点〜R3阿久根駅前交差点 |
長崎市… …阿久根市 |
1.R202・R206・長崎r112大波止交差点 | 2.玉江橋交差点 | 3.出島電停 |
長崎県長崎市の中心部に位置するR202・R206・長崎r112大波止交差点がR499の起点である。ここから長崎半島の西部を南下して脇岬港から海上区間を経て鹿児島県阿久根市の終点に向かう。海上区間の直線距離は70km以上あるが、現在だけでなく過去においても航路は設定されていない。また、200m弱東に江戸町交差点があるが、R34とR57、R202の終点かつR206、R251、R324の起点となっている。 大波止交差点から南に進むと長崎電気軌道を挟んだ片側3車線道路を走り、大波止電停の横を通過する。玉江橋交差点を過ぎて玉江橋を渡り、出島電停付近で緩やかな左カーブを曲がると長崎電気軌道が東に逸れていく。なお、出島とは江戸時代に貿易の窓口となった拠点だが、明治以降に埋め立てが進んだため、海寄りの西側ではなく反対の東側にある。 |
10.高低差のある場所に多くの建物が建っている | 11.外町隧道以南は建物が少なくなる | 12.長崎r51女神大橋と九州商船のフェリー椿 |
右側に海、左側に崖という状態を走るが、山間部とは異なり崖の上にも多くの建物が建っている。カーブが多く見通しの悪い2車線道路を走っていると外町隧道をくぐる。トンネル内の車道は自転車通行禁止であり、降車して歩道を通らなければならない。しかし、歩道が非常に狭く自転車を押していたら歩行者とすれ違うのも難しそうである。 外町隧道から南は沿線の建物が少なくなる。前方に高所に架かっている橋が見えるが、これは長崎r51の女神大橋である。長崎港の出入口に当たり、ちょうど福江港行きのフェリーが通過しているところだった。 |
13.長崎r51交差点 | 14.長崎市小ケ倉町 | 15.鹿尾橋 |
女神大橋の下で長崎r51交差点を通過する。女神大橋を渡れば長崎湾の西側に、橋と反対方向へ向かうとE34長崎道の長崎ICに行く事ができる。r51交差点からも2車線道路が続いており、急なカーブは少ないものの若干車線幅が狭く走りやすいとは言い難い。長崎r237小ヶ倉交差点から車線が増えて片側2車線道路になる。沿線の建物はさほど多くないが、少し離れた所には造成された住宅地がある。 |
16.鹿尾川を離れると上り勾配になる | 17.長崎r29江川交差点 | 18.長崎r300交差点 |
河口に近い鹿尾川の左岸を少し走った後に離れるが、そこから上り勾配となる。緩やかな勾配を下っていると長崎r29江川交差点を通過する。下り勾配が終わる直前で長崎r300との交差点を通過するが、これは長崎野母崎自転車道線という自転車専用道路である。案内標識は設置されているものの隣接する土井首中学校の敷地に入る道路のように見えてしまう。 |
19.4車線道路が続く | 20.右側車線が減少 | 21.多車線化工事が進行中 |
長崎r300交差点からは緩やかな上り勾配となる。等高線に沿って蛇行しているr300の西側を南下していると右側車線が減少して2車線道路になるが、多車線化工事が行われている最中であり、遠からず4車線道路区間が伸びると思われる。 |
25.長崎r224交差点 | 26.交通量も少なくなる | 27.東シナ海を望む |
緩やかな勾配を下っていると長崎r224交差点を通過して約1.2kmの重複区間が終わる。以降も緩やかな下り勾配が続いており、交通量が少なくなっている事もあって走りやすく感じる。岳路運動公園を通り過ぎて右カーブを曲がると前方に東シナ海が見えてくるが、海岸線までは500mほど離れている。 |
28.拡幅工事中 | 29.黒浜トンネル | 30.海を離れると上り勾配になる |
アップダウンとカーブの多い2車線道路で岳路集落を通り抜け、次の黒浜町集落では1.8車線幅だった道路の拡幅工事が行われていて歩道付きの2車線道路になりつつあった。黒浜町集落を過ぎると海岸線沿いとなって黒浜トンネルをくぐる。この辺りの沖に軍艦島として有名な端島がある。海岸線から離れて内陸に向かうと同時に上り勾配になった後に緩やかに下って行く。 |
31.東シナ海沿いを快走 | 32.交通量は少ない | 33.「ながさきサンセットロード」 |
古里集落からは再び海岸線に沿って平坦な状態を走る。この辺りまで来ると交通量はだいぶ減っており快走する事ができる。長崎市恐竜博物館の前で左の急カーブを曲がると海岸線を離れて内陸部へと入る。 |
34.恐竜博物館以降は内陸部を走る | 35.直線道路を下る | 36.長崎r34地域センター前交差点を左折 |
内陸部へ向かうと同時に上り勾配となり、緩やかな右カーブの先で下りに転ずる。直線道路を下っていると海の手前で長崎r34地域センター前交差点に突き当たり、左折して樺島・脇岬方面に進む。 |
40.長崎r34分規後も2車線道路 | 41.左の急カーブを曲がる | 42.脇岬港側端点 |
長崎r34とのT字路からもセンターライン付きの2車線道路を走る。端点方向の車線だけコンクリート舗装になっている割合が多い。その先の直角カーブが脇岬港側の端点であり、カーブの直後にR499のおにぎりと「ここまで」の補助標識が立っている。その支柱には長崎r251のヘキサと「ここから」という補助標識も付けられている。 R499の終点は鹿児島県阿久根市にあり、脇岬港と阿久根港が海上区間という事になるが、フェリーや高速船は就航していない。利用客の減少により廃止もしくは休止になったのではなく国道に指定された当初から就航していない。 |
43.阿久根港側端点 | 44.短距離であってもおにぎりは設置されている | 45.R3・鹿児島r362阿久根駅前交差点 |
脇岬港と阿久根港間の直線距離は70km強だが、航路が設定されておらず陸路で迂回するしかない。R499を戻ってE34長崎道、E3九州道。E3A南九州西回り道の高速道路主体だと350kmあり、時間にして3時間弱要する。海路を含めると口之津港〜鬼池港と牛窓港〜蔵之元港の2つの航路を利用すると距離は200kmと短縮できるが、フェリーの時間に左右されてしまうため高速道路主体よりも時間がかかってしまう。今回は長崎市を先に走行し、熊本県某市に宿泊した翌日に阿久根市を走行している(R324の走行も絡めて)。 阿久根港の漁業関連の建物が並んでいる場所にR499の端点がある。信号機のない交差点からR499に進むと緩やかな勾配を上る。市道との交差点を通過した先でR3・鹿児島r362阿久根駅前交差点に至る。この交差点がR499の終点であり、鹿児島県内の延長は100mに満たない。そのため終点の交差点に案内標識は設置されていないが、ソトバやおにぎりがあるためR499が存在している事が確認できる。なおr362は阿久根駅停車場線といってR3と阿久根駅を結ぶロータリーであり、延長は50m程度である。 |