国道496号
part2

R500交差点〜R210高瀬交差点
中津市→日田市

61.大分県中津市に入る 62.大分県側も雨量通行規制区間 63.「ようこそ 山国川源流 やまくに町へ」
 R500交差点の直後に大分県中津市に入り、緩やかな勾配を下る。峠の直後はカーブも緩やかで走りにくさはさほど感じない。山国川の源流である事をアピールしているが、河川名よりも耶馬渓という景勝地として知られているのではなかろうか。

64.県道時代から設置されている情報板が残っている 65.カーブ部分にだけセンターライン 66.新しくガードレールが設置された模様
 野峠からの比較的緩やかな勾配を下っていると道路情報板の横を通る。路面名と区間は表示されているが、規制理由と期間は表示されていない。そもそもこの情報板は県道時代から設置されているもので路線名も当時の「行橋山国線」のままである。行橋山国線(=福岡/大分r2)が国道に昇格したのは1993年なので30年近く放置されている事になる。初めて走行した2008年と比較して文字が判別しづらくなったことくらいしか変化していない。
 大分県側もカーブに番号が割り振られており峠からカーブNo.1と昇順でカウントしている。この番号標はカーブミラーの支柱に取り付けられている事が多い。小刻みなカーブが連続しておりカーブ番号もどんどん上がっていく。いくつかのカーブはセンターラインが引かれているが、2車線の幅よりも狭く快適に曲がれるとは言い難い。21番カーブには相ノ原毛谷村林道が接続している。

67.眺望の良い場所もある 68.長い下り勾配 69.雨量通行規制区間が終わる
 32番カーブ付近は山国川の谷筋の向こう側まで見渡せる場所を走る。ヘアピンカーブを含む急カーブのある下り勾配の狭路をひたすら走っていると雨量通行規制区間が終わる。市道が交差しており北上すると毛谷村六郎の墓がある。

70.毛谷村神社 71.泉集落からは2車線道路 72.廃集落?
 雨量通行規制区間が終わって少し走ると毛谷村神社の前を通り、その後センターライン付きの2車線道路となり出合橋を渡る。その後は緩やかな下り勾配の2車線快走路を走る。旧道と思われる川に沿った道路が確認できるが、枯草等に覆われており入口が封鎖されていなくても入ろうとは思わない状況である。ススキに覆われた場所を走るが、おそらく水田の跡と思われ、廃屋らしきものも見える。

73.桑原集落 74.狭路区間が残っている 75.小原井集落
 劒木橋を渡ると定住者が確実にいると思われる桑原集落や中畑集落を通り抜ける。川沿いのためカーブは多いが交通量は少なく走りやすい状況と言える。中畑集落と小原井集落の間に狭路区間が残っているが、距離は短く乗用車くらいなら離合可能である。小原井集落からは引き続きカーブの多い2車線道路を走る。

76.残っている狭路区間は1ヶ所だけではない 77.山国川沿いを快走 78.山国川に沿ったヘアピンカーブを曲がる
 町道との交差点の手前にも狭路区間が残っており、1ヶ所目よりも少し長い。町道との交差点を過ぎるとセンターラインが復活して2車線道路に戻る。山国川に沿った緩やかな下り勾配が続いており、ヘアピンカーブ付近以降は耶馬渓と呼ばれる渓谷でもある。

79.魔林峡駐車場 80.交通量は非常に少ない 81.R212・R500交差点を右折
 猿飛甌穴群の近くを通るが、駐車場は国道沿いになく少し入った所にある。少し先の魔林峡駐車場は国道沿いにある。耶馬渓と呼ばれる場所を過ぎてからもR496は走りやすい2車線道路が続いている。耶馬渓は観光地であるため行楽シーズンの休日だともう少し交通量が多いかもしれない。
 R500交差点から約17.6kmでR212・R500交差点に至る。R496、R500どちらのおにぎりも案内標識に表記されていないが、R496は右折の日田方面に、R500は左折の中津方面に重複している。R496はこの交差点から終点の高瀬交差点まではR212の重複区間であり、この交差点が実質的な終点である。

82.R212重複区間 83.大分r720交差点 84.上志川沿いの快走路
 R212・R500交差点からも走りやすい2車線道路が続いている。200番台の国道と重複しているため交通量が若干増える。800m程で大分r720との交差点を通過するが、このr720は国道の旧道に当たる。r720交差点を過ぎてからも上志川の谷筋を走るが、比較的開けた谷筋であり、整備された2車線道路のため走りにくさは一切感じない。

85.上志川大橋 86.登坂車線あり 87.奥耶馬トンネル
 上志川大橋を渡り川沿いを南下していると登坂車線が現れる。登坂車線が終わって直後に奥耶馬トンネルをくぐる。上志川大橋の北詰で交差している市道へと進むと明治期に掘られた手掘りの大石隧道に行く事ができる。ただしトンネルの前後は廃道状態で車両では進入できず、トンネルそのものも風化によって崩れている箇所があるので安全とは言い難いようである。

88.日田市に入る 89.R212・R496串刺しおにぎり 90.北向き車線の登坂車線はかなり長い
 奥耶馬トンネルからは日田市に入り、緩やかな勾配を下って行く。R212・R496の串刺しおにぎりが設置されているが、これは中津市側には見られなかったものである。これは管轄する県の土木事務所の違いによるものと思われる。日田市側にも登坂車線が設置されているが、その延長は約2.4kmと結構な長さである。

91.長い下り勾配 92.市ノ瀬橋 93.市ノ瀬橋以降も中央分離帯がある
 登坂車線が終わってからも下り勾配が続いている。市ノ瀬橋は上下線が分離した片側1車線道路になるが、橋を渡り終えてからも200m程は中央分離帯が設置されている。緩やかなS字カーブという事もあって追越しを防ぐためかもしれない。

94.大分r107藤山三差路交差点 95.沿線の建物が増え始める 96.大分r671三和団地入口交差点
 猿王橋を渡って市ノ瀬川に沿った左カーブを曲がっていると大分r107藤山三差路交差点を通過する。r107を300m弱進んだ所で旧道の大分r720と交差している。藤勝山三差路交差点付近からは交通量が増え始め、沿線には家屋の他に商業施設も建っている。大分r671三和団地入口交差点を緩やかな左カーブを描きながら通過する。

97.大分r676天神町交差点とE34大分道の天神高架橋 98.多車線化工事が行われていた 99.日ノ出第二交差点からは片側2車線道路
 交通量が多くなった2車線道路を走っているとE34大分道の天神高架橋の手前で大分r676天神町交差点を通過する。その後緩やかな右カーブを曲がるがカーブ地点から多車線化工事が行われていた。日ノ出第二交差点の手前からは改良済みの片側2車線道路になる。

100.E34大分道・日田IC 101.花月川大橋 102.R212・R386玉川交差点を直進
 E34大分道の日田ICを通過して緩やかな左カーブを曲がると花月川大橋でJR久大本線と花月川の上を通過する。橋を渡り終えて平坦な直線道路を少し走るとR212・R386玉川交差点を通過する。案内標識にR496のおにぎりは表記されていないが、直進して引き続きR212との重複区間を走る。交差しているR386はかつてはR212に指定されていたが、日田バイパスに一本化されてR386の単独区間となっている。

103.片側2車線道路が続く 104.大分r677日ノ隈町交差点 105.島内橋
 玉川交差点からも片側2車線道路が続いており交通量も多い。浄明寺橋を渡った先で大分r677日ノ隈町交差点を通過して島内橋を渡る。島内橋の手前でr677の上を通っているが、こちらは旧道と思われる。

106.R210の加々鶴トンネルの制限高の警告 107.台霧大橋 108.登坂車線あり
 島内橋を渡って筑後川の中州を走るが、そこには加々鶴トンネルの制限高の警告標識が設置されている。加々鶴トンネルはR210の久留米方面にあるが、5.4kmと結構離れているうえに制限高も4mと特段低い訳ではない。にもかかわらずこのような警告がされているという事は過去に事故があったのだろう。台霧大橋を渡って中州を出ると上り勾配となり、左カーブから登坂車線が設置されている。

109.上野橋 110.R210・R212高瀬交差点
 やや急な勾配を上り右にカーブして上野橋を渡る。さらに勾配を上って緩やかな右カーブの先でR210・R212高瀬交差点に突き当たる。R496の終点はこの交差点である。R212は大分・阿蘇方面のR210と重複した後に分岐して阿蘇方面に向かう。前述の制限高4mの加々鶴トンネルは右折方向である。