国道492号
part2

R192穴吹橋交差点〜R438交差点
美馬市

54.見通しの悪いカーブが連続 55.センターラインが消えていた 56.徳島r254交差点
 R192R193穴吹橋交差点からは単独区間となる。交差点の直後にJR徳島線の穴吹踏切を通過して左カーブを曲がる。沿線には家屋が建ち並んでいるうえにカーブが多いため見通しは悪い。短距離ながらセンターラインのない区間を通過するが、前回(2010年9月)の走行時にはセンターラインが存在していた。穴吹橋交差点から約1.2kmで徳島r254との交差点を通過するが、R492の穴吹バイパスの南端に接続している県道である。バイパスのr254より南の区間は未だ供用されていない。

57.「R438神山町方面 山腹崩壊通行止」 58.美馬市穴吹町初草 59.「剣山52km」
 徳島r254交差点を過ぎると穴吹川沿いを走るようになる。電光掲示板にはR438の神山町内で山腹が崩壊したため通行止と表示されている。R438だけでなくR439やR492の山間部区間は災害による通行止が発生する事が多い。対岸のr254は1.0車線幅の狭路区間や分断区間が存在しているが、R492はセンターライン付きの2車線道路と決して酷い道路状況ではない。

60.狭路区間が始まる 61.道幅は1.5車線程度 62.センターラインが復活
 穴吹川の左岸を走っているとセンターラインがなくなって道幅も1.5車線幅になってしまう。酷道区間の始まりと思ってしまうかもしれないが、約600mでセンターラインが復活して2車線道路に戻る。

63.「大型車・遅い車は後続車に 車線をゆずってください」 64.知野集落 65.徳島r255交差点
 譲り車線は設置されていないが、大型車や遅い車は後続車に譲るようにお願いする看板が立てられている。法面防護工事で時間帯別通行止規制が敷かれている場所があったが、工事が始まる前の時間だったため待つ事なく通過できた。宮内集落に入った所で徳島r255交差点を通過する。

66.宮内集落の南で道幅が狭くなる 67.徳島r254交差点 68.沿線には廃屋も目立つ
 徳島r255交差点を通り過ぎてから程なくして再び道幅が狭くなってしまう。狭路区間が始まってすぐに徳島r254交差点を通過する。うおっちずでは県道扱いされているが、地図によっては県道となっていないものも見られる。また、r254は穴吹川の右岸を通っているが、前述のとおり複数の分断区間と点線区間があるためR492の代替路としての機能は持っていない。r254交差点を過ぎてからも道幅は狭いままで沿線には廃屋が散見される。

69.勾配は緩やか 70.恋人洞門 71.恋人橋
 山間部と言える場所だが勾配は非常に緩やかで交通量が少ないため対向車が現れなければさほど走りにくい道路状況ではない。恋人洞門をくぐった後に恋人橋を渡る。恋人橋の旧道には他の似たような場所と同じように南京錠が掛けられるフェンスのようなものが設置されている。ただし、落ち延びてきた平家の武士があまりの険しさに女性を連れて行けずに別れたという話なので、恋人にとっては縁起の良い話とは言えない。

72.拝立谷橋 73.被災箇所あり 74.2車線区間が延伸されていた
 拝立谷橋の手前から道幅が広くなり橋を渡ってからはセンターライン付きの2車線道路になが、約600m先の閑定谷橋からは再び狭くなる。路肩が少し崩落した場所を通るが、その辺りは離合できない1.0車線幅となっている。1.0〜1.5車線幅の狭路を走っているとセンターライン付きの2車線道路になるが、これも長くは続かない。

75.鍵掛集落の出入口 76.美馬市穴吹町古宮長尾 77.廃屋の方が多いかもしれない
 廃村になったと思われる鍵掛集落に至る道路との交差点を通過して穴吹川に沿って大きく左にカーブする。沿線には比較的多くの家屋が建っているが、廃屋もしくは定住者がいない家屋が目立つ。

78.徳島r259交差点 79.「剣山40km 木屋平14km」 80.穴吹川沿いの狭路が続く
 古宮橋を渡った直後に徳島r259交差点を通過する。案内標識は設置されているが、信号機はなく県道の交差点には見え難い。r259交差点からは2.0〜2車線と比較的走りやすい道路状況となっているが、約600m走ると急激に道幅が狭くなる。離合できない1.0車線幅で沿線に家屋もある事から対向車おしらせ装置が設置されている。センサーが車両を検知すると電光掲示板が表示される仕組みで、文字が点滅している時は待機していないと狭路区間内で離合する羽目になってしまう。

81.第一高橋 82.第二高橋 83.第二高橋以降は比較的広い
 対向車お知らせ区間が終わると第一高橋を渡り、次いで第二高橋を渡る。どちらの橋も前後でS字状にカーブしている事からバイパスとして架けられた橋で、左岸の通行止の道路が旧道と思われる。2つの高橋を渡って以降は2.0車線幅道路がしばらく続く。

84.対向車お知らせ装置 85.対向車お知らせ装置設置区間外も狭い 86.旧木屋平村に入る
 道幅が1.0車線になる所で2ヶ所目の対向車お知らせ区間が始まる。大佐古橋の手前でお知らせ区間が終わってセンターライン付きの大佐古橋を渡るが、その後すぐに1.5車線幅狭路になってしまう。穴吹川に沿った1.0〜1.5車線幅の狭路を走っていると旧木屋平村に入る。

87.対向車が接近中 88.離合できない1.0車線幅道路 89.対向車お知らせ区間以降も狭い
 旧木屋平村域に入ってすぐに対向車お知らせ区間が始まるが、ここも1.0車線幅が基本の狭路である。市道の川瀬橋の手前でお知らせ区間が終わるが、以降も1.0〜1.5車線幅の狭路が続いている。

90.広狭が混在している 91.杖谷橋 92.見慣れた廃屋と狭路の組み合わせ
 1.0〜1.5〜2車線と広狭を繰り返しながら穴吹川の左岸をひたすら走る。朝(早朝ではない)という時間帯のせいもあるだろうが、交通量は極めて少ない。沿線の家屋は少ないが国道から離れた山の斜面に建っている家屋が見える。ただし、場所が場所なだけに定住者がいない可能性も高い。

93.22km先にグラススキー場あり 94.この程度の道幅が走りやすく感じるようになる 95.徳島r250交差点
 穴吹川に沿ってカーブの多い状態が続いている。2.0〜2車線程度の道幅であれば広くて走りやすいと感じる。交差点の直後に下っている徳島r250との交差点を通過する。案内標識に吉野川市美郷が表記されている事からも分かるが、市境を越えてR193まで繋がっている。ただし、常に通行できるとは限らないのがこの辺りの県道である。

96.法面を改良して拡幅 97.国の重要文化財の三木家は右折 98.所々で改良が済んでいる
 徳島r250交差点のすぐ先では法面改良工事が行われており、それに伴って拡幅も行われていた。もっとも順序が逆で、拡幅するために法面を改良した可能性もある。1.8〜2車線の道路を走っていると国の重要文化財の三木家に向かう市道との交差点を通過する。案内標識があるため素通りしてしまう事はないだろうが、旧穴吹側から来ていると鋭角に右折しなければならなので車両によっては一度に曲がりきれないかもしれない。

99.落下物用の柵(?)だけが残っている 100.南張集落に至る市道との交差点 101.枇杷谷橋
 穴吹川の左岸を走っていると落下物用の柵の下を通る。道路の上空を横切っている物が何も確認できない事から木材搬出用のワイヤーなりがあったが既に撤去されたのだと思われる。センターライン付きの2車線道路を走っていると南張集落に至る市道との交差点を通過する。落ち葉等が堆積している市道だが、沿線にはそれなりの数の家屋が建っている。市道との交差点を過ぎてすぐに穴吹川を渡って右岸に移る。橋上だけは1.5車線と狭いが渡ってからは2車線道路である。

102.路上の散乱物が多い 103.旧木屋平村の中心部が見えてくる 104.川井1号橋
 散乱物の多い1.5車線狭路を走っていると道幅が広くなり、センターラインのある栃谷橋と川井1号橋、川井2号橋を渡る。旧木屋平村の中心部を抜ける川井バイパスの一部であり、川井1号橋以南は2007年に、川井2号橋は2009年に開通している。川井2号橋の手前に接続している道路が旧道である。

105.川井3号橋 106.川井バイパスには未供用区間が残っている
 上り勾配の左カーブを曲がると川井3号橋を渡り、旧道との交差点の直後に川井4号橋を渡る。この区間は2015年に開通しているが、残りの川井5号橋と川井6号橋を含む区間は未供用である。

107.現道を走る 108.R438・R439交差点を右折
 川井バイパスの未供用区間は1.5車線幅の狭路を走らなければならない。バイパス建設現場の傍を通った後に急勾配を上った先でR438R439交差点に突き当たる。案内標識にR492のおにぎりは表記されていないが、右折して大歩危・剣山方面に進む。同じく案内標識におにぎりが表記されていないR439はR438の両方向に重複している。穴吹橋交差点からの距離は約29kmであり、総延長170kmに及ぶ長大国道の内の単独区間の全てである。単独区間の割合は2割を下回っている。

国道492号 part3