国道489号 |
R2大神交差点〜R9市井原交差点 |
周南市→山口市 |
1.R2大神交差点 | 2.400番代後半の国道ながら単独区間で始まる | 3.山間部区間に入る |
山口県周南市の中心部から見て北西に位置するR2大神交差点がR489の起点である。平成の大合併以前の新南陽市の中心部からさほど離れていないが、沿線の建物はあまり多くない。しかしながら、R2が幹線国道として機能しているため交通量は多い。 そんなR2からR489に入ると400番代後半の国道ながら単独区間で始まる。500mも走れば沿線の家屋が少なくなる。また、緩やかな上り勾配となり、カーブが連続するなど早くも山間部と言える道路状況になる。 |
4.長閑な風景が広がっている | 5.山陽道 | 6.上り8%勾配箇所には登坂車線あり |
神代川の流域を緩やかに上りながら2車線道路を走る。交通量が多かったR2と比べるまでもなく走っている車の数は少ない。山陽道の神代川橋の下を通ってすぐにR489も河内橋で神代川を渡る。そのすぐ北には山陽新幹線が横切っているのだが、トンネル内のため地上には何もない。集落が途切れると8%の上り勾配となるが、急勾配のため登坂車線が設けられている。 |
7.昭成橋 | 8.2ヶ所目の登坂車線 | 9.津浦ヶ峠隧道 |
登坂車線が終わってからも上り勾配が続いている。右にカーブしている昭成橋を渡り終えると再び登坂車線が現れる。ここの勾配も8%である。左に大きくカーブした後に右にカーブすると登坂車線が終わり、さらに右にカーブした先で津浦ヶ峠隧道をくぐる。センターライン付きの2車線のトンネルだが、扁額は“隧道”となっている。30年以上前に開通したトンネルだが、津浦ヶ峠を越える旧道に新南陽斎場があるため現在でも通行する事ができる。 |
10.津浦ヶ峠隧道の北側坑口付近は積雪 | 11.長い下り勾配 | 12.南向き車線には登坂車線あり |
津浦ヶ峠トンネルを出た直後には路面に僅かながら雪が積もっていた。緩やかな右カーブを曲がっていると旧道との交差点を通過し、大谷川の流域を下って行く。勾配はさほど急には思えないが、8%もあるようで、上りになる南向き車線には登坂車線が設置されている。 |
13.馬神農免農道との交差点 | 14.周南市米光大谷 | 15.大谷川を何ヶ所か渡る |
馬神農免農道との交差点を過ぎた先で南向き車線の登坂車線がなくなって普通の対面2車線道路に戻る。その後も緩やかなカーブをいくつも通過しながら長い勾配を下って行く。大谷川を複数箇所で渡っており、線形は良好で走りやすい。 |
16.R376米光交差点を左折 | 17.「山口34km 徳地11km」 | 18.「頭上注意 高圧電線あり」 |
勾配がなくなると同時に景色が開け、大谷川が島地川に合流している近くでR376米光交差点に至り、左折してR376との重複区間を山口・徳地方面に進む。案内標識に[R489が表記されていない事から事前にルートを確認していないとどちらに進むか判断がつかないかもしれない。 米光交差点からも走りやすい2車線道路が続いている。緩やかな右カーブを曲がっていると新米光橋を渡り、山口r180交差点を通過した後にも右カーブを曲がる。高圧電線に注意する旨の警告がなされているが、路面から電線までは10m以上あるように見える。 |
19.山口市に入る | 20.おにぎりはR376のみ | 21.旧道(?)との交差点を通過 |
島地川に架かる上村橋を渡ると山口市に入る。島地川が市境になっているのは上村橋周辺の500m程度だけである。上村橋からは水田の間の見通しの良い直線道路を走り、旧道らしき道路との交差点を左にカーブしながら通過する。国道の沿線に家屋はないが、旧道らしき道路沿いには多くの家屋が建っている。 |
22.島地川の右岸を走る | 23.交通量は少なく走りやすい | 24.山口r192交差点 |
島地川に近付いたり離れたりしながら右岸を走る。交通量は非常に少なく、ほぼ平坦でカーブも少ないため非常に走りやすい道路状況である。島地集落の東で山口r192交差点を通過する。案内標識は設置されているが、おにぎりもヘキサも表記されていないタイプである。 |
25.山口r169交差点 | 26.山口r9交差点 | 27.集落のない場所も走りやすい |
島地川に沿って大きく左にカーブした後に山口r169交差点を通過して今度は右にカーブする。その先で山口r9交差点を通過する。山口r192はr9と交差しているのだが、一桁県道のr9よりもr192の方が走りやすい道路状況である。R489は国道番号とは裏腹に集落の有無にかかわらず走りやすい2車線道路が続いている。 |
30.南大門を通過 | 31.中国道・徳地IC | 32.中国道の本線とランプ橋の下を通る |
堀交差点から少し走ると南大門というパーキング施設の前を通過する。スーパーマップルにも載っている施設で、物産店と公衆トイレがあるものの駐車台数は10台程度と少ない。沿線の家屋が少なくなった所で中国道の徳地ICを通過する。インターチェンジのランプ道路と並走しながら勾配を上り、下りに転じた直後に中国道本線とランプ道路の下を通過する。 |
33.長閑な風景の中を快走 | 34.所々にパーキングあり | 35.堀交差点以北も交通量は少ない |
徳地ICから北は家屋が点在する長閑な風景の中の2車線快走路を走る。アップダウンしているものの勾配が緩やかなので走りにくさは感じない。家屋が建ち並ぶ道路が並走している区間があるが、おそらくその道路が旧道だと思われる。 |
36.山口r26交差点 | 37.山口r26交差点 | 38.山口市徳地船路 |
佐波川の支流の三谷川に架かる新三谷川橋の北詰で山口r26交差点を通過する。佐波川の右岸を左にカーブした後にr26との交差点を通過すると重複が解消される。南側の交差点をr26に進めばR315に、北側の交差点をr26に進めばR376に行く事ができる。 |
39.「阿東26km」 | 40.上り勾配になる | 41.緩やかにアップダウンしている |
2車線快走路を走っていると阿東まで26kmという案内標識が確認できる。R489の終点は旧阿東町域にあるが、中心部から8〜9km程離れているため終点までの距離は17km程度である。周囲の家屋がさらに少なくなってくる辺りから上り勾配となる。その後はアップダウンしているが、走りやすい道路状況である点に変化はない。 |
42.勾配は緩やかだが登坂車線あり | 43.登坂車線のなくなる峠部分から積雪が見られる | 44.野谷川に向かって下る |
長者ヶ森の南西で佐波川を渡ってからは長い上り勾配となり、登坂車線が設置されている。峠部分で登坂車線が終わるが、走行した日は轍部分にも積雪が見られた。やや急な勾配を左にカーブしながら下り、野谷川を渡った先で山口r123交差点を通過する。 |
45.路肩の雪が多くなる | 46.ゆずりはトンネル | 47.「ゆずりは峠 標高215m」 |
山口r123交差点を過ぎて白井川を2ヶ所渡って右にカーブを描く上り勾配の2車線道路を走る。カーブが終わった先でゆずりはトンネルをくぐる。トンネルの北川に近接している道路とトンネルが旧道だろう。トンネルを過ぎてすぐの場所に標高を示す標識が立てられており、標高は215mとある。 |
48.野谷石風呂と愛鳥林の間を通過 | 49.下り6.4%勾配 | 50.大原湖を望む |
ゆずりはトンネル以降は路面の積雪が多くなるが、日影が主で日の当たる場所は溶けていた。旧道と並走し、カーブしている6.4%の勾配を下っていると前方に大原湖が見えてくる。旧道と交差しているが、車止めが設置されておりここから進入する事はできない。 |
51.下ヶ原川橋 | 52.木原隧道 | 53.センターラインのない1.5車線幅が標準になる |
大原湖に注ぐ下ヶ原川橋の手前でセンターラインがなくなり、1.5車線幅の橋を渡り、その先で右の急カーブを曲がる。その後も1.5車線幅のやや狭い道路となっており、程なくして木原隧道をくぐる。大原湖の北岸を通っているが、湖とは少し離れているため湖面が見える場所は少ない。その区間内に展望台を備えた小さな駐車スペースが1ヶ所設置されている。 |
54.短い2車線区間 | 55.日影を中心に路面にも積雪あり | 56.ふれあいパーク大原湖付近は2車線 |
展望所を通り過ぎてから少し走るとセンターライン付きの2車線道路になるが、僅か200mで1.5車線幅狭路に戻ってしまう。約600m走ると再びセンターラインが現れ、ふれあいパーク大原湖付近は2車線道路で通過できる。このふれあいパーク大原湖が大原湖の東端に当たる場所である。 |
57.市道との交差点の先にも集落がある | 58.佐波川の対岸に笹ヶ滝集落 | 59.幅員減少 |
ふれあいパーク大原湖を過ぎると佐波川に沿って大きく左にカーブして市道との交差点を通過する。市道と言っても佐波川に架かる橋は1.0車線幅と狭く、林道だと言われても違和感はない。ただし、交差点付近だけでなくさらに奥にも集落が存在しているようである。佐波川を何度か渡りながら上り勾配の2車線道路を走る。右岸にある笹ヶ滝集落を通っている道路が旧道と思われる。その旧道との交差点を過ぎると幅員減少の警戒標識が立っており、その通りに道幅が狭くなる。 |
63.積雪量が多くなる | 64.見通しの悪いカーブが連続 | 65.道幅は1.0車線にまで狭まっている |
山口r123交差点を過ぎてからも1.5車線幅の狭路が続いている。積雪により轍は両方向分を合わせて2本、つまり1台分しかなく、対向車が現れた場合はどちらかが路肩の雪に突っ込まなければならない状況である。狭路区間以外で何台かの対向車に出くわしたため、最悪の事態も考えていたが、幸いにして対向車は現れなかった。積雪期でなかったとしても場所によっては離合するのに難儀する酷道である。 |
66.下の谷川付近から2車線 | 67.雪で見えないがセンターライン付き2車線道路 | 68.大土路集落 |
狭路区間は短く、1.3km程走るとセンターラインが復活して2車線道路になる。路面全体に積雪しておりセンターラインが見えない場所も多かったが、狭路区間に比べると走りやすい事は言うまでもない。緩やかな下り勾配と緩やかなカーブという道路状況なので雪がなければ快走路と言えるだろう。勾配がさらに緩やかになり視界が開けるようになった所で大土路集落に差し掛かる。 |
69.山口市阿東地福下 | 70.幅員減少が警告されているが道幅が狭くならない | 71.集落以降も勾配がある |
家屋が点在する集落の近くを走りやすい2車線道路で通過して行く。朴川の流域を走っているが、川に沿っている場所はほとんどなく蛇行する川とは異なり緩やかなカーブばかりで線形は良好である。 |
72.比較的広い簡易パーキングあり | 73.一里塚橋 | 74.R9市井原交差点 |
チェーン着脱場を兼ねていると思われる比較的広い簡易パーキングを通過し、朴川に架かる一里塚橋を渡る。さらに少し走るとR9市井原交差点に至る。山口市の中心部から30km近く離れており、旧阿東町交差点の中心部からも8km程離れている、やや中途半端な位置のこの交差点がR489の終点である。 |