国道480号
part4

和歌山r19清水橋東詰交差点〜R42有田大橋ガード下交差点
有田川町→有田市

169.有田川の右岸を走る 170.右折は現道 171.三田トンネル
 和歌山r19清水橋東詰交差点からも有田川の右岸を走っており、路肩は狭いもののこれまでに比べると充分走りやすい道路状況と言える。川に沿って左にカーブした後にバイパスと現道とに別れるが、案内標識は設置されておらずよほど意識していなければ直進してしまう。小峠橋と蘭島橋を連続して渡ってから三田トンネルをくぐる。2つの橋の間の北にあるのが日本の棚田百選に選ばれたあらぎ島の棚田がある。

172.道の駅「あらぎの里」 173.和歌山r19交差点 174.有田川沿いを快走
 三田トンネルを出てすぐに道の駅「あらぎの里」を通過する。道の駅の裏手に現道が通っており、そちらからも出入り可能である。道の駅の西端で現道が交差している。道の駅からも2車線道路が続いており、馬廻橋を渡った直後に和歌山r19交差点を通過する。紀美野(かつての美里町)方面は繋がっているが、1.0車線幅の狭路区間があるため容易に通行できる道路状況ではない。

175.適度なアップダウンとカーブが続く 176.和歌山r182交差点 177.沼トンネル
 適度なアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を走っていると右の急カーブを曲がった先で和歌山r182交差点を通過する。r182に日物川と境川という集落が表記されているだけで、道幅については触れていないが、1.0車線区間も多くかなり険しい道路状況である。二川ダム湖の湖畔を走っていると沼トンネルをくぐって左にカーブしながら沼橋を渡る。

178.左側に蔵王橋がある 179.海南・生石高原方面は右折 180.楠本橋
 再びダム湖畔を走っていると蔵王橋の北詰を通過する。対岸に渡るための歩行者用の吊り橋だが、路面がグレーチング仕様となっている。対岸に何もないがかつては新在家という集落があったようである。右の急カーブを曲がってから海南・生石高原に向かう町道との交差点を通過して楠本橋を渡る。その後もダム湖畔を走っているが、樹木があるせいで湖面はあまり見えない。

181.大月トンネル 182.二川ダムの脇を通過 183.正面に見えているのは和歌山r182の二川橋
 左の直角カーブを曲がった先で大月トンネルをくぐり、二川ダムの脇を通過する。右手にダムの管理事務所があり、そのすぐ隣に旧道のトンネルが確認できるが、通行できるかどうかは不明である。ダムからは二川集落まで下って行く。

184.和歌山r182交差点 185.ダム以降は全て整備済みではない 186.和歌山r181交差点
 二川集落で和歌山r182との交差点を2ヶ所通過する。どちらにも案内標識は設置されていないが、日物川・境川集落方面は二川橋の西詰であり比較的わかりやすい。もうひとつの立石・伏羊方面は案内標識やソトバが設置されていたとしても県道が交差しているようには見えないかもしれない。
 二川集落からは勾配がなくなってほぼ平坦になり、有田川の右岸を走る。センターラインのない区間も存在しているが、2.0車線は確保されており交通量が少ない事もあってさほど走りにくさは感じない。湯滝橋の西詰で和歌山r181との交差点を通過する。r181は地図を一見すると行止まり県道に見えるが、和歌山r19との間の暗夜峠が点線区間で書類上は繋がっている。

187.有田川を見ながら走る 188.正面の山の上に別荘が見える 189.岩倉水力発電所
 和歌山r181交差点からも引き続き有田川に沿ってほぼ平坦な道路を走る。センターラインのない区間も残っているが、交通量が少ない事もあって概ね走りやすいと言える。有田川リバーサイドヒルという別荘地の下で関西電力の岩倉水力発電所の前を通る。発電用のタービンを回す水は二川ダムから送水されている。

190.意外に狭路区間が残っている 191.谷口橋 192.右方向の道路が旧道
 1.8車線とやや狭い道幅を走っているとセンターラインが現れ、町道が交差している左カーブを曲がる。山裾の集落を通り抜けている町道は旧道であり、川寄りに造られたのが岩野河バイパスである。

193.岩野河バイパス 194.右折すると有田巨峰村や立石集落に行ける 195.法面工事のため片側交互通行規制中
 岩野河バイパスは歩道はないものの走りやすい2車線道路で約1.1kmで旧道と合流するが、以降は1.8車線幅とやや狭くなってしまう。有田巨峰村を経て和歌山r182に至る町道との交差点を通過するが、高野町側から来た場合はかなり鋭角な右折になる。

196.川口集落 197.センターラインが復活 198.尾岩坂隧道
 川口集落は1.8〜2.0車線幅だが、集落を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路になる。町道との交差点からは有田川から離れて緩やかな勾配を上る。旧道との交差点付近で左カーブを曲がった後に尾岩坂隧道をくぐる。旧道は荒れているが通行は可能なようである。

199.「有田19km 金屋6km」 200.視界が開ける 201.道の駅「明恵ふるさと館」
 尾岩坂隧道から少し走ると視界が開けて山間部区間を脱した事が分かる。緩やかなカーブが連続している緩やかな勾配を下って行くと道の駅「明恵ふるさと館」を通過する。「しみず」、「あらぎの里」に続いて有田川町で3つ目の道の駅である。

202.町道との交差点の直後に狭くなる 203.道幅は1.8車線程度 204.R424金屋バイパスとの丹後の森交差点
 道の駅に接している町道との交差点の直後に道幅が狭くなる。狭いと言っても1.8車線幅程度なのでこれまでの山間部区間に比べて特別狭いという訳ではない。離れていた有田川が接近するがすぐにまた離れてしまう。道の駅から約1.0kmでR424との丹後の森交差点に至る。ここで交差しているR424はバイパスであり、全線供用後もなぜか現道は降格していない。

205.丹後の森交差点以降も狭い 206.旧金屋町の中心部を走る 207.R424現道との金屋交差点を右折
 丹後の森交差点からも1.8車線幅とやや狭い道路続いている。金屋郵便局を通り過ぎた先でR424現道との交差点に突き当たる。R480は右折してR424との重複区間を海南方面に進むが、案内標識は設置されていないため、事前にルートを確認しておく必要がある。

208.R424重複区間 209.R424現道との中井原交差点を左折
 金屋交差点からはR424との重複区間となるが、道幅は1.5車線幅と狭い。有田川町役場の金屋庁舎の手前からセンターライン付きの2車線道路となる。300m弱で中井原交差点を左折してR424との重複区間が終わる。直進の紀美野方面のR424は和歌山r18交差点より東の旧道区間が車止めで閉鎖されているためr18を経由しなければならず、厳密に言えば車両での国道トレースはできなくなっている。

210.中井原交差点以降も狭い 211.早月谷橋を渡る 212.狭路ながら歩道が確保されている
 中井原交差点からも1.8車線幅と狭い道路状況が続いている。山間部ではないためカーブはほとんどないが沿線の家屋が多いため死角もおのずと生じてしまう。早月谷橋を渡ると歩道が設置されているが車道は1.0車線のままで拡幅されていない。

213.町道との十字路を右折 214.和歌山r18糸野交差点を左折
 中井原交差点から約800mで町道との十字路を右折しなければならない。案内標識は設置されているが、小さいため見逃すと直進してしまう可能性がある。町道との交差点の直後に和歌山r18糸野交差点を左折して有田方面に進む。案内標識に右折方向の道路が表記されていないが、r18のバイパスが供用されている。この新しく供用されたr18を東に進むとR424の金屋バイパスに至り、さらに先はセンターライン付きの2車線道路が道の駅まで伸びており、これらを走行する事でR480の狭路区間をパスする事が可能である。そのせいでR480の改良が進まないのだろうが、今後の可能性としてはr18の一部と町道が国道に指定されるかもしれない。

215.糸野交差点からは快走路 216.有田川沿いを走る 217.中央大橋の北詰の手前から狭くなる
 糸野交差点からは改良された2車線道路を走る。糸野交差点の西に100m強の位置に町道が交差しているが、前述の右折した町道との十字路を直進するとここに出る。川幅が広くなった有田川に沿って走っているとセンターラインがなくなり道幅も1.8車線と狭くなってしまう。400番台後半の国道ともなれば最後の最後まで油断できない。

218.周辺にはみかん畑 219.正面に夏瀬神社 220.狭路の割に交通量がある
 山の斜面に広がるみかん畑と有田川に挟まれた狭路を走るが、山間部ではないため交通量は意外に多く厄介である。夏瀬神社付近は2.0〜2車線で比較的余裕のある道幅だが、それ以外は1.5〜1.8車線幅のため対向車との離合はある程度場所を選ばなければならない。

221.和歌山r159田殿橋北詰交差点 222.田殿橋北詰交差点からは2車線道路 223.和歌山r159バイパスとの田殿大橋北詰交差点
 和歌山r159田殿橋北詰交差点からはセンターライン付きの2車線道路になるため走りやすくなる。E42阪和道の有田川橋の手前で和歌山r159のバイパスとの田殿大橋北詰交差点を通過する。阪和道のすぐ傍の交差点ではあるが田殿大橋北詰交差点はただの県道との交差点でありインターチェンジではない。有田IC・有田南ICへは左折してr159を南に進む。

224.右折の道路は旧道 225.有田市に入る 226.須谷交差点
 E42阪和道の有田川橋をくぐった後に須谷バイパス区間に入り、堤防の内側を右にカーブしながら走っていると有田市に入り、そのすぐ先でJR紀勢本線をくぐる。この辺りから西は有田川の左岸にR42が並走している。

227.旧道が合流 228.和歌山r164宮原橋北詰交差点 229.堤防上を走る
 須谷バイパスが終わっても2車線道路が続いている。和歌山r164宮原橋北詰を通過するが、この交差点も橋の直近にあるため前後に勾配がある。300m弱先でr164が分岐する交差点があるが、ソトバのみで案内標識は設置されていない。その後はR42と有田川を挟むような形で堤防上を西に向かって走る。交通量は多いが交差点が少ないため快走できる。ちなみに山の斜面が見えるがこれはほぼみかん畑である。

230.線形が改良されていた 231.和歌山r172保田橋北詰交差点 232.旧道(?)との交差点
 有田川とJR紀勢本線の間を走っていると和歌山r172保田橋北詰交差点を通過する。対岸の保田橋南詰交差点ではR42と交差している。保田橋北詰交差点から程なくして緩やかな左カーブを曲がりながら旧道らしき市道との交差点を通過する。

233.R42の有田海南道路が建設中 234.有田市役所の前を通る 235.有田川沿いは続く
 旧道(?)との交差点からは緩やかな勾配を上るが、道路の中央部分にラバーポールが2列設置されている。これはR42の有田海南道路に伴うものでここに交差する予定である。ラバーポールが設置されている場所は右折車線になるものと思われる。なお、有田海南道路はE42阪和道の海南IC付近から内陸部を通ってR480との交差地点の対岸でR42に接続するルートであり、2022年度に有田川に架かる橋(仮称1号橋)が先行して供用される予定である。
 有田海南道路の接続予定地点からはセンターライン付きの2車線道路で有田川の右岸を走る。海南市役所の前を通った後に和歌山r20・r174安諦橋北詰交差点を通過する。左折するとR42、右折すると箕島駅に行く事ができる。安諦橋北詰交差点からは河川敷等がないため川のすぐ傍を走っている。

236.R42・和歌山r173有田大橋ガード下交差点 237.有田大橋北交差点
 前方に見える有田大橋の直線で右の直角カーブを曲がって橋の下をくぐって和歌山r173との交差点を通過する。有田大橋の北詰では平面で交差していないため、R42田辺方面とR480との往来は不可能である。R480からR42和歌山方面とその逆のみ可能である。前述の有田海南道路が全線開通した後に現道が降格するような事ががあれば、R480の終点も移動する可能性もある。