国道458号
part3

十部一峠〜R13小野月交差点
大蔵村→新庄市→鮭川村→新庄市

56.大蔵村にもダートが残っている 57.こちら側も固く踏みしめられている 58.この水溜りが意外に厄介な存在
 峠を後にして走り出すがしばらくは舗装路が続く。十部一峠を挟む区間は不自然なほどきれいなアスファルトなのだが、これは舗装されて間もないことを示しているのだろうか?もっとも雨で濡れているせいで新しく見えただけかもしれない。峠から2kmほど走ると再び現れるダート。寒河江側は比較的広く(と言っても1.8車線程度しかないが)路肩にも余裕があったが、大蔵側はそんな悠長なもんではない。路面は固く安定したダートだが水溜りが多くスピードは全然出せない。一つ一つの落差が大きいので避けようにも道幅がそれを許してくれない。こんな所で谷に落ちた日にゃ、まず助からない。命を取り留めても山を無事降りられるとも限らない。おかげでリアフェンダーを擦りまくってしまった(何のこっちゃ?という方はデトマソのページを参照)。

59.ここは国道です。林道ではありません! 60.ワダチに沿って水が流れるアウトドア酷道
 雨のせいで眺望の利かないダートを走る。ガードレールやカーブミラーなどといった高級品は一切存在しないワイルドなりんど・・・もとい国道を下っていく。途中、100%離合不可能な場所も度々現れる。こんな天気だから幸いにして対向車は1台もいなかったが紅葉シーズンなんかはそうも言ってられないかもしれない。と言いたい所だが、この状況を知ってなお突っ込んでくるのはそう多くないかもしれない。

61.右半分だけは整地されているのが分かる 62.急に左側が整地済みになることもある 63.中途半端な整備によって余計に走りにくくなっている
 などと余裕をかまして進んでいると対向車が現れた。しかも乗用車でもなければバイクでもなかった。なんとモーターグレーダーだった。予期しない遭遇に浮き足立つもたまたま広い場所だったので離合はできた。こんな雨の日の土曜でも整備の手は緩めないのだなと言いたいところだが、半分だけ整地された路面はこれまで以上に走りにくい。結局ダートが終わるまでこの半端な路面が続いてしまった。

64.大師峠?ダートの峠よりかどうか失念 65.肘折まで10km 66.こんな所で対向車に出くわそうものなら・・・
 約4kmのダートを抜けてアスファルト路面に戻る。1.5車線と狭いがダート区間に比べるとギリギリ谷筋でないこともあって精神的に幾分か楽になる。相変わらずガードレールはないけれども。この時は大蔵村のダート区間も終わりあとは狭いだけの酷道をひたすら進むだけかと思っていた。思っていたのだ。

67.またダートだよ・・・ 68.カーブだけ舗装されているパターンが続く 69.国道を走るデトマソの図
 十部一峠はそんなに甘いものではなかった。3ヶ所目のダートが現れた。これまたとてつもなく狭いうえにさも当然と言わんばかりにガードレールがない。路肩が補強されている形跡もなくこんな場所で対向車と出くわそうものなら生きた心地はしないだろう。筆者は1台の車と擦れ違っている。幸い相手も5ナンバー車だったので何とか離合できた。
 約800mでダートが終わったかと思うとまたダートとなる。その後はダートと舗装路を交互に繰り返す忙しい状況となる。どうもカーブだけ舗装されているようだが、やはりブレーキが原因でダートでは荒れ放題になるからだろうか。しかしダートとアスファルトが激しく入れ替わる道路もそれはそれで走りにくい。

70.肘折まであと5kmにまで迫る 71.十部一峠区間で唯一のおにぎり 72.地味な姿の大蔵村側のゲートに到達
 砂利と舗装路の共演は4kmほど続く。完全にダートがなくなるのは冬季通行止め用のゲートのほんの少し手前。そのゲートの少し峠側に通行止区間で唯一のおにぎりが立っている。ダート区間に立てられていないのが残念でならないと思うのはマニアの心境だろう。寒河江側と違ってグレーの地味なゲートを通過すると肘折はもうすぐそこである。

73.山形r57との交差点
 山形r57との交差点を右折すると2車線となる。R112以来のセンターラインだ。宮内交差点からここまでのいわゆる十部一峠区間の距離は約36kmでそのうち30kmが酷道となっている。ダートは9kmほど。酷道区間には人家は一切存在しない。国道という言葉に騙されて侵入するとエライ目に遭うかもしれない。

74.36km振りのセンターラインに右足に力が入る 75.大蔵橋を含め村の中心部付近は若干狭い 76.住宅地で90度にカーブ
 r57交差点以降は2車線の快走路が続く。交通量、信号ともに少なくかなりのハイペースで流すことができる。大蔵村の中心部付近は沿線に民家が多いこともあって道路幅が狭くなっているので気を遣うが、落ちるかもしれない恐怖とフェンダー擦る音に脅かされながら走るより遥かに気が楽だ。

77.多分R47重複区間?? 78.JR陸羽西線踏切前後だけセンターラインレス 79.山形r35交差点は鋭角に右折する
 大蔵村を抜けて新庄市に入ってまもなくの本合海交差点からR47と重複する。さすがに二桁国道の交差点だからというわけではないだろうが、R458から入ると感知式となっている。R47はごく普通の2車線国道といった感じで交通量は今までに比べて若干多めだが、約2km先の長坂交差点を左折して単独となると交通量はもとのように少なくなる。
 長坂交差点以降はJR陸羽西線の踏切部分だけ狭くなっているがそれ以外は直線的な快走路が続いている。新庄市を一旦出て鮭川村に入り、村役場付近の山形r35交差点を右折する。地図を見れば不自然なルーティングをしている。まるで鮭川村役場付近をわざわざ国道に指定したかのようなルート設定だ。

80.住宅地なのでスピードを出すことはできない 81.2回目の陸羽西線の踏切直後の十字路は左折 82.さらに山形r36交差点も左折
 山形r35交差点を過ぎるとしばらくはそれなりの快走路が続く。再び新庄市に入り再びJR陸羽西線を越えるが、直後の交差点は左折しなければならない。800mほど道なりに進んだ先の山形r36交差点も左折となる。さらに500m先の交差点は右折となっている。どの交差点も案内標識があるのでルートミスをする可能性は低いが、逆に言うと標識を見落とせば国道を外れてしまう可能性もある。

83.新庄市街地は中途半端な狭さが続く 84.さらに右左折が多い
 連続右左折地帯を抜けると後はR13に接続するだけと言いたいが、最期にクランク状に曲がった場所を通らなければならない。クランクと言ってもここは道なりに進みさえすればルートミスをすることもないだろう。
 クランクを通過しJRの頭上を高架で越えるとR13小月野交差点となる。マックスバリュが隣にあるため交差点付近は渋滞していた。R458では珍しい光景だ。

 以上で最期のダート国道、R458のレポは終了する。予想外にダートが長くマニアには充分楽しめる酷道だった。起終点ともにR13との交差点となっているがR13のバイパスとしては全く使えないのは今さら言うまでもあるまい。