国道448号
part6

R269栄町交差点〜R226国立病院前交差点
錦江町→南大隅町…指宿市

220.錦江町の中心部を走る 221.R269・R448串刺しおにぎり 222.右前方に見えるのは開聞岳
 栄町交差点を左折してR269と重複しながら錦江町の中心部を走る。町役場の前を通過すると沿線の建物は徐々に少なくなっていくが、道路状況は走りやすい2車線道路状態が維持されている。鹿児島湾越しの開聞岳を見ながら走っていると左にカーブして山が海に迫っている場所を走る。

223.再び南大隅町に入る 224.いきなり南大隅町の中心部に差し掛かる 225.町道との交差点を左折
 栄町交差点から約3.1km走ると再び南大隅町に入る。町境を越えてすぐに平地が広がって南大隅町の中心部に差し掛かる。町の中心部だからか、200番代の幹線国道と重複しているからか交通量は多い。南大隅町に入ってから約1.0kmで根占港の北、根占大橋の北詰の町道との交差点を左折して佐多岬方面に進む。直進して根占大橋を渡ってすぐに根占港に至るが、この根占港と山川港の間を結んでいるフェリー航路はR448(とR269)をトレースする上で非常に重要な航路である。

226.雄川の右岸を走る 227.鹿児島r562雄川橋交差点 228.鹿児島r563川南交差点を右折
 根占大橋の北詰の交差点からは雄川の右岸を走り、鹿児島r565川北交差点を通過すると川から離れる。町の中心部に近いが狭苦しい2車線ではなくむしろ走りやすい2車線道路である。しかし交通量が多いため流れはあまり良くなかった。鹿児島r562との雄川橋交差点を通過してすぐに雄川橋を渡り、そのすぐ先の鹿児島r563川南交差点を右折する。r563はr68との短い重複を経て大隅半島の南東でr74と交差している。

229.川南交差点からしばらくは沿線の建物が多い 230.根占中学校付近から上り勾配 231.大内山峠
 川南交差点からもしばらくは沿線に建物が多い平坦な2車線道路を走る。沿線の建物が少なくなるとほぼ同時に下り勾配となり、その後辻見橋を渡ると上り勾配になる。根占中学校付近で右にカーブしているがその辺りから勾配が急になり、程なくして大内山峠を越えるが、峠の南側はほとんど勾配がなく平坦とすら言える状態である。

232.佐多岬まで34km 233.鹿児島湾と薩摩半島が見える 234.道の駅「根占」
 右カーブを曲がりごく緩やかな勾配を下り、鹿児島湾と薩摩半島の先端部分を見ながら左にカーブする。大浜集落を通り過ぎると海岸に近い場所を走るようになり、道の駅「根占」を通過する。大隅半島のメインルートにある道の駅だけに長期連休ともなれば利用客が多い。

235.大浜洞門 236.薩英戦争砲台跡 237.登尾集落
 道の駅の直後は山が海に迫っている場所を取っており大浜洞門が造られている。その距離は短くすぐに集落が現れるが、平地の面積が狭いため集落の規模はさほど大きくない。右手に海を見ながら集落内を走っていると薩英戦争砲台跡を通過する。かつては砲台が設置してあった場所は公園になっており、R448(実質R269)ともども長閑な風景が広がっている。

238.海岸沿いを走る 239.石走洞門 240.大川第二洞門と第一洞門
 海とその奥の薩摩半島を見ながら2車線道路を快走する。ゴールデンウィーク期間中で行楽日和とあって交通量は少なくないが、信号機が少ないため流れは良い。石走集落を通過すると再び山が海に迫っている場所を走るようになり、複数のロックシェッドを通過する。石走洞門、大川第二洞門、大川洞門の3つのロックシェッドがあるが、大川第二、第一洞門は近接している。

241.新浮津洞門 242.浮津トンネル 243.浮津洞門はトンネル工事中
 大川集落で一時的に開けた場所を走るが、集落を通り過ぎればまた狭い平地を走る。片之坂集落を通り過ぎると新浮津洞門を通過するが、これは長短2つのロックシェッドを合わせて一つの名称が付けられている。そのまま直線的な道路を走っていると浮津集落を通って浮津トンネルをくぐる。海沿いの旧道は町道が交差しているため閉鎖こそされていないものの東半分はほとんど管理されていないようで路肩からの草木の浸食が激しい。浮津トンネルを出てすぐに第二浮津洞門を通過し、さらに先で浮津洞門を通過する。鹿児島湾沿い区間でおそらく最長のロックシェッドである浮津洞門の山側ではトンネル工事が行われている。だからといって浮津洞門の内部が狭いという訳ではなく、カーブはしているもののセンターライン付きの2車線道路である。

244.第三浮津洞門 245.伊座敷洞門と伊座敷隧道
 浮津洞門を出てから程なくして第三浮津洞門をくぐる。名称に浮津と付く洞門を北から順に並べると、新浮津、第二浮津、浮津、第三浮津と何やら順番がおかしい気がする。造られた順に名付けられたのだろうか。第三浮津洞門からしばらくは海と薩摩半島を見ながらシーサイドドライブを楽しむ事ができる。短い伊座敷洞門をくぐってすぐに別の洞門に入るが、その中部には伊座敷隧道が繋がっている。ちなみに伊座敷隧道の前後のロックシェッドは両方とも伊座敷洞門と名付けられている。

246.勾配を下って伊座敷集落に入る 247.南大隅町佐多伊座敷 248.鹿児島r68交差点を右折
 伊座敷隧道・洞門を出ると左にカーブし、伊座敷集落に向かって勾配を下る。JAの前の右カーブを通過すると伊座敷集落に入り、家屋が密集している中を走る。上り勾配になった直後に左にカーブしているが、道なりに進むと鹿児島r68になってしまう。この左カーブはr68との交差点でありR448(とR269)は右折しなければならない。伊座敷集落に入った所、交差点の手前400m地点の案内標識には右折の道路におにぎりが表記されていないが、交差点奥の小さい案内標識にはおにぎりが表記されている。なお、この交差点はr68の終点であり、南大隅町田代麓で交差してから大隅半島の中央部を縦断して佐多岬(の手前)を経るルートである。

249.盲腸線のような区間にもおにぎりあり 250.R269・R448伊座敷港側端点 251.海を背にして端点を撮影
 鹿児島r68交差点を右折してからも意外にもしっかりセンターラインが描かれた2車線道路となっている。約100mでT字路に突き当たるが、そこが伊座敷港側の端点である。端点のすぐ傍におにぎりが立てられており、その脇には「佐多町伊座敷から0km」というキロポストがあるので、端点の場所が分かりやすい。

 伊座敷自体は港だが、あくまで漁港であってフェリーはもちろん旅客船も就航してない。薩摩半島の山川港との往来は鹿児島湾に沿って陸路をひたすら走るか、根占港〜山川港の航路を利用するという2つの選択肢がある。距離的・時間的により短いのは後者であるのは言うまでもない。伊座敷港のR448(R269)端点から根占港までは約19kmの距離で所要時間は30分弱である。


252.根占港 253.山川港と開聞岳 254.山川港
 南大隅町の中心部に近い根占港〜山川港の航路は約14km、50分であり、平日は4往復で休日は5往復と便数はさほど多くない。第1便の出航20分前に到着したのだが、ゴールデンウィークのため既に満車で次の便まで待たなければならなかった。なお、フェリーの受付兼待合所の建物内には土産物は販売しておらず、300m程離れたねっぴー館という温泉施設まで行かなければならない。
 山川港に着いてもフェリーターミナルと国道の端点の位置は一致しておらず、約400m北東に進む必要がある。指宿市街や鹿児島市方面はフェリーターミナルを出て右折する方向のため、端点のある方へ左折する車両は少ない。


255.山川港側端点 256.水産関係の建物が多い 257.指宿南交番付近におにぎりあり
 山川港側端点にはおにぎりが立てられていないが、「指宿十二町まで5km」というキロポスト形状のものがあり、また舗装状況とセンターラインからも端点である事は比較的容易に推定できる。山川漁協まではコンクリート舗装となっており、周囲には水産関係の建物が多い。舗装が普通のアスファルトに変わってすぐにおにぎりが確認できるが、R448のおにぎりは付けられていない。

258.フェリー発着場を通過 259.道の駅「山川港活お海道」 260.風穴洞門
 端点から約400mでフェリーの発着場を通過し、約200m先で道の駅「山川港活お海道」を通過する。フェリー発着場からは海沿いを走っているが、U字形状の港湾内のため大海原と言える景色ではない。湾に沿って大きく右にカーブすると旧山川町の市街地から離れるため周囲の建物は少なくなる。風穴洞門付近が湾の最奥地点でもある。

261.中小規模の造船会社がある 262.成川交差点を右斜め前方へ進む 263.JR指宿枕崎線の山川駅を通過
 洞門を出てからも右カーブがあり、湾の西側を北に向かうようになる。成川集落に差し掛かると同時に市道との成川交差点に至る。R448(とR269)は右斜め前方に進むのだが、案内標識にR448どころかR269のおにぎりも表記されていないのでルートミスに注意しなければならない交差点である。成川交差点からはJR指宿枕崎線と並走しており、山川駅前を通過する。線路の反対側は海である。

264.指宿枕崎線と海に挟まれながら北上 265.大隅半島も遠望できる 266.JR指宿枕崎線
 指宿枕崎線と海に挟まれた状態で山川港の北側を走る。ゴールデンウィーク期間中だからか日ごろからか分からないが、交通量はやや多めである。緩やかに右にカーブしながら勾配を上り、左にカーブしていると指宿枕崎線のガードをくぐる。以北は国道と指宿枕崎線とは少し離れた位置を走る。

267.国立病院指宿医療センターを通過 268.R226・R269・鹿児島r238国立病院前交差点
 ほぼ平坦な状態になると国立病院機構指宿医療センターの前を通過し、R226・R269・鹿児島r238国立病院前交差点に至る。このR226が屈曲している交差点がR448とR269の起点である。山川港の端点からの距離は約5.0kmであり、端点の傍にあったキロポストの距離と一致している。