国道445号
part2

R218三和交差点〜熊本r159交差点
美里町→八代市

64.三和交差点からの2車線快走路 65.異常気象時通行止区間に入る 66.通行止区間に入ってからも道幅は広い
 三和交差点を左折してR218から単独分岐してもしばらくは2車線道路が続いている。アップダウン、カーブ共に緩やかで非常に走りやすい道路状況と言える。約1.9km走ると異常気象時通行止区間の始点を通過する。連続雨量200mm以上で通行止になるようだが、時間雨量の数字はシールが貼られて消されていた。異常気象時通行止区間に入ってからもしばらくは走りやすい2車線道路が続いている。

67.いきなりの1.0車線 68.一瞬だけ2車線になる 69.再び狭くなる
 三和交差点から約3.2km走るとセンターラインがなくなり直後に1.0車線と急に狭くなる。狭路区間の距離は短くその後すぐにセンターラインが復活して2車線道路になるも、それも700m程で終わってしまう。1.0〜1.5車線狭路になってからも集落は続いている。

70.改良工事中 71.廃屋が目立つ下津留集落 72.右ヘアピンカーブから山道区間に入る
 美里町側の最後の集落である下津留集落では改良工事が行われているものの、道路上では離合できない1.0車線区間も存在する。右のヘアピンカーブを曲がると家屋が途切れて山間部区間に入る。日当たりが良いせいか、酷道にしては明るい雰囲気である。

73.山岳狭路を走る 74.標高は400m程度 75.酷道区間におにぎり
 集落が途切れるとそれまでに比べて勾配がきつくなるが、一般的に言えばまだ緩やかと言える程度である。道幅が1.0〜1.5車線と狭く、乗用車同士の離合であっても場所を選らばなければならない。ガードレールの設置率は高く転落の可能性は低い。

76.落石あり 77.退避所は設けられてない 78.砂防ダムの前のヘアピンカーブ
 カーブの多い狭路を走っているとやはり落石がいくつか見られるが、通行した日は比較的集落に近い場所に集中していた。樹木に日光を遮られて鬱蒼とした場所もあれば日が射す場所もあるが、眺望が利く場所はほとんどない。

79.一瞬だけ2車線 80.林道との交差点を通過 81.二本杉峠まで7km
 1.0車線狭路をひたすら走っているとセンターラインが現れるがすぐになくなってしまう。その少し先で林道との交差点を通過するが、R443方面に通り抜けられるようで目立ちにくいながらも案内標識が設置されている。この二本杉峠の美里町側の特徴として1km毎に設置されている、峠までの距離を示す標識が挙げられる。これがあるおかげで峠までの距離を正確に知る事ができる。

82.法面崩落箇所もある 83.漏水箇所あり 84.土嚢あり
 道幅の狭さだけでなく法面の崩落をブルーシートで隠している箇所や路面に水が流れている箇所、土嚢で落石を防いでいる箇所、落石防止ネットの一部が破れている箇所など酷道と呼ぶに相応しい環境が整っている。連続雨量200mm以上で通行止になる区間だが、実際には基準値以下で通行止になっても何らおかしくはない。

85.山岳道路らしくカーブが多い 86.ヘアピンカーブで標高を上げる 87.左上に見えているのは標識の裏面
 道幅が狭くカーブが多いという状況の割に勾配はきつい。エンジン付きの車両であればさほど苦労する事はないだろうが、自転車であれば健脚でないと乗って上る事はできないだろう。峠に近付くとヘアピンカーブが増えてさらに標高を上げる。走っている道路の前方にこれから走る区間のガードレールが見えたり、つい数秒前に走った区間の標識が見えたりする。

88.正面に見えるのは雁俣山か 89.路肩注意 90.七郎次水源
 標高700mを超えると視界が開ける場所を走り、雁俣山らしき山容を見る事ができる。視界が開けるのはごく短い距離だけで、樹木に視界を遮られてしまう。下津留集落から約4.0kmで七郎次水源を通過するが、水道施設の傍らには無料で水を汲む設備が置かれている。この日は一人の方が水を汲みに来ていたが、周囲には駐車スペースがなく、急カーブの先に路上駐車しているケースがあるので注意が必要である。

91.少ない眺望ポイント 92.山側には側溝がある 93.法面工事現場は片側交互通行規制なし
 七郎次水源付近の左カーブの先で眺望が開けるが、すぐに樹木に囲まれたゾーンに入ってしまう。それでも比較的日が射しており、酷道にしては明るい雰囲気である。走行した時は法面工事現場が1ヶ所あり、山側の舗装がはがされて離合できない道幅になっていたが、片側交互通行規制措置は取られていなかった。交通量が少なく規制する程ではないと判断されたのだろう。

94.標高931m地点にもヘアピンカーブ 95.落石注意 96.カーブ多し
 峠に近付くと勾配は幾分か緩やかになっているが、カーブが多い狭路という状況は変わらない。錆が見える落石注意の標識やつづら折れありの標識が立てられており、谷側、山側を問わず路肩に土嚢が置かれている場所も複数ある。

97.離合できない区間も多々ある 98.二本杉峠まで1km 99.峠に近付いても周辺の様子は変わらない
 ひたすら1.0〜1.5車線幅の狭路の上り勾配の道路を走っていると二本杉峠まで1kmの標識を通過する。等高線に沿うようにカーブの多い状態を走る。北側は比較的開けているのだが、樹木により視界を遮られている。

100.二本杉展望所の出入口 101.二本杉展望所から熊本市街地を望む 102.熊本r159交差点
 右のヘアピンカーブの内側に二本杉展望所の柵と東屋の屋根が見えるものの車を停めるスペースがないと思ったが、カーブを曲がり切った所に出入口があった。砂利のままで舗装されていないとは言え乗用車が10台程停められるスペースがある。展望所からは熊本市街やその奥の金峰山だけでなく、阿蘇山の外輪まで見渡す事ができる。
 展望所からすぐに熊本r159との交差点を通過するが、その手前に市町境があり交差点は八代市域にある。市町境がおそらく峠に当たるのだろうが、勾配が緩やかなため峠という印象には欠ける。

国道445号 part3