国道438号
part3

R439交差点〜R192大須賀交差点
三好市→つるぎ町

129.開けた場所を走る 130.補助標識が東祖谷山村のまま 131.法面崩落予備軍
 R439R492交差点からは道幅が少し広くなる。カーブは多く見通しは悪いが、南側の視界が開けており景色は良い。路面状況も比較的きれいで安定しているが、法面を見ると落石が防護柵に溜まっており、大雨でも降ればいつ崩れてもおかしくないような場所である。

132.みどりの一里塚 133.道幅は1.5〜1.8車線程度 134.つるぎ町に入る
 R439・R492交差点から約1.5kmでみどりの一里塚を通過する。カーブの外側に造られた広くもない駐車場にベンチとテーブルが置かれている。1.5〜1.8車線幅の狭路をさらに走るとつるぎ町に入る。反対方向の三好市の境標識は設置されているが、つるぎ町のそれは設置されていない。つるぎ町に入って程なくして夫婦池の間を通る。池の近くには古い公衆トイレと廃屋があり、廃屋の前の道路を奥に進むとラフォーレつるぎ山に行く事ができる。

135.つるぎ町に入ってからは北嶺のため日当たりは悪くなる 136.剣山スキー場 137.スキー場の近くだけ2車線
 つるぎ町に入ってからの道幅は1.5車線幅が基本であり、離合はある程度場所を選ばなければならない。町境からしばらくは緩やかなカーブが主だが進むにつれて急カーブが多くなる。剣山スキー場は2007年から休業しているが、積雪した場合の休日のみゲレンデを開放しているようである。ただし、あくまで休業中なのでリフトは稼働しておらず職員も常駐していないと思われる。スキー場の出入口付近のみセンターライン付きの2車線道路になっている。

138.法面崩落の復旧工事現場 139.第七ヘアーピン 140.No.138の崩落の下
 スキー場付近の2車線区間が終わると狭路に戻る。法面で工事をしている場所を通過するが、大きく崩れたようで第七ヘヤーピンの先に崩落跡が確認できた。その第七ヘヤーピンには塔の丸林業専用道が接続している。“林道”ではなく“林業専用道”となっている事から一般車両の通行は認められていないと思われる。

141.見通しの悪い狭路が続く 142.「菊水岩」 143.第五ヘヤーピン
 崩落跡からも1.5車線狭路が続いている。本来は交通量の少ない場所だが、見ノ越の駐車場に多くの車が停まっていた事からも分かる通り、時期によっては行楽客の車が多くなる。走行した日も見ノ越に向かう車両とのすれ違いが多く厄介であった。第六ヘヤーピンを通過して少し走ると菊水岩の前を通る。その辺りは道幅が広くなっているがカーブが多く走りやすいとは言い難い。その後道幅がまた狭くなり狭路を下っていると第五ヘヤーピンを通過する。第四ヘヤーピンから第三ヘヤーピンにかけてはは急カーブが多くなる。

144.桑平の大トチ、桑平の大スギへの出入口 145.集落に近付いても狭路が続く 146.第1黒松谷橋
 赤帽子林道が接続している第二ヘヤピン(ここはヘヤーピンとはなっていない)を通過して少し走ると桑平の大トチと桑平の大スギに向かう道路との交差点を通過する。見ノ越方面から来ると鋭角に右折しなければならず、国道、町道どちらも狭いため乗用車でも曲がり切れない可能性が高い。
 第一ヘヤーピンを過ぎると家屋が建っていたと思われる雑草の生い茂った平地がいくつか見られる。建物が残っていても定住者はなく廃屋と思われるものがある。貞光川に架かる第1黒松谷橋を渡って左カーブを曲がる。

147.葛籠集落 148.桑平川橋 149.桑平集落以降は2車線道路
 葛篭堂を回り込むようはヘアピンカーブを曲がり、集落内の狭路を下っていると右にカーブして第2黒松谷橋を渡り、次いで桑平川橋を渡る。その後はセンターライン付きの2車線道路になり、貞光川の左岸を走る。

150.2車線区間は長く続かない 151.剣は市の手前で車線減少 152.徳島r260剣橋交差点を左折
 漆野瀬集落を過ぎるとセンターラインがなくなり道幅も1.8車線幅と少し狭くなる。その後は広狭を繰り返しながら緩やかな勾配を下り、センターラインがなくなった直後に剣橋を渡って徳島r260との剣橋交差点を道なりに左折して貞光方面に進む。右折のr260に木屋平と案内されており、旧木屋平村でR438(R439・R492重複)に接続している。両交差点間の距離はR438が約36.6kmでr260が約17.4kmである。半分以下のr260の方がより早く着ける気がするが、市町境の前後が分断されており林道で繋がっている状態なので、道路状況は険しいと思われ、国道の方が精神衛生上マシかもしれない。もっともこれまでのレポートで分かるように国道も快適に走れる道路状況ではない。

153.剣橋交差点の直後は1.0車線幅 154.広狭が混在している 155.法面崩落個所は1車線が潰されている
 剣橋交差点の直後は1.0車線幅とかなり狭く路肩もないため離合も不可能である。交差点や建物で見通しが悪く対向車が見えないため厄介である。100m程進むとセンターライン付きの2車線道路になる。中野集落の手前に1車線が丸ごとなくなる箇所があるが、法面崩落の復旧工事のためであり、工事前は2車線であった。

156.河内橋 157.対向車お知らせ区間 158.徳島r261交差点
 1.5車線幅の狭路を走っているとやや急な右カーブを曲がって河内集落に差し掛かる。集落内の道幅も狭く河内橋には12tの重量制限規制も敷かれている。河内集落を出ると2車線区間も現れるが、未改良箇所も残っており広狭が混在している。狭路区間には対向車お知らせ電光掲示板が設置されている箇所がひとつある。明谷川が貞光川に合流している地点から少し進むと徳島r261交差点を通過する。r261は三好市でR439に接続しているが、市町境を含む区間が県道に指定されておらず林道で繋がっている。

159.明渡橋3号と明渡橋4号 160.谷筋に家屋が点在 161.一宇橋
 徳島r261交差点直後の右カーブを曲がるとセンターライン付きの2車線道路になる。明渡橋3号と明渡橋4号を相次いで渡るが、それらの手前に1号と2号は存在しない。おそらくバイパスのうちの3号と4号が先行して整備されたのだろう。なお、明渡橋〇号となっているが、明渡〇号橋の誤りではない事を付け加えておく。
 明渡橋4号を渡り終えてすぐにセンターラインがなくなって道幅も狭くなる。2車線になってすぐに一宇橋を渡る。上流側にある橋が旧道と思われ、現在は歩行者用の橋として利用されている。

162.道幅が狭くなる 163.集落のない場所は比較的走りやすい 164.切越陸橋
 一宇橋の手前から始まった2車線区間は急勾配の町道を跨ぐ鳥居付近で終わるが、すぐにセンターライン付きの2車線道路に戻る。しばらく2車線道路を走った後に再び道幅が狭くなる。切越陸橋を渡るが橋上は12tの重量制限がある。なお、橋の下にあるのは河川ではなく切越発電所の送水管である。

165.集落内の1.0車線幅狭路 166.徳島r304交差点 167.離合できる場所が少ない
 旧一宇村の中心部は1.0車線と狭いうえに道路の両側に家屋が建ち並んでおり離合できる場所も限られている。廃校になった一宇中学校の対岸を通り過ぎて貞光川に沿って左カーブを曲がるとさらに道幅が狭くなる。2.0車線幅の古見橋を渡った先で徳島r304との交差点を道なりに右へカーブするように通過する。その後も両側に家屋が建ち並んだ狭路を走る。

168.徳島r259交差点 169.行楽シーズン以外は交通量は少なめ 170.広狭が混在している
 旧一宇村の中心部を通り過ぎると道幅が広くなる。高越大権現の近くを通った直後に徳島r259交差点を通過する。r259は美馬市のR492までを結ぶ県道ながら市町境の剪宇峠付近に点線区間があるため4輪車での通り抜けはできない。r259交差点を過ぎるとセンターラインがなくなり1.0〜1.5車線幅の狭路で貞光川の左岸を走る。所々で改良されており2車線となっている区間もある。

171.土釜新橋と土釜トンネル 172.法面崩落現場 173.鳴滝展望地点
 旧道と思われる町道との交差点の直後に土釜新橋を渡って土釜トンネルをくぐる。旧道に進むと土釜という名の滝があり、さらに猿飼林道を走ると鳴滝の傍まで行く事ができる。土釜トンネルを出ると旧貞光町に入る。法面崩落箇所を通過するが、これは5年半前に通過した頃から存在しておりその様子は全く変わっていない。通行止めになるくらい崩れてようやく工事が始まるのだろうか。その後は1.5車線幅道路を走っていると鳴滝と案内されている場所を通る。貞光川の対岸を望むと鳴滝が見えるが、展望台のようなものはなく廃業した土産物店(?)があるだけである。

174.つるぎ町貞光日浦川向 175.友内橋 176.旧道との交差点の手前に狭路箇所あり
 鳴滝の展望地点を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路になる。川に沿っているためカーブは多いが日浦川向集落のものを除いて急カーブは少ない。やや急なカーブを曲がりながら友内橋を渡る。その先も2車線道路だが、旧道(ウオッちずでは現役扱い)との交差点の手前には短距離ながら道幅が狭くなっている箇所がある。

177.蜂須トンネル 178.蜂須トンネルの北側坑口付近は急カーブ 179.R438旧道との交差点を左折
 旧道との交差点を通過して上り勾配の旧道と並走した後に蜂須1号橋と蜂須2号橋を渡ってから蜂須トンネルをくぐる。トンネルを出た直後は左の急カーブとなっているが、バイパスとしては直進して橋を渡ってからトンネルをくぐって現道に合流する計画となっている。2021年10月の時点で橋は架けられているが、その先のトンネルは工事すら始まっていない。
 緩やかな右カーブを描きながら緩やかな勾配を下った先で長瀬橋を渡り、その北詰でR438の旧道との交差点に突き当たり、左折して貞光・方面に進む。右折の長瀬方面が旧道である。ウオッちずでは国道扱いされているが、案内標識におにぎりは表記されていない。

180.旧道合流後は狭路 181.徳島r258交差点 182.まだまだ未改良区間が残っている
 旧道との交差点からは再び1.5車線幅狭路となり、集落に差し掛かるとさらに狭く1.0車線幅になる。分断区間のある徳島r258との交差点を通過するが、手前の横断歩道の線は4本だけである。r258交差点から少し進むとセンターライン付きの2車線道路になるがそれも長く続かない。

183.徳島r255交差点 184.つるぎ町貞光字捨子谷南 185.なかなか2車線区間が長続きしない
 端山住民センターを回り込むように通過した後に徳島r255交差点を通過する。つるぎ町に入ってから交差していた県道は分断区間や点線区間のあるものばかりだったが、このr255はR492まで県道として繋がっている。r255交差点からも貞光川の右岸を走る。センターラインのない区間も残っているが、距離が短く2車線道路がメインである。

186.旧道(?)との交差点 187.崩落復旧工事現場は片側交互通行規制中 188.急に視界が開ける
 旧道らしき町道との交差点を通過するとセンターライン付きの2車線道路になる。久しぶりのオレンジ色の実線である。なお、町道の木綿麻橋は路線バスを除く大型貨物車と特定中型貨物車は南向きの一方通行である。片側交互通行規制が敷かれている法面の復旧工事現場を通過して少し走ると視界が開ける。つるぎ町の中心部だけでなく吉野川の対岸のE32徳島道の橋梁まで見える。

189.山間部区間を脱しても道幅が広くならない 190.2車線と1.5車線を繰り返す 191.徳島r126交差点を左折
 山間部区間を脱しても道幅は多少広くなる程度で快走路にはならない。2車線と1.5車線を交互に繰り返した後に四国電力の貞光変電所の前で左にカーブしながら緩やかな勾配を上り、徳島r126との交差点に突き当たり、一時停止した後に左折して坂出・三好市池田方面に進む。

192.貞光橋 193.つるぎ町貞光中須賀 194.徳島r126交差点を右折
 徳島r126交差点を左折した直後に貞光橋で貞光川を渡る。右側に見える橋はJR徳島線の貞光川橋梁である。橋を渡り終えてしばらくは2車線道路だが、右カーブ付近からセンターラインがなくなってしまう。カーブが終わるとr126交差点を右折する。左折の町道を道なりに南下すると木綿麻橋の南でR438と交差している。

195.JR徳島線 196.徳島r126交差点以降は2車線道路 197.R192大須賀交差点を左折
 徳島r126との交差点を右折してすぐにJR徳島線のアンダーパスをくぐる。そのまま2車線道路を北上するとR192大須賀交差点に突き当たる。案内標識にR438のおにぎりが表記されていないが、左折して四国中央市・三好市・坂出方面に進む。なお、起点の徳島本町交差点〜大須賀交差点の距離と所要時間はR192が50km弱、1時間強でR438が110km強、3時間強である。

国道438号 part4