国道436号
part1

R11中新町交差点〜香川r28安田交差点
高松市…土庄町→小豆島町

1.中新町交差点 2.片側3車線 3.R11・R30番町交差点を直進
 香川県高松市のR11中新町交差点がR436の終点でここから小豆島を経由して兵庫県姫路市に向かう。中新町交差点は見た目にはR11と香川r33、r43の交差点にしか見えないが、R11高松駅方面にはR30とR436が、R11松山・高知方面にはR32R193R492が重複している。中途半端な位置にある中新町交差点だが、これはr33とr43がR11の旧道であり経路が変更された事に起因する。
 という訳でR436はR11とR30に重複しながら高松駅・高松港方面に進む。高松市の中心部を通っている道路とあって片側3車線と整備されており、交通量も多い。約600m走るとR11が徳島方面に屈曲する番町交差点となる。ここでもR436は案内標識に表記されていないが、直進してR30と重複して引き続き高松駅・高松港方面に進む。

4.寿町1交差点では右側車線がなくなる 5.R30サンポート高松玉藻交差点を右折
 歩道だけでなく中央分離帯にも街路樹のある片側3車線道路を北上していると香川r159交差点を過ぎた所で右端車線がなくなり、寿町1交差点の右折車線になる。寿町1交差点を通り過ぎると再び片側3車線道路になるが、高松琴平電鉄の高松築港駅の西を通過した先のサンポート高松玉藻交差点ではR30とともに右折しなければならない。

6.高松港の南側を東進 7.フェリー通りとの交差点を左斜め前方へ進む 8.R436高松市側端点
 サンポート高松玉藻交差点からは片側2車線道路を東に向かって走る。道路の左側は高松港であり、複数の桟橋や停泊中の船舶が見える。2車線道路を約400m走るとフェリー通りという市道と交差するが、ここは左斜め前方に進む。フェリー通りとの交差点からすぐにY字路になるが、そこがR436(R30重複)の高松市側の端点である。端点に北にはか2012年に運航を休止した宇高国道フェリーの建物がある。

9.高松港の土庄港行き乗り場 10.高松港を離れる
 R30の海上区間である高松〜宇野航路の発着場は端点に最も近い桟橋だが、R436の海上区間の高松〜土庄航路の発着場は港の西にあり、サンポート高松玉藻交差点まで戻り、右折する必要がある。高松〜土庄航路は朝6時半前後から20時過ぎまでの15便が運航されており、長期連休や行楽シーズンの午前便でもなければ予約なしで搭乗できる可能性がある。が、平日でなければ予約しておいた方が無難だろう。なお、高松〜土庄航路のフェリーは距離は約22km、1時間程度の船旅である。


11.土庄港(高速船) 12.ロータリーの出口から走行を再開 13.右折すると高松/岡山航路の船着き場に行ける
 土庄港に着き下船する。駐車場の出入口に接している道路は国道ではなく市道である。市道を少し走ると突き当たりにぶつかり、多くの車は国道トレースをしていないため右折するが、国道の端点に行くには左折しなければならない。左折してすぐに突き当たりにぶつかるが、それが国道である。端点には土庄港の高松・宇野・豊島航路の高速船の乗り場前のロータリーが接続している。
 ロータリーを一周して出口からR436トレースを再開する。土庄港に近いため道路両側に旅館が多く建っており土産物店も見られる。路側帯が広く取られた対面2車線道路で、フェリーの到着直後とあって結構な交通量があった。

14.福田港まで29km 15.福田と小豆島町が香川r254の方に案内されている 16.香川r26土庄交差点を右折
 2車線道路を走っていると土渕海峡に沿って南東に進む。海峡のある左側にも建物があるため海峡に沿って走っているという印象は薄い。なお、土渕海峡は最狭部の幅は9.93mと世界一狭い海峡としてギネスにも登録されている。緩やかな左カーブの先で香川r254との交差点を通過するが、2014年6月7日に開通したばかりの本町バイパスとの交差点である。バイパスの方が整備されているせいか、福田・小豆島町はr254の方に案内されている。
 r254BPとの交差点からも建物が密集した中を走っている。端点から約1.2kmで香川r26土庄交差点に突き当たり、右折して福田・小豆島町方面に進む。ここで左折してr26に進めば土渕海峡の最狭部に架かる永代橋を渡る。

17.新町トンネルは1.5車線幅 18.香川r254銀波浦交差点を左折
 土庄交差点からは上り勾配となり、1.5車線幅の新町トンネルをくぐる。新町トンネルは制限幅規制はないものの4.1mの制限高が設定されている。トンネルを出ると下り勾配となり、下り切った所でr254銀波浦交差点に突き当たるので左折する。右折のr254は前島周遊県道とも言うべき県道で前島を一回りして土庄港に至る。

19.土庄東港沿いを走る 20.本土にある商業施設もある 21.海沿いを走っている印象は薄い
 土庄東港に沿って歩道の広い2車線道路を走っていると小豆島国際ホテルの前で左カーブを通過し、王子前漁港沿いを走る。とは言え海側にも建物があるため港に沿って走っている感は薄い。また、セブンイレブンやしまむらといった全国的に展開している商業施設もあり、離島の寂れた雰囲気はあまり感じられない。オリーブ大橋というさほど長くない橋を渡るが、その下は川ではなく土渕海峡である。

22.香川r26渕崎交差点を右折 23.渕崎交差点からは緩やかな上り勾配 24.小豆島町に入る
 銀波浦交差点から約1.3kmのr26渕崎交差点を右折して福田港・小豆島町方面に進む。R436は土庄交差点を右折したが、左折してr26に進めが土渕海峡を渡ってから香川r253との赤穂屋交差点を右折するとこの渕崎交差点に至り、距離はR436を走るより若干短い。
 渕崎交差点からも2車線道路が続いており、緩やかな勾配を上り、海面から少し高い位置で平坦な状態になる。沿線の家屋が建ち並んでいる場所で町境を越えて小豆島町に入る。

25.小豆島町蒲生 26.カーブは多いが概ね快走路と言える 27.福田港を見下ろす
 小豆島町に入ると緩やかなカーブをアップダウンの2車線道路を走る。行楽日和とあって交通量は少なくないが信号機が少ないため流れは良好である。池田地区農免農道との交差点を通過して下り勾配になると前方に池田港の海面が視界に入る。

28.小豆島町の中心部に入る 29.香川r250平木交差点を左折 30.補助標識に「国道436号」の文字がある
 緩やかな勾配を下って平坦になると小豆島町の中心部の西端に差し掛かる。高松港とのフェリー便が就航している池田港を通過し、沿線の建物が密集していて狭苦しい2車線道路を走っていると香川r250平木交差点を左折する。平木交差点からは内陸を走っており、海沿いはr250の舞台である。

31.小豆島町の中心部 32.上り勾配の快走路を走る 33.大峠
 小豆島町の中心部を通り抜けるが、観光する場所ではないためかどちらかと言うと長閑な雰囲気が漂っている。中心部を抜けると上り勾配となり、ごみ焼却場の手前で左の急カーブを曲がってから右にカーブしている。右カーブには海沿いのr250に下りる市道が交差しており、市道に進めば道の駅「小豆島ふるさと村」に行く事ができる。焼却場からも緩やかな勾配が続いており、左にカーブして大峠を越えて下りに転ずる。

34.内海湾を見下ろす 35.香川r251竹生交差点 36.道の駅「小豆島オリーブ公園」
 大峠の東側には反対側車線に登坂車線が設けられているが、距離が長いだけで勾配自体は特に急という訳ではない。谷筋から出ると前方に内海湾が見えるようになり、引き続き勾配を下っていく。香川r251との竹生交差点を過ぎると平坦になり、程なくして道の駅「小豆島オリーブ公園」の前を通過する。道の駅は内陸に300m程内陸に入った所にあるため、国道から直接入る事はできず町道を走らなければならない。

37.内海湾沿いを走る 38.小豆島町清水 39.草壁港
 道の駅からは内海湾に沿った2車線道路を走る。三方向を陸地に囲まれた湾のため海の向こう側に常に陸地が見えている状態である。すぐ傍が海にもかかわらず防波堤が低いのは三方向が陸地に囲まれているからだろうか。草壁港を通過してすぐに香川r29草壁本町交差点を通過する。左折してr29に進めば景勝地である寒霞渓に行く事ができる。草壁港は高松港とのフェリーと高速船が就航している。

40.旧内海町の中心部を走る 41.香川r28安田交差点を左折
 草壁本町交差点からは旧内海町の中心部を走っているが、旧池田町(現小豆島町)の中心部と同様に観光地然としていない雰囲気がある。小豆島町役場の内海庁舎の真ん前の香川r28安田交差点を左折して福田港方面に進む。直進の坂手港にはかつて大阪港との間に季節限定とは言えフェリーが就航していたが、2011年に廃止となっている。ただし、その代替として、坂手〜神戸航路が季節限定で就航している。

国道436号 part2