国道428号

R28有馬道交差点〜中国道・吉川IC
神戸市→三木市

1.R28有馬道交差点 2.片側2車線道路を北上 3.建物の高さが低くなるのが分かる
 JR山陽本線の神戸駅の西、高速神戸線の高速神戸駅の真上にあるR28有馬道交差点がR428の起点である。神戸市の中央区と兵庫区の境に位置しており、神戸市の中心である三宮にも近く交通量は早朝であっても多い。交通量の多い有馬道交差点からR428に入っても交通量は多く、片側2車線と良く整備された都市型国道である。北西、つまり山に向かっているため都市部であっても上り勾配なのが神戸市の特徴である。市道の山手幹線との楠町6交差点の下には神戸市営地下鉄の西神・山手線が通っている。神戸大学病院敷地の北端からは完全に兵庫区に入る。

4.市道の山麓線との平野交差点で左側車線が左折専用車線になる 5.豪雨時には落石崖崩れのおそれあり 6.右側の道路は旧道
 有馬道交差点から約1.4km先の市道の山麓線との平野交差点で左側車線が左折専用車線となり、交差点以北は対面の2車線になる。建物が途切れる地点で豪雨時に落石や崖崩れが発生する区間である旨の警告標識が立てられている。天王谷川を渡る手前にセンターラインのないの道路が交差しているが、そちらが旧道である。旧道沿いに家屋があるためバスは旧道を走っているが、大型車両は通行禁止で普通車も時間帯によっては通行できない。

7.旧道交差点からは谷筋を走る 8.服山隧道 9.山麓バイパス
 天王谷川を渡ると谷筋を走っており、勾配はやや急である。前述の通り旧道沿いに家屋があるものの現在の国道沿いには家屋はない。しかし神戸市街地と行楽地である有馬温泉や北部の住宅地を結ぶルートのため、風景の割に交通量は多い。服山隧道を出てすぐに山麓バイパスの高架下をくぐり、天王谷ICからの車線が合流する。なお、天王谷ICはR428の三木方面としか接続していない。

10.旧道と交差 11.高座金清橋バス停 12.ダム管理用の人道橋?
 天王谷ICからも急な上り勾配の2車線道路が続いている。旧道と交差した直後に天王谷川を渡り、川を挟んだ旧道との東西の位置が逆になる。神戸市北区に入る手前には道路沿いに家屋があるが、これは旧道が交差しているためである。北区に入ってからも交通量の多い上り勾配の2車線道路が続いている。

13.小部トンネル 14.小部トンネル以北は住宅地を通る 15.小部峠の手前には登坂車線あり
 天王ダムの東の小部トンネルを抜けると平坦になり、兵庫r52水呑交差点からは下り勾配となる。鈴蘭台東口交差点からは再び平坦になるが、緩やかな上りとなっている箇所もある。特筆すべきは沿線及び周辺の建物の数だろうか。平野交差点から小部トンネルにかけては沿線の建物は非常に少なかったが、水呑交差点以北はそれらが一気に増える。R428の西に鈴蘭台と呼ばれる住宅地が広がっており、その中に北区の区役所も立地している。もちろん鉄道も通っている。
 クリーンセンター付近から上り勾配となり、兵庫r197二軒茶屋交差点を過ぎて程なくして北向き車線に登坂車線が現れる。勾配はさほど急ではないが、平野交差点から見れば長い上り勾配だったため、足の遅い車両を抜く事ができる貴重なポイントである。

16.兵庫r16小部峠交差点 17.小部峠からは下り勾配 18.急勾配箇所には登坂車線あり
 登坂車線がなくなると小部峠を越えるが、峠部分は兵庫r16が交差しておりその名もズバリ小部峠交差点という。小部峠からは下り勾配となり、反対側の南向き車線に登坂車線が設けられている。右前方の景色が開けているが見るのは住宅地であり雄大な山の風景ではない。

19.一般住宅だけでなく集合住宅や商業施設も混在している 20.右折する道路は旧道 21.箕谷トンネル
 反対側車線の登坂車線がなくなってからも下り勾配が続いている。信号機のない旧道との交差点を左にカーブしながら通過し、蓑谷川を2回連続で渡った先で箕谷トンネルをくぐる。

22.梅木谷交差点を右折 23.梅木谷交差点からは片側2車線 24.兵庫r15皆森交差点を左折
 箕谷トンネルと出てすぐにカジヤ川を渡りながら左にカーブし、市道との梅木谷交差点に突き当たる。R428は右折だが片側2車線のどちらからも右折可能であり、右折後は片側2車線である。片側2車線道路を下っていくと約500mで兵庫r15皆森交差点に至り、左折して三木・淡河方面に進む。皆森交差点の手前に旧道が交差しているが、旧道から右折できないため旧道を経由してのトレースは不可能である。

25.阪神高速の箕谷IC 26.志染川沿いの谷筋を走る 27.人里離れた場所ではない
 皆森交差点を左折すると阪神高速32号新神戸トンネルの高架に上下線が分けられた状態を走る。片側2車線道路ではあるが、右側車線は箕谷ICへの右折車線となってしまうためR428のトレースにおいては左側車線を走っていなければならない。対面2車線になってからは沿線の建物の数が急に減ると同時に志染川沿いの谷筋を走る。谷筋と言っても山奥という訳ではなく道路沿いではないものの離れた場所には集落はもちろん造成された住宅地もある。

28.兵庫r85原野南交差点を右折 29.「凍結時 タイヤ・チェーン必要」 30.ヘアピンカーブが2ヶ所ある
 皆森交差点から約1.9km走ると兵庫r85原野南交差点となり、右折して吉川・淡河方面に進む。志染川を渡った先で旧道との谷寺口交差点を通過すると上り勾配となる。かつての箕谷グリーンスポーツホテルの出入口付近は左ヘアピンカーブとなっており、その直後には右のヘアピンカーブがある。このヘアピンカーブからは沿線の家屋はなくなり、勾配もきつくなる。

31.福地隧道 32.上り勾配が続く 33.岩谷峠
 勾配は急だが2車線と割合整備されており走りにくさはあまり感じない。旧道が残っている箇所もあるが、封鎖されており車両での通行はできない。福地トンネルの旧道も同様である。産廃処理業者の事務所をいくつか通過しながら勾配を上っていると岩谷峠を越える。峠からは下り勾配となり、神戸市淡河環境センターの前を通過する。

34.岩谷峠北側もカーブが多い 35.淡河地区を見下ろす 36.集落に入るまで下りが続く
 岩谷峠からは下り勾配となるが南側と道路状況は周辺の景色はほとんど変わらない。急なカーブは少ないが小刻みなカーブは多い。それでもセンターラインのある2車線道路なので走りにくいと言えるレベルではない。淡河の集落に入るまで下り勾配が続いており、結構な距離があるものの登坂車線は設けられていない。

37.兵庫r38淡河本町交差点 38.つかの間の平坦道路 39.山陽道
 右急カーブを曲がると勾配がなくなり平坦になる。兵庫r38淡河本町交差点を通過するが、交差点の南西には道の駅「淡河」がある。ただし、R428から道の駅は直接出入りする事はできず、僅かとは言えr38を走らなければならない。
 淡河本町交差点からしばらくはほぼ平坦な状態が続いている。周辺は家屋よりも水田が多く、長閑な風景の中を気持ち良く走る事ができる。山裾に造られた山陽道の手前で右にカーブした後に左にカーブして高架をくぐる。

40.アップダウンのある快走路 41.市境に向かって上り勾配が続く 42.兵庫r355交差点で三木市に入る
 山陽道の高架からしばらくはアップダウンしているが、進むにつれて上りが基本となる。集落を通過しているものの家屋は疎らである。2車線道路を上っていると兵庫r355交差点を通過するが、交差点上に市境があるため以北は三木市を走る。r355交差点からしばらくはほぼ平坦な状態となっている。

43.兵庫r354・r355二ッ子町交差点 44.勾配は6%の特に急という訳ではない 45.三木市吉川町米田
 兵庫r354・r355二ッ子町交差点の少し南からは下り勾配となる、以降はアップダウンを繰り返しつつ、いくつもの緩やかなカーブを過ぎていく。勾配は急な場所でも6%なので車であれば特に問題になるような勾配ではなく、交通量が少ない事もあって概ね快適に走る事ができる。旧道と思われる道路沿いに家屋は建ち並んでおり、現在の国道沿線に建つ家屋は少ない。

46.中国道の電光掲示板が終点に近付いた事を知らせてくれる 47.兵庫r17吉川I.C交差点 48.終点は吉川I.C交差点の少し北にある
 緩やかな勾配だが急な右カーブを曲がると屏風川を渡り、その先で兵庫r17吉川I.C交差点を通過する。その名の通り中国道の吉川ICに繋がっている交差点だが、R428の終点はこの交差点ではなく交差点の北にも続いている。その証拠として案内標識には直進の道路にR428のおにぎりが表記されている。しかし料金所が300m程先にあり、その手前の右急カーブ辺りが終点と、中途半端な位置にある。案内標識の料金所寄りの部分におにぎりが表記されているのが不思議なくらいである。インターチェンジが起点(終点)となっている国道は他にR305やR481がある。