国道422号
part1

R1松原国道口交差点〜R25八幡交差点
大津市→信楽町→阿山町→上野市

 2002年2月にR25八幡交差点〜R1松原国道口交差点までを走り、何とも中途半端な区間でレポートを書いていたのですが、今回全線を走破しましたのですべて書き直しました。

 酷道どころの紀伊半島で唯一の「端点(行き止まり)を持つ国道」(R371は県道・林道でかろうじて繋がっている)なのだが、R425やR371、R309に比べると随分印象の薄い酷道である。端点を持つ故に一気に完走できない上に迂回するととんでもなく距離と時間が掛かってしまうため、あえて語るのを避けているのだろうか?確かに北と南の部分はいいとしても、真ん中の部分はとてつもなく交通の便が悪い所にあるのは事実である。そのどちらかと言えば影の薄い酷道、R422を今から見ていこう。筆者としても初めて訪れる国道の端点である。

1.R1松原国道口交差点は構造がややこしい 2.松原国道口交差点からすぐに滋賀r104との交差点となる
 琵琶湖の南端、瀬田川の西の松原国道口交差点でR1から分岐する。しかしこの交差点は構造上接続の仕方が悪く、交通量が多いことも相まって常に渋滞している。解決するには大幅な交差点の改造しかないように思える。用事がない限り近づかない方が無難だろう。特に朝夕はR1の交通量が多いこともありかなりの長い車列が続いています。R422はループを下りた先の滋賀r104との交差点を左折して、瀬田川沿いに南へと進む。

3.R1から近い位置にはマンションが多く建っている 4.京滋バイパスとクロスしてさらに南へ進む
 瀬田川沿いに南下すると滋賀r2との交差点となる。この滋賀r2は瀬田の唐橋を渡っており、観光名所としても有名なものだ。さらに進むと東海道新幹線、名神、京滋バイパスなどと交差していく。始めのうちはマンションの林立する中を通るものの、進むにつれ一戸建てとなり、さらにはそれらもまばらになっていく。大津市南郷を過ぎると民家は一旦途切れてしまう。
 R1松原国道口交差点〜滋賀r3鹿跳橋交差点の約10kmの区間は非常の交通量の多い区間である。平日にはトラックも多く走っている。また休日の夕方なんかにはR1へ向かう車で非常に流れが悪い。北上している場合、滋賀r2との交差点に右折レーンがなく流れが悪くなったところに前述した複雑な構造の松原国道口交差点がとどめを刺しているような感じだ。

5.滋賀r782交差点(信楽R422← →滋賀r782宇治田原) 6.r782交差点を左折すると集落内の狭路となる
 滋賀r3との鹿跳橋交差点を左折して鹿跳橋を渡る。橋を渡り終えた所にも交差点があって今度も左折する。どちらにも案内看板が設置されているので間違うことはないだろう。滋賀r782との交差点を過ぎると集落内の狭い道路となる。狭いと言っても2.0車線はあるので乗用車同士なら何ら問題なく離合できる。

7.1.5車線と狭く路面状況も良くない 8.大津市大石中町 9.上に見えるのは建設中の富川トンネル
 滋賀r29交差点以降は1.5車線が断続的に続くローカル国道の雰囲気である。時折センターラインも現れるがその距離はさほど長くはない。しかし抜け道として使われているのか、また集落があるせいか、結構車が通るから気が抜けない。しかしそんなR422も第二名神の建設に前後して徐々に整備の手が入っており、順調に付替えや拡幅が行われているようだ。大津市富川では橋脚とトンネルが建設中であり、すぐにでも供用できそうな感じだった。第二名神ができれば恐らくICが作られるだろうから、この周辺が滋賀県南部の玄関口になるのかもしれない。

10.大津市と信楽町の境付近以南は快走路となる 11.R307朝宮交差点を左折する 12.R307重複区間はすべて2車線の快走路
 富川トンネル建設現場から狭路を走っていると急に90度カーブを曲がらされ、その先は2車線となっている。これが富川トンネルの信楽町側出入り口に接続しているようだ。近くに「4月1日 供用開始」という看板が立っていたのだが、あまりにも苔むしていたので20日後の2004年4月1日を指しているのか分からなかった。
 この2車線は信楽町に入っても続く。大津市内とは違い、すべて付替えが終了しており、時折旧道らしき道路と交差している。中には通行禁止のものもあるが、大半は集落へのアクセス路として残っているようだ。信楽町に入ってから5kmほどでR307朝宮交差点となる。信号のない交差点だが、これを左折して上野・水口方面へ進む。R307重複区間は2車線の快走路。前に遅い車がいなければかなりのハイペースで流すことができる。
 R307とは約7km重複した後に立石橋交差点を右折して再び単独となる。交差点直後こそセンターラインがないもののすぐにセンターライン付きの2車線となる。始めのうちは集落内を通るのでスピードを出しすぎると危険だが、それでも自然にスピードが出てしまうような状況である。民家がなくなった後は勾配が出てくるものの整備されているので走りやすい。数年前までは1.5車線だった桜峠も今では完全にバイパス化されているので難易度の低い峠となってしまっている。

13.三重r674との交差点。普通に考えれば直進するだろう 14.三重r674交差点直後。集落内の2.0車線
 桜峠を越えると三重県阿山町となる。2車線が続くのは三重r674交差点まで。滋賀から来ていれば直進がr674で右折がR422なのだが、普通に走っていれば真っ直ぐ行ってしまいそうになる。鋭い読者諸兄ならお分かりだろうが、r674は2車線、R422は集落内の2.0車線なのだ。交通の流れもR422信楽方面-三重r674が主流となっているように思える。

15.阿山町丸柱は集落内の狭路 16.集落が途切れても狭路は続く
 三重r674以降は丸柱の集落内を走る狭路である。橋を渡って左にカーブした後は1.5車線幅しかなく離合は困難である。しかも何の変哲もないT字路を右折しなくてはならない。おにぎり下の矢印や小さな案内標識があるが、なければ100%迷うだろう。上野市から来ていればここは左折となる。T字路から少し走れば集落が途切れる。しかし1.5〜2.0車線の狭路は続く。鬱蒼とした木々の中を進み、ヘアピンカーブを数回通過すると上野市に入る。

17.上野市諏訪の集落。ここも狭い上に右左折させられる 18.国道に「止まれ」の文字が!R422はこれを右折する 19.諏訪の集落を過ぎると山道が続く
 上野市に入ってもしばらくは山道だが、程なくして諏訪の集落となる。先ほど通った阿山町丸柱と同様に1.5車線の生活観あふれる道路である。この諏訪でもただの市道(?)との交差点を右左折させられる。まず最初に現れる突き当たりのT字路は右折し、600mほど先の突き当たりは左折しなくてはならない。市道の状態は在所の道といった感じなのだが、R422もまさにそれと同じような状態なので、案内がなければルートミスする可能性は高い。また集落内を通るので歩行者はもちろんのこと死角からの飛び出しにも充分注意を払わなければならない。

 諏訪の集落を抜けると民家が途切れ鬱蒼とした林の中を通る。1.5車線が断続的に続き、場所によってはすれ違いできない箇所も多い。この状態が長く続く。諏訪も上野市だからすぐに次の集落が出てくるだろうと思っていると以外に長い距離となるので驚くだろう。基本的に眺望はほとんどきかない。南側で少しだけ上野市街地が見える程度である。

20.上野市三田。川沿いの狭路で離合困難 21.JRの踏切を越えてすぐを右折する 22.三重r680高砂交差点。ここからは2車線である
 諏訪から延々と狭路を走っていくとようやく勾配がなくなり民家が見えるようになる。浅子川という小さな川沿いに南へ向かうのだが、1.5車線とただでさえ狭い上に両側にガードレールがあるため、離合に使える幅はさらに少なくなっている。乗用車同士ならどちらかが停止しなければ離合は難しいだろう。途中広い箇所もあるが、この状態は1km近く続く。
 そしてJR関西本線の踏切を越えるのだが、この手間で三重r680が接続しているため踏切と交差点絡みの渋滞が起こっていた。折りしも通勤時間帯に突入しかけた時間である。踏切を越えてからはR422でも最大級のミスコースポイントである。直進と右折に道が別れているのだが、直進は三重r680なので、R422は右折しなければならない。しかもややこしいことに直進は2車線、右折は1.5車線である。車の流れも大半は直進しており、右折するのは伊賀上野駅に用事がある車くらいだ。そんな状態だからか国道を示す案内等は一切設置されていない。右折した先は集落内の生活道路の様相が漂っている。郵便局の前でS字を描くようにして進むと伊賀上野駅前に出る。駅の真ん前を左折すると久しぶりの本格的な2車線となる。
 ちなみにこのポイントは南から来た場合もミスコースしやすい箇所である。橋を渡って高砂交差点手前の案内には右折すると阿山町に行けるような表記だが、これは三重r680である。そう、先ほどの踏切の南の分岐を直進すればここにでてしまう。R422は伊賀上野駅のターミナルのぎりぎり手前まで行って右折するのだ。そして突き当りを左折して踏切を越える。これが正しいルートである。


23.R163重複が終わると同時にR25重複となる 24.今度は近鉄伊賀線の踏切を越える 25.R25八幡交差点。これを左折して単独となる
 高砂交差点を通過すれば割と大きな橋を渡る。服部川に掛かる新伊賀上野大橋である。これを渡ると上野市の市街地に近づくため沿線の建物の密度も増える。近年京阪神からの交通の便が整ってきたことから大企業の工場も建っている。上野市小田町でR163との交差点となる。ここから約800mはR163重複区間である。郊外型の大型店舗も立ち並んでおり、交通量も多い区間である。
 近鉄の踏切の北側でR25との交差点となる。交差点より東がR25・R163重複、南がR25・R422重複である。踏切のすぐ傍の交差点なので時間帯によっては長い車列ができていることだろう。この時は通勤時間帯にかかっており、長い渋滞を予想したがすんなりと通ることができた。R25重複区間も、非名阪とは言え上野市内の幹線道路なので交通量は多い。ただ、R163重複区間と比べて下町っぽい雰囲気となっている。
 八幡交差点でR25との重複は終わり。R422はこれを左折して単独区間となる。

国道422号 part2