国道412号
part

R129高浜台交差点〜R20相模湖インター入口交差点
平塚市→厚木市→愛川町→相模原市

1.R129・R134高浜台交差点 2.「相模原32km 厚木15km」 3.神奈川r607港第二歩道橋交差点
 神奈川県中南部の藤沢市の相模川の河口の西に位置するR129R134高浜台交差点がR412の起点だが、R129に重複しているため案内標識におにぎりは表記されていない。全線が神奈川県内に属しており、他の都県は通過していない。交差しているR129もR134も神奈川県内のみを通っている。
 高浜台交差点から中央分離帯のない4車線道路を走り始める。R129が神奈川県中央部の南北を結ぶ幹線道路とあって整備されており、曜日を問わず交通量が多い。約600m走ると神奈川r607港第二歩道橋交差点を通過する。r607を北西に進むとJR東海道本線の平塚駅、南東に進むと平塚港がある。

4.JR東海道本線のアンダーパス 5.R1・R129榎木町交差点
 JR東海道本線のアンダーパスを通過した直後に旧東海道、R1の旧道との交差点を通過する。左折の平塚駅方面は特段狭路ではないが大型貨物車両は進入禁止である。旧東海道との交差点の直後にR1・R129榎木町交差点を通過する。

6.八幡交番前交差点 7.大野交差点 8.「相模原27km 厚木10km」
 榎木町交差点を過ぎると中央分離帯が現れて片側2車線道路になる。沿線には通常の家屋もあるが大規模な工場やショッピングモール等もあり賑やかな雰囲気である。平塚駅付近から伸びているさくら通りとの大野交差点の直後に神奈川r44東真土2交差点を通過する。

9.平塚市田村 10.神奈川r44田村十字路交差点 11.東海道新幹線
 東真土2交差点を過ぎると沿線の商業施設が増えるものの道路状況に変化はない。神奈川r44との田村十字路交差点を通過するが、東真土2交差点で交差していたr44はバイパスである。ただし、左折の伊勢原方面はバイパスが並走しておらず現道のみである。東海道新幹線の橋梁をくぐると沿線の建物が少なくなる。かつては水田が広がっていたが、複数の物流倉庫が建っており、建設中のものもあった。

12.厚木市に入る 13.神奈川r22戸田交差点 14.戸田アンダーパス
 平塚市から厚木市に入ると沿線には水田が目立つようになる。神奈川r32戸田交差点を通過するが、E1A新東名の厚木南ICが近接しており、r22もしくは厚木南ICに行くためには側道に進まなければならない。この戸田交差点はかつては平面交差であったが、2017年9月4日に立体交差化され、その後の2019年3月17日に厚木南ICが供用されている。

15.E1A新東名の本線とランプをくぐる 16.厚木南IC付近にはショッピングモール等が増えている 17.神奈川r601第二交通機動隊前交差点
 戸田アンダーパスから平面道路に戻る直線にE1A新東名の本線とランプの下をくぐる。本線の橋は国道129号橋と言う。前述のとおり、戸田アンダーパスを通ると厚木南ICを利用できない。市境付近の平塚市側に物流倉庫が増えたのは厚木南ICが供用される事を考慮したものと思われる。
 緩やかな右カーブの先で酒井橋を渡り、神奈川r601第二交通機動隊前交差点を道なりに左へカーブしながら通過する。r601は国道の旧道であり、厚木市街地や海老名市街地に行く事ができるため、600番台の県道ながら右折する車両が多い。

18.神奈川r604酒井前田交差点 19.E1東名の酒井橋 20.神奈川r63船子北谷交差点
 第二交通機動隊前交差点の直後に神奈川r604酒井前田交差点を通過し、その先でE1東名の厚木ICを通過する。厚木ICと厚木南ICの距離は2kmも離れていないが、前者はE1東名、後者はE1A新東名であり、両インターチェンジ間を高速道路で繋ぐと海老名JCTと海老名南JCTを経由しなければならずかなり遠回りになってしまう。もっとも厚木ICから入って厚木南ICを出る(またはその逆)車両はほとんどないと思われる。また、厚木ICはR271/E82小田原厚木道路とも繋がっているが、厚木ICから入っても小田原方面に行く事ができない。
 厚木ICから少し進むとE1東名の本線の城際橋の下をくぐった後に神奈川r63船子北谷交差点を通過する。E85小田厚と案内されている道路がr63だが、案内標識にヘキサが表記されていない。かつてはR271の一般道部であったが、2006年3月にr63に変更されている。そのため、現在のR271は有料の小田原厚木道路のみである。

21.R129・R246船子陸橋交差点を直進 22.片側3車線道路 23.厚木陸橋
 船子北谷交差点からごく緩やかな右カーブの先で船子陸橋を通過する。その下には小田急小田原線とR246(細かく言えば大和方面から伊勢原方面へのランプ部分)が通っている。船子陸橋から平面に戻る所で船子陸橋交差点を通過するが、ここから北はR246も重複する事になる。番号からするとR129が格上だが、案内標識にはR246のおにぎりが表記されている。これはR246が国土交通省が管理する指定国道である点が影響しているのかもしれない。R412は当然のように案内標識に表記されていない。なお、船子陸橋交差点は南に小田急小田原線が隣接しているせいもあって、R129平塚方面(R412重複)〜R246伊勢原方面との行き来はできない。両方面の往来には神奈川r63とr204を走る事になる。
 船子陸橋交差点からは片側3車線道路になる。厚木市の市街地の西に造られたバイパスだが、沿線には多くの建物が建っており交通量も非常に多い。約800m走って神奈川r603水引交差点を越える厚木陸橋の手前で左端の車線が平面の交差点に向かう側道になってしまう。

24.おにぎりはR246のみ 25.R129・R246・神奈川r60厚木市立病院前交差点を左折
 厚木陸橋から降りて平面道路に戻ると片側3車線に戻り、程なくしてR129・R246・神奈川r60厚木市立病院前交差点を左折して3国道重複区間が終わる。高浜台交差点からの距離は約13kmである。

26.神奈川r60吾妻団地前交差点 27.厚木市立病院前交差点以前よりも交通量は少ない 28.神奈川r63及川中原交差点
 厚木市立病院前交差点を左折して単独区間になっても片側2車線と整備された道路状況が続く。交通量は少なくなるものの、厚木市立病院前交差点に比べてであって一般的には多いと言える数である。周辺の建物が少なくなってきた所で神奈川r63及川中原交差点を通過する。

29.山中陣屋橋 30.公所海道交差点 31.旧道合流後も片側2車線
 ゴルフ場の横を通り過ぎて山中陣屋橋で荻野川を渡り、程なくして市道との公所海道交差点を通過する。ここで交差している市道はR412の旧道である。旧道が合流してからも車線は減らずに片側2車線道路が続いている。

32.右側車線が減少 33.厚木市上荻野 34.周辺の建物が少なくなっていく
 鳶尾団地入口交差点を過ぎると右側車線がなくなり、みはる野交差点からは対面2車線道路になる。その後は緩やかな勾配を上っており、沿線の家屋は進むにつれて少なくなっていく。

35.愛川町に入る 36.平山坂 37.愛川町半原まで雨量通行規制区間
 下り勾配になった直後に愛川町に入る。その後はこれまでとは一転して急カーブが連続している。右ヘアピンカーブを曲がると視界が開け、周辺には家屋も見られるようになる。雨量通行規制区間であり、連続雨量200mm、時間雨量50mmで通行止になる。

38.神奈川r54平山坂下交差点 39.中津川を見下ろす 40.滝沢橋
 緩やかな左カーブを曲がっていると神奈川r54平山坂下交差点を通過する。交差点からは上り勾配となるが、程なくして下りに転じて中津川を見下ろしながら2車線道路を下る。中津川沿いとなってからは緩やかな勾配を上る。

41.半原隧道 42.愛川町半原 43.神奈川r514半原小学校入口交差点
 清雲橋の直後に半原隧道をくぐって左のヘアピンカーブを曲がり、次いで右カーブを曲がる。ヘアピンカーブ付近からは周辺の家屋が増える。神奈川r514半原小学校入口交差点を通過するが、この交差点は宮ヶ瀬湖の出入口に当たる交差点でもある。

44.両向橋 45.中津川の左岸まで見える 46.愛川大橋
 半原小学校入口交差点を過ぎて下り勾配になる辺りから沿線の家屋が少なくなる。両向橋を渡った後の左カーブからは中津川の対岸まで見渡す事ができる。下り勾配の2車線道路を走っていると右カーブを曲がって愛川大橋で中津川を渡る。

47.神奈川r54半原日向交差点 48.登坂車線 49.相模原市緑区長竹
 愛川大橋を渡ると上り勾配となり神奈川r54半原日向交差点を通過する。その後も上り勾配が続いており、登坂車線区間の途中で相模原市緑区に入る。勾配が落ち着くと周辺の家屋が増える。

50.神奈川r510串川橋交差点 51.神奈川r513長竹三差路交差点 52.神奈川r513関交差点
 やや急な左カーブを曲がって緩やかな勾配を下っていると神奈川r510串川橋交差点を通過する。串川橋を渡ると上り勾配となるが、神奈川r513長竹三差路交差点からは下り勾配となり、程なくして関交差点を通過して短い重複区間が終わる。串川橋交差点から関交差点にかけては比較的周辺の家屋が多いものの道路は整備されており走りにくさは感じない。

53.アップダウンを繰り返す 54.R413青山交差点 55.相模原市緑区青山
 周辺の家屋が少なくなると同時に下り勾配となる。沿線の家屋が増えてきた所でR413青山交差点を通過する。以降はR413が重複した状態で緩やかな勾配を下って行く。南北を結ぶR412と東西を結ぶR413の重複区間だが、交通量はさほど増えなかった。

56.R413三ヶ木交差点を左折 57.道志橋 58.相模原市緑区寸沢嵐
 青山交差点から約900m走ると三ヶ木交差点に至り、左折して上野原・相模湖方面に進む。旧津久井町の中心部だった場所でもあるため周辺には多くの建物があり、商業施設も少なくない。
 緩やかな右カーブの先で道志橋を渡る。名称の由来は山梨県道志村ではなく下を流れている道志川である。道志橋以降も2車線道路が続いており、勾配とカーブはあるものの概ね走りやすい道路状況である。

59.神奈川r517阿津交差点 60.相模原市緑区若柳 61.神奈川r517交差点
 阿津川橋を渡った直後に神奈川r517阿津交差点を通過する。右折してr517を走ると相模川を渡ってR20まで行く事ができる。さがみ湖リゾートプレジャーフォレストというレジャーランドの南を通り、南西端付近でr517交差点を通過して重複区間が終わる。

62.相模湖沿いを走る 63.嵐山洞門 64.相模湖大橋
 神奈川r517との重複区間が終わって少し走ると沿線の集落が途切れると同時に相模湖沿いを走るようになる。湖に沿って右にカーブした後に嵐山洞門をくぐり、出た直後に左の急カーブを曲がって相模湖大橋を渡る。渡り終えた直後の左カーブも急である。

65.相模湖大橋からは上り勾配 66.勾配が急になる 67.R20・神奈川r519相模湖駅前交差点を左折
 相模湖大橋を渡り終えてからは上り勾配となるうえにカーブが連続している。かと言って山岳部を通っているのではなく旧相模湖町の中心部と言える場所である。勾配が急になって大きく左にカーブした先でR20・神奈川r519相模湖駅前交差点に至る。二桁国道との交差点のためここが終点と思っても不思議ではないが、R412は左折してR20との重複区間を大月方面に進む。

68.相模原市緑区与瀬 69.雨量通行規制区間 70.E20中央道の与瀬第一橋
 相模湖駅前交差点からはR20との重複区間を走るが、場所が場所だけに多車線ではなく対面2車線道路である。旧相模湖町の中心部とあって沿線には多くの家屋が建っている。与瀬集落の西端でE20中央道の与瀬第一橋をくぐり、左カーブを曲がってさらにもう1回くぐる。

71.異常気象時通行規制区間に入る 72.正面に見えているのはE20中央道の新奥の沢橋 73.カーブとアップダウンが多い
 相模湖の北岸のカーブの連続する2車線道路を走っていると雨量通行規制区間に入る。規制延長は1.5kmと短いが、連続雨量150mm超と二桁国道にしては少々低い数値で通行止になる。

74.橋沢隧道 75.右の高台は住宅地 76.R20相模湖インター入口交差点/E20中央道・相模湖IC
 橋沢隧道をくぐってからもカーブの多い状態が続いている。沿線に家屋はほとんど見られないが、相模川と反対側の高台には造成された住宅地がある。E20中央道の相模湖ICに至るが、R20相模湖インター入口交差点でもあるここがR412の終点である。R412は相模湾沿いの国道(R134)と内陸部の国道(R20)ではなく高速道路(E20)を結ぶ国道である。高速道路のインターチェンジが起終点となっている国道は他にR305(E8北陸道・今庄IC)やR428(E2A中国道・吉川IC)がある。