国道403号
part6

伏野峠〜R117中央橋西交差点
飯山市→野沢温泉村→飯山市

229.非国道区間も狭い 230.見通しが悪いカーブが多い 231.退避所はほとんどない
 伏野峠を越えると長野県飯山市に入る。道幅は1.0車線幅が基本と狭いうえに退避スペースもほとんどなく対向車が現れた苦労しそうな状況が続く。峠からそのまま進むため認識しにくいが国道ではなく分断区間を繋ぐ林道である。そのため新潟県側には多かった退避所が全くない。路面が比較的きれいなのが救いだろうか。

232.路盤が崩落した跡が残る 233.法面崩落跡もある 234.急に視界が開ける
 山間部の林道故に崩落する事が多く補修痕も複数見られる。舗装や法面が新しい箇所は過去に崩れた跡と言える。1台の対向車ともすれ違わずに狭路を走っていると急に視界が開ける。遠方に見える山々の麓を走るR117に向かっているためまだまだ標高を下げなければならない。

235.おにぎり発見 236.伏野峠方面を向いて撮影 237.おにぎりから先は2車線
 伏野峠から約5.6kmでセンターラインが現れ、ほぼ同時に反対側(南)を向いたおにぎりが視認できる。おにぎりがあるという事はここから南が国道であるというのは疑いない。ただ、多くの地図で伏野峠までが国道とされていたのに対して、こちら側は地図によってその場所が異なる。おにぎりの立っている場所が国道と林道の境なのだろうが、舗装の境目は確認できなかった。
 おにぎりから先はやや急な勾配を下る。カーブも緩やかではないが2車線のため峠区間よりも走りやすい。

238.2車線のままR117まで行ける訳もない 239.溜池に挟まれた場所は2車線 240.照岡牧場跡を走り抜ける
 2車線のまま集落に行きつくと思ったら大間違いで再び1.5車線幅と狭くなる。溜池に挟まれた区間は2車線となるものの通り過ぎれば1.0〜1.5車線狭路になる。地図には照岡牧場となっているが、既に営業はしていないようで人も牛もいない。営業はしていないが関係者以外の進入を許していないのでちょっと立ち寄るという訳にはいかない。

241.国道よりも広く走りやすい市道と交差 242.奥に見える山々が県境 243.大規模に崩れたのだろうか
 照岡牧場跡を過ぎると周囲を水田に囲まれた状態になり、みゆき野ラインと呼ばれる市道(?)との交差点を通過する。周りに水田があるせいで1.0車線幅しかない国道は舗装された農道にしか見えない。水田があったのだからすぐに集落に入るだろうと思うのは甘い。水田があるのはみゆき野ラインとの交差点付近だけである。周りが水田ではなくなったので農道には見えなくなり、林道に見えるようになる。伏野峠から概ね南に向かっているが、一時的に北に向かう区間があり前方に先ほど走った道路のラインが見える。

244.寒川沿いは谷筋を走る 245.小さな沢を渡る 246.集落に近くに来てようやく2車線になる
 右ヘアピンカーブを曲がると寒川沿いを南に向かって進む。これまで開けたいた風景から谷筋のそれとなり眺望が利かなくなる。離合不能なうえに退避スペースもほとんどない狭路を走っていると沢を渡り、それから程なくしてセンターラインが現れる。
 なお、伏野峠を含む県境区間は大体11月〜翌7月は冬期閉鎖のため通行不能で、夏期においても崩落やら何やらで通行できるとは限らない。しかし悲しいかな、分断区間のため開かずの酷道の称号を与えにくい。

247.センターラインはないが道幅は充分広い 248.JR飯山線の踏切を越える 249.長野r408交差点を右折
 集落に入ってすぐに右直角カーブを曲がり、2.0車線幅の緩やかな下り勾配の道路を走る。センターラインはないものの乗用車同士の離合であれば問題ないくらいの道幅を有している。約300m程走ると左に直角にカーブしてJR飯山線の踏切を越えた直後で長野r408との交差点に突き当たる。分断区間から来たとあって案内標識はないが、ソトバによって右折する事が分かる。

250.飯山線と並走 251.広狭を繰り返す 252.概ね走りやすい
 r408交差点からは千曲川とJR飯山線に挟まれた状態を走る。道幅の狭い箇所もあるが基本的には住民もしくは住民に用事のある車しか通らないような場所なので交通量が少なく走りやすいと感じる。大河のすぐ傍ではあるが意外にもアップダウンが多い。

253.r408交差点を左折 254.市川橋を渡って野沢温泉村に入る 255.R117市川橋交差点を右折
 約1.9km走ってr408との交差点を今度は左折して、千曲川を渡って野沢温泉村に入る。なお、千曲川の新潟県内での呼称は“信濃川”であり、長岡市の市街地で渡って以来久しぶりの橋であり、通算7ヶ所目である。その市川橋の北詰の市川橋交差点を右折してR117との2ヶ所目の重複区間となる。

256.コンクリート舗装の急勾配を上る 257.信号の少ない快走路を走る 258.湯沢川を渡ると再び飯山市に入る
 市川橋交差点を右折すると急勾配の直線道路を一気に上り、対岸のr408との高低差が大きくなる。当然ながら川面との高低差も大きい。急勾配を上ってからは適度なカーブとアップダウンのある快走路となり千曲川の右岸を走る。千曲川は結構蛇行しているが、国道はそれに忠実に沿っている訳ではない。湯沢川を渡った先の長野r353交差点付近で再び飯山市に入る。

259.おにぎりはR117のみ 260.川面との高低差が小さくなる 261.「長野40km 豊野30km 中野22km」
 2回目の飯山市内も野沢温泉村から引き続き千曲川の右岸を適度なカーブとアップダウンの2車線道路を走り続ける。100番代国道との重複区間とあって交通量は決して少なくないが信号がほとんどない区間なので流れは良い。長野r410柏尾橋東交差点付近からは千曲川との高低差も小さくなる。

262.千曲川左岸に移る 263.道の駅「花の駅千曲川」 264.R117・R292有尾交差点を直進
 常盤橋をS字カーブを描くようにして渡ると千曲川の左岸に移る。左岸に移ってからは堤防に当たる場所を走っているため見通しが良く走りやすい。長野r419大関橋西交差点を通過して程なくして道の駅「花の駅千曲川」の前を通過する。
 千曲川の左岸を淡々と走っていると長野r95黄金石入口交差点を通過し、その少し南でR117・R292有尾交差点となる。R403は案内標識に表記されていないが直進である。

265.快走路と走り続ける 266.R117・R292中央橋西交差点を左折
 有尾交差点からはR117・R292・R403の3国道重複区間だが串刺しおにぎりは設置されていない。千曲川に沿って1.3km進むと飯山市の市街地の東で中央橋西交差点を左折する事で単独になる。市川橋交差点からは約17kmである。

国道403号 part7