国道400号
part4

R121上三依交差点〜R401喰丸交差点
日光市→
→南会津町→下郷町→昭和村

181.「会津若松69km 南会津26km」 182.R121・R352・R400串刺しおにぎり 183.ナラ入沢渓流釣りキャンプ場へはここを右折
 上三依交差点からはR121R352との重複区間を北上する。西に野岩鉄道が並走しており上三依交差点の近くに上三依塩原温泉口駅が置かれている。上三依集落を過ぎてからも走りやすい2車線道路が通ぢている。勾配もカーブも緩やかなうえに交通量も少ない。

184.男鹿川沿いを快走 185.路側帯の有無で走りやすさが変化する 186.横川洞門
 一部路側帯の狭い区間があるものの車線幅そのものは狭くないため概ね走りやすいと言える。清水原集落を通り抜けて少し走ると男鹿高原駅に至る市道との交差点を通過する。家屋が点在する横川集落を通り抜けて峠沢沿いを走っていると横川洞門をくぐる。

187.横川パーキング 188.県境に向かっている割に勾配は緩やか 189.山王トンネル
 公衆トイレと土産物店のある横川パーキングを通過する。パーキングの裏手に旧道が見えるが、既に廃道化しており通行はできない。さらに進むと駐車スペースのみの横川休憩所を通り過ぎる。その手前にも山王峠を越える旧道が接続しているが、こちらもガードレールが置かれているため進入できない。休憩所のすぐ先で山王トンネルをくぐって福島県南会津町に入る。

190.山王大橋 191.越冬後は路面の補修痕が多くなりがち 192.南向き車線は追越しのための右側はみだし走行が可能
 トンネルを出ると大きく左にカーブして山王大橋を渡る。センターラインの白色部分が消えかけているため分かりにくいが、上り勾配の南向き車線のみ追越しのための右側はみだし走行が可能である。トンネル出口から約1.5kmで旧道との交差点を通過するが、こちらも簡易ゲートで閉鎖されている。ウォっちずにおいて旧道は庭園路、つまり一般の自動車が通れない道路として表示されている。自動車でなければ通行できそうだが、崩落箇所があるため徒歩であっても危険を伴う。

193.福島県内にもR121・R352・R400串刺しおにぎりがある 194.道の駅「たじま」 195.R121のおにぎりだけ一回り小さい
 数軒の家屋のある集落を通り抜けた後に道の駅「たじま」を通過する。山間部にある道の駅ながら行楽シーズンの休日は満車になる事もある。道の駅からも引き続き下り勾配の2車線道路を走る。栃木県側と比べて勾配は若干急だが走りにくさを感じる程ではなく、カーブは全体的に緩やかである。R121・R352・R400の串刺しおにぎりがいくつか立っているが、R121だけ一回り大きいものがあれば逆に小さいものもある。

196.萩原集落 197.山王川沿いを走る 198.R121・R352早坂交差点を右折
 荻野集落を通り過ぎてさらに下り、左にカーブして鉄道の跨道橋の直後でR121・R352早坂交差点に突き当たり、右折してR121との重複区間を会津若松・下郷方面に進む。R352は魚沼・檜枝岐方面に分岐するが、80kmに及ぶ上位国道との重複が終わる交差点である。交差点直近の鉄道はこれまで並走していた野岩鉄道ではなく会津鉄道である(R352沿いの会津高原尾瀬口駅が境界)。

199.「会津若松55km 下郷23km」 200.七ヶ岳登山口駅の傍を通る 201.R352のおにぎりが90度回転している
 早坂交差点からは勾配がなくなって平坦になるためさらに走りやすい道路状況になる。山間部とは言え開けた場所で、阿賀川と会津鉄道の間を北上する。龍福寺の手前の串刺しおにぎりのR352だけが90度回ってしまっている。車両が接触するような場所ではないので除雪された雪が当たったのかもしれない。

202.今泉平集落 203.「福島空港91km」 204.今泉跨線橋
 今泉平集落を走っていると会津山村道場駅の前を通り、程なくして会津鉄道の上を越える今泉跨線橋を通過する。2022年4月29日のR121走行時は補修工事のため北向き車線が通行できず北向き車線を通ったが、1年後の今回は工事が終わっており通常通り北向き車線を通行できた。

205.上道下集落 206.会津鉄道と並走 207.R121・R289鎌倉橋交差点を左折
 会津鉄道と東西が入れ替わってからも平坦で直線的な2車線快走路が続く。山が迫った場所を通り過ぎると南会津町の中心部に差し掛かるため周辺の建物が増える。町の中心部の西部でR121・R289鎌倉橋交差点に至り、左折してR121から分岐すると同時に次はR289との重複区間に入る。案内標識には直進の昭和・会津若松方面及び右折の田島方面のおにぎりもしくはヘキサが隠されているが、直進はR121、右折は福島r347と思われる。会津鉄道の北に造られたR289田島バイパスの全線供用に伴ってR121とr347の経路も変更されるようである。なお、鎌倉橋交差点〜R289田島バイパス間のR121は会津鉄道の跨道橋を含めて拡幅されている。

208.会津鉄道をくぐる 209.永田橋 210.R289風下交差点を右折
 鎌倉橋交差点を左折した直後に会津鉄道の跨道橋をくぐり、阿賀川に架かる永田橋を渡った西詰の風下交差点を右折するとR289から分岐する。R121上三依交差点から約25kmで上位国道との寿福区間が終わる。

211.車線幅の広い2車線道路 212.R289田島バイパスとの交差点
 風下交差点からも2車線道路が続いているが、車線幅がかなり広くなる。約250mでR289の田島バイパスとの交差点を通過するが、ここの案内標識もおにぎりが隠されていた。田島バイパスは開通直前、ではなく5ヶ月前の2022年12月24日に全線が開通している。風下交差点の案内標識はR400のおにぎりが隠されていなかったが、風下交差点と田島バイパスの西端の交差点の間はR289に指定される可能性があり、そうなれば上位国道との重複区間が僅かとは言え長くなる。

213.R289田島バイパスとの交差点以降は1.8車線幅 214.センターラインが復活 215.高野大橋
 R289田島バイパスとの交差点を過ぎるとセンターラインがなくなり道幅も1.8車線幅と狭くなる。約1.2km程でセンターラインが復活して2車線道路に戻り、以降は緩やかな勾配を上って行く。延長1.0kmの登坂車線の途中に高野大橋があるが、親柱には田島の三匹獅子の像が乗っている。

216.高野トンネル 217.浅市大橋 218.積入山トンネル
 登坂車線が終わった直後に高野トンネルに入る。手前に旧道が交差しており、田島ダムの脇を通り抜けてトンネルの北側まで通り抜ける事ができるが、舟鼻峠方面の旧道は閉鎖されており進入できない。
 高野トンネルからも上り勾配が続いており、浅市大橋からは2ヶ所目の登坂車線が現れる。その登坂車線が終わった徳碁に積入山トンネルをくぐって下郷町に入る。トンネルを出た直後に此の沢橋を渡って福島r346交差点を通過する。

219.福島r346交差点以降は狭路 220.西向き一方通行道路ではない 221.所々に待避所あり
 福島r346交差点を過ぎると1.5〜1.8車線幅の狭路になる。土羅沢川に沿っており小刻みなカーブが多く見通しは良くない。金山沢橋を渡った直後に9%、すぐ先に11%の勾配の警戒標識が設置されているが、そこまで急な勾配には思えなかった。また、待避所はこの手の酷道区間にしては多く設置されており、対向車との離合に難儀するシーンは少ないかもしれない。

222.連続ヘアピンカーブで標高を上げる 223.福島r346(旧道?)との交差点 224.舟鼻トンネル
 センターラインはないものの道幅が広くなると2連続のヘアピンカーブを通過した後に福島r346との交差点を通過する。入積山トンネルの北坑口付近のr346交差点からここまでは元々r346であったが、舟鼻トンネルと積入山トンネルが供用された際にR400に変更された区間である。交差点からR400の舟鼻峠旧道寄りの区間はゲートが設置されており一般車両は進入できないが、ウォっちずでは未だ県道扱いされたままである(2023年5月時点)。
 r346との交差点を過ぎて2.0車線幅道路を上っていると舟鼻トンネルをくぐって昭和村に入る。積入山トンネル〜舟鼻トンネル間は下郷町域を通っているが、沿線に集落がないせいもあってどちらのトンネル付近にも境標識は設置されていない。

225.舟鼻トンネルの昭和村側は法面の崩落復旧跡が確認できる 226.旧道との交差点 227.旧道合流とはやや狭くなる
 舟鼻トンネルを出るとセンターラインのない2.0車線道路を下り、程なくして旧道との交差点を通過する。案内標識では右前方に道路が描かれているが、実際は鋭角に右折する感じである。もっとも交差点の直後にゲートが設置されており一般車両は進入できなくなっている。旧道との交差点からは1.8〜2.0車線幅の道路を下って行く。小刻みなカーブが連続する中で連続ヘアピンカーブで標高を下げる。

228.2車線区間もある 229.センターラインはないが概ね走りやすい 230.村道路のY字路は右へ進む
 2連続ヘアピンカーブ以降はカーブは多いものの緩やかなものが多く走りやすくなる。2.0〜2車線幅と乗用車で走る分にはさほど苦痛でない道幅が確保されている。見沢沿いに下る村道とのY字路は右方向に進むのが正解だが、案内標識が設置されていないので要注意である。交差点の直後におにぎりが設置されているので見逃さなければルートミスないだろう。

231.Y字路からは少し狭くなる 232.法面と同時に整備された模様 233.未改良区間もまだまだ残っている
 Y字路を過ぎてすぐに道幅が1.8車線とやや狭くなり、ヘアピンカーブを含む急カーブが増える。センターライン付きの区間もあるが法面保護工事(災害復旧工事?)と同時に整備されたと思われる。改良済み区間が終わると1.8車線幅狭路に戻る。

234.小見沢沿い区間にはロックシェッドあり 235.坑口の上の板は落雪防止対策だろう 236.山間部を脱する
 小見沢を渡って右カーブを曲がった先で1つ目のロックシェッドをくぐる。以降、小見沢の左岸を走っている間にあと3つのロックシェッドをくぐる。簡易水道施設からは沿線に水田が現れ、程なくして両原集落に差し掛かる。

237.両原集落 238.R401喰丸交差点
 両原集落内で少しだけ野尻川沿いを走り、家屋が途切れて山裾を走った後にR401喰丸交差点を通過する。右折の会津若松・柳津方面の博士峠は山岳狭路酷道だが、2024年3月までにトンネルを含む博士峠バイパスが供用される予定である。

国道400号 part5