国道388号
part1

R219中里交差点〜R265大河内交差点
湯前町→水上村→椎葉村

 九州酷道の旅も4日目(1日目R496、2日目R265、3日目R504R447)ですが、まだまだ攻撃の手を緩めません。次なる相手は惜しくも九州最凶の座はR265に譲ったもののそれに匹敵する実力の持ち主、R388です。九州山地を東西に貫くそのルーティングを考えただけで酷な事は容易に想像ができよう。以下、その実力を見ていこう。

1.中里交差点でいきなり通行止!? 2.中里交差点の東の交差点から旧R388で北上する 3.旧道らしい雰囲気の中を進む
 車中泊地の道の駅「錦」を出発してR219を東進してR388中里交差点に到着するも案内標識には「工事中につき通行止」の文字がわざわざ加えられている。いきなり暗雲垂れ込めるスタートとなるもここには新旧両方のR388がある事は事前調査済みである(地図を見れば分かる)。という事で中里交差点の東にある交差点(以下、中里東交差点とする)から旧道へ入りR388の走行を開始する。
 旧道とは言えR219交差点付近は歩道のない2車線であまり旧道らしさを感じない。が、都川を渡るとセンターラインが消えて少し狭くなる。と言っても乗用車同士のすれ違いならさほど気を遣わずにできる。

4.新道と合流するも通行止はその先 5.佐本橋が通行止 6.当然、反対側からの走行も不可能
 2車線の新道と合流すると2t車以上は通り抜けできない旨の看板が立っていた。案内標識にあった通行止箇所はもう通り過ぎたのかと喜んだのも束の間、200m程北にある佐本橋が架け替え工事のため車どころか人すらも通れない状態になっていた。2t車以上はR388を通れるという意味ではなく、迂回路が2t車以上通行できないゆえの規制だった模様。ちなみに2t車以上は別のルートで迂回可能。
 明らかに集落内の道路と思われる道と熊本r264を経由してR388に迂回する。一応、佐本橋の反対側まで行ったが当然通行止で通ることはできない。この規制は2010年(平成22年)3月26日まで続く予定らしい。

7.球磨川を渡れば快走路となる 8.熊本r161(?)との交差点を右折 9.やや勾配がきついもののハイペースで走れる
 気を取り直してR388のトレースを再開する。ややきつい上り勾配だが2車線と整備されているうえに交通量も信号も少ないのでハイペース流す事ができる。だからと言って油断していると熊本r161(?)との交差点を直進してしまいかねないので案内標識を見落とす事がないようにしたい。r161(?)交差点から先もそれまでと同じような状況が続く。

10.球磨ループ。画像の奥が湯前町方向 11.球磨ループ。中央部は畑? 12.球磨ループ。右に延びる道路は市房ダムへの道
 中里東交差点から約5kmで奥球磨ループが現れる。ほぼ1周、ほぼ円と比較的絵になるループと思って通過したものの、専門家(ループ橋マニアとも言う)によればそれほど凄いものでもないようだ。私もまだまだ深遠の世界を理解するには至っていないようだ。

13.球磨ループ後も少々きつい勾配の2車線道路が続く 14.湯山温泉を走り抜ける 15.予想通りの展開が待ち受ける
 奥球磨ループ橋から先も上り勾配の2車線道路が続いている。市房湖の南側を走り、湯山温泉や集落をバイパスで抜ける。山間部の300番代後半の国道とは思えないほど整備された道路が続いているが、それは熊本県側の集落が存在するまでの話。その時が近づくと幅員減少を告げる看板が設置されており安心して(?)進む事ができる。

16.残り5kmの快走路を走ると幅員減少の警告が現れる 17.速度制限と追越はみ出し禁止が解除されるが・・・ 18.ここから法定速度での走行ができる
 幅員減少の警告が現れてから5kmの間には連続ヘアピンカーブ地帯が2ヶ所もあり、2車線と整備された道路と言えど油断する事はできない。そして2ヶ所目のヘアピン地帯を抜けた所で待望の幅員減少の警戒標識が確認できる。その150m先には見事なまでに1.5車線化した国道の姿を拝む事ができる。そこにはご丁寧におにぎりが立っているという心憎い演出もされている。中里東交差点から約14.5kmである。

19.始めのうちは比較的走りやすい狭路 20.ガードレールもほとんどの箇所で設置されている 21.峠に近づくと路面状況が悪くなる
 意を決して意気揚々として2車線から1.5車線にまで絞り込まれた道路の先へ足を踏み入れる。酷道にありがちな鬱蒼とした雰囲気も断崖絶壁を縫う恐怖も見られず、緩やかな勾配の狭路となっている。ガードレールはほとんどの場所で設置されており落石の数もさほど多くはない。しかし峠に近づくにつれアスファルトの状況が怪しくなり酷道としてのツボは抑えてある。

22.湯山峠 23.峠から東は路面状況が良くなる 24.湯山峠の約800m東で宮崎県椎葉村に入る
 狭路開始から1.5km程であっさりと湯山峠に到着する。狭路となってからどころか奥球磨ループ橋を過ぎて対向車は1台も見ていない。そんな状況なので峠は非常に静かで鳥の囀りしか聞こえない。眺望は全く利かないものの少しのんびりしているとエンジン音が聞こえてきた。現れたのは中型トラック。道路幅員は2.5mだし大型貨物車の通行規制が敷かれているわけではないので走っていてもおかしくはないのだけれども・・・
 中型トラックが通り過ぎてから数分で筆者も走行を再開する。湯山峠から西側は路面状況も比較的安定しており道幅が狭いことを除けば決して走りにくいとは言えない。もちろん普通の国道の走りやすさとは比べるべくもない。峠から約800m走ると宮崎県との県境となる。中里東交差点から約16.8kmの距離である。

25.椎葉村に入ってすぐにキャンプ場が現れる 26.寂れた集落を通り抜ける 27.転落や落石の恐怖はほとんどない
 県境を越えると九州の酷道を語る際に決して忘れてはならない村、椎葉村に入る。しかし道路は狭いながらも想像以上にきれいで走りにくさを感じさせてくれない。その上、県境からすぐの場所に広い駐車場を抱えたキャンプ場がある事も酷道らしさを減少させている。さらにはキャンプ場だけでなく集落も県境からそう遠くない所から始まる。廃屋も少なからず存在するなど寂しげ雰囲気が漂っている事は否定できないが、完全に廃村となっているわけでもないようだ。

28.集落があってもなくても道幅は狭い 29.怒涛のヘアピン(マウスオンでラインを表示) 30.大先輩の200番代国道と重複
 小さな集落を繋ぎながら山間部の狭路を走る。集落内であってもなくても道幅は1.5車線程と狭いが、路面状況が悪くないので比較的走りやすい状態が続く。R265吐合交差点に着く直前にはまたしても連続ヘアピンが待ち構えており、イマイチ花のない酷道に花を添えている。
 そしてR265吐合交差点に至る。中里東交差点から約23.3km、狭路となってから約7kmである。200番代国道と重複するからと言って安心できないのがこの椎葉の地である。

31.既視感を覚えるこの光景・・・ 32.小ぎれいな建物が並ぶ。別荘? 33.平集落は2車線で通過する
 吐合交差点から先はR265との重複区間となるが、道路状況は大して変わらない。交通量もほとんどないという点において変化なし。人の気配すらほとんど感じられないような場所だが、小さなダムの東側には平屋建が数軒密集している。恒常的に住む家のようには見えなかったので別荘か何かだろうか。
 その後はR265重複のまま平ら集落を通過する。この集落を通過する間だけはセンターラインが復活して2車線となり、束の間の快走を体験する事ができる。

34.R265大河内交差点に近づく 35.橋の渡った先のT字路を左へ進む
 吐合交差点から3.5kmで大河内交差点となりここでR265から分岐する。案内標識ではR388が左折する表記となっているが、実際は橋を渡った先はT字路と言って差し支えないような状況なのでルートを見失わないようにしたい。R265をトレースしている際もルートを見失わないようにしたい。

 ここから先はR388最大の難所とも言える大河内越を含む区間となる。もっともR265を北に抜けようとしても南に抜けようとしてもハイレベルな酷道を走らなければならないのは言うまでもない。

国道388号 part2